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後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「山桜を探して写真を撮りに行く」

2025年04月19日 | 日記・エッセイ・コラム

山桜も良いものと思い、写真に撮ろうと韮崎から北杜市にかけての山を探しました。数年前のことです。

櫻木が山の斜面に咲いている場所を見つけました。しかしよく見ると、その櫻木は山桜ではなく、ソメイヨシノです。鳥たちが里のソメイヨシノの実を食べて中の種を山に運んだものです。その写真です。Img_6085

山の斜面の部分を拡大すると下のようになります。

Img_6086

本物の山櫻の写真と説明文を、http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Forest/1586/yamazakura.htm から下に転載させて頂きました。

Yamazakura0921_2

  日本の代表的な桜で、山地に広く自生しています。奈良県の吉野山は昔からヤマザクラの名所として有名です。いわゆる里桜(ソメイヨシノ、ヒガンザクラなど)は、花が咲いた後から葉が出てきますが、山桜(ヤマザクラ、エゾヤマザクラなど)は葉が先に出るか、葉と花がほとんど同時に開きます。

 ヤマザクラの幼葉は赤みがかっています。そのため遠目には、花が赤っぽいように見えます。写真はいずれも相生墓園で撮影したものです。天下台山にも、もちろん自生してます。

山桜は、かつて(戦前)は、愛国心の象徴とされた花でした。そして本居宣長の詠んだ次の歌は戦時中もてはやされました、

 敷島の 大和心を人問はば 朝日に匂ふ 山桜花

 「敷島の」は「大和」にかかる枕詞で、日本の国の意味です。神風特攻隊の最初の4部隊が、この歌から「敷島隊」「大和隊」「朝日隊」「山桜隊」と名付けられたことは有名です。タバコの袋にも山桜が印刷され、敷島、朝日という銘柄があったと思います。


「山に咲く桜の写真」

2025年04月19日 | 写真
小雨模様の暗い日は山に咲く桜の風情も良いものです。以前に甲州街道の旧街道をゆっくり車で登りながら山に咲いている桜の花の写真を撮りました。山の雑木林に咲いている大部分の桜はソメイヨシノです。
それでも一本だけ葉の出ている山桜を見つけました。電車の写っている写真は旧甲州街道沿いに走っているJR中央線の貨物列車です。
如何でしょうか。雨もよいの山に咲く桜には何とも言えない風情があるのではないでしょうか。





「細川呉港著、『桜人伝説』の紹介と書評」

2025年04月19日 | 日記・エッセイ・コラム
細川呉港さんは「桜旅」という本を2016年に愛育社より出版しました。
それから「舞鶴に散る桜」、「草原のラーゲリ」、「桜物語」という本も出版しました。今回頂きました『桜人伝説』で細川呉港さんの桜に関する力作の4部作が揃いました。
今回の「桜人伝説」は桜に関する人々の集大成です。力作です。
さて今回の「桜人伝説」の内容をご紹介いたします。
もっと詳しくは以下のような内容です。
  • 桜と文化人の関係:細川呉港は、桜に愛情を抱いた作家や文化人の私生活を調査し、彼らが桜をどのように愛し、その絆を深めてきたかを明らかにします。宇野千代、小林秀雄、水上勉等の足跡を辿る力作です。

  • 桜の持つ意味:本は、桜が人々に与える精神的な影響や、桜が文化や歴史に与えてきた影響について考察します。
  • 桜の美しさの探求:桜の美しさや、桜の持つ儚さ、そして桜の持つ季節感について、著者の視点から語ります。
「桜人伝説」は、桜を愛する人や、日本の文化に興味のある人にとって、桜の新たな魅力を発見するきっかけとなる一冊です。
写真は「桜人伝説」の表紙です。

今日は細川呉港著、『人伝桜説』の紹介と書評をお送り致しました。

 それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)