今日の商店会長 (早稲田商店会相談役 安井潤一郎)

日本でただ一人、商店会の会長現職で衆議院議員になった、早稲田商店会前会長日記。公式ホームページは左下ブックマークから。

11月17日・環境税

2005-11-18 00:55:40 | 商店会長のコメント
明日の12時からの部会で討議される「環境税」について、導入に反対するガソリンスタンドの組合の方が議員会館の事務所にお見えになりました。15時からは賛成派の議員勉強会に出席。「経済産業省に関係の深い議員達は明日の部会でこの案の息の音を止めてやる、と言っているそうです。」などという物騒な言葉が出ていました。

国会内、与党内での賛成反対の攻めぎあいの最前線を見ているような気がしました。他にもっと重要な「最前線」が有るのかも知れませんが初々しい一年生にはまだ、分かりません。

夜19時からは虎ノ門の第15森ビル地下の会議室で開催された環境ジャーナリストの会研究会に講師としてお呼びいただきました。講演会終了後、参加された皆さんと御一緒に懇親会。大いに飲み、食べ、語り合いました。

環境税導入に反対の方が議員会館自室にお見えになり、午後には導入賛成の方々の勉強会に出て夜は「環境ジャーナリストの会研究会」に出席。何だか認められたような、重要人物になったような、変な気分です。

ところでお前の立場は?
ハイ、私の立場は導入賛成です。

新たな税負担はもちろん大反対の町場の零細小売業の店主ですが、この法律を聞いた時に1996年の12月1日から施行された東京都の「事業系ゴミの有料化」政策を思い出しました。当時、商店会は「税金の二重取りだ」等々の意見を前面に大反対でした。しかし、この施策からリサイクルの歯車はまち場を舞台にして回り始めました。

同じくこの法律から自動車の排ガス規制を思い出しました。この規制が発表された当初、各自動車メーカーは「このような過酷な規制では自動車の生産が出来ない」と言っていました。でもこの排ガス規制をクリアする技術を手にしたことによって日本の自動車メーカーは米国のいわゆるビッグ3を凌駕したのではないでしょうか。

環境税の本趣旨は当然、次の世代に胸を張ってバトンタッチ出来る世界の環境を作ることですが、今までの活動の中から考えるとこの法律の中には国の環境活動の方向をコントロールする面と経済の活性化に寄与できる面が有るように思えました。

そんな訳で環境省の書かれた書類には記載されていない面を強く感じて、この法律には賛成の立場に立たせていただきます。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする