私の中ではTHE GADD GANGのメンバーだったころの印象が強くラテンタッチのフュージョンをイメージしてしまいどちらかと言えば敬遠してきたのだが、このアルバムにEmilyが入っている事を知りバリサクでどんな演奏をしているのか興味を惹かれ入手した。
HARDBOP、LATAIN、BALLAD多彩な内容で、恵まれた体格をフルに使った鳴りっぷりの良い吹奏は適度な刺激もあってバリサクの王道と言えると思う。オリジナルが5曲入っているが魅力的な曲ばかりでコンポーザーとしての才能も素晴らしい。特にタイトル曲は英文が意味する「あっという間」というより、この街の気怠い午後の気分を感じさせる演奏。又、レジェンドを父に持つピアニストもキレキレで親顔負けの演奏を聴かせてくれる。傑作と言えるアルバムだ。
残念ながら当CDはWikipediaにアップされていないので以下記載
◆MUSIC DATA
1.Dig (Miles Davis) 5:39
2.In A New York Minute (Ronnie Cuber ) 6:05
3.Con Passion (Ronnie Cuber ) 6:04
4.Bu’s Beat (Ronnie Cuber ) 8:40
5.Sophisticated Lady (Duke Ellington) 8:12
6.For Bari & Bass (Ronnie Cuber ) 5:35
7.12/8 Thang (Ronnie Cuber ) 9:47
8.Emily (Johnny Mandel) 6:38
9.Caravan (Duke Ellington) 7:22
◆PERSONEL
Ronnie Cuber (Bs)
Kenny Drew Jr. (P)
Andy Mckee (B)
Adam Cruz (Ds)
◆RECORDED
1995.4
◆RECORDING ENGINNER
Josiah Gluck
◆PRODUCER
Nils Winther
◆LABEL
Steeple Chase
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