山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

ダイヤモンド&キャッツアイ 高尾山へ  平成29年12月25日

2017年12月26日 | ダイヤモンド富士
 先日の12月20日に鳥井立で白山岳に沈む夕陽「キャッツアイ」撮影に成功し、カシミール3Dで計算した夕陽の軌道のズレがおおよそ分かってきた。そのデータをもとに、昨年2度訪れたがうまく撮れなかった高尾山のキャッツアイ軌道を再計算してみた。すると、高尾山山頂の大見晴からキャッツアイが見られるのは12月25日が有力であるということがわかってきた。平日なので行けるかどうかわからないので、みちほさんご夫妻にミッションを託し、それが正しいかどうかを証明してきてもらうことにした。

 しかし、この日は幸運にもかなり早く仕事を終えることが出来た。12時過ぎには甲府を出発できそうである。昼食は車の中にあったおやつでとりあえずは済ませて中央道を走って高尾山口に向かう。午後1時半ごろに高尾山駅前の駐車場に到着するとちょうどみちほさんご夫妻が出発するところだった。ダイヤモンド富士の時間には十分に間に合うのだが、この時間の出発で場所が確保できるのかどうか?ちょっと心配だ。私は一足遅れて午後2時のケーブルカーに乗り、黙々と歩いて2時45分に高尾山山頂に到着した。平日で風が強かったことがあるのか、以外にも山頂で三脚を立てているカメラマンは少なく、楽勝で場所を確保できた。


    ダイヤの時間までまだ1時間以上ある。想定していた以上に人もカメラマンも少ない。

 2台のカメラのセットがおおよそ澄んだところで山頂の食堂に立ち寄って昼食を済ませ、その時を待つ。冬型の気圧配置で爆裂低気圧が発生したために風が強いはずだが、高尾山山頂は意外と静かだった。スッキリとした富士山とは言い難いが、霞が少なく雲もほとんど巻いて来ない。ダイヤモンドとキャッツアイ撮影にはかなりの好条件である。


    少しずつ太陽が富士山に迫ってきた。


    いよいよ山頂付近にやって来た。センサーにゴミが入っているのを知っていたが、取り去り切れずそのままで撮影。


    接地


    400㎜望遠。PLフィルター装着し減光。


    4分の1沈んだところで中央になる。想定していた通り。


    約半分沈んだところ。


    さあ、どうか? キャッツアイ成るか??


    こちらは絞り改造200㎜。光芒が出る。


    見事に成功。


    高尾山のキャッツアイ。


    光芒が出るこちらのレンズは付けまつ毛のように見えるので、勝手に「レディー・キャッツアイ」と呼んでいる。


    強風で雪煙が多かったのがちょっと残念。


    これにて昨年からの課題であった高尾山のキャッツアイをクリア。


    影富士が出た。


    さらに大きな影富士。

 十分に満足した高尾山のダイヤモンド富士&キャッツアイだった。撤収して5時15分の最終ケーブルカーに間に合ったのだが、あえて歩いたことが無い1号路を歩いて下りてみた。あまり歩いていないだろうと思っていたのだが、以外にも10人以上の歩行者と出会った。金毘羅台という展望台があったので立ち寄り、東京都の夜景を存分に楽しんでから下山となった。


    金毘羅台から見る東京都の夜景


    スカイツリー(左)と東京タワー(右)


    スカイツリー。400㎜望遠。

 これにて昨年からの課題であった高下の白山岳ダイヤ、竜ヶ岳の剣ヶ峰多光芒ダイヤ「ティアラ」、鳥井立のキャッツアイ、そして今回の高尾山キャッツアイと、一気に課題が片付いてしまった。どこまでこの快進撃が続くのか?ちょっと怖い気もする。年始は1月2日のスーパームーンをはじめとする月を追いかける予定である。運が尽きていなければ良いのだが・・・。

コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

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不出来でした! (みちほ)
2017-12-27 20:49:29
やはり隊長の側で教えてもらいたかったです(笑)

カメラ任せで撮った結果は全滅でした・・・
沈む太陽がまぶし過ぎてどう撮って良いやら(笑)
また勉強やり直しです! また教えてくださいませ!
亭主が撮った数枚を載せました!

不出来な弟子で申し訳ありません(笑)
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追加 (みちほ)
2017-12-27 20:51:21
夜景がきれいですね~

行った甲斐ありましたね♪  画面が大きくて素敵♪
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みちほさんへ (ヨッシー)
2017-12-27 21:48:09
 朝のダイヤは昇って来る前にピントを合わせるので撮れますが、夕方のダイヤは逆光になるので、太陽が山頂に近付く前にあらかじめ構図を決めてピントをしっかり合わせておかないと失敗します。逆光で光が強いと、オートだとピントが合わないんです。それと、ピカリと光る猫の目を撮るか、太陽の輪郭を強調した猫の目を撮るかで絞りもシャッタースピードも変わってきます。今回の私の撮影は軌道をしっかり確認したかったので暗めに撮って輪郭を強調しています。次に(といっても来年になりますが)撮る時は長い付けまつ毛を付けたキャバクラキャッツアイでも撮ってやろうかと思ってます(笑)。
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