４月２日・どうもピンと来ない

自民党政務調査会の日本経済再生戦略会議が出された中間報告を見ました。中小企業対策の事業化プロジェクトがどうもピンと来ません。

昨年経済産業省は、緊急不況対策として資金繰りに重点を置き、大胆な施策を打ち出しました。現場は大いに喜んでいますし、助かりました。しかし次に考えなければいけないのは新しい仕事の創出です。いくら資金繰りに対して融資の枠を広げても最後は仕事を作らなければ苦しいままです。無利子であっても借金が増えれば経営は苦しくなります。

平成２１年度予算の補正予算となる再生戦略会議の提言には「新しい業態の創設、そのモデル事業構築を景気回復の柱にする」と明確に示すべきです。しかし、「新しい」とか「モデル」というのはリスクが付きます。そのリスクを軽減し、新業態を生み出す知恵に「使いやすい」補助をする時です。

明日の「あきんど議連」の第１３回総会ではこの点も議題の一つとして皆さんの御意見を伺いたいと思います。