京都母親大会

京都母親連絡会が取り組む「母親大会」という集会に
初めて参加させていただいた。
母親大会は、1954年に始まった歴史のある運動で、
いろんな暮らし向きや環境にある女性たちが、
そんな中でも力を一つに「団結していく」にはどうしたらよいか、と考え
「世界の母親の要求を話しあう」大会にしようと
以後、54回、「核戦争の脅威から、子どもの生命を守る母親の大会」として
取り組みが続いてきた。
今年初めて、地球温暖化を考える分科会をしたいということで助言者を頼まれ
出させていただいた。
分科会の名称は「守りたい！青い地球をー地球温暖化を考えよう」
初めての分科会で、主催者の皆さんは
ほんとに、集まるんだろうか、いや、案外たくさんの人が来はるで・・・など
いろいろな声が出て、ある意味注目の分科会だったのかも知れないが
63人も来られて盛況だった。
母親大会なのに、男性も２人参加され
なかなか楽しかった。
８日の午前中が分科会
午前10時から12時まで時間いっぱい使っての話し合いになった。
講演会でもないから、こちらからの問題提起は20分、
メインは、質問や意見を出していただいて
途中、話し合いの輪に入るように答えて
また意見や質問が出されて、また話して・・・
これを大きく３回、いろんな波がやってきて、
それが最後には、話し合いが一つのうねりになった。
質問は、たくさん出された。
自動販売機のエネルギーって、ホントもったいない。どれぐらい使ってるの？
コンビニは“日本の文化”なんて言っているけど、どうなんですか？
地球温暖化防止の取り組みを、市の条例にしたいけど、どうしたら出来ますか？
ゴミ袋の有料化ってほんとに地球温暖化防止に役立つの？
廃プラのリサイクルって、京都では新日鐵大分まで、輸送車が１日3台も往復してると聞きましたが、これで温暖化防止になるんですか？
ソーラーパネル、つけようかと迷っているんですが、採算はとれますか？
地球温暖化防止に原発が役立つと宣伝してますが、どう反論したらいいの？
生ゴミを土に返すリサイクルは出来ませんか？
地球温暖化防止に背を向けるアメリカや、どんどん排出量を増やす中国は世界の世論で変わりますか？
「ＮＰＯを作って動き出した」という話や
身近な問題と国の政治や制度を変えることの「視点を結ぶ」という意見も出され
最後は、私たちが、学習会でも、大型スーパーウォッチングでも、ゴミ問題でも、マイハシでも何でもいいから、関心ある問題で動きだし
それと、制度を変える、
今「気候保護法」という法律づくりの運動も始めていますが、法律を作る、政治を変えることと結びつける、これをやりましょう
学習会、３人でも伺いますから、
私たち市民には思っている以上に力があるんです、動き出しましょう、
と、訴えさせていただいた。
質問や意見と紡がせていただいて
全体が、一つの、“話し合いの構造物”のようになった分科会になった。