フランス人観察記録

日本人から見て解ってきたフランス人の考え方、行動についての覚書

道を教えてくれたのは小学生の女の子

2012年02月14日 | パリ13区

ゴブラン織りの博物館から北の方に向けて歩き、ムフタール通りと言う商店街を歩いた。

 

 

やや細い道の両側にお店があり、楽しい通りでワインなども店先にたくさん売っていて、安いようだ。

 

 

 

出口あたりの道の真ん中に、白い犬がどさっと寝転んでおり、のんびりした感じであった。

 

 

以前泊まったことのある名前が「グランゼコール」と言うホテルの前にも行き、中の庭を覗き懐かしかった。

 

 

 

 

そこからパンテオンの方へ向かったつもりが、いくら歩いても予想した方に出てこない。途方に暮れた。

 

丁度その時可愛い女の子とお母さんの二人が差し掛かったので、この人たちなら聞いても問題ないだろうと、今私はどこにいるのかと地図を差し出し聞いた。

 

お母さんより小学生の3年か4年くらいの女の子が仕切りに熱心に地図を見て、

ここですと教えてくれた。しっかりした賢い子だった。

想像していた地点とはかなり違っていた。

 

丁寧にお礼を述べて別れたが、後でなぜ折り紙を上げるくらいのことに気がつかなかったのか後悔した。

 

ようやく方向が解りパリ第3大学などを経て、リュクサンブール公園に着き、そこを経由し昨日訪れたサンシュルピス教会へ行った。

 

 

 

昨日ムッシュに見たかと聞かれ、写真を撮らなかったドラクロアの絵を撮りに行ったのだが、暗くてその時のカメラの能力ではうまく行かなかった。

大切な絵なので、フラッシュは焚かなかったが、焚いても同じだと思う。

目でしっかり見て置くことにした。

 

    

 

あるムッシュに「日本人はしっかり自分の目で見ないで、写真をパチパチ撮り、さっさと行ってしまう。」と冷やかされたことがある。

写真を撮って安心し、肝心の自分の目でしっかり見ない過ちは私もよく繰り返す。

 

このムッシュが奈良の大仏殿を見ての帰り、中門の所で大仏殿を振り返り、「もう一度よく見ておこう」と言ったのは今も鮮明に覚えている。

あれ以来彼は来日していない。

もう高齢(80歳過ぎ)だから、来れないと言っている。

それだけにあの時の彼の言葉が忘れられない。

 

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