後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

美しい日本のカトリック教会の中と外の写真

2020年01月19日 | 写真
日本には約75000のお寺があるそうです。神社の数はもっと多いのです。ですから日本人ならお寺や神社はよく知っています。
しかしカトリック教会の中に入った人は非常に少ないと思います。
そこで今日は美しい日本のカトリック教会の中と外の写真をお送りしようと思います。

1番目の写真は函館のカトリック元町教会です。カトリック教会が造られたのです。フランス人神父によって造られました。創建以後、3度の火事に遭います。現在、数多くの観光客が訪れる建物は1924年(大正13年)に出来たものです。
この教会の内部の中央祭壇と、会堂の内壁に飾ってある14個の木造彫刻はイタリーのチロル地方の作品です。ときのローマ法王ベネディクト15世が寄贈してたものです。力強い作品です。美しい作品です。この教会全体が調和を持った一個の美術的な作品になっています。

2番目の写真はカトリック碑文谷教会で、東京都目黒区碑文谷にある東京教区の教会です。
「江戸のサンタ・マリア聖堂」として1954年にサレジオ会によって建立され、その後運営を東京大司教区が受託しました。別の名前のサレジオ教会としても親しまれています。
36m余の鐘塔を備えたロマネスク様式の大聖堂で、1708年に来日し、小石川切支丹屋敷にて死去した宣教師ジョヴァンニ・シドッティを偲ぶカルロ・ドルチのマリア像「悲しみの聖母」(江戸のサンタ・マリア)の模写が内部に掲げられています。聖画は日本の国宝で、本物は国立博物館に所蔵されています。鐘はミラノの信者から寄付されたもので、美しい音色を奏でています。

3番目の写真は京都府の日本海側の宮津市にるカトリック宮津教会で明治29年に建てられました。
国宝の大浦天主堂は明治12年に建てられたので、それに次いで日本で2番目に古い教会になります。
そして現役の木造教会としては日本一古い教会なのです。
ステンドグラスの美しい畳敷きの教会です。信者は入り口で靴を脱いで畳の上を静かに歩きます。
畳敷きの教会も良いものです。少し寛いで自然な気持ちで祈ることが出来のです。

4番目の写真は佐世保市の中心部にあるカトリック三浦町教会の外にあるマリア様とルルドの泉です。

5番目の写真は佐世保市のカトリック三浦町教会です。この教会は明治30年(1897)にコンパス司教により小教区として設立されました。その後、脇田浅五郎神父の尽力により、現在の教会が建立され、昭和6年(1931)10月1日早坂司教によって祝別された教会です。
戦時中は空襲を避けるためにコールタールを塗られ、 黒い教会となりました。 そして佐世保大空襲の時にも全く被害を受けず、 現在も建築当初の美しい姿を保っています。
ファサードのアーチ前には主が手を広げています。内部全体が白く、すべてのアーチは尖頭形で柱頭を有する円柱で、やや大きめな柱頭には入念な装飾が施されています。また天井はお決まりのリブ・ヴォールド天井になっています。

以上では函館のカトリック元町教会、東京のカトリック碑文谷教会、京都府のカトリック宮津教会、佐世保市のカトリック三浦町教会の4つの教会だけをご紹介しましたが、全国の都道府県には必ず美しいカトリック教会があります。
全てのカトリック教会は昼間なら扉に鍵をかけていません。誰でも出入り自由なのです。
是非近くのカトリック教会をお気軽に見物なさってください。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)