フランス人観察記録

日本人から見て解ってきたフランス人の考え方、行動についての覚書

カフェ「レ・ドゥー・マゴ」

2012年02月17日 | パリ6区

サン・シュルピス教会の壁画を見たのだけれどその前に、実は昨夜御馳走になったレストランの向かいにある、予約がなかなか取れないレストラン(コントワール)の前にも行った。

 

こちらの方も昨夜は暗くてうまく写真が撮れていなかったからだが、今日は昼間なので綺麗に撮れた。ただ、やはり夜のレストランの方が趣があった。

 

 

さてサン・シュルピス教会を後にして、すぐ北にあるサン・ジェルマン・デ・プレ教会の向かいの有名なカフェ「レ・ドゥー・マゴ」へ行った。

 

創業は19世紀だそうで、元は中国の絹を扱う店だったそうだ。1875年頃から文学者たちが通い詰めるようになり、サルトルや、ボーヴォワールが集まった文学サロンだったそうだ。

 

中国の絹を扱う店だったので、当時の中国の木彫の人形が二体、店の中に飾ってある。店の名前の「レ・ドゥー・マゴ(二体の人形)」はそこからきている。

 

 

店内へ入り、ココアを注文した。

 

 

ところが店の表の椅子は満席に近いのに、店内は殆ど客がおらず、がらんとしていた

 

 

 

 

 

観光客らしい白人カップルが一組、後から入って来たぐらいだった。

フランス人は、外が好きらしい。外に座り、道を通る人を眺めている。

日光浴を兼ねているみたいだ。

ヨーロッパは冬が長く日照時間が短いから、太陽の光にあたりたいらしい。

日本人は暑い戸外より、屋内がいいと思うのだが、この点は全く違う。

 

このように有名カフェ「レ・ドゥー・マゴ」の体験はしたけれど、だからと言って取り立てて、他のカフェとの違いというものは私には感じなかった。

昔の歴史はともかく、今は観光客が多いせいだろうか。

そう言えば、パリジェンヌのマダムの息子が我が家へ来た時、17歳だったが行ったことがあると言っていた。もちろん家族とである。

フランス人に限っては、あるクラス以上の人達の御用達と言えるのかもしれない。

 

カフェを出てから、セーヌ川に向かって北へ歩いて行った。

左手に国立美術学校があった。

 

 

 

オルセー美術館にも近く、このあたりは芸術、文学、学問の中心地区であることは、今日一日の歩いた自分の足がよく知っているはずだ。

 

 

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