山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

◆かぐや姫の物語 おもひでぽろぽろ 

2013年11月30日 | 日記
夏にスタジオジブリ宮崎駿監督の「風立ちぬ」を映画で観た時の
「かぐや姫の物語」の予告編があまりにも強烈だったので
公開したら絶対に観よう!と思っていました。そして、観てきました。
「風立ちぬの時もテレビのロードショーではジブリ特集をやっていまして
「天空の城ラヒュタ」を観たのですが、
今回は、高畑勲監督の作品で、先週は「ほたるの墓」、そして
今週は「おもひでぽろぽろ」でした。



かぐや姫の物語は、竹取物語のストーリーを知っている人が見たら
あぁ、そうだった、そうだった、というように
そのままの内容で進んでいきますが、昔本で読んだかぐや姫は、
無機質というかあまり感情を表さない、いかにも月から来た使者という
ような感じだったという記憶がありましたが
この映画に出てくるかぐや姫は、非常に人間的でした。
それがとても良かったと私は感じました。

姫の犯した罪と罰というコピーが付いていますが、
そうだったのか、ガーン!というものでもありませんでした・・・
監督の頭の中には冒頭の部分に、月の世界でのワンシーンがあったようで
私のようなものには、それを付けていただくと、もっと分かり易かったかもしれません。


ただ、さすが映像は素晴らしく美しく、まるで水彩画のような
淡い色使いや筆で描いたような輪郭など、これまでの超リアルな
風景とはまた違った美しさでした。

これも、「風立ちぬ」と同じように大人向けの映画のような気がします。
ですが私的には「風立ちぬ」よりは好きな映画でした。
大人の女性向けの映画なのかもしれません。

そして、夜は金曜ロードショー「おもひでぽろぽろ」
物語の後半は山形の高瀬地区が舞台になりますが、
本当にジブリのスタッフは山形に来て当時の山形駅や、
高瀬までの風景をしっかり記録していったのだなぁ~と思います。

私が学生の頃の山形駅構内、駅前通りの風景が全く同じでしたし、
別の部屋でおなじくこの番組をみていたウチの夫などは
「高瀬に行く途中のガード脇の高木歯科まであった!」と
興奮していました。なぜそこまでテンションが上がっているのかとおもったら
高木歯科は同級生の家だったそうで、今同級生も歯科医になっているのだそうです。
(場所は違うようですが・・・)

なんだかまたチョー個人的な中身になってしまいました
今回も、仕事とはまったく関係のない話になってしまいましたが
お勉強になる記事は(ケー)の投稿記事で
私の方は息抜きとして覗いていただければ・・・
ただ時々、個人的な感情論も投稿しますがあしからず(F)


段階的に自立度をあげていく

2013年11月30日 | 研修会
 第53回手をつなぐ育成会東北ブロック大会・(併催)第55回手をつなぐ育成会秋田県大会(平成25年9月28日(土)~29日(日)・秋田市)に参加してきた。
 その報告を続けている。
 第50回目。

 9月29日(日)第2日目の大会は、分科会(秋田ビューホテル)が行われた。
 育成会大会は、第1分科会から第4分科会まで。
 本人大会は、第5分科会から第7分科会まで。

 次は、第3分科会[高齢化に向けた生活支援]についての話題提供者の報告である。
 第3分科会、2番目の話題提供者は岩手県の会員による報告。その第2回目。
 難治性てんかんのある娘は、本人にあった教育、充実した余暇支援、通所による作業支援によって、段階的に自立的生活を身につけていった。
 それが、以下で述べられている。
    
***************************************************

【引用始め】

(東北ブロック大会資料p.39より)

育成会大会 第3分科会

[高齢化に向けた生活支援]

 医療ケア等を踏まえ、高齢化した本人・家族の生活支援をいかに整えるかを考える。

◎ 話題提供者 (岩手県)伊藤 ケイ氏

 [高齢化に向けた生活支援](第2回目)

1 教育を豊かに

 幼稚園2年 小学校(特殊学級)4年 養護学校8年(寄宿舎)
 家族特に姉妹や近所のともだちと思いっきり遊ぶことを重点に

2 地域での生活をめざして

 余暇の活用
 10歳からの養護学校時代8年間は、手をつなぐ育成会の仲間達と日曜学級の「わたぼうし」をつくり月2回、年間を通して農場遊び、海水浴、神輿担ぎ、クリスマス会などをやり現在も実施しています。
 もう一つは地域の行事に家族で欠かさず参加しています。運動会や盆踊りには一人でも参加しています。

3 働く力を身につけるために

 通所の障害福祉サービス事業所こぶし苑で、就労継続B型でおしぼり作りやパン工房の作業に取り組んでいます。
 25年間、朝は自力でバスに乗り、帰りは送迎バスを利用、これも自分で考えて判断する力を育てるために。

(次回に続く)

【引用終わり】

***************************************************
 
 親として、初めから意図的計画的にこうした娘への働きかけを考えたわけでないだろう。
 その時々に、娘にとってより良き働きかけを模索し続けて、上記のような生活を築くことができたはずだ。
 何がいいかは、先輩や専門家の意見を柔軟に取り入れてきたに違いない。
 もちろん、すべてが順調だったとは思えない。
 いくつもの挫折や失敗も途中にあっただろう。
 そして、娘(43歳)の43年間をふりかえると、だんだんと自立できるようになってきたと、感慨深いものがある。
 今度は、親(70歳)も娘も年とってくる。
 それに対して、どうしていくか。
 早めの対応を考えていることだろう。

 (ケー)

◆サンタさん でか!

2013年11月29日 | 日記

しばらくぶりに駅前に用事があったので、ついでに霞城セントラル1Fの
アトリウムにいって、クリスマスのイルミネーションを見てきました。
テレビでは見たことがあったサンタさん、結構でかかったです!


サンタさんが上から見下ろしています。
通りがかりの人が時々立ち止まっています。




山形名物「日本一の芋煮会」の鍋型のベンチ、具材も入ってました。
でっかい”ぶどう”もありました。




ツリーの横を彩っているのは、光の箱 徐々に色が変わってきれいでした。


こちらは、科学館の中にある「フーコーの振り子」
まわりがらせん状の通路になっているので上にのぼることができます。


振り子は天井から吊り下げられています。


高所恐怖症の私は上まであがることができませんでした


科学館の入り口にあるナントカタワー覚えてない


二階から見下ろしています。



毎日山形市へ通勤しているのに、駅に行く事はほとんどないので
新鮮な感じがしました。
科学館(無料)は、さすがに盛況とはいえませんでしたが、
何人もの高校生たちが3階を利用?見学?していましたのでちょっと意外でした。

来週の7日(土)には「まちかどコンサート」もあります。
みなさんお出かけになられてみてはいかがですか?(F)

難治性てんかんの娘とともに

2013年11月29日 | 研修会
 第53回手をつなぐ育成会東北ブロック大会・(併催)第55回手をつなぐ育成会秋田県大会(平成25年9月28日(土)~29日(日)・秋田市)に参加してきた。
 その報告を続けている。
 第49回目。

 9月29日(日)第2日目の大会は、分科会(秋田ビューホテル)が行われた。
 育成会大会は、第1分科会から第4分科会まで。
 本人大会は、第5分科会から第7分科会まで。

 次は、第3分科会[高齢化に向けた生活支援]についての話題提供者の報告である。
 第3分科会、2番目の話題提供者は岩手県の会員による報告。
 難治性てんかん症状のある娘の育ちを、以下で述べている。
    
***************************************************

【引用始め】

(東北ブロック大会資料p.38より)

育成会大会 第3分科会

[高齢化に向けた生活支援]

 医療ケア等を踏まえ、高齢化した本人・家族の生活支援をいかに整えるかを考える。

◎ 話題提供者 (岩手県)伊藤 ケイ氏

 [高齢化に向けた生活支援](第1回目)

 育成会活動33年、私は70歳、娘は43歳で重度の病気を抱えています。
 1歳半~3歳まで病名が判らず、8カ所の病院を歩きました。
 他県で病名難治性レンノックス症候群てんかんと判り治療を開始して5歳迄入退院に専念。
 デパケンという新薬のお陰で自宅で生活ができるようになりました。
 1回9錠1日27錠でしたが発作は押さえられました。
 この後、娘に1人でも生きていける力をと考えて4つの目標を立て、なんとか3つまでは進みましたが、4つめは今年やっと実現しました。

【引用終わり】

***************************************************
 
 てんかん発作をかかえた娘のために、家族もかなり苦労した様子が伝わってくる。
 毎日薬を飲む量が半端でない。
 幼児期に病院周りをして、入退院を繰り返してきた。
 娘のためになりふり構わずできるだけのことをしてきたのである。
 その努力がその後に良い影響を与えている。
 自立をめざして目標に向けて、親子ともども試みたことについては、次回に続く。

 (ケー)

◆手をつなぐ12月号

2013年11月28日 | 日記
全日本育成会の機関誌がとどきました。



今月の特集は「暮らしをデザインする」
本人の希望を尊重しながら、どんなサービスを利用すれば
それが実現に近づくのかを考える記事になっています。

20歳代から70歳代までの本人さんの夢が語られているページもあります。

どんな暮らし方が良いのかを本人の前に並べて
選択してもらおうとしたとしても、それがどんなものなのか
経験していなければ選ぶことができなかったりもします。

若いうちから色々な事を経験させておくことも
親の役割なのかもしれませんね・・・
やる前から、失敗するだろうから、とか、出来る訳がない!
と親の方が本人のやる気に立ちはだかっていることがないでしょうか。
(私自身、思い当たることがありすぎる
今月号を読んで、もう一度考えてみてはいかがでしょうか。

「今月の問題」は
障害児サービスの整備にも数値目標を!

2012年4月から障がいのある子も、発達が気になる子も
原則として児童福祉法に移りました。
その結果、市町村が策定する「障害福祉計画」の数値目標から
児童福祉法に移管された「障害児サービス」の数値目標が
取り上げられなくなってしまいました。

児童法では障害児サービスのニーズ調査をすることに
なっていないのだそうです。

そうなると、どんな問題がおこるのか・・・想像はつきますよね。

わたしたちも言いたい
「手をつなぐ」の目次のページをめくると、「わたしたちも言いたい」という
本人さんのページになっています。
今週のものは、本人さんから大好きなお母さんに書いた手紙でした。
短い”ことば”がならんだそのお手紙を読むと、お母さんとやすひこさん(本人)とが
とっても良い親子関係なのがうかがえます。
そして次のページの説明を読むと・・・

「手をつなぐ」は発送準備が整いましたら発送いたします(F)



自宅に執着する高齢の親と障がいのある子

2013年11月28日 | 研修会
 第53回手をつなぐ育成会東北ブロック大会・(併催)第55回手をつなぐ育成会秋田県大会(平成25年9月28日(土)~29日(日)・秋田市)に参加してきた。
 その報告を続けている。
 第48回目。

 9月29日(日)第2日目の大会は、分科会(秋田ビューホテル)が行われた。
 育成会大会は、第1分科会から第4分科会まで。
 本人大会は、第5分科会から第7分科会まで。

 次は、第3分科会[高齢化に向けた生活支援]についての話題提供者の報告である。
 第3分科会、最初の話題提供者は、本県育成会副理事長の報告であった。
 その第6回目(最終回)だ。

 障がい者の身体機能は、実年齢に10歳から20歳を足したものだという。
 それだけ、老齢化のスピードが早い。
 そうなれば、家族として高齢となって生ずる問題に備えておく必要がある。
 親も同時に高齢化している。
 以下、どんな準備をすればいいか、そのヒントが述べられている。
    
***************************************************

【引用始め】

(東北ブロック大会資料p.38より)

育成会大会 第3分科会

[高齢化に向けた生活支援]

 医療ケア等を踏まえ、高齢化した本人・家族の生活支援をいかに整えるかを考える。

◎ 話題提供者 (山形県)佐々木 良子氏

 [高齢化に向けた生活支援について]第6回目(最終回)

11 まとめ

・まさかと思って開いた健康診断表は、成人病の予備軍でびっくりでした。
 わずか50人程度の調査で結論づけられないが、現実の傾向は読み取れると思います。
  
 やはり、障がい者の身体機能は、実年齢に10歳から20歳を加えたくらいと言われていることが、昔のことでなく、今もありうること、個人差はあるものの、企画はそれを踏まえてすべきだと強く感じました。
 
 高齢化対策は、10年から20年前倒しして、しっかり手を尽くさなければ、と肝に銘じたところです。

 
・しかし、Yさんの実例が示すように、利用者の年代(10代から50代)は、食生活の改善で健康の回復が可能です。
 親の世代も進行を抑制することは可能です。
 健康を維持していくために、はからずも身をもって証明したYさんの事実を大切に共有したいです。


・今は本人の希望が優先します。
 本人のために健康にいいと思って計画しても、「いや」と言われれば強制できません。
 本人の気持ちを開き、うまく対応している支援員を、心から尊敬したいと思っています。

 
・事例Dさんは、家が1番好きです。
 自宅から施設までは8㎞あり、納得して自宅を出ても、施設に着くと帰りたくなります。
 本人が施設に馴染むまで、繰り返し練習してもらっています。
 施設側の寛大な対応に感謝でいっぱいです。


・相談に見える高齢の親子は、例外があるものの、我が家が1番です。
 それに執着していると解決が遠のきます。
 2番目に好きなところを探そう・作ろうと言っています。

 
・親ができることには限界があるが、親でないとできない事もあります。
 親の教えは身に沁みて生き続けます。
 親の元気なうちに、この心に残しておきたいものです。


【引用終わり】

***************************************************
 
 親が元気であればいろんな手を打つことができる。
 障がいのある子が親の元を巣立つ準備をする。
 なかなか踏ん切りつかないことだって多い。
 こんな状況で人に任せていいものか、親の責任放棄でないかと考えてしまう。
 子供の自立とは、障がいのあるなしにかかわらず、親元から巣立つことがその第一歩である。
 親が元気なうちに、関係者に相談を持ちかける。
 育成会の仲間にはそうしたノウハウを知っている人がいっぱいいる。
 身近な仲間に相談することが子供の自立につながる第一歩。
 それが、上記の報告者が訴えたい内容である。

 (ケー)

◆まちかどコンサート「障がい者週間」(12/3~12/9)記念

2013年11月27日 | 行事
障がい者週間記念 第13回 まちかどコンサート開催のお知らせです。
これは、主催している山形市福祉のまちづくり活動委員会の副委員長でもある
育成会の佐々木良子副理事長からいただいた情報です。



障がい者週間記念

第13回 まちかどコンサート
ケーキプレゼント・障がい福祉事業所バザー

ところ 霞城セントラル 1F アトリウム
とき 平成25年12月7日(土)
日 程
10:30~ バザーオープン
11:00~ マジックショー Mr.はてな
11:30~ ハーモニィ
11:45~ ぶどうの家
(休けい)
12:50~ 山形大学ジャグリングサークル
13:30~ 山形ハーモニカ愛好会
13:50~ 山形心体表現の会
14:10~ 東北文教大学コーラス部&レクリエーション部
14:40頃 ケーキプレゼント
15:00  コンサート・バザー終了


以上のようなスケジュールになっています。



『障がい者週間』
昭和50年12月9日に国連総会で
「障がい者の権利宣言」が採択されたのを
記念し制定され、平成16年には法律
(障害者基本法)に明記されました。



ケーキの引換券もあります




障がい福祉事業所バザー
出店事業所

ひなぎくアルファー城南事業所
ひなぎくアルファー十日町事業所
あおぞら
夢工房
グループ未知
ぶどうの家
ワークショップ明星園
クリエイティブハウス未知
みちのく屋台こんにゃく道場



進めよう!こころにバリアフリー、福祉のまち山形


ぜひ、みなさまお誘いあわせの上 お出かけになってみてはいかがでしょうか(F)

◆第12回理事会が開かれました

2013年11月27日 | 業務
平成25年11月27日(水)午前10時~12時
山形県総合社会福祉センター3階 第3会議室において
一般社団法人山形県手をつなぐ育成会 第12回理事会が開かれました。

今回は写真がありません。

今回から新理事として、寒河江市育成会会長の高橋一重さんが
西村山地区の代表として理事になられました。
他に、山形県立村山特別支援学校校長の転任により、
伊藤眞次理事から、現校長の斎藤 隆理事へと代わりました。

内容としては、今年度の事業の中間報告や課題への取り組みなどの
報告、協議としては、来年度の事業計画(案)
来年度のしょうがい者福祉大会の持ち方など、
時間いっぱいに協議されました。

次回の理事会は来年3月5日 午前中の開催となります。

11月26日「いい風呂の日」

2013年11月27日 | 日記
 昨日(平成25年11月26日(火))は、なんの日?
 語呂合わせの記念日だったのです。
 11月22日は、何だったか。「いい夫婦の日」でした。
 さて、11月26日はなんだったか。「いい風呂の日」。
 語呂合わせここまでくると笑ってしまう。
 だれが考えついたか。
 日本浴用剤工業会というから愉快。
 入浴剤販売促進のため制定。
 日本記念日協会により正式に登録、認定された記念日なんだって。
 記念日協会があって登録、認定までするんだ。
 それなりの登録料取るんだろうねえ。
 そうなれば、世間でもいろいろ取り上げてくれるから。
 それを知ったのは、たまたま聴いていたNHKラジオ。
 
 ところで、お風呂の効用はいかに。
 ① ストレス解消
 ② 健康増進
 ③ リラックス効果
 ④ 美容効果
 ⑤ コミュニケーション
 ⑥ 清潔

 以上のように、入浴は私たちの生活にとってなくてはならない良きものです。
 それだからこそ、「いい風呂の日」まで登録、認定しています。

 しかし、まれには以下のような悲劇を起こしてしまったりします。

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【引用始め】

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201310/2013101000909
 
障害の娘風呂に沈め死なす=介護疲れか、殺人容疑で母逮捕-大阪府警

 知的障害などのある長女(29)を風呂に沈めて水死させたとして、大阪府警吹田署は10日、殺人容疑で大阪府吹田市山手町、無職日置由紀子容疑者(57)を逮捕した。
 同署によると、「風呂に沈めたどうかは分からないが、死んだので、そうしたのかもしれない」と話しているという。「どこも娘を預かってくれないし、助けてもくれなかった」とも供述しており、同署は介護疲れが原因とみている。(2013/10/10-20:07)

【引用終わり】

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 「介護疲れ」が我が子を手にかけてしまう。
 母親は相談できる人がいなかったのか。
 自ら支援を求めれば今はなんらかの対応が可能だったはずです。
 世間から何らかの理由で遠ざかっていたか。
 そのへんの詳しい事情は、上記の記事だけではわかりません。精神的に追い込まれていたようですが。
 いずれにしても、障がい者の子殺しといったことはなんとしても防ぎたいものです。
 40~50年昔、障がい者と家族の心中事件が数多く新聞報道されました。
 最近はそうした話は聞かなくなっています。
 でも、上記のような事件はまだまだ発生する。
 子殺しは極限の虐待です。
 「いい風呂の日」という明るい話題から、最後は暗い話題にしてしまいました。
 話題の並びを逆にしたほうが良かったなあ。

 (ケー)


◆運適パンフが新しくなりました

2013年11月26日 | 日記
昨日のブログの最後の方に載せましたが、
山形県福祉サービス運営適正化委員会(運適)のパンフレットが新しくなりました。


内容に関しては以前のものと変わったところはないようです


福祉サービスについての苦情や相談は、まずその事業所へ申し出ることが第一のステップです。

でも、その回答に不満があったり、ちゃんと説明してくれなかったり
苦情をいうと、利用しにくくなりそうで言いだしにくい・・・
というような時には、こちらをご利用いただくと良いようです。

このパンフレットは、12月4日(水)に開く予定の研修会
「グループホーム・ケアホーム」の研修会に参加をしてくださる方に
渡していただきたいとの事で、運営適正化委員会さんよりいただいております。

今は、学齢期のお子さんでも、放課後ディを利用したり、ショートステイを
利用したりしておりますので、まだまだ先の話というわけではありません。

サービスを利用する場合、苦情などなく安心して利用できることが一番ですし、
ただ、あまりに自分勝手なことを主張するモンスター○○にはなってほしくありませんが、
1人で悩んで悶々としていないで、この委員会を使ってみてはいかがでしょうか。


グループホーム・ケアホームについて、こんなことが知りたい
   という質問も受付していますので、メール、FAXでご連絡ください
(F)



子の自立にとって重視すべきこと

2013年11月26日 | 研修会
 第53回手をつなぐ育成会東北ブロック大会・(併催)第55回手をつなぐ育成会秋田県大会(平成25年9月28日(土)~29日(日)・秋田市)に参加してきた。
 その報告を続けている。
 第47回目。

 9月29日(日)第2日目の大会は、分科会(秋田ビューホテル)が行われた。
 育成会大会は、第1分科会から第4分科会まで。
 本人大会は、第5分科会から第7分科会まで。

 次は、第3分科会[高齢化に向けた生活支援]についての話題提供者の報告である。
 第3分科会、最初の話題提供者は、本県育成会副理事長の報告であった。
 その第5回目だ。

 親子が相互に依存し合っていることで、なかなか親離れ・子離れができない。
 その結果、突発的な事情で離れ離れにならざるを得なくなって、親が情緒不安定になるなんて珍しくない。
 本報告では、親が子に準備すべきことを、次にあげている。
    
***************************************************

【引用始め】

(東北ブロック大会資料p.38より)

育成会大会 第3分科会

[高齢化に向けた生活支援]

 医療ケア等を踏まえ、高齢化した本人・家族の生活支援をいかに整えるかを考える。

◎ 話題提供者 (山形県)佐々木 良子氏

 [高齢化に向けた生活支援について]第5回目

9 親離れ・子離れの練習

 ・グループホームの入所後の親の不眠症、ノイローゼ、認知症等

 ・本人と親の練習のための施設 経済的な保障

10 本人の長所・短所は親の元気なうちに

 ・よいところは褒めて、長所を大事に本人に自覚させたい
  事あるごとに自信をもたせる前向きな思考をできるだけ明るく繰り返す
  「ありがとう」を言える

 ・苦手なところを自覚させ、
  人とのかかわりがスムースにいく手立てを身につけさせるようにする
  「ごめんなさい」を言える


 (次に続く)

【引用終わり】

***************************************************
 
 障がいのある子もいずれは、親元を離れた生活を目指す必要がある。
 親心としてずっと一緒に暮らしたいといっても、いずれ別れるときがくる。
 障がいがあるからという理由で、親が一生面倒みるわけにはいかない。
 自分の子を他人に任せることで、障がいのある子も成長する。
 それが、障がいのある子の自立とも言える。
 親だから、不憫だからといって、子供の自立を妨げてはならない。
 それには、子供の生活の場を段階的に広げてゆく。
 子供が大人への道をたどり自立へと向かう。
 その道筋をつくるのが親の役目である。
 
 (ケー)

◆バタバタ焦っております(@_@;)

2013年11月25日 | 日記
先週、知的相談員研修会が終わり、ホッとした気持ちになったのもつかの間
今週は理事会、なんだかややこしい問題も勃発しそうな雰囲気・・・

さらに来週12月4日(水)には、地域活性化事業の最後の研修会
「グループホーム・ケアホーム」の研修会があります。

今日、メールを開きましたら米沢養護学校の保護者の方からの申し込みも来ており、
ありがたい気持ちでいっぱいです。

山形市手をつなぐ育成会では、独自に今月29日に同じような研修会を
開くことにしているという事で、内容がダブってしまう部分もあるのかもしれませんが
それでも、山形市手をつなぐ育成会の会員さんから、こちらの研修会にも
申し込みをしてくださっている方もおりまして、ありがたいことです。

こちらで開く研修会には、お子さんがまだ学齢期の保護者さんもいらっしゃいますし、
学校を卒業したてのお子さんの保護者さんもいらっしゃいますので
まずは初歩的な説明から入らせていただきたいと思っております。

そして、後半の質疑(座談会のように気楽にできればいいと思っています)では
ご自分の本当に知りたい部分を講師の方に聞いていただけるような
研修会にしたいと思っております。

申し込みはまだ受け付けております。
みなさんお誘いあわせの上お申し込みいただきますようお願いします。(F)



今度の研修会に参加される方には、このパンフレットもお渡しする予定です







2番好きな所を探そう

2013年11月25日 | 研修会
 第53回手をつなぐ育成会東北ブロック大会・(併催)第55回手をつなぐ育成会秋田県大会(平成25年9月28日(土)~29日(日)・秋田市)に参加してきた。
 その報告を続けている。
 第46回目。

 9月29日(日)第2日目の大会は、分科会(秋田ビューホテル)が行われた。
 育成会大会は、第1分科会から第4分科会まで。
 本人大会は、第5分科会から第7分科会まで。

 次は、第3分科会[高齢化に向けた生活支援]についての話題提供者の報告である。
 第3分科会、最初の話題提供者は、本県育成会副理事長の報告であった。
 その第4回目だ。

 いざという備えのために、いかに専門相談機関とつながりをもっておくか。
 常日ごろから、見学に行ったり、行事に参加したりと、具体的な情報を集めておく。
 また、仲間から情報を仕入れておく。
 そうした対応が以下に述べてある。
    
***************************************************

【引用始め】

(東北ブロック大会資料p.37より)

育成会大会 第3分科会

[高齢化に向けた生活支援]

 医療ケア等を踏まえ、高齢化した本人・家族の生活支援をいかに整えるかを考える。

◎ 話題提供者 (山形県)佐々木 良子氏

 [高齢化に向けた生活支援について]第4回目

7 関係機関との連携

  相談支援事業所
   山形市10箇所 親や本人が選べることが基本
   市から割り当てられて不満や不安を感じた親が多い
  
  社会福祉協議会
   障害者や高齢者の課題対応に経験豊富
   ヘルパーやボランティアの情報と対応も可

  最寄りの施設
   山形市向陽園 上山市山形育成園 川西町希望が丘 米沢市栄光園等
   見学に行ったり施設の行事に参加する

8 1番好きな自分の家、2番好きな所は?

 ◎ 2番好きな所を探そう、作ろう
   みんなで作れる? 既存のホーム見学 本人の自立心を育む
   基準は厳しいというが決して厳しくない 安全を買う
   県や市町村のきまりを事前に調べてから取り組む
   仲間と力を合わせて

 (次に続く)

【引用終わり】

***************************************************
 
 家族にとっても、本人にとっても生活が大きく変化することには抵抗がある。
 新たな取り組みとなると、何か動機づけがないと動き出せない。
 今後の変化が予想されるかもしれないといった程度では一歩を踏み出すことはできない。
 今が一番いいのだから、あえて何かしようとしたくない。
 それが人情。
 しかし、いずれはいつか親が入院したり、死亡などということは必ずある。
 それをただ考えたくないだけなのだ。
 今が安泰なのだから。
 その時、障がいのある本人には今の生活を変えざるを得ない現実が出てくる。
 それも、急な事態となって現れる。
 本人にとって大きな混乱が生ずる。
 それをできるだけソフトな形で回避できるよう準備しておくことが必要である。
 自分の家だけにこだわらない準備に、今からとりかかることだ。 
 
 (ケー)

家族に異常あり、どうしている?

2013年11月24日 | 研修会
 第53回手をつなぐ育成会東北ブロック大会・(併催)第55回手をつなぐ育成会秋田県大会(平成25年9月28日(土)~29日(日)・秋田市)に参加してきた。
 その報告を続けている。
 第45回目。

 9月29日(日)第2日目の大会は、分科会(秋田ビューホテル)が行われた。
 育成会大会は、第1分科会から第4分科会まで。
 本人大会は、第5分科会から第7分科会まで。

 次は、第3分科会[高齢化に向けた生活支援]についての話題提供者の報告である。
 第3分科会、最初の話題提供者は、本県育成会副理事長であった。
 その第3回目だ。
 同居家族の変化が障がい当事者に生活の変化をもたらす。
 その場合、母親の入院や死亡が原因となる。
 以下、その報告内容である。
    
***************************************************

【引用始め】

(東北ブロック大会資料p.37より)

育成会大会 第3分科会

[高齢化に向けた生活支援]

 医療ケア等を踏まえ、高齢化した本人・家族の生活支援をいかに整えるかを考える。

◎ 話題提供者 (山形県)佐々木 良子氏

 [高齢化に向けた生活支援について]第3回目

5 家族の高齢化

 ◎ 家族に異常ありが増加

  生活習慣の乱れ 生活維持・継続の困難 父母兄弟等の退職・解雇
  本人の役割 家庭・家族への関心の変化 本人の努力と限界
 
 ◎ 親の老齢化・急病

  ・Kさん 平成18年母親脳梗塞後心筋梗塞死亡 急で向陽園宿直室数日宿泊後入所
  ・Tさん 平成19年養母脳梗塞 希望が丘入所後グループホーム
  ・Rさん 平成19年母親緊急入院 育成園入所 1か月後回復 べにばなへ通所
  ・Sさん 平成22年母親がん死亡 育成園入所
  ・Nさん 平成23年母親がん死亡 父親姉家族と自宅

6 現在進行中の事例から

  ・Dさん 平成24年母親脳梗塞入院 本人施設入所拒否 自宅で兄とヘルパー支援
       向陽園入所練習週1回~2回 相談支援センターとべにばなの連携
       兄家族と近隣の人達は、1日も早い入所願っている 

 (次に続く)

【引用終わり】

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 障がいのある本人は、急な生活の変化に混乱をきたすことが多い。
 家族が緊急入院して、本人を面倒みる人がいなくなる。
 また、母親が急死して、本人の面倒みることができなくなる。
 こうした事実はいたるところで起きている。
 本人にとっては今まで一緒にいた人がいなくなり、今まで住んでいた所に住むことができなくなる。
 このような急激な変化は、本人を混乱におとしいれることは確実である。
 そうした最悪の状況は、事前に予測しなんらかの対策が必要だ。
 親亡き後の心配はみんな口にする。
 親離れ、子離れの問題も時々話題になる。
 そのためにいかに準備するか。
 段階を踏んで少しずつ準備にかかる。
 その実行力こそ求められる。
 まだ、早いから。
 可哀相だから。
 そういって先送りされていることで、今までどおりの生活が続いている。
 仲間に相談し、どうすればよいか見通しを立て、できることからやってみることだろう。
 まず、一歩踏み出すことから。
 やってみるとそんなに難しいことでないことに気づく。

 (ケー)

◆知的障がい者相談員・支部会長合同研修会 終了しました

2013年11月23日 | 研修会

11月21日(木)~22日(金)


40名参加予定でしたが、申込みを忘れていた方がいらしたり
申込みがあるのにお見えにならなかったり(忘れていた?)
受付していた私はバタバタしておりましたが、時間通りに開始






山形県障がい福祉課の鈴木一郎補佐


虐待防止運動の「オレンジリボン」を付けた佐々木良子副理事長
すみません。講演をしていただいている写真がありません
八鍬が撮っていると思いますので、近日中にHPにUPされると思います。


2日目の講師 コロニー希望が丘の所長 武田庄司氏
天童市在住の方で、なんと、毎日川西町まで通っているのだそうです。


向陽園の井上常務とコロニー希望ヶ丘では同期だったそうです
お2人ともダンディーですね


今回の研修会は、知的障がい者の高齢化を考える研修会となっておりました。
講師の方々の話を聞いていると、色々な問題が見えてきます。
健康問題、住まいの問題、65歳以降に利用するサービスの事・・・

話しを聞いていると、どれもこれも真剣に考えないといけない問題でしたが
65歳以降に利用するサービスに関しては、各市町村ごとに法律の解釈が微妙に
違っていて、障がい者のサービスと介護保険の両方を利用できるところや
介護認定を行ってしまうと、スッパリと障害者福祉サービスから
介護保険サービスに切り替えられてしまう所とがあるようでした。

2日目の講師の武田さんは、その事実もご存じだったようで
行政にご本人の意向を気長に丁寧に訴え続けることが必要だろうと
おっしゃっておりました。やはり、おなじ山形県民なのに
サービスの利用の仕方で、自己負担金もかなり変わってきますので
同じ程度の障害でも市町村ごとに不公平感がでてしまうことになりますよね。

それから、おそらくお若い親御さんたちは、自分が子どもの面倒をみられなくなったら
施設入所や、グループホーム・ケアホームに入居すれば安心だと
思っていらっしゃる方が多いと思いますが、
現在、障がいのある本人のターミナル期までちゃんと支援し続ける
と明言している法人はほとんどないということ。

医療行為などが必要になると、老人施設に移るようになる場合もかなりあること
そして、そこでは障害特性を理解してもらうことが困難であること、
それゆえに、やっかいな利用者だということになってしまうこと。

私たち親は、施設やホームに子どもが入ったとしても
死ぬまで安心を得たという事ではないのだということも
私自身、改めて突きつけられた気がしました。

ただ、知的障害者福祉協会でも、今後はターミナルケアまでやる方向で
考えていかなくてはならないとの方向性を出して下さっているとの事で
少しは安心したところです。それにしてもそのための施設の改修には
多額の費用が掛かると思いますので、そう簡単に進む物でもないのかもしれませんね。

なんだか、暗い話で締めくくりになり気も重いのですが
問題が見えているという事は、解決策も考えられていくのだと
思いますのでそれに期待しながら、毎日を生きていきます(F)