写真は先々週のムスクマロウ。
こんなに綺麗に咲いていたのに、先週の断続的な強い雨に打たれて倒れてしまい
その後の蒸し暑さもあってかヨレヨレになってしまい、思い切って切り戻しました。
みさと64さんによれば、若い葉は茹でたり炒めたりして食べられるそうですが、
花が咲いてしまって、ましてやもう倒れてしまっていますから、
どんなお味なのか試食の機を逃してしまいました。残念。
ブログアップがボチボチなので、撮り溜めた写真も賞味期限が切れてお蔵入り・・・
天気予報で、昨日は最後の晴れの日と脅かされ、母のタオルケットやらシーツを無理矢理剥いでお洗濯。
お部屋もプチ大掃除。
今日は筋肉痛なので、静かにブログでも綴ることにします(^_^;)
先月の個人的な読書週間が、静かにのろのろと続いていて今や読書月間に、いえもっと続くかも・・・
と言うことで、随分前に読んだ本なのですが、ドツボに嵌ってしまったヴァージニア・ウルフの『ダロウェイ夫人』のことを。
実は、この『ダロウェイ夫人』、20代の頃に一度読んでいるのですが、複雑な構成に読破するのが面倒になってしまった本でした。
いつか読み返さなくてはと思いながら、その本はもう手元には無く、誰の訳だったのかも忘れてしまっていました。
前回記事にしたゲーテの『ファウスト』もそうでしたが、若い頃は背伸びをして本を選んでいたせいか、読んでいる本に置き去りにされていた感が拭えませんでした。
『ダロウェイ夫人』を読もうと思ったのは、数年前に、映画『めぐりあう時間たち』を観たのがきっかけでした。
そして、2年前、3年前?だったでしょうか、藤の花が満開の表紙の『ダロウェイ夫人』を書店で見つけて、つい買ってしまいました(笑)
乱雑な引き出しを開けたように、時間も登場人物もランダムになって交差する、
あれほど読みにくいと思ったウルフの文章が、不思議にさらさらと流れ、美しい散文詩のように感じたほど。
以前の古臭く気取った感じがしないと思うのは、丹治愛さんの訳によるところなのか、
私も年を取って古くなったからなのか・・・(笑)
もう、クラリッサ・ダロウェイの年齢をとうに過ぎていますからねぇ^_^;
滴る緑に包まれたロンドンの、6月のある日の晴れやかな早朝、
ミセスダロウェイがその夜開くことになっているパーティーのための花を、
自ら買いに出かけるところから始まり、パーティがお開きになる真夜中までの一日を書いた物語です。
クラリッサが「なんてすてきな朝だろう」と感じた6月のその日は、生命力にあふれ、ロンドンでも最も美しい季節でしたが、
第一次世界大戦が終わったばかりで、まだた死の影が所々に残っている時代でもありました。
清々しい朝は、突然クラリッサを青春時代に過ごしたある夏の日にと意識を運びます。
50歳を過ぎ、自分の中に忍び寄る老いを脅迫のように感じているクラリッサの意識が、過去と行き来します。
そしてその意識は、登場人物の意識へと変わり、物語の中で交差します。
一見バラバラに思える意識が繋がり始めるのを感じると、物語から離れられなくなってしまいます。
ウルフが試みた、登場人物の背後に美しい洞窟を掘ることによって過去を自在に「現在の瞬間」によみがえらせる手法を、「トンネル掘りのプロセス」と詠んだそうです(訳者あとがき)
何となく村上春樹の小説を思い出しました。彼も確かトンネル堀りが好きな作家(笑)
あ~、限がないのでこの辺にしておきます。(^_^;)
何となく風が湿っぽくなってきました。
やはりお天気は崩れるのでしょうか。
こちらも先々週の、アスチルベ。
ozさん作
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今朝は寝付かれず、午前2時過ぎに目が醒めて
しまいました。
こんな時は読書をすればよいのですが、私が
読むのは山の本ばかりです。
こんなしっかりした本はもう読めないのではないでしょうか?
若い頃読んだ本で記憶に残っているのはヘルマン・
ヘッセの「車輪の下」です。
何故かこの本だけは強く心に残っています。
それにしてもmintさんがこれほどの文学少女とは
思いませんでした。
これからもよい本をたくさん読んでください。
楽しみにしています。
降りそうで降らない天気でしたが、今朝は、降り始めています。
これから大雨になるとの予報です。
気を付けて下さい。
好きな本はいつまでも読んでいられますが、教科書を開くと10分で寝付けます(笑)
今度お試しください。
ヘッセの『車輪の下』は私も読みました。彼の自伝的な小説ですね。
ヘッセは『庭仕事の楽しみ』も好きです。
山小屋さんには、ヘミングウェイなどが似合いそうですね。
内向的な文学少女だったんですよ~昔は(^_^;)
しっかり過去形ですけど(笑)
読みにくいと言う人が多いですし。
こちらも今日はまとまって降りました。
午後には止みましたが、天気予報は明日も雨です。
注意報も出ているので気を付けたいと思います。
ブログにコメントいただきありがとうございました。
最近はブログも全然書いてなくて。。
先日は、南国堂をご利用いただきましてありがとうございました。
「ダロウェイ夫人」。。。眠りにつきながら、mintさんに読んでもらいたいな~
私が、今読んでいる本は「ネット5億稼ぐ!バカ売れサイト 7つの法則」です(笑)
でも、難しくてすぐ寝ちゃいます
5億稼いだら、mintさんに報告しますね(笑)
いろいろな本を読破されているのですね。
今回紹介された本も、きっと敬遠しちゃいそうな難しそうな本かなぁ~と思います^^;
プロローグの難しそうな話こそ、読み進めて行くほどに
深みが増していくものなのですが
そこに行くまでに面倒くさくなってしまいそうな私でした^^;
毎日蒸し暑い日が続いていますね。
昨日の夕方には土砂降りの雨、mintさんの方ではどうでしたか。
被害など無かったでしょうか。
お忙しそうで何よりです。
昨年はマンゴーを注文しようとしたら売り切れでした(^_^;)
今年は早くと夫に急かされました(笑)
「太陽のたまご」はマンゴーの中でも別格ですね。
地元では高級フルーツ店しか置いてなくて、我が家では手が出ません(^_^;)
花子さんの所はお安いです!
写真を撮る間もなく、あっという間にいただいてしまいました。
5億稼いだら、郡山にも出店お願いします(笑)
今は老眼で読むのも疲れるのですけどね(笑)
読み始めると止められなくなってしまいます(^_^;)
若い頃は、フェミニズムにも関心があり、女流作家を漁って読んだことがあります。
今は、読みたい本をのんびりと・・・(笑)
一番激しく降った頃、温泉に入っていました(笑)
特に被害はありませんでしたけど
ちょうど会津の方が降っていたのですね。
そちらは夏の暑さも大変そうです。
どうぞご自愛くださいね。
いつも拝見していながら、足跡残すのはとっても久し振り♪
わたしのブログにリンク貼っていただき、ありがとうございます。
これじゃあ、黙って素通りできませんわね。
ムスクマロウ・・・
mintさんちも、やっぱりピンクだったのですね。
白花も清楚でよかったけれど、ピンクもかわいらしいお花・・・
せっかく素敵に咲いたのに、倒れてしまったのですねぇ~
我が家のムスクマロウも、数日続いた雨と強風で、
無残な姿になってしまいました。
これも自然の姿なので、しかたがないですね。
ムスクマロウが若葉の頃は、畑のベビーリーフがちょうど食べ頃で・・・
結局食することなく、お花を楽しむだけで終わってしまいましたぁ~
どんな本でも開けば瞬時で眠気に襲われるという、素晴らしい特技の持ち主のわたし。
ごめんなさい、読書感想文も苦手なもので・・・
…そんなわけで、久し振りなのにどうでもよいコメントになってしまいましたね。
「めぐりあう時間たち」数年前私も観ましたよ。
とっても難しい構成の映画でした。
理解を深めるために、帰路「ダロウェイ夫人」の本を買いましたが、
途中まで読んで投げ出しました。本も難しい!
それで今この記事を読み、もう一度挑戦と本棚を探しましたが何処にも見つからず。
きっとリフォームしたおり処分してしまったのかも。
残念!図書館で借りて読もうかしら・・・。