山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

◆桜が咲き始めました

2013年04月17日 | 日記
昨日、山形市でも桜の開花宣言がありましたが
事務局の前にある公園の桜も咲き始めました。


全体的にピンク色に見えています。


咲き始めています(昨日の写真)
今日は、もっと開いたようです


水仙もきれいに咲いています。

山形は一気に春になりました。

でも・・・

まだまだ雪が融けたばかりで、桜の開花までには

もう少し時間がかかる地域もありますけれどね。

さて、平成25年度の県育成会事務局は

大忙しの予感です

今後行われる事業もこのブログでお知らせいたしますので

どうぞ、チェックしてみてくださいね(F)

学習・生活における困難をどう改善・克服するか

2013年04月17日 | 特別支援教育
 インクルーシブ教育システム(包容する教育制度)構築にかかる報告書が、
 文部科学省「初等中等教育分科会」より平成24年7月23日付けで発表された。
 その報告概要を項目ごと、ずっと続けて紹介してきた。
 昨日(平成25年4月16日(火))の第21回で報告「概要」はすべて紹介したことになる。

 続けて本報告の中にある「別表」を紹介する。
 これも何回かに分けて取り上げる。
 今までの紹介から通算すると第22回目となる。

 障がい種別による「合理的配慮」のあり方についてである。
 まず、「学習上又は生活上の困難を改善・克服するための配慮」に関してである。

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【引用始め】

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1321668.htm

共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための
特別支援教育の推進(報告)別表

○1-1-1 学習上又は生活上の困難を改善・克服するための配慮

 障害による学習上又は生活上の困難を主体的に改善・克服するため、
 また、個性や障害の特性に応じて、
 その持てる力を高めるため、
 必要な知識、技能、態度、習慣を身に付けられるよう支援する。

視覚障害

見えにくさを補うことができるようにするための指導を行う。
 (弱視レンズ等の効果的な活用、
 他者へ積極的に関わる意欲や態度の育成、
 見えやすい環境を知り自ら整えることができるようにする 等)

聴覚障害

 聞こえにくさを補うことができるようにするための指導を行う。
 (補聴器等の効果的な活用、
 相手や状況に応じた適切なコミュニケーション手段(身振り、簡単な手話等)
 の活用に関すること 等)

知的障害

 できるだけ実生活につながる技術や態度を身に付けられるようにするとともに、
 社会生活上の規範やルールの理解を促すための指導を行う。

肢体不自由

 道具の操作の困難や移動上の制約等を改善できるように指導を行う。
 (片手で使うことができる道具の効果的な活用、
 校内の移動しにくい場所の移動方法について考えること及び実際の移動の支援 等)

病弱

 服薬管理や環境調整、
 病状に応じた対応等ができるよう指導を行う。
 (服薬の意味と定期的な服薬の必要性の理解、
 指示された服薬量の徹底、
 眠気を伴い危険性が生じるなどの薬の副作用の理解とその対応、
 必要に応じた休憩など病状に応じた対応 等)

【引用終わり】

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 障がいの特性に応じて、その困難を補う様々な工夫をすることが重要である。
 全盲の人であれば、白杖歩行によって自立的に移動ができる指導を行う。
 聴覚障がい者であれば、手話によるコミュニケーション法を学ぶ。
 知的障がい者は、円滑な日常生活ができるよう実生活に即した内容の指導が中心になる。
 肢体不自由であれば、車いすの安全な操作法を学ぶ。
 病弱であれば、体調管理が重要となる。
 障がいの違いこそあれそれに対応して自立的な学習や生活ができる環境整備を含めた配慮を工夫することである。
 (ケー)