山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

◆手をつなぐ9月号

2012年08月31日 | 日記
全日本手をつなぐ育成会発行の元気が出る情報・交流詩
「手をつなぐ」9月号がとどきました。



今月号の特集は旅に出ようです。
知的障害のある人にとって、「旅」は大冒険です。

わくわくドキドキ道中記ということで、知的障がいのある2名が
支援者と一緒に、北海道から東京へ飛行機・大阪から東京へ新幹線で移動し、
支援者と4人で、東京観光とショッピングを行ったことが沢山の写真と一緒に
紹介されています。

本人のチャレンジを支援する「知的障がい者通所自立支援事業所」の紹介。

障がいのある方が地域で普通に暮らしていくためには
「好きな場所へ1人で移動する力」を伸ばすことが重要だということで
大分県では「大分県障がい福祉計画」の中で、
特にバスなどの公共交通機関を使った移動の支援を進める事に
しているというような記事もあります。

今月の問題
相談支援専門員・事業所の確保に育成会の声を
今年度4月から「サービス等利用計画」の作成という動きが始まりましたが
自分達の地元で目に見えた変化があらわれているでしょうか。

事業所と相談支援専門員の数を増やし、その資質向上への
取り組みがスピード感をもって進められて行くように
育成会も声を上げていく必要があるということが書かれています。

今月の【ひびき】は、山形ドキュメンタリー映画祭でも上映され
私も観させていただきましたが映画『ちづる』の主人公ちづるの
兄であり、監督でもある赤崎正和さんでした。

障がいのある妹のことを友人に話すと、いつも深刻な雰囲気になることが多く
妹の話題は小学生の頃からずっと避けていたそうです。
でも、自分にとってはあたりまえの存在である家族の存在を
隠し続けることで、いつしか自分から人との間に壁をつくるように
なって行ったそうです。

先日、宮城県で行われた「きょうだいのワークショップ」に参加してくれた方の
お母さんと先日お話をしたのですが、ワークショップで吉川先生と知り合う事が
できて良かったと言ってたよ。と報告してくれましたが、それに参加した事で
判った事の1つに「きょうだいの気持ちは親は絶対にわからない」ということも
あったようです。

「お母さんは、私の気持ちも解ると言うけれど、絶対に私の気持ちは解っていない!」
と言われたそうです。
その、ワークショップに参加し、同じ境遇のきょうだいたちと本音で語り合えたことで
きょうだいだからこそ分かり合える気持ち、という事を実感してきたのではないのでしょうか。

私も親なので、自分の子どもから「絶対に私の気持ちはわからない」と
言われてしまうつらさも感じますが、逆に言えば
親の気持ちも、親同士では分かり合えるけれども、子どもには理解できないだろうと
思いますので、同じようなことなのでしょうね。

話しが脱線しました

「手をつなぐ」は、昨日発送しましたので、県内には本日郵送されると思います。
どうぞお楽しみにお待ちください(F)




「ひとりじゃない 今から本人活動をはじめよう」の紹介13回目

2012年08月31日 | 本人活動
 
 本人活動をどのようすればうまくいくか。
 それをまとめた冊子をこれから連続して紹介する。

 さくら会編集・発行「ひとりじゃない 今から本人活動をはじめよう」(2009年)

 この冊子には本人活動をする上で、参考になることがたくさん書いてある。
 このとおりやってみると、うまくできるのでないかと思う。
 以下、紹介する。
 まず、その第13回目
 15ページの「3.支援者の役割 1.支援者の役割」から。

******************************************************

【引用始め】

  3.支援者の役割

   1.支援者の役割(p.15)

   (1) 理想の関係

    本人も支援者も、「よい社会を目指す」という点で同じ立場です。

    おたがいに助け合う関係です。 「あのー、相談が」→「おまたせ」

   (2) 支援者の仕事

    ① 事務的な手助け(パソコン、印刷、会場予約、報告書、予算書、会費管理等)

    ② 講演や意見発表の依頼をもってきます。

    ③ 研修や制度、助成金などの情報を知らせます。

    ④ 行政などの外部との窓口となります。

    ⑤ 支援者を連れてきます。

    ⑥ 重度の人の支援をします。

    ⑦ ガイドヘルパーの役割をします。

    ⑧ 危険の予防をします。

    ⑨ 話すことが苦手な人を支援します。
        
【引用終わり】

******************************************************

 本人の会をうまく運営するには、支援者がいかに黒子役で動くか。
 出しゃばらず、ただ何もせずというわけでなく、適時に適切な助言や助力を行うかです。
 本人も育つ、支援者も育ってこそ、すばらしい本人の会と言えます。
 ただ、そうだからといって支援者が肩に力入りすぎて、本人たちの中で浮いた存在になってしまっては元も子もありません。
 本人のペースにあった、本人たちが今できることに合わせて対応することです。
 支援者はあせらず、今ある本人の会を受け入れ認めることです。
 そうでなければ、本人の会の意義が見失われます。
 そこは、支援者自身の力量にかかります。
 本人たちから、支援者そのものが試されているのです。
 本人たちの意にそって、脱線したり、うまくいかなかったりしたときに、いかに軌道修正できるか。
 それが支援者の大きな役割です。
 (ケー)


◆お詫びとお願い

2012年08月30日 | 業務
8月27日の当ブログにて
「元気がでるセミナー」のご紹介をしました。


大変ありがたい事に、早くも申込みが来はじめました

そして、申込みがきて初めて気がつきました。
申込みいただいた方へ何かこちらから連絡する事があった場合
連絡先を書いていただく欄を設けていませんでした

市町村手をつなぐ育成会の事務局あてには、
先程メールでお願いをいたしましたが、
もし、このブログでセミナーの事を知り、
参加してみようかな~と思ってくださっている方が
いらっしゃいましたら、お手数をお掛けして申し訳ありませんが
お名前と所属(所属育成会や、学校名、他の障がい者団体等・・・)
の他に、空いている欄に電話番号か、メールアドレスを
お書き加えのうえお申込みいただけますようお願い致します。

数人で誘い合って申込みしてくださる方は、
代表者の方の連絡先をお願い致します。

私の不手際により大変申し訳ありません。
お手数をお掛けしますが、よろしくお願い致します(F)


「ひとりじゃない 今から本人活動をはじめよう」の紹介12回目

2012年08月30日 | 本人活動
 
 本人活動をどのようすればうまくいくか。
 それをまとめた冊子をこれから連続して紹介する。

 さくら会編集・発行「ひとりじゃない 今から本人活動をはじめよう」(2009年)

 この冊子には本人活動をする上で、参考になることがたくさん書いてある。
 このとおりやってみると、うまくできるのでないかと思う。
 以下、紹介する。
 まず、その第12回目
 14ページの「4.自分たちで活動するために」から。

******************************************************

【引用始め】

   4.自分たちで活動するために(p.14)

   支援者がいなければできないと、思いこまないようにしましょう。

   支援者がしていて、自分たちでできるようになったことがあります。

   (1) パソコンを使います。

    ① 記録をとります。

    ② 資料を作ります。

    ③ 案内状を作ります。

    ④ 会報を作ります。

   (2) 行事の準備

    ① 切符を予約します。

    ② 忘年会の幹事をします。

    ③ 会場を予約します。

    ④ 景品の買い物をします。


   (3) 情報の提供

    ① 研修や大会の情報を集めます。

    ② 割引のアドバイスをします。

   (4) 支援者の研修

    ① 支援者も研修で、よくなることもあります。

      (わかりやすい情報提供、ゆっくり待つなど)

    ② できるだけ本人たちが、役割を分担できるようにします。

    ③ 本人から支援者への助言も有効です。
     
【引用終わり】

******************************************************

 本人の会では、自分でできることをだんだんと増やしていくことです。
 始めは支援者の援助を得ながらやっていく。
 でも、徐々に経験を積み重ねると自分たちでできるようになってきます。
 資料づくり、会場の予約、案内状づくり、会員集めの連絡、会議の運営、会議のまとめ、仕事はさまざまです。
 でも、それを仲間と分担すればそんなに難しくありません。
 自分の仕事をよく理解することです。
 その仕事をなしとげる順番どおりやっていけば大丈夫です。
 それを繰り返していくと、始めは支援者の援助があっても、だんだんと一人でやっていけるようになります。
 仕事を細かくわけて、それを一つ一つなしとげていけばいいのです。
 仕事を細かくわけるのは、支援者から手伝ってもらう。
 次からは、細かくわけた仕事を一つずつやっていく。
 ぬけたり、間違ったりすることもあります。
 そこは支援者から援助してもらい、最初からやり直したりしながら覚えていくことです。
 細かくわけた仕事が一つずつうまくいったら喜びがわいてきます。
 仲間と会議がうまくいくよう協力します。
 そうなれば、すばらしい本人の会になります。
 (ケー)


「ひとりじゃない 今から本人活動をはじめよう」の紹介11回目

2012年08月29日 | 本人活動
 
 本人活動をどのようすればうまくいくか。
 それをまとめた冊子をこれから連続して紹介する。

 さくら会編集・発行「ひとりじゃない 今から本人活動をはじめよう」(2009年)

 この冊子には本人活動をする上で、参考になることがたくさん書いてある。
 このとおりやってみると、うまくできるのでないかと思う。
 以下、紹介する。
 まず、その第11回目
 13ページの「3.リーダーの仕事」から。

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【引用始め】

   3.リーダーの仕事(p.13)

   (1) 役員会を開催します。

    ① 活動を準備します。

    ② 活動を記録します。

    ③ お金の動きを確認します。

   (2) 総会を開催します。

    ① 予算を組みます。

    ② 活動計画を作ります。

    ③ 話し合いの進め方を決めます。

    ④ 後任者に代表・役員を引き継ぎます。

    ⑤ 必要な役員をつくります。

   (3) 必要な支援を考えます。

    ① 支援者を探します。

    ② 支援者を選びます。

    ③ 支援者がやっている役割を、自分たちでやるようにします。       

   (4) 海外交流を広げます。

    ① 海外の本人と交流します。

    ② 海外の会議に参加します。

    ③ 海外の活動に参加、協力します。
  
【引用終わり】

******************************************************

 リーダーは、役員会や総会の準備・運営に携わります。
 また、支援者との協力も大事です。
 さらに、海外との交流までも目指しています。
 今できることから、少しずつ段階的にやり続ける。
 みんなで自分たちのありようを社会に対してアッピールしていく。
 自分たちの生活が改善なるように訴えてゆく路線づくりです。
 海外交流も視野に入れて、夢のある計画を作ることも大事になります。
 (ケー)


◆締切間近です

2012年08月28日 | 業務
第61回全日本手をつなぐ育成会全国大会高知大会の
参加申し込み期限が8月31日(金)となっております。

参加を希望していらっしゃる方はお忘れなく申込みをお願いいたします。



ちょっと遠いですが、こんな時でも無いとなかなか高知県まで
出かける事もないと思いますので、旅行気分で参加するのも
良いかも知れませんね。



「ひとりじゃない 今から本人活動をはじめよう」の紹介10回目

2012年08月28日 | 本人活動
 
 本人活動をどのようすればうまくいくか。
 それをまとめた冊子をこれから連続して紹介する。

 さくら会編集・発行「ひとりじゃない 今から本人活動をはじめよう」(2009年)

 この冊子には本人活動をする上で、参考になることがたくさん書いてある。
 このとおりやってみると、うまくできるのでないかと思う。
 以下、紹介する。
 まず、その第10回目
 12ページの「2.リーダーの役割」から。

******************************************************

【引用始め】

 
   2.リーダーの役割(p.12)

   (1) 話す(トーク)

    ① 自分の意見をいいます。

    ② みんなの意見を、まとめて話します。

    ③ ほかで発表したことや聞いたことを、みんなに報告します。

   (2) 企画と実行

    ① 行事の計画を立てます。

    ② 計画を実行します。

    ③ 他の会との交流会を企画します。

    ④ 入所施設との交流を行います。

   (3) 地域や社会での役割

    ① 本人の会がないところには、会を作るように協力します。

    ② 自分たちの経験を広めます。

    ③ 役所の会議に参加します。

     (自分たちに関することは、自分たちを交えて決めて!)

   (4) 発表する

    ① シンポジスト(発表者)として意見発表します。

    ② 親や支援者、役所の人に、自分たちのことを話します。

  
   「こんなことを話してきました」→「それはよかった」→「わかりました」
 
【引用終わり】

******************************************************

 上記において、リーダーの役割として、自分の意見を述べることが一番にあげられている。
 意見を述べることは難しい。
 話し合いのテーマをよく理解していることが大事だ。
 そのためにはどんなテーマを選ぶか。
 本人の会をなぜ作るのかまでさかのぼって考える。
 仲間づくりなのだから、それにそったテーマが始めのころは一番とりかかりやすい。
 自分の悩みや問題を仲間といっしょに話し合う。
 話し合っていて共感できること、参考にできること、いやちょっと違うと思うことなどに気づくことが多い。
 それが話し合いの意義である。
 互いに意見を述べることに慣れる。
 質問のしかたに慣れる。
 だんだんと意見や質問をどうすればいいのか慣れてくる。
 そうなれば、本人の会のリーダーとして、その役割を果たしていることになる。
 経験と場数がまず必要だ。
 すぐうまくいくものでない。
 支援者に最初は頼りながら、試行錯誤で学んでいくことである。
 (ケー)


◆元気が出るセミナーのご案内

2012年08月27日 | 研修会
何度かこのブログでも触れておりましたが、
全日本手をつなぐ育成会の地域巡回相談支援事業として
山形県手をつなぐ育成会主催でセミナーを開きます
拡大します↓↓↓クリックしてください


山形県手をつなぐ育成会 元気がでるセミナー
心に栄養を注ぎましょう
~親として、ひとりの人として~


障がいのある子がいると
・この子をなんとかしなくちゃ!
・目の前の事で精いっぱい!だってやることが多いんだもの・・・
・きょうだいの事はほとんど後回し・・・
・自分の夢?そんなの忘れちゃってる
・親はいつまで頑張らなくちゃいけないの?
・親が倒れたら、障がいのある子はどうなるの?

山形県手をつなぐ育成会では、毎日頑張っている方の為に
「元気がでるセミナー」を開催します。

期 日:平成24年10月5日(金曜日)
時 間:10:30~14:45
場 所:山形市総合福祉センター3F(山形市城西町)
参加費:1,000円(昼食代含む)半日だけ参加の場合500円
定 員:午前 50名 午後 30名
    (会場の都合により定員になり次第締切ります)

日 程:午前 10:30~12:00
講 演:「家族支援の必要性~私らしく活きるために~」
講 師:吉川かおり氏 明星大学教授 全日本育成会理事
日 程:午後 12:45~14:45
ワークショップ(小グループでの話し合い)
心に栄養を注ぎましょう
~親として、ひとりの人として 自分を大切にするために~
ファシリテーター:(全体進行)吉川かおり氏
ファシリテーター:(進行・調整)県内育成会より3名

参加対象:手をつなぐ育成会会員、障がいを持つ人が家族にいる方、
     福祉施設職員等、興味のある方

参加希望者は別紙に記入し、FAXかメールで申し込み下さい。
参加申し込み締め切りは、9月21日(金曜日)

県内各市町村育成会事務局と団体会員、賛助会員
山形市周辺の福祉事業所、特別支援学校(知的)へは、
参加案内を発送しました。

山形県手をつなぐ育成会のホームページから、案内と申込書を
ダウンロードできますので、ブックマークの所から入ってみてください。

この、ワークショップの開発委員長であります吉川かおり先生を招いての
研修会になります。みなさんお誘いあわせのうえご参加くださいね。

パソコンから案内をダウンロードできない方は、
山形県手をつなぐ育成会事務局までご連絡ください(F)

◆全日本手をつなぐ育成会全国大会よりお知らせ

2012年08月27日 | 業務
第61回全日本手をつなぐ育成会全国大会高知大会の
実行委員会実行委員長より、全国大会参加についての
お詫びと訂正が届きましたのでご連絡します。

全国大会高知大会開催要綱のP25 大会参加申し込み用紙の
例文中に「ふれあい体験観光」参加者について、
大会参加費3,000円を必要としておりましたが、
「ふれあい体験観光」への参加者については、大会参加費を徴収すると
負担額が多くなることから、実行委員会で再度検討した結果、
「ふれあい体験観光」参加者についての大会参加費は徴収しないことと決定したそうです。

全国大会へ参加希望をしているかたで「ふれあい体験観光」へ
参加する予定の方がおりました方は、3,000円の参加費は必要なくなり
ますので、どうぞご確認ください。


「ひとりじゃない 今から本人活動をはじめよう」の紹介9回目

2012年08月27日 | 本人活動
 
 本人活動をどのようすればうまくいくか。
 それをまとめた冊子をこれから連続して紹介する。

 さくら会編集・発行「ひとりじゃない 今から本人活動をはじめよう」(2009年)

 この冊子には本人活動をする上で、参考になることがたくさん書いてある。
 このとおりやってみると、うまくできるのでないかと思う。
 以下、紹介する。
 まず、その第9回目
 11ページの「1.リーダーの条件」から。

******************************************************

【引用始め】

 (p.11)

 2.リーダーとは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  1.リーダーの条件

   みんなから信頼される人

   性格の明るい人

   仲間が困っているときに、

   相談にのったり、解決できる人につなぐことのできる人

   みんなの意見を、まとめられる人

   責任感のある人

   自分でやってみたい人

   みんなに選ばれた人

   本人の会を作ろうとした人

   本人の会のすすめ方を知っている人

    「会長、それぼくやります!」→「おねがいします」

   (リーダーとは会長だけでなく、本人の会を引っ張る人みんなのことです)
  
【引用終わり】

******************************************************

 本人の会をつくる。
 本人の会に積極的に参加する。
 本人の会を続ける。
 本人の会に仲間を集める。
 多くの仲間に声をかける。
 みんなで集まって、話し合いの場をもつことが大切と思っている。
 こんな仲間づくりをする人がリーダーだ。
 こんな人が二人以上いると、本人の会はできる。
 二人で相談しあい、意見出しあって、本人の会づくりの声がけも可能となる。
 (ケー)


「ひとりじゃない 今から本人活動をはじめよう」の紹介8回目

2012年08月26日 | 本人活動
 
 本人活動をどのようすればうまくいくか。
 それをまとめた冊子をこれから連続して紹介する。

 さくら会編集・発行「ひとりじゃない 今から本人活動をはじめよう」(2009年)

 この冊子には本人活動をする上で、参考になることがたくさん書いてある。
 このとおりやってみると、うまくできるのでないかと思う。
 以下、紹介する。
 まず、その第8回目
 10ページの「ポイント 話し合いでの役割とルール」から。

******************************************************

【引用始め】

 ポイント 話し合いでの役割とルール(p.10)

 (1)役割

 話し合いは、司会者、記録係、参加者、支援者が協力して進めましょう。

 司会者・・・・・・① テーマを伝え、参加者に協力と意見を求めます。

       ② わかりやすく進行します。

       ③ 集まった意見を、参加者とともにまとめます。

 記録係・・・・・・ホワイトボードなどに、意見を書きます。

 参加者・・・・・・① 意見があるときは、事前にまとめておきます。

       ② テーマにそった意見を言います。

 支援者・・・・・・① 司会者が進行するのを助けます。

       ② 時間の管理をします。

 (2)ルール
 
  みんなが、話しやすいように工夫しましょう。

   ① ひとりずつ話す。

   ② 人が話しているときは、最後まで聞きます。

   ③ 考えているときは、「考え中」「パス」といいます。後で意見を言います。

   ④ 難しいときのサインを決める。

   ⑤ 不安なときは、誰かに隣にいてもらいます。(ともだち、支援者)
 
【引用終わり】

******************************************************

 話し合いを活発にするには、たくさんの意見が参加者からでるようにすることです。
 それも特定の参加者だけでなく、多くの参加者から意見がでることが大事です。
 今、どんなテーマで話し合っているか、みんながわかるようにすることです。
 司会者は、みんなのペースに合った進め方を心がけます。
 記録係はすごく重要です。大変なことも確かです。
 参加者の意見をすぐにホワイトボードに書くのですから。
 キーワードだけでも、書くようにします。
 支援者は出しゃばらず、話し合いが円滑になるよう最小限の助言を心がけます。
 支援者は、あくまでも黒子に徹する必要があります。
 初めは互いになれていないので、ぎくしゃくしてなかなか意見も出にくいことも確かです。自己紹介、趣味、特技、近況報告、困っていることや悩みといった、自分の身近な話題から入るといい。
 まず、テーマにそって話し合いすることに慣れることからやってみることです。
 互いのことがだんだんわかってくると、話しやすくなります。 
 (ケー)


◆不老不死??そんな訳ないよね

2012年08月25日 | 日記
先日、数人のお母さん仲間と井戸端会議になりました

サヴァン症候群・・・とまではいかないけれども
ウチの子も来年の何月何日は何曜日になるのかが判る!という
能力を持っているのよといった話しから(お二人いました
なぜかだんだん福祉サービスの話しへと移って行きました。

レスパイトサービスや、ショートステイのサービスの契約をしておいた方が良い
ということは解っているけれど、おじいちゃんやおばあちゃんから、
「そんな所に預けるのは可哀想だ」と絶対に言われる。
「私(母)か、お父さん(父)かどちらかが家にいると、おじいちゃんも
おばあちゃんも安心しているんだけれど、二人とも用事があって出かけていると
とっても不安になるようで、出先にまで『早く帰ってこい』と電話が来るのよ」
というような事を言っていた方がいらっしゃいました。

その方のお子さんは、片時も目が離せないようなお子さんかというと、
そんなことは全くないと言っていいほどのお子さんです。

そして、そんな生活を長く続けているからか、福祉サービスを利用するということに
対しては、自分が面倒をみられるのに、人に預けるなんて・・・
と、かなりの罪悪感があるようでした。

その時は、親がどこかに出かけなければならない時について話をしていたので

「でも、そのうちにおじいちゃんやおばあちゃんが具合が悪くなったり、
私たち自身もどこかが具合が悪くなって来たりする年齢になってくるでしょ?」
と、私が言いましたら・・・

「あ・・・、そっかなんか、自分はいつまでも元気でいるという事を
前提に考えていた。そうだよね~歳とっちゃうんだから具合も悪くなるよね。」

と、ハッと気が付いたようでした。
それでも、サービス事業所との契約は市役所へいけばやってくれるものだと
思っていたようでしたので、本当にいままでは福祉サービスとは無縁の生活を
していたのだな~と感じました。

上手に福祉サービスを利用して、子どもの人生と、親自身の人生、
それぞれの充実した人生をあるいていきましょう!
という事に気付くことができる「家族支援・障害認識ワークショップ」を
担当している私でさえも、自分自身の楽しみのためにはレスパイトや
ショートステイを使ったことがありません。
いつも仕事や、家の行事(法要など)の時だけでした。

現在ウチの子は施設に入所しているので、日曜日に何か行ってみたいイベントなどがあれば
自由にそのイベントに参加することも可能なのではあるけれども
毎週末には家に帰ってきていた学校時代のパターンを崩したくないという理由の他に、
自分の楽しみのために、ずっと入所施設に置いておくのが可哀想というか、
心の中の罪悪感というものがずっと消えずに残っているのを感じています。
そういう所では、そのお母さんと変わりはありませんよね・・・

私たち親は、不老不死ではありません。
子どものために十分に動いてあげられる今のうちから
自分が動けなくなった時のために、様々な福祉サポートがある事を知り
それを使う練習をすることが、将来、充実した子どもの人生につながるのだ
という事を、もっと広めていく必要があるのだと思いながらも
自分自身の気持ちをどうするのか、という事もなんとかしないとな・・・と、実感したひと時でした。







「ひとりじゃない 今から本人活動をはじめよう」の紹介7回目

2012年08月25日 | 本人活動
 
 本人活動をどのようすればうまくいくか。
 それをまとめた冊子をこれから連続して紹介する。

 さくら会編集・発行「ひとりじゃない 今から本人活動をはじめよう」(2009年)

 この冊子には本人活動をする上で、参考になることがたくさん書いてある。
 このとおりやってみると、うまくできるのでないかと思う。
 以下、紹介する。
 まず、その第7回目
 9ページの「会議の進め方」から。

******************************************************

【引用始め】

 会議の進め方(p.9)

 スタート→会議のあんないをだして、事前に会議の内容をしらせよう

→「会議をはじめよう。」

 司会は、きょうの会議の時間、内容、参加者の確認、休憩時間をつたえる

 例会プログラム 月日:○月○日 時間:1時~4時 テーマ:①みんなの近況報告 について ②合宿について ③シンポジウムについて ④△からのおしらせ ⑤その他

→テーマにそってみんなではなそう 「それは・・・」

→つかれた? 集中できない? 「おつかれサイン」をみのがすな! 「おつかれですね」

 ●おこりっぽくなる ●無口になる ●いねむり ●顔につかれがみえる

→休けいしよう

→どこまではなしたか、かくにんしてからつづきをしよう 「ここからつづけよう」

→はなしてきたことをまとめよう 「まとめる」

→記録係は、きょう決まったことを報告し、次回の宿題を確認する 「これ、しょくだい」

→おしまい 「いい会議だったね」
 
【引用終わり】

******************************************************

 一人一人の発言を大事にする。
 一人一人の発言をじっくり聞く。
 みんなが発言できるようにする。
 みんなの発言を取りあげる。
 時間どおりに始め、時間どおりに終わるようにする。
 話し合いがテーマから離れないようにする。
 休けいもてきぎとる。
 みんなのペースに合わせて、みんなが参加できる会議にする。 
 (ケー)


◆うれしい反応!

2012年08月24日 | 行事
先月7月29日に村山市民会館で行われた
「山形県知的しょうがい者福祉大会」について
若い会員の方(複数)から嬉しい感想が届きました。

当日は、「本人分科会」の方へ参加されたという事でした。




当日の本人分科会のようす


本人分科会では、通所施設に通っている人、特別支援学校に通っている人
就労している人、ケアホームで生活している人、グループホームで生活している人
と様々な方の体験発表をしていただき、助言者にも様々な立場の方から
おいでいただき、助言をいただいていました。

今回、本人のみなさんの話を聞く事で、自分の子どもの将来というものを
現実的に考える事ができたそうです。
同じ年代の子どもの保護者だけの話では、今、現在の話になるので
とっても解り合えるし、悩みも共有できる。
でも今回、自分の子どもがこれから先、歩んでいくかもしれない道の
先を歩いている先輩の話を聞く事が出来たことで
将来の見通しをも考えるきっかけになったことは、とても大きな収穫だった。
これこそが、育成会の会員ならではの特権なのだな!
と感じた、との事でした。(ありがとうございます)

お1人の方は、本当にみんなに聞いてもらいたい内容だった
おっしゃっていました。

今回、手探りながらも本人分科会を計画した事務局としては
大変うれしい事です。
そして、分科会が始まる前の控室の中から、発表する方々の
緊張をほぐすような話をしてくださったり、
「こんな質問を突然してもいいですか?」などと心の準備をするように
取り計らってくださった相談支援事業所の二関所長さんのお力も大変
大きかったと思います。本当にありがとうございました(F)



「ひとりじゃない 今から本人活動をはじめよう」の紹介6回目

2012年08月24日 | 本人活動
 
 本人活動をどのようすればうまくいくか。
 それをまとめた冊子をこれから連続して紹介する。

 さくら会編集・発行「ひとりじゃない 今から本人活動をはじめよう」(2009年)

 この冊子には本人活動をする上で、参考になることがたくさん書いてある。
 このとおりやってみると、うまくできるのでないかと思う。
 以下、紹介する。
 まず、その第6回目
 8ページの「4.話し合いのすすめかた」から。

******************************************************

【引用始め】

 4.話し合いのすすめかた(p.8)

 よい話し合いのコツは、準備と協力です。

 (1)話し合いの準備

 役員は、会議の前に5つの準備をしましょう。

 ① みんなで、話したいテーマを出しあいます。(「30分前にあつまろう」「議題はあれとあれ・・・」)

 ② 出したいテーマから、会議で話すものを選びます。(「よし、これできまり!」)

 ③ テーマの順番を決めます。(「順番をきめて」)

 ④ 司会者と記録係を決めます。(「司会はぼく」「記録はわたしが」)

 ⑤ 休憩時間のとり方を決めます。(「休けいはこことここに入れて・・・」)

 (2)会議の進め方

 ① 司会者は、みんなで話し合うときの約束と、今日の予定を知らせます。

 ② 提案をした人が説明します。

 ③ みんなの意見を聞きます。

 ④ みんなの意見をまとめます。

 ⑤ 話し合いが混乱したり、疲れたときは休憩をいれます。

 ⑥ 今日決めたことを、確認します。

 (3)話し合いのあとで

 ① わからなかったことや、聞き忘れたことなどを、もう一度聞きます。

 ② 宿題の確認をします。

 ③ 次の話し合いの確認をします。

 ※宿題=次回までに、考えてきてほしいこと。

 ※テーマ=話し合いたいこと

【引用終わり】

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 話し合いをうまく進めるには、準備が重要とまず指摘している。
 ぶっつけではうまく進めることができない。
 何を、どれぐらい、どうやるかといったことを、決めてよく理解してから当たる必要がある。
 それがしっかりできていれば、うまくいく。
 少人数の役員で、綿密に打合せしてのぞむ。
 そうした経験を繰り返すことで、だんだんと話し合いの要領がわかってくる。
 あれもこれもと欲ばらず、1回の会議で話し合える中味を一つに絞って、できるだけ脱線しないように進める。
 みんなのペースに合わせて会議を進めることである。
 また、話し合いのテーマはみんなにとって切実なものだと、食いつきもよい。
 得意なものもよい。
 そして、会議の回数を重ねるごとに、テーマも広がってくる。
 そうなればしめたものである。
 (ケー)