山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

◆「わっしょい!」開所(村山市)

2013年04月04日 | 地域福祉
村山市に多機能型事業所「わっしょい!」と
放課後などのデイサービス機能を備えた
「総合福祉支援センター」が4月2日火曜日に
村山市の旧村山保健所にオープンしました。

村山市社会福祉協議会が設置、運営をします。


昨日の山形新聞にも掲載されていました


初年度は30人を受け入れ、2015年度には
定員を50人に拡大するとのことです。

この施設は、村山市社会福祉協議会が県から無償で借り受け
延べ床面積1303平方メートル。
訓練・作業室、生活介護室、多目的室、相談室など
11部屋があるということです。

村山市には、学校を卒業してから受け入れてくれる事業所が
なかったので、ほとんどの方は市外の事業所に通っていました。
ほんとうに良かったですよね。  

村山市手をつなぐ育成会の事務局は社会福祉協議会さんが
やってくださっておりますので、先月(3月14日)開催した
支部会長と事務担当者合同研修会の時に参加してくれた担当者の方に
「4月から開所ですね。すごいですね~頑張りましたよね~
と声をかけたのですが
「ありがとうございます。でも、元々は
  育成会の会員さんが声をあげたから動いたんですよ」
とおっしゃっていました。

最近の育成会は動きが停滞しているようなイメージがありますが
なかには、地域の育成会が発信したことで、こんなに素晴らしい
成果が出ている所もあるじゃないですか

ずっと昔に聴いた講演会で、講師の先生が
「ひとりだけの要望はわがままだと言われるが
それがたくさん集まればニーズになる」
とおっしゃっていました。
やっぱり、集団・人数の力は大きいものだということでしょうね(F)


「合理的配慮」が可能な「基礎的環境整備」

2013年04月04日 | 特別支援教育
 インクルーシブ教育システム(包容する教育制度)構築にかかる報告書が、
 文部科学省「初等中等教育分科会」より平成24年7月23日付けで発表された。
 その報告概要を項目ごと続けて紹介している。

 その第9回目。
 各自治体の教育環境整備が、障がいのある子どもに対する「合理的配慮」を提供する。次にその説明を引用する。

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【引用始め】

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1321668.htm

共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための
特別支援教育の推進(報告) 概要

3.障害のある子どもが十分に教育を受けられるための合理的配慮及びその基礎となる環境整備

(1)「合理的配慮」について

•障害のある子どもに対する支援については、
 法令に基づき又は財政措置により、国は全国規模で、
 都道府県は各都道府県内で、市町村は各市町村内で、
 教育環境の整備をそれぞれ行う。
 これらは、「合理的配慮」の基礎となる環境整備であり、
 それを「基礎的環境整備」と呼ぶこととする。
 これらの環境整備は、その整備の状況により異なるところではあるが、
 これらを基に、設置者及び学校が、各学校において、
 障害のある子どもに対し、その状況に応じて、「合理的配慮」を提供する。

【引用終わり】

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 「合理的配慮」が各学校で行われるためには、各自治体において「基礎的環境整備」がなされる必要がある。
 障がいのある子どもの状況に応じて、バリアフリー化を含め、さまざまな対策をこうずることが求められる。
 特に、知的障がいのある子どもには、わかりやすい情報提供のあり方を工夫することである。
 (ケー)