本のタイトルと表紙は、モネを描いたものですが、
本書は、マティス、ドガ、セザンヌ、そしてモネの
4人の画家のことを書いた4編の短編集です。
4編とも全く違う主人公の視点で描かれていて
とても面白い。
美術史上登場する画家たちをリアリティに描いているので、
フィクションとノンフィクションが入り混じっている。
先日NHKテレビに原田マハが出ていて、
その辺りは意図的に仕組んでいるとの事。
さすが!
このあたりが、原田マハワールドに引き込まれるところです。
タイトルにもなっている「ジヴェルニーの食卓」では、
あのオランジェリー美術館ができるまでと、
モネの巨大絵画の誕生する背景が面白かった!
繰り返し読みたい。