祥泉暦

日常の出来事の記録

陶淵明

2019-05-01 13:55:22 | 書籍


名前だけはしっていうレベルだった私が、
もっと知りたいと思ったきっかけは、
ある冊子がきっかけでした。

その冊子とは、娘宛に毎月届く「煎茶道」です。
20数年前、以前から興味があった煎茶道を習い、
10年前に台湾赴任とともにお休み状態です。
私に触発されて始めた娘は、
教授のお免除をもらうほど深め、
お煎茶教室やワークショップ、
美術館やギャラリーの催し時にお茶を振舞うなどの機会に恵まれました。
「煎茶道」という冊子は、教授の資格を得たものだけに送られる冊子なのです。

この冊子は、煎茶活動の報告だけでなく、
お煎茶道の歴史、季節の花のことなど
とても興味深い内容で、
ある時連載されている「賞琴一杯清茗」に
陶淵明の琴詩 という副題が目に留まりました。
隠遁詩人である陶淵明が、琴を弾く趣味があるとは!

読み進めると、筆者は琴学研究、琴弾奏家 伏見无家で、中国文学研究者如く造詣が深い。
連載ものなので家にある冊子を遡り読み進めました。

私は書を学びながら、何を描くかの言葉探しを常にしています。
陶淵明の詩をもっと深く知ろうと思いました。


感銘を受けた詩はいくつかあるが、
きっと今の自分であるがため。。。
だから、幾度と読む本だと思う。


一つの構想をメモしておこう。
陶淵明の漢詩と芭蕉の俳句を
一幅の半切版にはどうだろう。
習い始めた仮名が上達しないとね。。。



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