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漢字の話(キラキラネームの秘密、十三)

2017年06月21日 16時47分47秒 | 日記
二、世界に羽ばたけないキラキラネーム

さて、これまで過去の書籍について見てきましたが、最新版はどうなっているのでしょう。

以下に挙げるのは、2016年版「ベネッセ・ムック たまひよブックス たまひよ新百科シリーズ たまごクラブ特別編集」たまひよしあわせ名前研究所 顧問 栗原里央子[監修]『最新「最高の名前」が見つかる!赤ちゃんの名づけ新百科』に掲載されている名前です。

これは誰のために、或いは、何の為に書かれたのかよく分からない本です。日本人の為に書かれたのかどうかも怪しいものです。何故なら、例文の中に、歴代の総理大臣の名前も、偉人・立志伝中の人物の名も殆どありません。皇后陛下を始めとする皇室の女性の方々のお名前もありません。

そのわりに、「あいと」「おうが」「はるく」「りゅうく」「わく」「えな」「ここな」「さゆき」「じゅな」「にこ」「ひおり」「みおん」「みゆう」「ゆあ」「ゆうあ」「ゆわ」「りおん」「りのん」等々、何の事なのかわからない名前の見出しが立てられています。

例として挙げられている名前も、キラキラネームによくあるインチキ読みの他に、縁起のよくない・恥ずかしい・日本語の破壊を目論んでいるのではないか、と思われる漢字が含まれています。漢字の知識もさることながら、言語感覚がおかしい上に、日本についての知識も乏しいのではないかと疑いたくなります。



例えば、インチキ読みの名前では、

男の子なら、

一颯(いぶき)・翔生(かける)・匠音(たくと)・遼馬(はるま)・斗蒼(とあ)・駿仁(はやと)・南飛(みなと)・大翔(やまと)・結叶(ゆいと)・悠利(ゆうと)・悠詩(ゆうた)等々。

女の子なら、

愛心(あみ)・有桜(ありさ)・杏音(あん)・栞愛(かんな)・虹羽(こはね)・紡希(つむぎ)・爽(さわ)・真秀(まほ)・心桜(みお)・心穏(みおん)・光紗(みさ)等々。

読み仮名がなければ、全く違う読み方をすると思います。そもそも、真秀(まほ)って何でしょう?「秀」の字に「ほ」などという音も訓もありません。どうしてこの読みがでてきたのか想像もつきません。途方もないインチキです。爽(さわ)に至っては、ふざけているとしか思われません。例えば、「泳ぐ」「早い」の活用語尾を除いて語幹だけ取って、「およ」「はや」などと読んで、意味が通じるとでも思っているのでしょうか?


漢字の読みだけが不思議なのではありません。到底、名前には使われない、不可解な、或いは、卑猥な漢字も含まれています。以下に挙げるのは、同書で使われている名前と読みの例です。


この書の「読みから選ぶ男の子の名前リスト」には、例えば、

逸樹(いつき)・逸冴(いっさ)・逸平(いっぺい)等の「逸」。
「逸」は、漢音イツ・呉音イチ。この字は、辶に兎で、兎が逃げる、という意味です。そこから、はしる、逃げる、失う、なくす、隠れる等々の意味になります。熟語としては、「隠逸(世間からのがれる)」「秀逸(すぐれる、ぬきんでる)」「逸材(すぐれた才能)」「放逸(きまま)」「淫逸(みだら)」「逸声(みだらな音楽)」等々、好い意味も悪い意味もあります。「逸」は名前に使われた事があるらしく、名乗り訓には、「トシ・ヤス・ハヤ」があります。

零(れい)・零斗(れいと)・零央(れお)等の「零」。
「零」は、漢音レイ。この字はもともと、しずかに降る雨、の意です。そこから、おちる、ふる、おちぶれる、草が枯れおちる、あまり、わずか、こまかい等の意味になります。日本では、れい・ゼロの意味でよく使われます。熟語としては「零雨(れいう、こさめ)」「零細(れいさい、こまかい・わずか)」「零丁(れいてい、志を失い、落ちぶれて、孤独)」「零落(れいらく、草木の葉が枯れ落ちること、草の枯れるのを零といい、木の枯れるのを落という。また、落ちぶれること)」「零涙(れいるい、涙を落とす)」等。この字は好い字ではありません。普通は、人名には使われない字です。

伶斗(れいと)・伶恩(れおん)等の「伶」。
「伶」は、漢音レイ・呉音リョウ。形声文字で、人偏に、令の音符。この字は「弄(ろう、もてあそぶ)」「使伶(しれい、使役される人)」と同じ意味です。そこで、仕える人、小臣、こもの、こづかい、ひとりぼっち、落ちぶれる、さまよう等の意味があります。熟語としては「伶人(れいじん=弄臣、人君のなぐさみものとなる臣。また、楽人、楽士の意)」「伶官(れいかん、楽官の意。伝説時代の帝王黄帝の時、伶倫(れいりん)が楽官となり、その後、伶氏が代々音楽を掌ったので、この名がある)」「伶優(役者、俳優)」「伶丁(志を失って、孤独なさま)」等。「伶俐(れいり、さかしい、かしこい)」という熟語がありますが、「俐」は俗字で「伶俐」は方言です。「伶」は好い字ではありません。普通は、人名には使われない字です。


「読みから選ぶ女の子の名前リスト」には、例えば、

一伽(いちか)・風伽(ふうか)・桃伽(ももか)等の「伽」。
「伽」は、漢音カ、呉音ガ、慣用音キャ。この字は、もともと梵語の翻訳に使われた文字です。そのため、仏教に関する言葉や翻訳語に使われます。「伽藍(がらん、寺)」「伽羅(きゃら、香木)」、或いは、「伽馬(がま、ヴァスコ・ダ・ガマ)」等がこれです。但し、日本語の場合には「とぎ」の意味で使われます。「とぎ」とは、人のつれづれを慰めること、又、その人。夜の退屈紛れの話し相手。病人のみとり、介抱、看病。「夜伽(よとぎ、寝所にはべること、又、その人)」の事なので、この字は人名には使いません。まして、女の子なら尚更です。一伽・風伽・桃伽、知っていて使っているとしたら、悪質であると思います。


雅姫(みやび)・姫織(ひおり)・姫花(ひな)等の「姫」。
同書には、非常に多くの「姫」の字を使った名前がありますが、日本では伝統的に名前には使いません。その理由は大きく分けて二つあります。姫は、音キ・イ。この字には、「基本」の「基(キ、もと)」や、「王后」や「妾」の意味があります。また、周王朝は「姫(き)」姓なので、辞典を引くと「姫○○」という人物がたくさん出てきます。「姫漢(きかん、周と漢)」と言う熟語もあります。訓は「ひめ」。日本で「姫」と言うと、①、貴人のむすめ。「お姫様」等。②、貴女の名に添えて呼ぶ敬称。③、小さく愛らしい物の名に冠して言う。「姫リンゴ」「姫鏡台」等。④、娼妓、の意味があります。日本で「姫」の字を名前に使わない理由は、第一に、「殿」「殿下」「様」と同じ敬称だからです。「千姫」や「篤姫」は、「千」「篤」という名の女性を尊んで、「姫」という敬称をつけたのです。「○○殿」や「○○殿下」・「○○様」を一つの名前にしないのと同様に、「姫」も使いません。また、この字には「妾(めかけ)」や「娼妓(しょうぎ)」の意味もあります。江戸時代には、京坂で遊女の通称として「姫」が使われていました。もともと王室の姓ですし、日本では伝統的に、名づけの場では嫌われる文字です。


例えば、「生まれる季節から名前を選ぶ・春」の、

虹晴(こうせい)・虹太郎(こうたろう)・虹輝(こうき)・虹帆(にじほ)・虹香(にじか)・虹湖(にこ)の「虹」。
「虹」は、漢音コウ。「虹(にじ)」は、古代には龍の一種と考えられていました。雄が「虹(こう)」で、雌が「蜺(げい)」です。「虹蜺(こうげい)」という熟語もあります。天気の具合で、虹が二重に出ることがあります。色彩の鮮明な方が雄の「虹」で、暗い方が雌の「蜺」と考えられました。天子の旗には虹が書かれていたので「虹旗(こうき)」と言うと天子の旗の事です。但し、「虹」には、みだす・みだれる・潰れる等の意味もありますし、第一、すぐに消えてしまいます。人名に用いる漢字としては、あまり相応しくはありません。名乗り訓もありません。


ここに挙げたのは一部ですが、漢字の選び方からして、ひどくいい加減であると言えます。



ぜんぜん終わりませんでした。あと二回。。。多分


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