今日の商店会長 (早稲田商店会相談役 安井潤一郎)

日本でただ一人、商店会の会長現職で衆議院議員になった、早稲田商店会前会長日記。公式ホームページは左下ブックマークから。

憲法調査特別委員会

2007-03-15 15:23:44 | 商店会長のコメント
本日(3月15日)「日本国憲法に関する調査特別委員会」に出席しました。

本来は先週の木曜日に開催される予定でしたが、公明党さんから「与党だけでの採決は憲法問題にはそぐわない」と言われ一週間延期されたと噂さの委員会です。当初委員会開会は9時30分と予定されていましたが委員会前の理事会に自民党、公明党、共産党しか出席せず、委員会は延期になり10時30分再開になりました。

10時30分からの再開委員会、与党委員は自席に着いているのですが野党議員は中山委員長の席の前で抗議を始めました。抗議の内容は「委員長職権で委員会運営を進めるのは横暴だ、もっと皆の意見を聞け!」という事のようです。理事会には出て来ず「巨大与党の横暴だ、だから反対だ!」では話は通らないように思えました。

私は4月4日の早稲田商店会総会で15年務めさせていただいた商店会長の職を辞させていただきますがこの15年間一度も多数決で物事を決めた事はありません。もちろんまち場の任意団体の商店会と国会を同列に論じようと思いませんが、少数の意見でも取り入れなければならない時には多数派の皆さんに納得するまで聞いていただきましたし、その反対も有りました。それでも納得が出来ない時には案件を降ろし翌年に廻しました。

商店会ですからイデオロギー対決はありません、それ以上に商店街の活性化と自店の繁栄という目的意識は協調しやすく、わかりやすい組織です。でも、よく考えると国でも似た所がたくさん有るのではないでしょうか。

それ以上に本日の委員会採決内容は法案審議ではありません。「公聴会開会承認要求に関する件」についての採決なんです。委員長席前で10人近くの議員が大声をだして抗議している内容が「委員長の委員会運営が横暴だ」と聞くと、何だか変なパフォーマンスだと思い、空虚感を感じるのは私だけではないと思います。

理事会で話し合う内容の事を理事会に出席せずに採決を妨害した今日のやり方を新聞やテレビ等のマスコミは「強行採決」とか「審議なし採決」とか「だまし討ち」と書いたり放送したりするのは如何な事かと感じ、本当の現場の状況を知っていただきたいので書きました。
コメント
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