祥泉暦

日常の出来事の記録

創元現代書展

2017-11-01 08:49:05 | 
創元書道会の展覧会に行ってきました。




日本を代表する書家金子鴎亭が創設した書道会のお知らせをもらい、
厳選した100点の展示
作品の解説がある
という案内に惹かれて行きました。
とてつもなく多い作品展はつかれるし、
解説があるのは嬉しい。

もう一つ、金子鴎亭先生は「読める書道」を提唱された書家であること。
漢字の楷書、行書はどうにか読めますが、草書体 隷書体 篆書体
かなの変体仮名に至っては読めない方がほとんどです。
その事で「絵画と違って鑑賞するまで至らない」と、よく言われます。


創元現代書展は、
格調ある錬度の高い作
作家の心や顔が見える作
新鮮な感動をもった美しい作
をテーマに奨励しているとのこと。

数点の作品の解説は、知らなかったことも多々あり
とても参考になりました。
さらに漢字仮名交じりの書の作品作りの方法やポイントなどを
教えていただいたので、
今後の作品作りに活かせると思いました。


書道は、書壇によって書風が多種で、
たまたま所属したところで研鑽するので、
偏った狭い所で自己満足する傾向にあります。
ある程度までは、それで良いと思うのですが、
自分らしい書を目指す時には、他を観て刺激をもらう事は
とても励みになります。

ゆっくりじっくり学ぶ環境にあって、本当に嬉しい。