山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

育成会(親の会)だからこそ!!

2014年11月28日 | 研修会
先日から、障がいのない“きょうだい”についてのことに触れています。
前々回、研修会の勢いで資料を見せながら障がいのない長男に対し、
これまでの気持ちなどを聞けた事を書きました。

きょうだい本3


講師の有馬先生にも、その事をメールでお伝えしたのですが、
とても喜んでくださいました。
資料を「ハイ」を返してきた時に「どうだった?」と踏み込んだのが良かった、
聞かれないと答えにくいという事がありますから(特に男性は)といっていただきました。

親亡き後のこと、障がいのある弟の将来のことを気にしてきた事を
私(親)に言えたことが、長男にとっては大きなことで、
きっとホッとしたのではないかと思いますよ。との事でした。
きっとそうなのだと思います(^^)

息子さんが精神的なお辛さ(生きづらさ)を感じていなかったことは何よりです。
それは、Fさんとのコミュニケーションが元々よくて安定感があったからだと思います。
とも言ってくださいました。

そして有馬先生は、私に対して
『私はこんな風にやったよ!』と皆さんにお伝えしていただくと、説得力がありますね!
とアドバイスをいただいたので、研修会にも来てくれた知り合いママ数名にメールをしてみました。
みなさんお返事をくれたのですが、その中のお1人の内容です。

「ウチも障がいのあるきょうだいがいることで、看護、それも精神分野を選んだとおもう。
そういう”きょうだい”のホンネを聞いてみたい!社会に出たから見えてきたものもあるだろうし
小さいころ辛かったこともあるだろうし・・・
帰ってきたら話してみたいと思います。
私も話すタイミングをもらった気分。
研修会と〇〇ちゃんママ←(これ私)に感謝m(__)m」

と書いてあり、私もとっても嬉しくなりました。

手をつなぐ育成会は、障がいのある子を授かった母親たちが作った会です。
障がいのある子を産んだ母親の気持ちは同じ立場の人にしか理解できません。

育成会(親の会)だからこそ、同じ立場の親たちの気持ちに寄り添った研修会をやりたい。
でっかい規模の素晴らしい研修会は他の団体にお任せしてでも、
障がいのある子がいることで母親たちが抱えている戸惑いや生きづらさなどに寄り添い
ちょっとしたヒントが得られ、少しでも前向きになれるような優しい研修会をやりたい。
それこそが、育成会(親の会)だからこそできる役割なのではないかと強く思います。

ご訪問ありがとうございます(F)

今日もちょいと引っ張らせていただきます!

2014年11月27日 | 研修会
先日から、障がいのない“きょうだい”からのメッセージの事について触れていますが
今日も少しその事に触れていきたいと思います。

きょうだい本1


昨日、私自身が障がいのない長男と話をしたことについてブログに書き込みました。
私のところは、たまたまうまく話すことができた感じですし、
長男自身もこれまで生きづらさを感じることなく育ってくれたようでホッとしましたが、
中には、そうそううまくいっている家族ばかりではない場合もある、という情報も来ていました。

※だからこそ、障がいのない”きょうだい”について研修会をやろうと思ったのです。

米沢で行われた地域活性化事業「障害基礎年金の研修会」
研修会が終わり、今後の研修会の紹介をしていたところ、
講師をしてくださった「サポートセンターおきたま」の鈴木所長から
「最近、きょうだいからの相談もあるんですよ」とお聞きしたのです。
私は「きょうだいからですか?どのような事での相談ですか?」と
驚きながらお聞きしました。

・親から気軽に「この子(障害のある兄弟姉妹)の事はお願いね」と
 言われたひと言が、呪縛のように自分をがんじがらめにしている。

・自分が親代わりになり、障害のあるきょうだいの面倒を見てきた。
 そのことで、親も自分に感謝してくれていたし、自分もそれが自分自身の
 務めで、生きがいにもなっていた。しかし、高齢になってきたこともあり
 障害のあるきょうだいはグループホームで生活することになり、自宅を離れた。
 その事で、自分がすることが無くなってしまい喪失感にさいなまれている。
 自分自身、これからどうやって生活していったらよいのか考えもつかない。

このような事でした。
親としても辛いことではないでしょうか。

それから、事務局に電話をくれた方が切々と語ってくれた内容にも
言葉を失ったことがありました。

障がいのある子と、障害のない子がいるのだが、
障がいのある子どもにだけ手をかけて育ててしまった。
障がいのない子の事は、ほとんどおばあちゃんに育ててもらったようなものだ。
親の気持ちとしては、将来、障がいのある子との事で、
きょうだいに迷惑はかけられないという思いがあって、無我夢中だった。
少しでも障がいを治して”きょうだい”に負担をかけたくなかった。
本当に何でもやったし、どこにでも行った。
でも、そのことで、障害のない”きょうだい”には本当に寂しい思いをさせてしまった。
実際に”きょうだい”から「私の事なんていらなかったんでしょ!」と言われたことがある。
障がいのある子は小学校に上がる時期に「就学免除」で学校に行くことができなかった。
それでも、”きょうだい”は学校で障がいのある「きょうだい」のことでいじめにあっていた。
寂しかったり、くやしかった場面を今でも鮮明に覚えていて、その事を今でも責められる事がある。

聞いているこちらも辛くなってくるような内容でした。
話を聞いてみると、親の思いを”きょうだい”に伝えていないという事が分かりましたし、
きょうだいの気持ちをくみ取る余裕も親にはなかったようです。
やはり、分かっているはず!という気持ちが親の方にあったのかもしれません。
いまさら親と”きょうだい”との溝は埋まらないだろうけど・・・
とその方はおっしゃっていました。
そんなことはない!と私も信じたいです。
今では互いに十分すぎるくらいの大人ですから、今からでもじっくり話すことができれば
溝は埋まるのではないかとおもうのですが・・・親子ですから。(-_-)

やっぱり、ここまでになってしまわないうちに
ちょこちょこと障がいのある子についての「障害」について話をしたり
障がいのない”きょうだい”のためだけの時間を作ったりして、
障がいのないきょうだいにも愛情表現をすることが大切なのだと思います。

親にとっては障がいがあろうが、なかろうが、どちらも大切なわが子です。
時々深呼吸をして、障がいのない子とゆっくり過ごす時間を作ってみることも
絶対に必要なのだと思います。

ご訪問ありがとうございます(F)

勇気と勢いで一歩を踏み出して!

2014年11月26日 | 研修会
先週の金曜日(21日)に行われた研修会
「障がいのない”きょうだい”からのメッセージ」
先日のブログにその時のようすを掲載しています。

「障がいのない“きょうだい”からのメッセージ」 ← 先日のブログにリンクします



その中でも触れましたが、障がいのないきょうだいと、
障がいのある子について、親はあんまり話をしてこない人が多いのです。

その理由は、家庭環境や親の性格、きょうだいの年齢などによって違うのですが、
多くは、障がいのある子とずっと生活を共にしているのだから、
きょうだいもある程度のことは知っているはず!と思ってしまっている事や
障がいのある子にばかり手をかけてきてしまったので、
親に対しての不満をもっているだろう、という気持ち
きょうだいに障がいのある子のことで迷惑はかけないつもりだから
何もしらせなくても良いとおもっていた、というような場合などが考えられます。

でも、そのことがかえって”きょうだい”にとっては不安の原因になっているということが
先日の研修会でわかりました。

そして、きょうだいとのコミュニケーションの重要性は分かったので、”きょうだい”と話をしなければ!!
と思った親御さんもたくさんいたようです。
(アンケートにもそのように書いてくださった方がたくさんいらっしゃいました。)

ただ、いざ話をしようとした場合、どんなタイミングで、どんな切り口で切り出せばいいのかが分からない。
という人もたくさんいらっしゃると思います。

実は、私自身もまったく同じでした。
長男とは、障がいのある次男のこと以外については、
結構うまくコミュニケーションがとれていると思っていますが、
次男の事について何か話をしたという記憶は、ほんの少ししかありませんでした。

そこで、講師の有馬先生にメールでご相談していたところ
「う~ん、私だったら今日の研修会の勢いで話しちゃうかも!」と返事がきました。

今日?!
そういえば、県外の大学に行っている長男ですが、
車のタイヤ交換にちょうど帰ってくる日だったのです。
今日がその時なのかもしれない!と私も思いました。

思い切って今日の資料を長男に渡して
「今日、こんな研修会をやってきたんだ、講師はあなたと同じ立場の
障がいのない”きょうだい”の方だったんだよ」と伝えました。

ふうん、というながら資料を受け取らなかったらどうしようと思いながら様子をみていたら・・・

真剣に読み始めました・・・(*_*;ドキドキ
読み終わって資料を私に「ハイ」を返してきたときに
「読んで、どうだった?」と思い切って聞いてみました。

「う~ん、7割くらいは当てはまるかな」との返事でした。
そこから、これまでの気持ちや、いまの気持ちを資料にそって話をすることができました。

生きづらさは感じていないけど、親亡き後の事は心配なこと。
弟の面倒は自分が見ることになるのだろうという事は
いつの頃からということは覚えていないけれど随分前から漠然と感じていたこと。
友達との会話の中できょうだいの話題になったときは、
すぐに弟の障がいのことはカミングアウトすること。
その方が面倒くさくないとおもったからのようです。

それから私も驚いたことは、
障がいのある弟のことを否定したり、そのことで自分になにか言ってくる奴がいたら
なんなら半殺しにしても構わない、というくらいの気持ちをもっているという事でした。
それは、本当に小さなころから心に決めていることなのだと言っていました。

私は「それは極端すぎるんじゃないの?」と言ったのですが、
有馬先生にその旨伝えたところ
「あ~、その『半殺し』わかります!私もそのくらいの気持ちでいました!」
と、返信がきました。
それくらい”きょうだい”というのは自分の兄弟姉妹のことを
大切におもっているのだなぁ・・・・と今さらながらに思い知らされました。

きょうだいの年齢によっても反応は違うと思いますので
これがすべての”きょうだい”に当てはまるのではないと思いますが、
研修会の勢いをかりて、研修会の資料をキッカケにするのは『アリ!』だと思います。

思い切って、”きょうだい”と話をしてみましょう!
親が思っているよりも”きょうだい”はいろいろなことを考えているのかもしれませんね。


ご訪問ありがとうございます(F)

障がいのない“きょうだい”からのメッセージ研修会開催

2014年11月25日 | 研修会
11月21日金曜日 山形市総合福祉センター 第1研修室
障害児者と家族の権利擁護の研修会
「障がいのない“きょうだい”からのメッセ―ジ」


講師の有馬 桃子 氏


参加者は50名ほどいらっしゃいました。
申込みなしで当日ご参加くださったかたもおられました。


今回の参加者さんは、育成会の会員さんの他に
未就学のお子さんを持っている若いお母さん、
学齢児のお子さんをもっているお母さん方が結構いらっしゃいました。


実際に障がいのない”きょうだい”からお話しを聞くことは
なかなかありませんでしたので、みなさん真剣に聞いていました。

アンケートを書いていただきましたが、
さすがにお若いお母さん方は、今まさに子育て真っ最中ですので
切羽詰まった感じが読み取れましたし、今回の研修会に参加した事で
今までの接し方を反省したり、なにか行動を起こそうとしている様子が分かりました。

また、「育成会の活動に感謝!きょうだいをぎゅーっと抱きしめたくなりました」
という、今回の研修会を主催した私たちにとってとても嬉しい事を書いてくださった方もいました。

そして、多くの参加者さんが感じたことは、
障がいのないきょうだいと、もっと障がいのある子についてや
将来のことについて話をしなければならない。
という事のようでした。

ただ、どんなタイミングで、話せばいいのかを悩んでいる
というアンケートもあり、私もまったく同じように感じていましたので
帰りの新幹線に乗っている有馬先生にメールでいろいろと相談するような
事になってしまいました。

話さなくちゃ!と思いながら、きょうだいのホンネを聞くことが怖い!
という気持ちも親にはあります。
なにせ、我慢してきただろうな・・・・・・・と親自身も解っていますから。

有馬先生は、何度かメールをやりとりしたら
「ああなんかわかりました!みなさん、切り口にすごく迷われるのですね!」
と返事をくださいました。
そして、
「それこそ率直なコミュニケーションの実践なので、ワークショップなんかだと具体的に考えて練習したりするところなんです。もしこれから研修会の場があったら、一緒にどういうコミュニケーションがやりやすいのか考えるのもありですね。」
とのことでした。
ワークショップ!良いかもしれないですね。
少し年齢の高い親御さんだと、こんな場合はこうした方が良いですよ!
と示してくれる講演会や相談会の方がしっくりくるのかもしれませんが、
各家庭の状況やきょうだいの性格によって、その方法がしっくりいかない事もありますから、
参加者みなさんで、こんな場合はこんな風にするのはどう?
などと話し合いながら学びあう事ができるワークショップは、
気持ちの若い親御さんにとっては良いかもしれません。

さて、この話には少々別の話もくっついているのですが、それまた後ほど(^-^)

ご訪問ありがとうございます(F)

障がいのない”きょうだい”からのメッセージ(地域活性化事業)

2014年11月10日 | 研修会
赤い羽根共同募金会からの配分金により開催している

手をつなぐ育成会地域活性化事業の研修会

来週21日(金)に行われる「障がい児者と家族の権利擁護の研修会」

障がいのない”きょうだい”からのメッセージ
が最終の研修会となってしまいました。



研修会が近づいてきましたので、参加申込書が毎日届くようになりました。
特別に定員は設けておりませんが、会場の収容人数にも限りがございますので、
参加をお考えの方はお早目のお申し込みがよろしいかもしれません。

山形県手をつなぐ育成会地域活性化事業
「障害児者と家族の権利擁護の研修会」
障がいのない”きょうだい”からのメッセージ

日時:平成26年11月21日(金)午前10:00~12:00
会場:山形市総合福祉センター 3F 研修室1
講師:有馬 桃子氏 臨床発達心理士(きょうだい)
     (受付:午前9:30~)


障がいのある子を持つ親は、子どもの訓練施設や支援学校
または私たちのような育成会(親の会)の集まりに参加することにより
同じ立場の仲間に巡り合う機会は結構多いのですが、
”きょうだい”は同じ立場の仲間と知り合うことはまずありません。
幼いころは、育成会(親の会)などの行事に一緒に参加して
ちょっとは同じ立場の”きょうだい”にも会えるかもしれませんが
大人になっていくにしたがい、同じ立場の人に会うことはなくなっていきます。

親同士の集まりでは同じ思いを持つ者同士、
悩みや不安などを吐き出すこともできますが、
きょうだいは、誰にも自分の気持ちを話す場が無かったりします。
何とも言えない生きにくさを抱えて大人になっている人がほとんどだそうです。

もし可能であれば、障がいのないごきょうだいもご参加ください。
同じ仲間の話をきくことで、誰にも言えなかった気持ちを振り返り
整理して、また前に進むことができるかもしれません。

講師の有馬先生も”きょうだい”の参加は歓迎します。
なんなら、研修会のあと少しお話したいくらいです。
とおっしゃっていました。どうぞお気軽にお申込みください。


ご訪問ありがとうございました(F)

障害基礎年金の研修会(会場:東北公益文科大学)

2014年11月07日 | 研修会


11月6日(木)東北公益文科大学 公益ホール2F 研修室

「障害基礎年金の研修会」
その時になって慌てないように、今から心がけておくこと
酒田年金研修 (1)

酒田年金研修 (2)


参加して下さった方は約50名もいらっしゃいました。
申込みなしで当日おいでいただいた方もおられました。

酒田年金研修 (5)

今回の参加者の方々ですが、酒田特別支援学校・鶴岡養護学校・新庄養護学校の
保護者の方もいらっしゃいましたが、相談支援事業所の職員さんや、
市の職員さん、社会福祉協議会の職員さんなどもいらっしゃいました。
その他、庄内地区の各市町村育成会の会長さん方もご参加くださっていました。

酒田年金研修 (8)
講師には、サポートセンターつるおか の伊澤さおり所長
急な講師のお願いにもかかわらず、たくさんの資料をご準備いただきました。
本当にありがとうございました。

そして、お話によると最近は年金機構の方でも積極的に
学校などを訪問し、年金についての研修会をひらいてくださるとのこと、
詳しい手続きについて知りたい場合には専門の方に聞くのが一番ですので、
各市町村育成会で、そのような研修会を積極的に開くようにすれば
若い方へのアピールにもなりますし、市町村育成会の活性化にもつながります。
是非、実現していただきたいと思いました。


酒田年金研修 (11)
みなさん真剣にきいていらっしゃいます。

酒田年金研修 (7)
質問があった時には、経験のある会員さんが答えてくださったりする場面もありました。

精神科の先生の診断書が必要な事を知った親御さんからは
どこの病院が良いか?というような突っ込んだ質問も出ていました。
やはり、親御さんにとって、障がいのある子どもの年金申請は
とても重要な手続きですので真剣さが伝わってきます。
伊澤所長も、その質問が来るだろうと予想して下さっていたようで
研修会という公の場ではありましたが、特別に教えてくださいました。

ご参加いただいた相談支援センターの職員さんからも、
「私の市では、このような段取りになります」
というような情報の提供もあり、とても有難かったです。
市町村の窓口の対応もそれぞれに違いがあるのですねぇ(・o・)

そして、質疑応答も順調におわり、アンケートを書いてもらおうとしたところ・・・
\(◎o◎)/!大失態!!!
なんと、アンケート用紙を忘れて来たことに気が付きました。
で・・・
「今日の研修会に来て良かったと思われた方は手をあげてもらえますか?」
なんて聞いてしまいました。
たくさんの方が手をあげてくれました。
まあ、上げろ!って言ってるみたいなものですものね(・_・;)
どうもすみませんでした。

そして、お二人に感想を発表していただいたのですが、
研修会が終わったあと、お1人の親御さんが私に近づいてきました。
「恥ずかしくてみんなの前では言えなかったのですが、
私も年金がもらえる事を知らなかったのです。
今日参加して本当に良かったです。ありがとうございました」
と、はにかみながらおっしゃって下さいました。

年金の相談だと言って、相談支援事業所に来た親御さんが、
障害基礎年金の申請の相談に来たのではなく、
収入のないわが子がどうやって国民年金を支払えばいいのか?
という相談で来たこと、その方は障がいのあるわが子が
障害基礎年金を受給できることを知らなかった。
というお話を、以前知り合いの相談支援事業所の人から聞いていたので
質疑応答の時間にご紹介したのですが、
まさに、同じような方が研修会にいらしていたという事でした。
本当に今回の研修会に来て良かったですよね!
この研修会がお役立てたことが分かり、私も嬉しくなってしまいました。

そして、そして、もうひとつとても嬉しかったことがありました。
それは、「のんちゃんまま」にお会いできたこと(*^_^*)
いつもブログにお邪魔させていただいて、可愛い坊ちゃんのようすに癒されたり
フットワークも軽く、いろんな情報を発信していらっしゃるので、
いつもいつも感心して拝見させていただいておりました。

のんちゃんままも、ブログ(公式のブログ)に訪問してくださり、
たびたびコメントもいただいたりしていますので
本当にお会いできるのを楽しみにしていました。

とっても可愛らしい まま でした(^^♪
これからもどうぞよろしくお願いしますm(__)m



研修会が終了した後、講師の伊澤所長と、同じ事業団の相談支援担当者さんたちが
集まって何か相談をされていたのですが、年金の研修会に力を入れていこう!
と、今確認をしたところです。とおっしゃっていました。

私も、年金申請で大変な思いをした親御さんの事例をお話しさせていただきましたので
そんな風に思ってくださったのであれば、とってもありがたいことです。

今日は鳥海山もスッキリ見えて、とても綺麗でした。
酒田年金研修 (13)


酒田年金研修 (16)
会場近くの並木道も、綺麗に色づいた木々と落ち葉の絨毯がとてもステキでした。

なんだか、気持ちもスッキリ良い気持ちで研修会を終える事ができました。
サポートセンターつるおかの伊澤さおり所長、本当にありがとうございました。
庄内地区の親御さんたちは、一生懸命な相談支援事業所さんがある事を知って
心強く思われたのではないでしょうか。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

ご訪問ありがとうございます(F)

気になる、木になる、好きになる(アートツリーやまがた)

2014年11月06日 | 本人活動
先日のGH研修会の時に、講師の木村園長からチラシをいただいてきました。

アートツリー1
アートツリーやまがたvol.3 

アートツリー2


2014.12月11日(木)~2015.1月7日(水)
10:00~19:00 ※12/17(水)・1/1(木)休館
会場:寒河江市美術館(フローラ・SAGAE 3階)
入場無料


開催は少し先ですが、素朴な作品たちが
スタッフさんのセンスある展示の仕方で、
本当に素敵なアートとして存在感を出しています。

今年で3回目になるのですね(^-^)
私は毎回お邪魔させていただいていることになります。


開催期間中はさまざまなイベントも準備されています。
お近くにおいでの際は是非足をはこんでみてください。

ご訪問ありがとうございます(F)

世話人さんは利用者さんがスカウトしてきた(゜o゜)!

2014年11月02日 | 研修会
昨日ブログで報告したグループホーム研修会の補足になります(^-^)


これは「ORADANA」の食堂に飾ってあった作品です。
きっと、利用者さんの誰かの作品だと思います。
ホント!そのとおり!!って思いました。

そして、昨日ブログに書きこむのが抜けていた事を思い出しました。
ORADANAで働いていただいている「世話人さん」は、
利用者の方がスカウト(?)してきたという事でした。


木村園長の話によると、ホームの利用者が、知り合いに
たまたまグループホームの世話人の経験がある人がいたようで、
是非来てもらえないかと声を掛けたのだという事でした。
世話人さんは家庭の都合で1人おやめになっているので
今は3人でローテーションを組んでやっていただいているそうですが、
当初は4人だったそうで、法人では求人活動をせずに
世話人さんを4人、しかも経験のある方々を採用することができたのだそうです。
しかもとても良い方ばかりで大変助かっているとのお話しでした。
障がいのある人の人脈にも驚かされてしまいました!
すごい(・_・;)です・・・



そしてこれは、GHを見学した人たちがお昼を食べた
パスタ屋さんの前菜とデザートセットです。




パスタは・・というと、写真を撮るのを忘れていて、すでにおなかの中に入ってました。
まあ、こちらは研修会には関係ない話ですけどね。
以前は河北町にあったパスタ屋さん、
今は寒河江にお店を出していたのですね。
そして、おとなりの建物ではペットとの同伴ができるようになっていました。

ご訪問ありがとうございます(F)

グループホーム研修会(地域活性化事業)

2014年11月01日 | 研修会
10月30日(木)寒河江市ハートフルセンター視聴覚室において
山形県手をつなぐ育成会地域活性化事業
「グループホームの研修会」を行いました。

講師は、寒河江市手をつなぐ育成会の事務局もお引き受けいただいている
さくらんぼ共生園の木村久夫園長です。

今回は新庄養護学校から保護者の方だけではなく、
寄宿舎の先生と高等部の先生も参加して下さいました。
(私も懐かしかったです)(^-^)

GH研修会 (6)
木村園長の穏やかな語り口で、本当は大変なのであろうトラブルも
たいしたことが無いように聞こえてしまいます(^^ゞ

これまでグループホームの話を聞いてきたのは、
入所施設を運営している法人が入所者の地域移行ということで
作ってきたホームのお話しでしたが、
今回は、通所施設を運営している法人が作ったホームということで
利用している人も、知的・身体・精神と3障がいがそろっているそうです。

とても興味深く聞かせていただいたことは、
何かを決める時は、必ず利用者本人たちと話し合いをしたうえで決める、ということ。

どんなグループホームに住みたいのかという事はもちろんですが、
例えば、ホームの名前も本人さんたちが決めたのだそうです。
ちなみにホームの名前は「ORADANA」(おらだな)です。
山形県の方言で(村山地区かな?)【わたしたちの】という意味です。
おらだ→おれたち(わたしたち) な→の ということで
私たちのグループホームという意味になっています。

そして、今も利用者さんと職員とで月に1回は必ず「定例会」を開き
問題点を話し合うのだそうで、それがとても良いことで重要な事だとのことです。
利用者の人たちは3障がいの方々がいらっしゃいますので、
自分の障がい以外の障がいを理解するための勉強にもなっているとの
お話しに、なるほどなぁ~と感心してしまいました。
(それぞれに自己主張ができる方々ばかりなので、
いさかいが起こったりもするそうです)

そして驚いたことは、ホームには友人を招いて泊めたり、
家族が来て泊まったりしてもOKなのだそうです。
ホームで行う行事にも、友人や家族を招いて楽しんでいるスライドをみせていただきました。

GH研修会 (4)

GH研修会 (5)
質疑応答の時間です。

「グループホームを作りたいのだが、どこから手を付けていいのか分からない、
どんなことから始めたのか教えて欲しい」
という質問が出た時、
「まずは、利用する人たちと話し合いをすることです。
利用する人たちはどんなホームを望んでいるのかを
何度も話し合いをして決めることではないでしょうか。
誰が利用するのか分からないが、とりあえずホームを作るというのでは
全てが中途半端になってしまうと思います。
私たちのホームでは、利用する本人さんたち皆さんが
夜間も職員がいるのは管理されているようで嫌だ、
という意見だったので夜間は人を置かないように決めました。」
とお答えになっていて、本当に利用者さんの意見を取り入れながら
作られたホームなのだと感心してしまいました。

個別支援計画も「わたしのゆめプラン」という呼び名にして
本人の意見を充分に聴く「傾聴」を最重要視しているとのお話しでした。
さくらんぼ共生園の利用者さんの中には、あまりお話しするのが
上手ではない方もいるそうですが、普段の会話からポロンポロンと出てくる本音を
どれだけ拾い上げる事ができるかが支援者にかかっている。
というお話に、本当に利用者の気持ちを大切にしていることが判りました。

利用料も驚くほど安く、家賃も1万円ということなのですが、
家賃補助が1万円あるので、基本タダ!ということになります。
就職しても残念ながら離職してしまう場合が多いそうで、
無職の時期にも障害年金だけで生活ができるように考えているのだ、との説明でした。
その説明には、みなさん本当に驚きながらも
ありがたい心遣いに感心しておられたようでした。
(経営的には赤字だそうです。 (・_・;)そうでしょうねぇ・・・)

そして・・・
せっかく遠くから行くのだから是非グループホームを見学させてもらえないだろうか?
と問合せをしてくれた方が数名いらっしゃいましたので、木村園長にお聞きしたところ
そんなに大勢でなければ良いですよ。といっていただきましたので
一部の方にはグループホームも見学していただきました。
私も観させていただきました。

GH研修会 (7)
「ORADANA」です。

GH研修会 (23)   GH研修会 (24)


この窪みのところで車いすのタイヤをきれいに洗う事ができるのだそうです!
GH研修会 (8)

廊下は土足OKです。
GH研修会 (9)


GH研修会 (17)

食堂です。
GH研修会 (12)


ゴミもちゃんと分別します!
GH研修会 (14)


食堂の台所です。オール電化です。
GH研修会 (13)


ショートステイのお部屋を見せていただきました。
すべての部屋が同じ作りだそうです。
GH研修会 (21)


GH研修会 (22)
自立型のホームという事で
アパートのように、すべての部屋に自炊もできるように
小さなキッチンが付いていますし、バス・トイレも完備されています。
安全を考えてオール電化になっており、各部屋に温水器もありました。

部屋は6畳ですが、洗濯機を置くスペースも別にあり、
洗濯物を干せるスペースもあります。
GH研修会 (19)   GH研修会 (20)
ショートステイの部屋には、ソファーベッドが置いてありました。

そしてやっぱりアパートのように、各部屋のドアの所には
ドアチャイム(ピンポン)と、内から誰が来たのかを確認できる
覗き穴?もちゃんとついていました。

これまで見てきたホームとは違い、プライベートな時間や
空間が欲しいと思っている人達の意見を取り入れたホーム
なのだということがハッキリわかりました。
(ただ、音に敏感な人がいるので防音をもっとちゃんとすれば良かったとの事でした)

グループホームといっても、利用する人の障がい程度によって
さまざまなタイプのホームがありますので、やはり、どんな人が
利用するのかが決まってからホーム作りに取りかかるべきだとの
木村園長の言葉が改めて思い出されました。

ご訪問ありがとうございました(F)