阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

行政は自民党の下部組織?

2008年04月25日 18時31分17秒 | 政治
 今朝は早朝6時半からJR・南海橋本駅で後期高齢者医療制度の見直しを求める街頭演説と政策ビラの配布を行いました。

 今日は、行政の長や議員、そして役所の職員の方々が暫定税率の復活を求める「ガソリン値上げ隊」を組織して橋本市内でデモ行進を行うとのことでした。(「道路特定財源関連法案の再可決を求める紀伊半島一周道路行進」だそうです!)瀧洋一橋本市議会議員と私はそのコースに先乗りして各地で街頭演説を行い、限られた財源は、道路だけではなく、国民の生活を守る政策に優先して使うべきであることを訴えました。

 最近演説や訪問活動をしていて強く感じることは、後期高齢者医療制度の問題が明らかになるにつれて、国民の関心が明確に道路から医療問題へと移ったことです。今日は何人もの高齢者の方々、また、介護施設で働く方々が、立ち止まって話を聞いて下さり、熱烈な応援をして下さったのが印象的でした。

 それにしても、特定の政党の政策を支持するため、行政機関の職員が勤務時間にデモ行進に参加するとは、どういうことなのでしょうか? 私は、デモ行進を待っている間、市民の方々にも「行進」への感想を伺ったのですが、「税金ドロボーや!」「私らの気持ちは全然わかってへん」と散々な反応でした。 

 もちろん、職員の方々はその時間は休暇を取っていることとは思いますが、昼の休憩時間を遙かに過ぎても歩いているのでは、市民に誤解を与えることと思います。行政は政治家や首長のためにあるのではなく、何よりも住民のためにあるべきなのですから。もっとも自民党の下部組織のように見られては、さぞ心外だったに違いありません。早く戻って仕事に専念したい思いだったのか、歩いている姿も元気がなく、何となくバツが悪い顔でいらっしゃるように見えました。見ていて何とも気の毒でした。

 今日の皆さんの姿を見て、政権交代の必要性を改めて強く感じました。世界各国の状況を見ても、庶民感覚とあまりにも乖離してしまった政権・政府の余命は、あまり長くはありません。皆さん、今度こそ、変える勇気を! 私たち民主党とともに、政権交代を実現させ、何よりも、人に温かい政治に変えましょう!
  

 今夜はこれからメーデーのイベントに参加する予定です。



特別会計改革こそが本丸

2008年04月21日 19時09分50秒 | 政治

 今日は、橋本市の林間田園都市駅、および橋本駅での早朝活動(6:10-8:40)を皮切りに、橋本市、紀の川市、岩出市で終日街頭演説をしました。私は延べ5時間ぐらい話しましたが、道路特定財源をはじめとする特別会計の改革、さらに後期高齢者医療問題や、子育て支援などをテーマにお話をさせて頂きました。

 今日は演説をしている私に本当に多くの方々が声をかけて下さいました。一方的に話すのではなく、なるべく、車内や路上の皆さん個人個人に声をかけながら話したせいかもしれません。「頑張ってぇ!」と走り去った後、スポーツドリンクとユンケルを買って戻って下さった方もいました。おおきにやで。

 さて、今日、お話した主な内容は、民主党が実現すべき改革の本丸は特別会計改革であり、政権交代で国政を丸洗いすることこそが、その改革を実行する唯一の方法であるということです。一般会計の倍を遙かに超える額(平成20年度は約178兆円)がありながら、これまで、その使途に国会のチェック機能が働いてこなかった特別会計。その代表格である道路整備特別会計が、いかにずさんな使われ方をしてきたか、この国会で明らかになりつつあります。もっとも、これは氷山の一角でしょう。自民党が50年余り独占してきた国の財布。国民にそれを返してもらい、徹底的に特別会計の闇を暴いていく。そして、その使い方を徹底的にガラス張りにして、国民の生活を守るために公正に分配する。それが政権交代の意義であり、醍醐味でしょう。もちろん、国民の税金で私腹を肥やした者は、徹底的に裁かれなくてはなりません。

 ガソリン税の暫定税率廃止、そして道路特定財源の一般財源化は、特別会計の闇の部分を明らかにする突破口のひとつでもあります。この改革においてブレずに頑張り抜くこと、それは私たち民主党の使命だと思います。7割近い民意が後押しして下さっているのですから! 

 

今日も訪問活動!

2008年04月20日 20時58分21秒 | 政治
 昨日はマイクを持っての街頭演説、そして、今日は訪問活動を行いました。

 訪問活動には2通りあります。普段は地域を決めて、私一人でできる限り多くのお宅を訪問し、皆さんの声を聞きます。過疎地域の農家や旧家を中心に、50軒~150軒程度を訪問します。過疎地域になればなるほど、家も疎らで空き家も多いのですが、「本人」が行く効果が一番大きいのがこんな地域です。皆さんビックリしますが、「ご本人かぇ」「よぉ来てくれたよぉ」と笑顔で迎えて下さる方が多く、保守票の掘り起こしには効果抜群だと思います。

 もうひとつは、その地域に強い人間関係を持つ方に「連れ回し」をして頂く方法です。これは地域のキーパーソンになって頂く人に直接会うことで、「支援者を協力者にする」きっかけを作っていきます。

 今日は「連れ回し」の方でした。父の和歌山大学時代の友人で、ひとりで後援会名簿を2000人分近く集めて下さった方がいるのですが、その方の依頼で、さらに地域で動いて下さっている方に、私を紹介するため一緒に歩いて下さいました。その方も、かつては自民党の強力な支援者だったのですが、50年前に育んだ父との友情に応えて下さり、今は私の熱烈な支援者になっているのです。一軒訪問すると隣の家にも行きたくなりますが、そこはグッと堪えて(堪えない場合もありますが)基本的にはキーパーソン訪問&会話を優先します。

 今日は、かつての得意先や部下をできるだけまわるということで、朝早くから暗くなるまで橋本、かつらぎ、紀の川、そして海南を「連れ回し」して頂きました。支援者の方々は「待ってました」とばかりに歓待して下さり、話も弾みました。

 ひとりでも多くの方と対話するのは政治活動の基本。和歌山に来てからの訪問件数も、まもなく10000軒を超える予定です。


過疎地域で聞く高齢者の怒り

2008年04月17日 19時45分46秒 | 政治
 今週は雨の日が多いですね。でも、在宅率の高い雨の日こそは訪問活動日和! 今週は、かつらぎ町の四郷、柏木、さらに天野、また高野町の富貴など、山間部の村で訪問活動をしました。過疎地域に行けば、殆どの住民は高齢者の方々です。「本人」が訪問していると知って多くの方は温かく迎えて下さいますが、同時に、後期高齢者医療保険制度についての憤りを聞いて歩く機会にもなりました。

 何といっても最大の不満は、被扶養者ということでこれまでは保険料を払う必要がなかったお年寄り約200万人が新たに保険料を負担することになり、それが年金から天引きされることです。年金は払った分を受け取れるか定かではないのに、保険料はしっかり天引きされていることの矛盾。本当に多くの方が「ワシら年寄りは早よ死ねということや!」と憤懣やるかたない表情でした。

 現在11兆円の老人医療費は、今後も上昇の一途を辿ります。従って、その費用をどのように負担するのか、これは国民的な議論のもとで決められるべきでしょう。郵政選挙の大勝による数の横暴で決めた上に、十分な説明もなく、さらに取りっぱぐれがないように年金から天引きでは、そこに高齢者に対する尊敬や慈しみを感じることはできません。いかにも官僚的な発想で、これでは対象者が怒るのは当然です。

 この問題は、個別の対応で解決するのは難しいと思います。日本として、将来どのような国家を目指すのかというビジョンのもと、これまで日本を背負い、繁栄の礎を築かれた方々にどのように応えるのか、そのための財源の確保をどうするのかということから考えなくてはなりません。同時に環境や食の安全、歯科医療との連携など「病気になりにくい」日本人にして医療費を抑制することも国家プロジェクトで取り組まなくてはなりません。

 こんな風に考えると不要な高コスト道路を作っている余裕など全くありません。この先も、これまでの計画通り道路を作り続けた場合、将来、補修や安全対策にどうしても必要な費用が今よりも遙かに大きなものになります。安全でない道路は使えませんから、医療や教育への予算を駆逐することになっていくのです。

 私は品格・尊厳ある国家は弱い立場の方々に温かい国家でなくてはならないと思っています。これまで頑張って下さった高齢者の方々なら、なおさらです。ですから、生活の安心を担保する医療や介護、年金の信頼回復は政治の最優先課題でしょう。同時に将来国家を支えてくれる世代への投資、すなわち教育や少子化対策に全力を投入すべきと思います。上の世代の方々が作った繁栄の果実を享受することができた私たちの世代こそは、そんな国家を築くため、一番負担を負うべきでしょう。それは、しいては自分たちにも返ってくるのですから…。

 写真:年金・医療など生活の悩みについてお話を伺いました(高野町富貴にて)



 

山奥でもポスターが増えました!

2008年04月16日 23時28分43秒 | 政治
高野町富貴では、一斉訪問活動とポスター設置を行いました。外国人のボランティアにも協力して頂き、1日で20枚近く貼ることができました。皆さん、是非ご協力下さい!

 写真:活動の後、橋本市で。

鉄人・金本の2000本安打に思う

2008年04月14日 00時14分22秒 | スポーツ
 今日は紀の川市桃山町を中心に、終日訪問活動をしました。

 桃の花が満開だったのは桃源郷マラソンが行われた先週末でしたが、現在は、摘花作業の真っ最中。多くの方々が桃畑に出て、木の上で作業中です。私は畑から畑へと渡り歩いてお話させて頂きましたが、多くの方々が木の上から降りてきて、丁寧な対応をして下さったのが、印象的でした。

 阪神タイガースの金本知憲選手が2000本安打を達成しましたね。チームの主砲であるだけでなく、精神的支柱としてチームを引っ張る姿は、まさに男の中の男。本当に尊敬すべき選手です。彼は決してセンスあふれる選手ではなく、また、筋骨隆々の現在の姿からは想像もできないほど、入団した時は体も細かったそうです。レギュラーとして定着したのは20代後半になってからですが、体を鍛え上げ、技術よりもその精神力と体力で超一流選手に成長し、強い精神力とリーダーシップで阪神タイガースを闘う集団に改革しました。金本選手といえば連続フルイニング出場の世界記録が代名詞ですが、鉄人の所以は、2004年、デッドボールで骨折したにも関わらず出場を続け、その間打率をアップさせたこと。私も、もちろんいつも体調が100%というわけではないけれど、金本選手を思えば簡単に休むわけにもいきません。同じ大器晩成(?)の私も、常に金本選手を意識しながら頑張る決意です!

 明日は、高野町の富貴地区で訪問活動予定です。


 写真:紀の川市桃山町の桃畑(先週撮影したものです)
 

ふるさとをください

2008年04月11日 00時33分58秒 | 日常
 今日はホームページの更新作業や、支援者訪問活動をしていましたが、夜は和歌山が舞台の映画・「ふるさとをください」を観ました。この3月に「民主スクール」の研修で訪問し、様々な意見交換をした施設「麦の郷」が舞台でもあるので、本当に楽しみにしていました。思っていた通りの素晴らしい映画でした。 

 精神障害を持った方々の自立を支える施設「麦の郷」が設立され、活動を開始します。しかし、住民は「安全を守れるのか」「地価は下がるし、娘の縁談にも差し障る」と、激しい反対運動を起こします。この映画では、お互いの深い溝と、対話によって少しずつ理解していく様子が、和歌山の美しい自然とともに描かれます。

 私たちのような健康な人間であっても、一日にして精神障害をきたす可能性があるのです。ところが「気違いと一緒に生活できるか(映画の中のセリフ)」という偏見も、人間の心のどこかに潜んでいるのでしょうか。実際にこの施設を設立・運営してきた伊藤静美さんにとっても、地域の方々に理解を頂き、地域と共存するための苦難は大変なものだったようです。

以前は、障害を持った方に英語でハンディキャップという言葉を使いましたが、これは、帽子を持って物乞いをしている人の姿が語源らしく、今はチャレンジド(challenged)と呼びます。より多くの挑戦の機会を与えられている、より多くを乗り越えて生きているという尊敬の気持ちを込めた言葉です。とは言え、様々な偏見、そして苦難との闘いの厳しさは変わりません。

 この映画の中の圧巻のシーンは、施設長の女性と反対運動のリーダーが対峙した言葉のやりとりでした。「ワシらはふるさとを守りたいんや」というリーダーに「
そのふるさとをほんの少しだけ、分けてもらえへんでしょうか?」「ここにいてる人たちには、帰るふるさとがあらへんのです」

 地域から、そして家族からも帰ることを拒否された人たちにとって、このような施設は社会生活を営み、人間としての尊厳を持って生きる最後の場所なのです。厳しい財政の中であっても、そんな方々の笑顔を守れる国家になれるかどうか、それが、私たち自身の尊厳であり、品格だと思います。

 また、「苦労することが生きていることや。精神病院にいた時は、普通の人のように苦労したかったんや。」というセリフにも心を動かされました。「沢山お金を稼いで、沢山税金を払いたいんです」そのためにも、税金を有効に使えるように、無駄遣いは徹底的になくしていかなくてはなりません。

 「麦の郷」は実際には和歌山市にあるのですが、映画の設定では、粉河が舞台になっています。粉河の駅前商店街や、百合山から見渡せる桃源郷、そして紀の川の流れ。私の日々の活動の場が映画になっていることにも感動しました。主人公の女性の実家として撮影に使われた酒屋「紀ノ川屋」は、3月下旬の訪問活動でお話を伺った店でした。約束通り、ようやくですが、観に行きましたよ!

 この映画は11日までの公開予定でしたが、18日まで延長されるようです。(ただし、19:30からの1回だけです)皆さんも是非観て下さいね! 


写真:百合山(展望台)から見る桃源郷の様子が映画にも出てきます。桃の花のピンクは、本当にきれいですよ。

    

桃源郷マラソン

2008年04月06日 13時27分21秒 | 政治
 今朝は紀の川市桃源郷マラソン(ハーフ)に参加しました。

 結果は1時間46分13秒。昨年の大会よりも5分以上記録がアップしました。自己ベストには遠く及びませんが、でも、皆さんにもお約束した時間では走れたので、満足しています。

 走っている間中、ピンクに染まった桃の木が延々と続く美しいコースで、本当に気持ち良く走れます。もっともスタート&ゴールの桃源郷運動公園は山の中にあるので、最後に最大の難所が待っています。気温が20度まで一気にあがったにもかかわらず最初から飛ばしたせいか、ずっと苦しく、最後は足が上がらなくなりました。

 今シーズンのマラソンはこれで終了。海南みかんマラソン、橋本マラソン、岩出マラソン、そして紀の川市桃源郷マラソン。全てアップダウンが多い難コースでしたが、レースがあると思うと、練習もするし、生活も規則正しくなりますね。衆議院選挙に向けた体力は、しっかり蓄えられた気がします。来年のレースが今から楽しみです!

 

リベンジ! 紀の川市桃源郷マラソン!

2008年04月05日 22時54分41秒 | 政治
 この4日間、連日根来寺に通いました。

 私の和歌山2区は、人が大勢集まる駅や中心地がありません。ですから、お花見客が集まるこの時期の根来寺での活動は、本当に貴重な機会でした。

 ゴザやマットを敷いてお花見している人々を何百人もまわってご挨拶を続けました。皆さん、気持ちも和やかですから、突然の乱入者に温かく接して下さり、また、余程空腹に見えたのか、大勢の方に飲み物や食べ物をご馳走になりました。「ガソリン上げんといてよぉ!」本当に多くの方に、激励を頂きました。

 駅で顔見知りの外国人のグループ(JETプログラムで教えているアメリカ人英語教師)とも再会しました。

 さて、明日は、紀の川市で「桃源郷マラソン(ハーフマラソン)」に参加予定です。昨年は統一地方選挙の投票日。連日選挙応援で多忙を極め、ほとんど練習ができずに臨みましたが、今年は継続的にジョギングをしてきたので、何としても納得できるタイムで走りたいものです。1時間40分台の、できるだけいいタイムで走りたい! と、性懲りもなく宣言しておきます。 

 写真:桃の花が満開の桃源郷。ピンクに見えるのは全部桃の木です。

  

満開の桜のもとで

2008年04月04日 00時16分16秒 | 政治
今日の日中は、お花見に来られた方々とお話すべく、粉河寺や根来寺で活動しました。明日も、早朝の街頭演説の後、満開の桜の元で活動します。楽しみです。


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駅立ちから辻立ちへ!

2008年04月03日 10時30分42秒 | 政治
 皆さん、こんにちは。今朝は、岩出市根来での辻立ちを早朝から行いました。主に大阪方面に車で通勤される方々に、力いっぱいマイクで政策を訴えました。再び出発するまで、事務所で作業を行っているところです。

 昨年10月から、早朝の駅立ち活動を続けてきましたが、今月からは、早朝も辻立ちに力を入れてまいります。冬の間は、6時過ぎではまだ暗く、道路に立っても
存在をアピールすることは難しいと感じていたので週3回ほど駅立ちを続けていました。JR和歌山線などの小さな駅では通算3巡程度、林間田園都市や橋本駅などでは、延べ10回程度、「街頭活動をさせて頂きました。もちろん、これからも駅立ちは続けますが、通勤のメインの足は車ですから、4月からは、交差点などでの、朝の挨拶、そして、熱闘・街頭演説に切り替えてまいります。

 早朝開始ですのでマイクの音量は下げて行いますが、見かけましたら、是非、お声を掛けて下さい。

 では、今日も自転車で街頭活動に出発してまいります!


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阪神優勝を確信!

2008年04月02日 02時10分14秒 | スポーツ

 ジョギングから帰ってきて、本日2度目のブログ執筆だ。

 何て痛快な気分だろうか。何といっても阪神が開幕4連勝。そして読売は4連敗なのだ。上原が打たれて逆転負けというのがいい。ジョギングをしていても足取りは軽いし、夜桜が一層きれいに見えた。

 タイガースの野球が変わった。最大のポイントは平野恵一選手の加入だ。赤星・平野の1・2番が、相手を撹乱し、自滅を誘う超攻撃的な役割を果たせるようになった。スピード感にあふれ、相手が嫌がる攻撃に徹するプレーは見ていてワクワクする。相手チームには脅威だろう。92年、亀山努が出現した時のような衝撃だ。

 開幕戦で赤星・平野が再三セーフティーバントの構えでピッチャーを揺さぶり、好調の相手エースを崩した時、タイガースの野球が変わる予感に身震いしたが、今、予感は確信に変わった。タイガースの優勝は間違いない。他チームを圧倒し、独走するだろう。

 去年までは相手ピッチャーがいい時は、全くのお手上げだった。ベンチは全くの無策。何の工夫もなく凡打の山を築くだけだった。塁上でいつもボーっとしているだけの鳥谷をチーム1の快速ランナー赤星がバントで送るなど、相手ベンチが狂喜しそうな采配にはいつも発狂しそうだった。しかし、今年は攻撃的走塁という新たな戦術が加わった。もうひとりの新戦力、新井貴浩選手も、決して足は速くないけれど、積極的な走塁とつなぐ打法で、ポイントゲッターでありながら攻撃の拠点にもなっている。相手を動かし、自分も動く攻撃は、チームにリズムを与え、相手チームには心理的なダメージを与える。(これは選挙も同様だ!)これからは発狂するのは、対戦チームだ。特にこの5年間で25の貯金をしている読売戦は、野球の質の違いを見せつけて圧倒することになるだろう。
 
 今日、もうひとつ嬉しいことは濱中選手の活躍だ。タイガースからトレードされたオリックスで、今日、逆転満塁ホームランを放ったのだ。
 
 昨年11月、濱中選手のトレードが決まった時、大怪我から奇跡の復活を果たし、阪神ファンがこんなにも感情移入して見れる選手を放出するとは・・・と怒り心頭だった。怒りのあまり「もうひとつの阪口直人」に下記のような文章を書いてしまったほどだ。

 この時に書いた期待が、そのまま現実になっているかのようだ。 

 

「不死鳥はもう舞い降りない-濱中トレード」(2006年11月26日)
  
  http://ameblo.jp/sakaguchi-naoto/entry-10057309672.html

 (前略)

 ・・・私は熱狂的阪神ファンであるが、岡田監督の采配には全く納得していない。ポストシーズン6連敗という事実が、岡田野球の勝負弱さを象徴していると思う。

 とにかく、「1点を取りにいく」意識が極めて希薄な采配なのだ。リードして球界最高のリリーフ陣JFK(久保田智之、ジェフ・ウィリアムス、藤川球児)につなげば、勝利は見えてくる。広い甲子園球場、そして球界最弱の打線だ。足技を交えて、ノーヒットで1点を奪う攻撃に磨きをかけるのが勝利への近道であろう。

 濱中選手のトレードは、攻撃的な「スモールベースボール」を目指す、強烈なメッセージなのだろうか? しかし、頭を使った野球、足を使った野球とは全く無縁な岡田野球である。1塁ランナーがヒットで3塁に行けない攻撃、3本のヒットで1点が取れない今の攻撃を変えるには、監督の野球観を大転換する必要がある。
 
 そういう意味では、怪我もあって、守りと足に明らかなハンデを持つ濱中選手と、ガッツあふれる守備が魅力の平野恵一選手のトレードが、岡田野球の大転換を象徴するのであれば、私は納得する。しかし、控えの選手を補強する程度の認識であれば、現在の生え抜きの中で最高のホームランバッター・濱中選手に対する処遇としては、とても納得できるものではない。

 さようなら、濱ちゃん! 濱中選手には、新天地でフロントや首脳陣を見返す活躍をして欲しい。そして、タイガースにやってくる平野選手、阿部選手にも是非頑張ってもらい、双方が「いいトレードだった」と思える結果になって欲しいと願っている…。


 ゆっくり野球観戦をしている時間はないけれど、タイガースの快進撃で、是非、関西を元気にしてもらいたいものだ。

 

  

道路から年金・医療へ!

2008年04月01日 23時17分56秒 | 政治
 暫定税率の廃止に伴い、ガソリンスタンドでの価格も下がり始めました。私が見たところ、私の選挙区では、150円前後で販売している店がある反面、120円台前半で売る店も出現しています。大幅値下げした店の前にはこれまで見たこともない車列ができていました。

 ガソリン代が下がることで、買い物や旅行、企業の設備投資などの意欲が喚起され、大きな経済効果が期待できます。暫定税率の廃止、そして、道路特定財源の一般財源化。民主党が約束していた政策実現に向けて今日大きな一歩を刻んだことは、感慨深いものがあります。今日も路上での街頭演説をしましたが、「頑張ってよぉ」という声がひときわ大きいような気がしました。

 さて、このブログでも再三道路のことを書いてきましたが、年金のことを忘れてはなりません。今日、私の事務所に82歳の方が、直面している年金問題を訴えに来られました。

 昭和29年から21ヶ月働いた職場では、1ヶ月分しか記録されておらず、第三者委員会に行っても、証拠書類を出して下さいの一点張りだそうです。この方はその後も年金を払い続けていますし、嘘を言うようには見えませんでした。何とか活路を見出そうと、当時働いていた同僚の証言(手紙)と、その会社を辞めて、一緒に働くよう誘って下さった方の証言(手紙)も用意したにもかかわらず、給与明細を持って来なければ信用できないとのこと。そもそも1ヶ月だけ記録されているのは不可解ですし、50年前の給与明細を持っている人などいるのでしょうか。社会保険庁の担当者は典型的なお役所仕事で対応も不誠実と、途方に暮れている様子でした。

 このような話は、いろんな方から寄せられます。昨年の参議院選挙前、自民党は絶対安心、一人残らず払うと言っていたのに、未だ名寄せも完了していません。痛みを国民に押し付ける無責任な政治を続けるわけにはいきません。
 
 今の私ができることは、このような声をマニフェストに反映させるべく党本部に報告することしかありません。しかし、政権交代を実現した時には、安心できる年金制度構築に全力で取り組みます。

 今夜も桜がライトアップされた遊歩道をジョギングしてきます!


写真:持ってきた書類を見ながら年金についての訴えを伺う私。


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