山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

#地震発生から159日目「グラッときたらクッションで頭を守れ」

2011年08月16日 | 災害
 平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から159日目(8月16日、火曜日)。
 また、大震災発生から159日目の新しい朝を迎えた。
  
 ところで、国崎家では、次のようにグラッときたらクッションや毛布で頭を守るようにしている。それを手近なところに常備しておき、子どもにもいざという時の対処法を教えている。

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【引用始め】

「増補版 地震から子どもを守る50の方法」(2011年5月15日初版第3刷発行)
著者 国崎信江
発行所 (株)ブロンズ新社より引用

 クッション・毛布でとにかく頭を守れ!(p.62~p.63)

 阪神・淡路大震災のような直下型の地震では、なんの前ぶれもなく、いきなりドン!と、突きあげるような激しい揺れが襲ってきます。子どもたちは混乱し、悲鳴をあげて泣きだすかもしれません。そんなとき、親もいっしょに慌てていてはダメ。落ち着いて、わが子に指示を出しましょう。

 わが家では、ダイニングの椅子とリビングにクッションを、テレビの横には夏でも毛布を置いています。これらはいざというとき、落下物から頭部を守る緩衝材になってくれるからです。地震が起きたら、すぐさま頭の上にのせられるように、いつも手の届く場所に置いてあります。
 防災ずきんなど、特定のもので身を守ろうとすると、それがすぐに見つからないときに、あせって何も考えられなくなってしまいます。
 私は、大きな揺れが襲ってきたら、頭をクッションや毛布でかばいます。子どもがそばにいるから、いっしょにテーブルの下にもぐり、揺れがおさまるのを待ちます。
 
【引用終わり】

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 子どもの命を守るには、親の日頃からの防災に対する準備が必要である。それが子どもの防災意識を育てる。
 大人だって、いざとなったら慌てる。でも、それも程度問題。日頃の構えがあれば、その慌て方も準備のない人よりずっとましなはず。そのための備え・準備である。
 なにかあって、絶望的な気分をいくらでも和らげられるようにする。そして、「明けない夜はない」と前に進む気分に切り替わることが少しでも早められるようにする。そのためにも、日々の小さな防災対策をやっていて損はない。
 (ケー)


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1 コメント

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頭を守る (尾下義男)
2015-11-09 16:34:39
前略
お世話になります。
防災危機管理アドバイザー(いばらき防災大学講師)の尾下と申します。

 災害対策は、ソフト対策とハード対策の多重防御対応が重要で、「人命を守る」ことを最優先に、一人ひとりが生き抜く為に「事前防災」を主軸に、減災対策と防災行動力を身につける「防災・減災教育」が喫緊の課題です。

先般、いばらき防災大学で、講義した際に身を守る行動をとって頂いたところ、全員が頭を手で押さえました。一番大切な頭を守ることは全員が承知していますが、しかし、頭の守り方に工夫が足りませんでした。

素手やカバン等で直接頭を抑えると首を左右に動かすことが難しく、視野が90度(正面)のみに止まります。そこで、頭を素手で覆うときは手のひらを下向き(両手を組まず、左右どちらの手の甲の上に手のひらを重ねる=手のひらに怪我をすると物が持てなくなり、避難行動時に大きな支障をきたします。)にします。つまり、頭の上に空間(約10から15センチ)を作ると首がスムーズまわり、視野が180度に広がり危機(危険度)を回避することができ、しかも頭の衝撃の緩和策(クッション)にもなるのです。
防災教本発刊の編集社をはじめ各方面から反響がありました。
机上の空論より本件一コマ(身を守る行動)の動作を今回の防災訓練に加えることにより、安心、安全の確保のため市民一人ひとりが実りある展開ができることを願っています。
ご理解の上、ご配慮賜れば幸甚に存じます。
                        尾下拝
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