今朝の新聞を見て驚きました。昨晩(6月29日)首相官邸前に大変な人数が集まった
「大飯原発再稼働反対集会」の記事が全く掲載されていない。アメリカの「医療保険合憲
判決」はカラー写真入りで載っているのに、首相官邸前の出来事は載っていません。
私は、原発は稼働していても、停止していても危険度は同じで、かかる費用も変わらない
のだから「再稼働に賛成か反対」ではなく「廃炉に賛成か反対」が争点だと思っていますし、
使用済み核燃料の安全な廃棄処理が出来ない現状で有れば「廃炉」を支持します。
しかし廃炉までに20年以上がかかるならば現実的対応をするべきだという考えを持って
いますが、この考えを持っている私でも、マスメディアの対応には納得出来ません。
政治家には「信なくば立たず」などという言葉をぶつけながら、読者を馬鹿にしたような
掲載記事の取捨選択は読者の信頼を大きく損ないました。いわば「マスコミの自殺行為」
のように感じます。そのように感じたのは私だけでは無いはずです。
何故、この出来事を掲載しようとしなかったのか、テレビニュースでの紹介時間の短さ、
この集会についてキャスターの意見が一切無かったことの理由を分かりやすく、そして
明確に、読者、視聴者、国民に伝える義務がマスコミ各社には有ると思います。
それが無いならば、現在読んでいる新聞の購読契約を打ち切りたいと思っています。
信頼の無い報道機関の情報で間違った行動を起こしてしまうかもしれないからです。