阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

「事業仕分け」3度目のプレゼンテーション

2010年09月28日 21時57分05秒 | 政治

 今日は事業仕分け第3弾の報告会を行いました。

 今回の仕分けは昨年秋、そして今年の春に行われた事業仕分けの判定結果が実際に反映されているのか点検し、現在の進捗状況をチェックすると同時に、なぜできないのか、なぜ時間がかかるのかなどを追及することでした。蓮舫行政刷新担当大臣のもと、各チームの代表が調査結果をプレゼンテーションを行いました。

 私たちのチームは外務省、法務省、警察を担当しましたが、私は外務省を中心に担当し、プレゼンテーションを行いました。特に国際協力機構(JICA)や国連機関への任意拠出金、日本国際問題研究所などを中心に調べましたが、資料だけではなく、各事務所や現場に出向いてのヒアリング、さらに専門家を招いての深掘りを行いました。

 事業書を注意深く読むと、廃止と判定されたはずなのに、別の名前で復活している補助金が多数あります。また、いろんな理由をつけて、廃止や削減が先延ばしされているものも目立ちます。

 私たちのグループは、「やってない」「やったふり」「やり足りない」に分類し、具体的な事例に基づいて調査結果を発表しました。

 私が担当にしたのは主に調査・研究部門でした。尖閣諸島問題でも明らかになったように、国益を守るための外交戦略の構築は、日本がこれから力を入れるべき分野です。しかし十分な成果を挙げているとは言えないため、これらの分野への補助金や予算は多くが廃止や減額が通告されています。まずは、運営費や人件費などの無駄を削ってスリムな体制にした後で、本当に必要な研究には予算を増額する、そんな柔軟な対応が必要でしょう。
 
 無駄遣いは監視されていると知ること、また、良い事業や削減努力に対しては積極的に評価されると感じることは、税金を使う側の緊張感を生み出します。そのための私たちの役割の大きさ、今回も実感しました。

 
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あらゆる事態を想定して準備を-尖閣諸島問題の教訓

2010年09月26日 00時21分14秒 | 政治
 尖閣諸島沖で中国の漁船と巡視船が衝突した事件で、那覇地検は公務執行妨害で逮捕した船長を処分保留のまま釈放しました。日本の弱腰外交が、中国との関係を今後も不条理なものにするのではと、憤慨しています。

 内政で都合の悪いことがおこれば、外交問題を「演出」までして国民の思いを一致結束させる、そんな手法を取る国は沢山あります。今回の事件は民主党政権にとって試金石であり、国民の気持ちをひとつにする大チャンスとさえ思っていたのですが…。中国がどんな措置を取ろうと、総理自身が断固とした意思を示し、「国際社会のルールを順守すべき。尖閣諸島は日本固有の領土。主権国家として対応する。国際社会にも理解を求めたい」と毅然と対応すべきでした。その上で、前回のブログにも書いたように議員外交を機能させ、双方にとって最適な着地点を探り、ウインウインの関係で決着できるよう秘密裏に交渉すべきと思っていたのですが…。

 結局、日本は圧力に屈したと、中国そして世界に思わせるタイミングで処分保留にしてしまいました。那覇地検の判断ということになっていますが、こんな大きな判断を那覇地検が独断で行うとすれば、それこそ官僚主導ということになります。「日中関係をこれ以上こじれさせないため高度な政治判断をした」のだとしても、国民に説明できない判断がされたとすれば残念という他ありません。

 このような事態に至った際の対応を最初の段階から幾通りもシュミレーションして準備する、そんな危機管理が決定的に欠けていたと思います。これでは前政権と何ら変わらないことになります。

 私は、中国は、日本そして米国がどのような対応をするか、見極めようとしていたと感じています。クリントン国務長官やゲーツ国務長官から尖閣諸島への日米安保条約適応のメッセージを得たことは成果かもしれませんが、南沙諸島や西沙諸島で領土問題を抱える東南アジア諸国もショックを受けていることでしょう。

 外交という国の威信を賭けたケンカで完敗した悔しさも募ります。理不尽がまかり通るような事態を二度と繰り返さないように、あらゆる事態を想定して準備を重ねなくてはなりません。27日にはこの問題について外務、法務、国土交通省の合同部門会議があります。同じ失態を繰り返すことがないように強く政府に求めます。


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「民主スクールわかやま」が開講!

2010年09月25日 23時49分54秒 | 政治

 今日「民主スクールわかやま」が開講。政治的な意思や関心を持つ方々が12名参加して、勉強することになりました。今日は塾頭の私が講師を務めました。特に和歌山に今ある良さを活かした観光開発の在り方について、お話しをさせて頂きました。皆さんが参加しての議論も活発で、2時間があっと言う間に過ぎてしまいました。

 今回のスクールでは「和歌山を、今ある良さを活かして活性化するにはどうすればいいか」にテーマを絞り、実際に和歌山で、日本各地で地域の活性化に成果を挙げている方々を囲んでの議論を中心に行う予定です。また、しっかりとしたアウトプット(成果)を生み出すことを目標として、有志の方々には民主党の和歌山県マニフェストつくりにも参加して頂くことになっています。

 今回は大変レベルが高く、また、問題意識を持った方々が多いと感じます。和歌山の政治を背負って立つような人材が生まれることを目指し、一緒に勉強を続けます。


 事務局長の橋本市議会議員・瀧洋一氏もブログで紹介してくださいました。

 http://blog.goo.ne.jp/dpj_taki/e/232f69aa977aefd424aea6716c6ae82b


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こんな時こそ議員外交を機能させよう

2010年09月23日 11時21分01秒 | 政治
 代表選挙が終わってからは、ひたすら事業仕分けに集中しています。昨日、報告書を提出しましたが、まだまだ深掘りをするため調査を続けているところです。

さて、今、尖閣諸島の問題が日中の大きな懸案事項になっています。日本としては尖閣諸島に領土問題は存在しないという大前提に立ち、粛々と処理をするしかありません。安易な妥協は絶対にすべきではありません。

 一方で、問題が長引くと日中双方に大きな悪影響を与えます。政府高官の協議が機能しなくなった今、あらゆる外交ルートを使って問題解決に動く時ですが、私はまさに議員外交の出番だと思います。

 一昨日、ノルウェーの外交防衛議員団が来日し、意見交換を行いました。私は紛争の調停や仲介役として中東和平やスリランカ和平、またクラスター爆弾の廃絶について大きな成果を挙げているノルウェーの外交について強い関心を持っていたので、夜は大使公邸でのレセプションに参加し、多くの議員と意見交換をしました。

彼らも言っていたことですが、紛争の当事者、特に強硬な姿勢を続ける側は一度振り上げた拳をどのようにおろすべきか、或いはさらに闘うのか、決断の時を探っています。しかし、今の状態が続けば双方に大きな不利益が生じるわけですから、中国側としてもいくつかの着地点を想定しているはずです。

沸騰する国内世論を抑えなくては政権自体が危機的状況に陥りますから、先方の事情についても一定の理解を示すべきでしょう。その上で、個人的な信頼関係を持った議員が、首相の特使として、或いはその前段階の交渉役と赴き、落としどころを探るのです。一回で上手くいくものではなく、また、それは秘密裏に行う必要もあるでしょう。しかし、今まさに、議員が、政党が築いた信頼関係を生かすべき時です。そういう意味では、前首相である鳩山由紀夫衆議院議員や、胡錦濤国家主席ともパイプを持つ小沢一郎元幹事長には大きな役割を果たせる可能性があると思います。

 さて、議員外交は、私自身にとっても大きなテーマです。昨日は国会で「キルギス問題を考える会」を開催し、首藤信彦衆議院議員、日本キルギス人協会の会長を務めるイバラット・サマコワさんとともにキルギスの報告会を実施しました。

 その中で私たちが提案したのは10月10日に行われるキルギス議会選挙の選挙監視員として国会議員に参加を呼び掛けることでした。
 
 1992年以降、私は紛争(post-conflict)地域での選挙監視活動に長期、短期を合わせると計16回参加しました。その中でいつも目にしたのは、EUや米国の民主党、共和党などが派遣する選挙監視チームの存在の大きさです。彼らはその後も平和構築、復興支援、さらに経済協力の各段階におけるドナーとしての政策決定を行う側ですから、選挙監視後の声明には、世界が注目しています。私は国連やNGOの一員として参加をしながら、ずっと日本にもこのような文化を作るべきと思っていました。国会議員となった今、何としてもきっかけを作りたいと思い、8月の来訪時にはオトゥンバエワ大統領やサリエフ中央選管委員長にお願いをした結果、国会宛てに招待状を出してもらうことができました。

 キルギス共和国は今、大統領制から議院内閣制に移行する大きなチャレンジの真っ最中です。アフガニスタンやパキスタンなど地域における不安定化要因がある中、「腐敗や人権侵害があっても強いリーダー」ではなく、国民参加型の統治を目指すことはリスクがあることですが、だからこそ応援する価値があるのです。

 不正や暴力を未然に防ぐためのモラルサポートを行う、そして選挙の評価を世界に発信する。自分自身が選挙のプロであるからこそ、そして、その後の政策決定に影響力を行使できるからこそ、議員が選挙監視を行う意義があります。臨時国会がスタートした直後であり、私自身が果たして参加できるのか、かなり微妙な時期ではありますが、できる限り多くの日本の国会議員に超党派で参加をして頂きたく、チームの派遣、運営について全力で取り組んでいきます。


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ひとりひとりの自立が民主党を強くする

2010年09月15日 18時38分47秒 | 政治
 昨日の臨時党大会では菅直人総理が再選を果たしました。この結果を受けた私の決意を書こうと思います。

 民主党の場合、自民党のような派閥がありませんが、私は先輩議員も含めた議員同士のネットワークをつくる意味ではグループに参加する意義があると考え、いくつかのグループや勉強会に参加しています。そのひとつが「小沢グループ」のひとつ、「一新会倶楽部」です。政治活動の原点は徹底的に地域を歩き、地元の方々との対話を重ねること-そんな基本を叩き込んで頂きました。一方で、若手中心に政策についての自由闊達な議論を行い、自分たちの中からリーダーを生み出そうとするグループの会にも積極的に参加しています。対極的なグループに属することで、自分自身の政治家としての可能性が広がると考えています。

 一方で、このようなスタンスでいると、ひとたび代表選挙になれば立場は大変難しいものになります。義理人情も大切なことですから相当に悩みましたが、熟慮を重ねた上で菅総理を支持することにしました。その理由はすでに書いたので繰り返しませんが、私の中で次第に大きくなったのは、

「ひとりひとりが政治家としての自立を果たすことが民主党を強くする」という確信です。

 路上で、畑の中で、またこのブログにおいても小沢さんへの期待を沢山いただきました。
「一遍小沢さんにやってもらいたいんよ」「今こそ、強いリーダーシップを!」「政策も小沢さんの方がずっとええこと言っちゃあらよ」

 それ自体は民主党の議員として本当に嬉しいことです。また、菅さんではダメ。小沢さんに投票しないと、次の選挙は応援しないというメールや電話も多数いただきました。

 しかし、誰が総理になったとしても、今、日本が直面している問題をすぐに解決できる特効薬などありません。

 そんな現状を踏まえ、「剛腕・小沢一郎」に引っ張ってもらうことに期待するのか、それとも、新人議員を含む我々全員が、それぞれの専門性や問題意識に基づいて現状打開への覚悟を持って闘うのか、どちらが日本の未来にとって良いのか判断することが私にとっての選択の基準になっていったような気がします。

 「1年生議員の最大の仕事は2年生になることだ!」そんな小沢さんの温情は有難いことだと思います。小沢さんの体制なら、より気兼ねなく、地元活動の時間を取れたかもしれません。しかし私たちは、小選挙区ごとに考えると平均40万人あまりの人口から選ばれた代表ですから、新人もベテランも関係なく最大限仕事をすることが国民への責任の果たし方だと思います。

 このブログにも書きましたが、選挙戦の中盤、菅さんを囲んでの会がありました。私は「総理、聞いてください」と切り出し、様々な専門分野を持ち、平均数万軒を歩いて地元の声を聞き、国民の代表として選ばれた新人議員の能力を最大限活かせる体制に変えることこそ国民への責任ですと強く訴えました。鋭い表情で聞いていた菅さんが、自分の新人時代の話-社民連というたった5人の政党で、丸山ワクチンの認可を求める活動などを通して官僚の既得権益に風穴を開けた経験を熱く語り始めました。「そうなんだよ! 俺は首相直轄の100の特命チームを作って400人全員参加でやりたいんだ!」わが意を得たりとばかりパッと輝いた総理の顔は、大変印象深いものでした。

 その日以降、菅さんの演説の中に、議員全員の力を最大限活かせる民主党に進化させることを約束した言葉が入るようになりました。

 私は、一番機能する集団は「行動する小集団」だと思っています。ピーター・ドラッガーによれば、人類が最初に作った集団は狩りをするための集団だったそうです。獲物を待ち伏せ、追い込み、仕留め、解体する。その作業はそれぞれが役割を責任もって果たし、全員が頭と体をフル回転させ、ひとり三役も四役も果たすことで遥かに大きな集団にも立ち向かうことができるのです。そして、ほとんどの民主党の議員はそんな戦略で選挙を闘い、勝ってきたはずです。

 私は、決して反小沢ではありません。小沢一郎という政治家の類まれな先見性や改革者としてのビジョンを評価し、尊敬するひとりです。また、閉塞感の広がる社会ですから、強いリーダーシップで閉塞感を打開できるリーダーに期待する気持ちもよく分かります。しかし、今は、一人一人の国会議員、いや全ての日本人が知恵を出し切り、行動することでしか、私たちが直面している問題は解決できないと思っています。


 "Ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country."(「国家に何を求めるかではなく、国家のために何ができるかを考えようではないか」)

 1961年、J・F・ケネディが米国大統領に就任した際の演説の有名な一節です。これは今、国民一人一人に問われている課題であり、国民の代表である我々国会議員にとっては全員が共有すべき使命だと思います。

 日本が置かれた厳しい状況を考えると政権与党・民主党の議員にとって一刻の猶予もありません。400人を超える民主党所属の国会議員全員が参加する政権運営、ひとりひとりがキープレーヤーになる政治を目指し、日本国の運営に関わっていく責任と自覚を持って日々の活動に臨む決意です。


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民主党代表選挙に関する多くのコメントに感謝します

2010年09月10日 00時59分27秒 | 政治
(写真はキルギス共和国で再会した元世界ライト級チャンピオン、オルズベック・ナザロフ氏と撮ったものです)

 民主党代表選挙について本当に多くの方々に多くのコメントを頂き、感謝を申し上げます。切実な、渾身の思いで書いてくださったコメントはどのような立場・視点のものであっても心に響きます。直接的、間接的に私の問題意識や行動基準になっていることを実感しています。

 代表選挙は民主党について理解を深めて頂き、政策を進化させる絶好の機会です。私自身は菅総理支持を表明しましたが、実際には双方を応援し、それぞれの良さを理解して頂くスタンスで活動しています。ねじれ国会に立ち向かう上で民主党内で争っている暇などありません。私自身は自民党に代表される古い政治との権力闘争に勝利するための代表選挙であると位置付けて行動しています。

 一方で、政局よりも国会議員としての本来の仕事を優先すべきと思うので、今は何より自分自身が手を挙げて関わっている事業仕分けの調査やヒアリングを優先しています。私自身は外務省や法務省を担当していますが、自分自身が関わっていた国連やJICA関連事業の無駄を徹底的に削減することは自分の役割と考えています。同時に事業自体の効率や意義を高めるためにどうすればいいのか、連日ヒアリング、そして議論を続けています。

 コメントを拝読していると、特に小沢一郎前幹事長への期待、温かい声が多いことには感激します。多くの方がマスコミ情報を盲信せず、改革者としての小沢一郎を前向きに評価してくださることは嬉しい限りです。一方で、菅総理には厳しい声が目立ちますが、未だ国民の期待に応える仕事は殆どしていないので当然だと思います。

 しかし、同じく市民活動を政治の原点にした者としては、菅さんだからこそできることも数多くあると確信しています。

 カリスマを持った強力な指導者を求める気持ちはもちろん理解できますが、政治主導に変えていくためには、ひとりのカリスマに頼る政治ではなく、ひとりひとりの国民・市民が参加する政治、より多くの議員の専門性や行動力を生かせる体制に変えることが必要です。特定のリーダーに頼る体制ではなく、議員ひとりひとりが最大限仕事をする体制を確立することが大切なのです。

 私たち新人議員は「小沢チルドレン」と呼ばれることが多いのですが、私は誰のチルドレンでもなく、地元で支援し、時に批判してくださる皆さんこそが育ての親だと思います。民主党の新人議員は地盤も看板もカバンもなく、しかし、それぞれの専門性や経験を活かしてより良い社会を作ろうと多くのリスクを覚悟して仕事を辞め、公募試験を勝ち抜いて公認され、ひとり平均数万軒を歩いて、地域の声を聞いて国会に送って頂いた議員が大半です。新人であっても、いや新人だからこそ、それら議員の力を最大限生かせる体制を作ることが、国民の期待に応える一番の方法だと思います。

 昨夜、菅総理と話しました。新人の専門性や使命感を最大限活かせる体制を作りましょうと提案したところ、「100の特命チームを作りたい」と言ってくれました。菅総理自身、新人の時は僅か5人の社民連という政党の中で、かつて癌の治療薬として期待を担っていた「丸山ワクチン」の認可に奔走し、その経験が薬害エイズ問題で官僚の厚い壁を突破することにも繋がったそうです。

 民主党の新人議員には官僚としてキラ星のような実績を上げた者も多いですし、弁護士や金融の専門家、医師やジャーナリスト、会社経営者から外交の専門家、さらにはオリンピックの金メダリストまで多種多彩な人材が揃っています。そんな人たちが経験や関心に基づいて首相特命チーム形成し、社会の様々な問題解決のために先頭を走る、私はそんな民主党に進化させることが代表選挙における自分たちのミッション(=使命)だと思っています。 


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キルギス共和国・オトゥンバエワ大統領との会談

2010年09月07日 01時20分13秒 | 政治
 先週は中央アジアのキルギスとウズベキスタンに行っていました。

 目的はキルギスで10月に行われる国会議員選挙を成功させるためのサポートと、キルギスおよびウズベキスタンの観光開発を自然や伝統文化を活かした持続可能なものにする上での意見交換です。オトゥンバエワ大統領を始めとする多くの閣僚や政党の代表に会い、有意義な意見交換ができました。

 オトゥンバエワ大統領は、今年4月の政変で暫定大統領になり、6月27日の国民投票で大統領として承認されました。一方、6月半ばには南部オシ、ジャララバード州でウズベク系の住民との間で武力衝突が発生し、死者2千人以上ともいわれる惨事が起こっています。大統領によると「事件を起こすことによって利益を得る勢力によって計画され、実行されたテロによる破壊工作」とのこと。権力の座から引きずりおろされ、キルギスから追放された一族の支援なしにはあり得ないと、バキエフ前大統領を激しく非難しています。

 今、この国では大統領制を議院内閣制にするという世界でもあまり例のない試みが行われようとしています。ソ連からの独立後、アカエフ、バキエフ両大統領の時代には親族の登用や腐敗が進み、格差が広がりました。今年4月、国民は不満を爆発させ、清廉で外務大臣として外国にもパイプを持つ彼女は中央アジアでは初めての女性リーダーへと押し上げられました。

 彼女は次期大統領選挙には出馬せず、新しい憲法の下、より議会に権限を持たせる体制への改革を目指しています。自分自身に政治的野心があればできるものではありませんが、何よりも新しい体制にバトンタッチすることが自分の役割と確信しているようでした。

 一方、周辺国は大統領が強大な権限を持ち、時に独裁的とも思われる手法を行使して統治しています。天然ガスや石油、レアメタルなどの天然資源を上手くコントロールする必要があり、アフガニスタンやパキスタンなど政治的に不安定な国々が隣接していますから、何よりも政治の安定を重視しているようです。従ってキルギスにあまり違った価値観の国が生まれることに強い警戒を抱いていることは否定できません。

 では、日本として何ができるのか? 

 長年、民主化支援の現場で活動していた私には興味深いテーマです。

 様々な提案をしましたが、会談の席で大統領から快諾を頂いたのは「日本からの国会議員選挙チームを招待すること」でした。私は様々な紛争地域で選挙を支援する活動をしましたが、EUや米国は国会議員による選挙監視チームを派遣するのが一般的です。短期間の監視活動であっても、復興支援や経済協力、投資などに国会議員が一貫した興味を持つことで、その国との関係を構築する貴重な機会になります。

「紛争や混乱によって選挙の正当性が危ぶまれる地域の選挙監視」を日本の政治文化として定着させるべきだと思ってきたので、今回の大統領の英断には心から感謝しています。できれば私自身も参加したいのですが、どちらにしてもより多くの議員に声をかけたいと思っています。また、在日キルギス人協会会長のイバラットさんにも協力し、10月10日の議会選挙に向けた地方での選挙監視活動が機能するよう側面支援を行っていきます。人権状況や、メディアが公正に報道しているかなどもチェックしたいと考えています。
 
 大統領には25日に合流された首藤信彦衆議院とともに会いました。明るく温かいまなざしが印象的な、エネルギッシュな女性で、元衆議院議長の土井たか子さんや国際協力機構(JICA)総裁の緒方貞子さんを思わせる厳しさと潔癖さが伝わりました。日本からは新政権になって初めての国会議員の訪問とのことで、30分の予定を大幅に延長し、70分間にわたる意見交換の時間を作ってくれました。

 国会議員として、首藤議員と一緒に民主化支援をテーマに活動できたことは、かつて秘書として議員の海外出張をサポートしていた私には感慨深く、また、いつものことですが、大変勉強になりました。 

 キルギスでは、その他にもイマシェフ財務大臣、エミール観光担当、サリエフ中央選挙管理委員長に会い、選挙支援や観光開発の在り方について、それぞれ1時間~5時間以上もの会談を行いました。また、最大政党アタ・メケンのテケバエフ党首とサマコフ副党首、また総選挙での躍進が予想される品格党のクーロフ党首にヒアリングを行い、青年海外協力隊の方々が活躍されているプロジェクトサイトや、キルギス民族大学を訪問させて頂きました。

 さらに、ボクシングのライト級世界チャンピオンだったオルズベック・ナザロフ氏にも会うことができました。

 ウズベキスタンでは、観光大臣や投資促進を担当する第一次官に会った他、タシケント法科大学や日本センターで意見交換や学生との交流をさせて頂きました。両国では大使館やJICAの方々には大変お世話になりました。キルギス、そしてウズベキスタンは今後も注視し、関わっていきますので、今回の訪問の成果は折にふれて報告させて頂きます。

 オトゥンバエワ大統領と(大統領執務室にて)


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ノーサイドの精神で菅直人総理を支持

2010年09月03日 09時32分14秒 | 政治
 連日、事業仕分けのヒアリングを続けています。私は外務省、法務省・検察が担当なので、関連の書類を読んで準備し、午後3時間程度のヒアリングの後は、見出した問題点を深掘りするための調査を行う毎日です。

 さて、代表選挙については前回のブログでも書きましたが、私は菅直人総理を支持することに決めました。決断するに当たっては熟慮を重ねましたが、私の政治姿勢や政策とより一致するのは菅総理であると考えています。選挙が終われば一致結束政権運営にあたることはお二人とも約束しているわけですから、特に重視したのは下記の2点です。


 1. 財源の制約に鑑み、政策(マニフェスト)の優先順位を明確にして、そ  
    の根拠を国民に説明できる人

 2. 徹底的にクリーンな姿勢で政権運営を行える人

 
 「1」については、菅総理は「一に雇用、二に雇用、三にも雇用」という言い方で、社会保障や農業、環境などの分野に税金を集中的に投入し、雇用を生み出すことを成長戦略のひとつにしています。これは、和歌山の活性化、景気刺激に終わらない地方の構造改革にもつながる政策だと確信しています。

 また、「2」は、私自身が徹底的に追及している点でもあります。これまでの政治をクリーンで透明なものに変えるために民主党が生まれたのですから、菅総理には、この点には徹底的にこだわって政権運営をしてもらいたいと思います。


 とは言え、ねじれ国会を乗り切るためにも政界最大の実力者である小沢一郎前幹事長には要職で頑張って頂かなくてはなりません。菅直人が先頭に立ち、小沢一郎が支える。私は密室の談合ではなく正々堂々と選挙を闘うことで、この構図がわかりやすく納得できるものになることを期待しています。

 1日の菅総理の決起集会にも行きました。参加者の中には逡巡した上で参加した方々もいたと思います。しかし、新しい政治に変える、本来の民主党に変える熱気にあふれ、菅総理も実にいい顔をしていました。総理になってからは本来の精気が薄れているようにも感じていましたが、闘うことでオーラが出てくる人だと実感しました。

 ラグビーの試合は、激しく闘った後は両方がひとつになり健闘を讃え合います。お互いの友情を深め理解し合うことが闘いの目的-こんなノーサイドの精神で代表選挙を盛り上げたいと思います。


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