８月１５日・新居浜から岡山へ

今朝９時に、泊めていただいたホテルルートイン新居浜のロビーに新居浜市役所の石川さんと高橋さんが迎えに来てくれました。石川さん運転の市役所の車で新居浜市を御案内いただきました。

新居浜は「住友のまち」とよく言われますが、日本屈指の大財閥であった住友の基礎を築いたのが元禄３年（１６９０年）に人跡未踏といわれた別子山銅山峰で始まった銅の採掘だそうです。以来２８３年間の採掘で四国随一の工業都市新居浜市の生成発展に大きく貢献しました。別子銅山の開坑以来の歴史資料やその間の出来事及び生活風俗、技術等に関する資料が展示されている別子銅山記念館から見学はスタートです。

次に昭和４８年（１９７３年）に閉山になった別子銅山の産業遺産を活かして平成３年にオープンしたテーマパーク、マイントピア別子に連れて行っていただきました。温泉も有り、リピーターも多く第三セクターでも経営は安定されているとの事でした。ただ、一昨年は台風が立て続けに来て赤字決算だったと聞かされました。

最後に住友家の初代総理事になった広瀬宰平歴史記念館と旧広瀬邸を見学させていただきました。日本の近代産業を育成し西の広瀬、東の岩崎と言われているそうですが広瀬宰平さんのお名前は存じませんでした。ただ年譜を見ると大阪株式取引所の設立発起人になったり、大阪商船会社を設立して初代の頭取になったりと確かに実績は目を見張るような事ばかりでした。もっと大勢の方に知っていただく必要は有るように思えました。

お勉強させていただいた後、新居浜駅を１４時２５分に発車する特急しおかぜ２０号に乗って岡山に来ました。今年３月に所帯を持って、４月に旦那の赴任先の関係で岡山市に引っ越して行った娘の所です。写真は新居浜駅ホームです、若干寂しい人の数です。

新居浜から約１時間半、１５時５７分に岡山駅に到着。娘夫婦はホームまでお出迎え。「鞄、持つわ」と言ってくれました。こういうのに父は弱いんです。娘夫婦の自宅近所の家電量販店でお買い物、夕飯は美味しい瀬戸内のお魚、当然支払は父です。今晩は娘夫婦の家に泊まって明日は大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行って来ます。女房には明日朝６時の新幹線に乗って新大阪まで来るように言いました。母も弱いんです、一人娘に。