今日はトランプ大統領の就任式があり、彼が新しい大統領に正式に決まります。
日本のマスコミは連日そのニュースで大騒をしています。
昨年の11月に、予想に反してトランプ氏が次期大統領に当選してから、マスコミは「おもちゃ箱」をひっくり返したような騒ぎです。
テレビや新聞に彼の顔が現れない日はありません。
トランプ氏がアメリカを変革し、世界を混乱に巻き込むと言い立てています。
しかし本当に変わるのでしょうか?
もう少しアメリカ文化の優位性の本質を深く考えるべきではないでしょうか?ここで言う文化は軍事、経済、科学、芸術などの全ての分野を含んでいます。
問題をもう少し限定し、アメリカの日本に対する優位性の本質を考えることにします。
そうすれば変わらない部分と変わる部分がもう少しはっきり見えて来るのではないでしょうか?
昨日、そんなことを考えながら写真のような冬の公園を散歩して来ました。
1,2,3番目の写真は東京都清瀬市の北山緑地公園の冬景色です。
さて世界中にはいろいろな民族文化があります。そしてそのいろいろな民族文化には絶対に優劣はありません。しかし文化というものの種々の分野を取り出して、比較するとそれぞれにはおのずと優劣があるのです。そして優劣を論ずる場合には評価の基準が問題になります。ですから以下は全て私の個人的な意見です。
アメリカ文化の日本文化に対する優位性の本質は軍備の優秀性や経済力の強さにあるのではないのです。
アメリカ文化の中にある基本的人権の尊重や個人の独創性の尊重にあるのです。ある人間の過去に目を向けず、チャンスを与え将来の活躍を考えるという文化が日本より優れているのです。アメリカ人は人間の平等性を信じています。転職の自由、移住の自由、残業を断る自由などなど個人の自由が定着しているのです。
これらのアメリカ文化の部分的特徴は、やはり日本文化に比較してみると優位にあると断言せざるを得ません。
考えてみてください。仮に太平洋戦争で日本がアメリカに勝ったとします。そうすると日本は軍事力でアメリカより優位に立つかも知れません。
しかし上に書いたアメリカ文化の中にある基本的人権の尊重や個人の独創性の尊重という特徴は絶対的に優位になると私は信じています。
この個人の独創性の尊重という特徴がアメリカの科学の先進性を生み、経済活動の日本への絶大な影響を与えているのです。
このような抽象的な言い方は分かり難いものです。そこで具体的に書きます。
スーパーマーケットの電気製品の大型量販店も大型ホームセンターもすべてアメリカ文化の産物なのです。
ファミリーレストランもコンビニもすべてアメリカ文化の産物なのです。それらは日本を席巻して、日本文化の質を根底から変えているのです。日本の町の小売店を消し、シャッター通りにしてしまったのです。
そればかりではありません。アメリカの自動車文化が日本の自動車産業を発達させ、日本の高速自動車道路の発展をもたらしたのです。
アメリカは戦後、軍事的に占領したから優位に立っているだけではないのです。
その文化の優位性が日本文化に大きな影響を与えているのです。
さてこのように書くとトランプ氏が次の大統領になろうがなるまいかは、さして重要なことでは無いように思えるから不思議です。
マスコミはアメリカの国論が割れて、アメリアが分断国家になると騒いでいます。
しかしアメリカの国論が割れて、社会が分断されたことは過去にもありました。
卑近な例では、ベトナム戦争当時の反戦運動でアメリカ社会が分断された例があります。この反戦運動でアメリカの社会は平穏でなくまりました。ベトナム戦争を嫌ったアメリカ兵は日本で逃亡しました。ある日本人はその逃亡兵を助けソ連へ逃げさせたのです。その折も日本は大きな影響を受けたのです。ベトナム戦争の特需だけでなく社会が戦争反対で揺れ動いたのです。
ベトナム戦争では5万人のアメリカ兵が戦死しました。
その当時に比べればトランプ氏が大統領になってもアメリカにそれほど大きな変化は無いと私は考えています。
アメリカの文化の本質は、日本文化のそれと同様に一朝一夕では変わらないのです。
アメリカ文化の優位性のみ書きましたのでご不満に感じる人もいると思います。しかし全ての民族文化には絶対に優劣は無いのです。
あなたは日本文化の優位性は何処にあるとお考えでしょうか?コメントを頂けたら嬉しく存じます。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
日本のマスコミは連日そのニュースで大騒をしています。
昨年の11月に、予想に反してトランプ氏が次期大統領に当選してから、マスコミは「おもちゃ箱」をひっくり返したような騒ぎです。
テレビや新聞に彼の顔が現れない日はありません。
トランプ氏がアメリカを変革し、世界を混乱に巻き込むと言い立てています。
しかし本当に変わるのでしょうか?
もう少しアメリカ文化の優位性の本質を深く考えるべきではないでしょうか?ここで言う文化は軍事、経済、科学、芸術などの全ての分野を含んでいます。
問題をもう少し限定し、アメリカの日本に対する優位性の本質を考えることにします。
そうすれば変わらない部分と変わる部分がもう少しはっきり見えて来るのではないでしょうか?
昨日、そんなことを考えながら写真のような冬の公園を散歩して来ました。
1,2,3番目の写真は東京都清瀬市の北山緑地公園の冬景色です。
さて世界中にはいろいろな民族文化があります。そしてそのいろいろな民族文化には絶対に優劣はありません。しかし文化というものの種々の分野を取り出して、比較するとそれぞれにはおのずと優劣があるのです。そして優劣を論ずる場合には評価の基準が問題になります。ですから以下は全て私の個人的な意見です。
アメリカ文化の日本文化に対する優位性の本質は軍備の優秀性や経済力の強さにあるのではないのです。
アメリカ文化の中にある基本的人権の尊重や個人の独創性の尊重にあるのです。ある人間の過去に目を向けず、チャンスを与え将来の活躍を考えるという文化が日本より優れているのです。アメリカ人は人間の平等性を信じています。転職の自由、移住の自由、残業を断る自由などなど個人の自由が定着しているのです。
これらのアメリカ文化の部分的特徴は、やはり日本文化に比較してみると優位にあると断言せざるを得ません。
考えてみてください。仮に太平洋戦争で日本がアメリカに勝ったとします。そうすると日本は軍事力でアメリカより優位に立つかも知れません。
しかし上に書いたアメリカ文化の中にある基本的人権の尊重や個人の独創性の尊重という特徴は絶対的に優位になると私は信じています。
この個人の独創性の尊重という特徴がアメリカの科学の先進性を生み、経済活動の日本への絶大な影響を与えているのです。
このような抽象的な言い方は分かり難いものです。そこで具体的に書きます。
スーパーマーケットの電気製品の大型量販店も大型ホームセンターもすべてアメリカ文化の産物なのです。
ファミリーレストランもコンビニもすべてアメリカ文化の産物なのです。それらは日本を席巻して、日本文化の質を根底から変えているのです。日本の町の小売店を消し、シャッター通りにしてしまったのです。
そればかりではありません。アメリカの自動車文化が日本の自動車産業を発達させ、日本の高速自動車道路の発展をもたらしたのです。
アメリカは戦後、軍事的に占領したから優位に立っているだけではないのです。
その文化の優位性が日本文化に大きな影響を与えているのです。
さてこのように書くとトランプ氏が次の大統領になろうがなるまいかは、さして重要なことでは無いように思えるから不思議です。
マスコミはアメリカの国論が割れて、アメリアが分断国家になると騒いでいます。
しかしアメリカの国論が割れて、社会が分断されたことは過去にもありました。
卑近な例では、ベトナム戦争当時の反戦運動でアメリカ社会が分断された例があります。この反戦運動でアメリカの社会は平穏でなくまりました。ベトナム戦争を嫌ったアメリカ兵は日本で逃亡しました。ある日本人はその逃亡兵を助けソ連へ逃げさせたのです。その折も日本は大きな影響を受けたのです。ベトナム戦争の特需だけでなく社会が戦争反対で揺れ動いたのです。
ベトナム戦争では5万人のアメリカ兵が戦死しました。
その当時に比べればトランプ氏が大統領になってもアメリカにそれほど大きな変化は無いと私は考えています。
アメリカの文化の本質は、日本文化のそれと同様に一朝一夕では変わらないのです。
アメリカ文化の優位性のみ書きましたのでご不満に感じる人もいると思います。しかし全ての民族文化には絶対に優劣は無いのです。
あなたは日本文化の優位性は何処にあるとお考えでしょうか?コメントを頂けたら嬉しく存じます。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)