後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「今日の日記、初春の菜の花の写真を撮りに行く」

2020年01月25日 | 日記
午前中は「悲しい離婚にまつわる私の迷いと混乱」と題する記事を書きました。
午後に三鷹市の「花と緑の広場」へ菜の花の写真を撮りに行きました。もう満開で急に春が来たような気分になりました。
一度、家に帰ってからスーパーに食料品を買いにいきました。
一日中、曇り日でした。
春を告げるの菜の花の写真をお楽しみ下さい。









悲しい離婚にまつわる私の迷いと混乱

2020年01月25日 | 日記・エッセイ・コラム
私どもと家族的な付き合いをしていたアメリカ人夫妻がいました。親友でした。それがある時離婚します。そうしたら奥さんの方から悲しい手紙が何度も来たのです。幼い子供をつれてアメリカ中を行商をしながら流浪の旅をしているというのです。せつせつと悲しみを書いて航空便で送ってくるのです。彼女は数学が得意の細身の美人でした。それだけに悲しさが一層深く感じたのです。
それ以来、私は離婚は悲しいものだという固定観念を持つようになりました。
そんなことを思い出しながら最近、世界各国の離婚率などを調べています。そうしたら各国の離婚率が1980年ころから下がっている国が多いのです。
もともと他の国より離婚率の高さで際立っていた米国は、1981年の5.27をピークに、低下し始めたのです。
英国も同様のパターンで低下方向に推移しています。ドイツと日本は米国に大きく遅れて2000年代にピークに達し、低下に転じています。
離婚は悲しいものだと思っていた私は何となく安心しました。
しかしもっと調べて行くと、結婚しない男女が増加し、その子供、なわち「婚外子」が驚く勢いで増えている国々があることが判明したのです。
「婚外子」が多いのはスウェーデン、ノルウエイ、などの北欧の国です。そして「婚外子」が非常に少ない国は日本、韓国、トルコなどです。
この様子を次の図面が明快に示しています。

この図の出典は、、http://honkawa2.sakura.ne.jp/1520.html です。
さてこの図を注意深く見てみましょう。
一番婚外子の多いのはチリでその割合は2016年に73%もいたのです。メキシコは70%でした。フランスは2016年の婚外子は60%でした。続いて、ノルウエイが56%、スウェーデンが55%です。
イギリスは48%、アメリカは40%、ドイツは36%です。
これと際立って対照的なのが韓国の1.9%と日本の2.3%とトルコの2.9%です。
この図面にイスラム教の国々のデータはありませんがトルコなみに低いと想像出来ます。

以上を纏めると世界の多くの国々では婚外子が非常に増加しているのに韓国と日本は極端に少ないのです。

ここで結婚や離婚をどのように考えるべきか私は迷い出しました。結婚して幸せな人生を送る。離婚は悲しいものだという私の固定観念が木端微塵になってしまったのです。私の考えは混乱したままです。
シングルマザーでも幸福に暮らしている女性もいます。私の親友のスウェーデン人は同棲していますが結婚していません。子供が出来ないのでアフリカの子供を養子にして一緒に住んでいました。
私の考えは混乱したままです。今日の表題の「悲しい離婚にまつわる私の迷いと混乱」はこの様な事情で生れたのです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)