山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

◆だいじょうぶ3組

2013年04月19日 | 日記
4月19日(金)気温は少々(かなり)低いのですが
山形市の桜が満開になったそうです。


昨日の写真です




銀行へ行く途中にある桜のトンネル


公園の桜も咲きました


今日は久しぶりに何も予定がなかったので
前から見たいと思っていた映画を観てきました。

乙武洋匡さんがご自身の体験を書いた本を映画化した
『だいじょうぶ3組』です

今日はレディースデーなので割安の金額で見る事ができました



公開されてから結構な日数が経っていたので
まだ上映されているのかが心配だったのですが・・・やってました

平日の日中、しかも障がい者もの(偏見?)の映画なので
きっとまた観客は数人で、ほぼ貸切状態だろうと思っていたのですが
私の予想よりは多く、17名、18名くらいはいたようです。
少ないじゃん!と思うでしょうが、公開してから日数が経っていますし
好き嫌いが分かれる映画かな?と思っていたのでした。

内容はネタバレになるので詳しくは書きませんが
乙武さん本人の体験に基づくものだからなのか
乙武さんの演技が自然で上手なのに驚きました。
子どもたちもとても自然で違和感なく見る事ができました。

2時間にまとめるのは厳しかったのだろうな~と思えるくらいの
出来事がギッシリ詰まっていましたが、それでも引き込まれて
思わずうるうるしてしまったところが何か所もありましたし
まわりからも鼻をすする音が何度も聞こえてきました。

乙武さんが子どもたちに問いかけていました。

普通ってなに?
普通じゃないってどういうこと?
みんなと違うって変なこと?


私も子どもたちと一緒に考えていました。
みなさんも考えて見ませんか?

あと、最近よく聞くようになった自己肯定感。
これは、障がいの有る無しに関係なく、
生きていくうえで人生が楽しくなるか否かを大きく左右します。

私は○○はできないけれど、○○は得意だよ!

これも、一緒に考えてみませんか?(F)

障がいの特性に応じて学習内容の変更・調整

2013年04月19日 | 特別支援教育
 インクルーシブ教育システム(包容する教育制度)構築にかかる報告書「概要」の紹介に引き続いて「別表」を取り上げている。

 障がいの特性に応じてどのような配慮を必要とするか。
 
 今までの紹介から通算すると第24回目となる。
 別表1「学習上又は生活上の困難を改善・克服するための配慮」を2回にわたって紹介した。
 別表2では、「学習内容の変更・調整」についてである。
 それが、次の内容。

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【引用始め】

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1321668.htm

共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための
特別支援教育の推進(報告)別表

別表2

○1-1-2 学習内容の変更・調整

 認知の特性、身体の動き等に応じて、
 具体の学習活動の内容や量、評価の方法等を工夫する。
 障害の状態、発達の段階、年齢等を考慮しつつ、
 卒業後の生活や進路を見据えた学習内容を考慮するとともに、
 学習過程において人間関係を広げることや自己選択・自己判断の機会を
 増やすこと等に留意する。

視覚障害

視覚による情報が受容しにくいことを考慮した学習内容の変更・調整を行う。
 (状況等の丁寧な説明、複雑な図の理解や読むことに
 時間がかかること等を踏まえた時間延長、観察では
 必要に応じて近づくことや触感覚の併用、体育等における安全確保 等)

聴覚障害

音声による情報が受容しにくいことを考慮した学習内容の変更・調整を行う。
 (外国語のヒアリング等における音質・音量調整、
 学習室の変更、文字による代替問題の用意、
 球技等運動競技における音による合図を視覚的に表示 等)

知的障害

 知的発達の遅れにより、全般的に学習内容の習得が困難な場合があることから、
 理解の程度に応じた学習内容の変更・調整を行う。
 (焦点化を図ること、基礎的・基本的な学習内容を重視すること、
 生活上必要な言葉等の意味を確実に理解できるようにすること 等)

肢体不自由

 上肢の不自由により時間がかかることや
 活動が困難な場合の学習内容の変更・調整を行う。
 (書く時間の延長、書いたり計算したりする量の軽減、
 体育等での運動の内容を変更 等)

病弱

 病気により実施が困難な学習内容等について、
 主治医からの指導・助言や学校生活管理指導表に基づいた変更・調整を行う。
 (習熟度に応じた教材の準備、実技を実施可能なものに変更、
 入院等による学習空白を考慮した学習内容に変更・調整、
 アレルギー等のために使用できない材料を別の材料に変更 等)

【引用終わり】

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 以上、障がいの特性に応じた学びは、時間をかけ手をかけ具体的な内容を提示していくことである。
 いかに実情を理解して、ペースにあった学習内容を工夫することができるか。
 学習意欲が高まる組み立てを常に心がけて欲しいものだ。
 (ケー)