山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

◆言葉ってむずかしいですね

2013年04月22日 | 日記
昨日21日(日)は季節外れの雪で驚きました。
桜の花が開いてから、あんなに雪が降ったことは
これまで記憶にないように思います。

昨日のモンテディオのホーム戦も、スタジアムに積もった雪を
関係者やサポーターの方々約100名で除雪作業をして
試合ができるようになったそうです。
みなさんお疲れさまでした。そして連敗ストップ
良かったです  

      


1~2週間前の新聞の中で偶然見かけた文章
そのなかに、とても引っかかりを感じた言葉がありました。

その文章を書いた方は、生まれつき身体に障がいがあり
ほとんどのことは支援を受けながら生活しているようでした。

そして、数年前からはサービス利用がしやすくなり
以前とくらべると色々な支援を調達しやすくなった。
しかし、以前よりも支援者の顔が見えなくなった。
今、自分の背中を流しているこの人は、どんな人で
どんな気持ちで仕事をしているのかがまったく分らないのだ。
というような事が書いてありました。

私が引っかかりを覚えたという言葉は
「以前と比べると色々な支援を調達しやすくなった」
この「調達」という言葉でした。
「福祉サービス」だから「調達」という言葉を使ったのかもしれません。
一つのサービス利用に、毎回違う支援者が来るのかもしれません。
ですが、なんだかとても冷たい言葉に感じてしまいました。

支援を受ける方も人間、支援を提供してくれる方も人間です。
特に私たちの子どもたちを支援してくださる方とは
親も子も、信頼関係を持ちたいと思っておりましたので
特に引っかかりを感じたのかもしれません。

知的に問題のない身体障がいの方の支援をしてくれる
方々のほうが本人さんとコミュニケーションが取りやすいので
信頼関係も持ちやすいだろうと勝手に思っていたのですが
逆に、淡々と仕事をこなすだけの関係になりやすいということ
なのでしょうか・・・

単に言葉の使い方だけの問題なのかも知れませんが
妙に引っかかりを覚えた私です。
言葉の使い方って難しいですね・・・(F)


発達障がい等に対する情報保障

2013年04月22日 | 特別支援教育
 インクルーシブ教育システム(包容する教育制度)構築にかかる報告書「概要」の紹介に引き続いて「別表」を取り上げている。

 障がいの特性に応じてどのような配慮を必要とするか。
 今までの紹介から通算すると第27回目となる。

 別表3では、障がいの特性に応じた「情報・コミュニケーション及び教材の配慮」について、次のように述べている。
 特に、発達障がいのある子どもに対してどのような配慮が必要かである。

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【引用始め】

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1321668.htm

共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための
特別支援教育の推進(報告)別表

別表3

○1-2-1 情報・コミュニケーション及び教材の配慮

 障害の状態等に応じた情報保障や
 コミュニケーションの方法について配慮するとともに、
 教材(ICT及び補助用具を含む)の活用について配慮する。

言語障害

 発音が不明瞭な場合には、代替手段によるコミュニケーションを行う。
 (筆談、ICT機器の活用等)

自閉症・情緒障害

 自閉症の特性を考慮し、視覚を活用した情報を提供する。
 (写真や図面、模型、実物等の活用)
 また、細かな制作等に苦手さが目立つ場合が多いことから、
 扱いやすい道具を用意したり、補助具を効果的に利用したりする。

学習障害

 読み書きに時間がかかる場合、本人の能力に合わせた情報を提供する。
 (文章を読みやすくするために体裁を変える、拡大文字を用いた資料、
 振り仮名をつける、音声やコンピュータの読み上げ、聴覚情報を併用して伝える 等)

注意欠陥多動性障害

 聞き逃しや見逃し、書類の紛失等が多い場合には伝達する情報を整理して提供する。  (掲示物の整理整頓・精選、目を合わせての指示、
 メモ等の視覚情報の活用、静かで集中できる環境づくり 等)

重複障害

 (視覚障害と聴覚障害)障害の重複の状態と
 学習の状況に応じた適切なコミュニケーション手段を選択するとともに、
 必要に応じて状況説明を含めた情報提供を行う。
 (補聴器、弱視レンズ、拡大文字、簡単な手話の効果的な活用 等)

【引用終わり】

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 障がいの特性に応じた情報提供によって、学習・生活が進展する。
 混乱を来していた生活を、安定的なものにすることができる。
 学習のつまずきを段階的に解消する方向へもっていける。
 そして、自分の得意を伸ばす。
 障がいの特性に合った配慮について、広く理解してもらう。
 (ケー)