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京都・環境ウォッチ

いま京都で起こっている環境問題、自然環境の変化などにかかわって、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

「TPPは日本に何をもたらすか」学習会は超満員に!

2011年02月19日 | 日本ウォッチ
先日ここにも載せた京都食健連(農林業と食料・健康を守る京都連絡会)主催の「反TPP]講演会(内橋克人さんが約1時間報告)

開会15分前に会場についたら、ビックリ
ほとんどの座席はもう埋っていて
「200部用意した」という資料は「もうありません」と受け取れず
とりあえず、通路にも内橋氏が話す演壇横にも、どんどんイスが並べられ
もう前のほうは、かぶりつきの状態で話を聞くことになりました。
終わってから参加者数を聞いたら、
「347人の名簿はあるが、370人以上でしょう」
会場に入りきれずに帰られた方もおられたようで     
「主催者の予想を大きく超える結果」だったとのこと。
学習会では岩橋祐治京都総評議長が挨拶
その後、内橋克人さんが話しました。
内橋氏は、東京発の「TPP推進一色」の大手マスコミを批判
一方で、地方紙や各種ジャーナリズムで、TPP参加を危惧・問題視する論調も生まれてきており、
「マスコミの論調を、さらに大きく変えさせなければならない」と強調しました。

「TPP」を把握する上で、1997年に問題となった
WTOからつながる「多国間投資協定-MAI」、
この本質をつかむことが重要と指摘されていました。
残念ながら時間が足りず
この話は沢山は聞けませんでしたが
ここが、
日本の農業を破壊させてはならないという点とあわせて(同じ問題なのですが)
最も重要な点だと思っています。

今回のTPP、1990年代もそうでしたが、
日本ではまだ「高度な自由化」「究極の自由化」
多国籍企業や国際金融資本が、GATTで果たせなかったそれを、
さらにサービス分野や知的所有権などとどんどん広げていくイメージが、
沢山の人にまだピンと来ていません。
私は、あちこちで読んだ、
WTOで進められようとしている「包括的な自由化」の具体例について話していますが
TPPの本質を理解する上で、これがカギを握ると思っています。

話は内橋さんの講演会に戻りますが
氏は「TPPがなぜ第二でなく“第三”の開国」と叫ばれるか、
ここに「TPP]の対米隷従の本質が示されていると批判されていましたが、
「開国でなく、国を明け渡すこと」「日本国家の落城」
その通りだと思いました。



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