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原発、緊急情報(14)

2011年03月26日 20時18分14秒 | 日記
引き続き、

武田先生のブログからの転載です。


原発 緊急情報(31) 結局、子供はどのぐらい被曝するか?


核爆発でできた放射性物質が

どのくらいの時間でなくなっていくかということには

一つの目安があります。

1) できた瞬間から4日目までに1000分の1になる、

2) 4日前から4ヶ月の間に、さらに10分の1になる、

3) 4ヶ月から後はあまり変わらない。

最初に1000分の1になる理由は、

短い時間にどんどん壊れていく放射性物質があるからです。

ただ福島原発事故の場合には

核爆発(臨界、運転)を止めて3日程度たってから

水素爆発で外部に出て、それから、

さらに1日くらいの後の放射線の量を測定していますから、

測定値は第1段階をすでに終わっているものです。


第2段階では今、盛んに言われている「放射性ヨウ素」等のように、

数日から数十日で壊れる元素の影響で10分の1ぐらいになるのです。


それから後は、

半減期が30年ぐらいの元素が少しずつ分解していきますので、

放射線はほとんど変わらないと考えてもいいのです。


福島原発が水素爆発をして大量の放射性物質が放出された後、

量は減りましたが、

今でも福島原発から少しずつ新しく放射線物質が放出されています。


しかし、核爆発はすでに10日程前に終わっていますので、

今出ている放射性物質はあまり早く分解しないものが多いと考えられます。

・・・・・・・・・

このようなことから、

わたくしが今までどのような考えで、

このブログを書いてきたかということを示したいと思います

(量は福島市を中心にします).


福島原発が水素爆発を起こした後、

福島市の放射線は20マイクロシーベルト程度になりました。


福島原発の大規模な爆発が続かず、

少しずつ漏れる程度になれば、

放射線は徐々に下がって行き

10マイクロシーベルトぐらいで一段落するでしょう.


しかし、徐々に新しい放射性物質も降ってきますから、

それを考えておおよそ1ヶ月後には、

3倍ぐらいのところで落ち着くと考えました。

つまり30マイクロシーベルとぐらいが福島市のとりあえずの

「積算された放射性物質」の量と考えたのです。


そしてそれが1ヶ月ぐらい経つと、

10分の1になりますから3マイクロシーベルトていどです。

これが考える場合の基礎になります。


でも文科省が内部被曝を入れていないことや、

野菜や水からの被曝がありますから、

しばらくは10マイクロシーベルト付近になる

(東京では0.5マイクロシーベルト程度)と考えられます。


つまり、10分の1になり、そこで2,3年は続くということです。

・・・・・・・・・

このような時に、

大人が注意しなければならないのは

放射線が強い時期に

子供にできるだけ被爆をさせないということです。


残念ですが、

長期間、汚染された土地に住まざるをえない福島県の子供は、

これから長い間被爆するのですから、

せめて最初の段階でできるだけ大人が注意をして、

被ばく量を減らしておいてあげなければいけないと考えます。


つまり、政府や専門家は「安全だ」と言っていますが、

現在は「安全」を強調するよりも、

できるだけ放射性物質に触れないようにしておいて、

2、3ヶ月後に状態がはっきりして

危険がなければそこで普通の生活に戻ったらいいと思っているのです。

・・・・・・・・・

4ヶ月後に放射性物質の量が減った後、

半減期が30年のものを中心にして減っていきますから、

放射線はあまり減っていきません。


しかし、東京等の大都市では、

道路もビルもコンクリートやアスファルトでできていますので、

雨が降っても放射性物質が土にしみるということはありません。


このような状態のときに、

今までの経験が生きるかどうかはまだ判らないのです. 

でも、東京が「やや安心」ではないかというわたくしの考えは

東京がアスファルトとコンクリートで固まっているということもあります。


反対に、福島市など田園地帯に近い地域は、

土に放射線物質がしみ込む可能性が高いので、

なかなか汚染がとれないと思っているからです。

・・・・・・・・・

ペットボトルの水を飲んだり、

3月11日以前の食材を探したり、

家からあまり外に出ないようにしたりする生活を続けると、

とても疲れると思います。

お子さんもストレスがたまってくるでしょう。


しかしわたくしは今、楽をするのではなく、

1ヶ月ぐらい何とか頑張ってもらって、

放射線物質が下がってきたときに

安心したほうがいいのではないかと思います。


またここに書きましたように

残留した放射性物質が最終的に見てどのくらいになるかということを

今はまだはっきりわかりません。

チェルノブイリの時には爆発的でしたが、

漏れたのは一瞬でした。

これに対して、

現在の状態は世界的に見てもそれほど経験したことがないのです。


その段階で、

今までずっと私達専門家が守り続けてきた

「放射線障害防止の法律や国際的な規制」を一気に緩めてしまい、

「大丈夫だ、安全だ」というのは、

これから長い間、

被曝せざるを得ない子供たちのことを考えると賛成ができないのです。

最初は危険と思い、徐々にゆるめていく方がより適切な方法でしょう。


(平成23年3月26日 午前8時 執筆)


放射線の専門家に自重を求める


テレビ出られて福島原発の放射線について

「安全だ」と言っておられる専門家の方に自重を求めたいと思います。


わたくしたち原子力の専門家は、

原子力や放射線の正しい利用を進めるために、

国際的な勧告や放射線障害防止に関する法律を

厳しく守ることを進めてきました。


決してレントゲンや CT スキャン等だけを参考にして

安全性を議論してきたのではありません。

また、1年間の被曝量で規制値を決めても、

それは1年間ずっと続く場合だけではなく、

規制値を超える場合には、

危険があると考えて良いということだったのです。


委員会では、半減期はもとより、

元素の種類による身体への影響等極めて詳細で厳密な議論を経て決めてきたのです。


確かに国際的な基準になっている空間の線量率が

1年に1マイクロシーベルトという数値、

WHO が定める食品の放射性物質の量など、

日本の委員会では厳しすぎるという意見があったことは確かです。


しかしわたくしたちはそのような議論を経て、

現在の基準を作ってきたのです。


特に私が問題だと思うのは、

3ヶ月に1.3ミリシーベルトを超える場所は「管理区域」として設定し、

そこでは放射線で被爆する量を管理したり、

健康診断をしたりするということを

わたくしたちは厳密に守ってきました。


福島市においては

瞬間的な線量率が1時間に20マイクロシーベルト程度まであがり、

現在でも毎時10マイクロシーベルトのレベルにあります。

この線量率は、

文科省の測定方法を見ると外部被爆だけであって、

規則に定める外部被曝と内部被曝の合計ではないと考えられます。


今後、内部被曝などを考えると、

毎時数マイクロシーベルトの状態が2、3年は継続すると考えられます。

・・・・・・・・・

一方、福島市には、

幼児や妊婦も生活しておられます。

また、1時間だけの被曝量を言っても、

その人たちは24時間ずっと生活をしているのです。

たとえ屋内にいても換気をすればあまり差はありません。


放射線障害防止規則による妊婦の被曝量の限界は

毎時約0.5マイクロシーベルトですから、

私達専門家は福島県の東部の多くの市町村において、

妊婦等の避難を勧告する立場にあるのではないでしょうか。


現在では

むしろ政府より放射線の専門家の方が

「安全だ」ということを強調しているように見えますが、

むしろ放射線の専門家は

国際勧告や法律に基づいて、

管理区域に設定すべきところは管理区域に設定すべきといい、

妊婦の基準を超えるところでは

移動を勧めるのが筋ではないかと思います。


その上で、

政府や自治体がどのように判断するかというのは

放射線の専門家の考えるところではないと

わたくしは思います。


政治家やメディアでは

「国民を安心させなければいけない」と言っていますが、

現実に法律で定められた規制値を超えている状態を安全といい、

それで安心していいというよりもむしろ、

現実をそのまま伝えて判断を社会に任せるべきと思います。

・・・・・・・・・

また我々は学問的立場で考えていますので、

各々の専門家に各々の考え方があることは十分に知っています。


わたくし自身が国際勧告のレベルは少し厳しいと考えている人間ですが、

しかし、放射線防護に関する日本の法律も50年を経ています。

その間、十分に検討を尽くされてきたのです。

わたくしたちは原発問題とか社会問題とは切り離して、

厳密に放射線と人体への影響を考えて

発言していかなければいけないと思います。


特に核分裂生成物に汚染された土地は、

長寿命半減期の元素によって

線量率は直ちに下がらないと考えられます。

このような場所に長く生活しなければならない子供たちのことも考えて

発言をお願いしたいと思います。

・・・・・・・・・

むしろわたくしたちは、

福島原発の事故がもたらす新しいこと、

例えば東京のようなコンクリートとアスファルトで固まったところに

どのくらいの残留放射線が残るかとか、

福島第一、3号機のように

プルトニウムを燃料として用いている原子炉の放射性物質の影響等を

至急検討する必要があると考えています。

・・・・・・・・・

2011年3月26日のあるテレビの番組を見ていましたら、

今まで「安全だ」と断言していた人が

「私の言っている「安全」というのは東京だけだ」と最後にご発言になったのに

強い違和感を覚えました。


東京が人口も多く、重要なことはわかりますが、

最も危険なのは福島県とその周辺であり、

安全だと発言されるには

福島県の人のことを考えなければならないと思うからです。


わたくしの経験では、

原子力や放射線を扱っている方々は

決して不誠実な人ではありませんでした。

むしろ会議等を行っている時にわたくしは、

皆さんが十分に考え

放射線の身体に対する影響を少しでも減らそうと努力されていると思っていました。


その我々の専門家の雰囲気を

ぜひ思い出していただきたいと思っています。


(平成23年3月26日 午前9時 執筆)


武田先生のブログは此処までです。

貴重な情報を、有り難うございました。

また、何かございましたら、

宜しくお願いします。

【ブラームス】交響曲第4番_第3-4楽章


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