阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

アウンサンスーチー氏との会談について国会での報告会

2012年01月31日 23時10分21秒 | 政治

 今日はアウンサンスーチー氏との会談の内容を報告し、今後、日本として、また国会議員として行える支援の在り方について考える報告会を行いました。国会議員14名を含む、40人近い方々が熱心に参加して下さったこと、まずは感謝申し上げます。

 今日は最初に高橋昭一議員が編集した約8分のビデオを見て頂き、その後、パワーポイントで約25分プレゼンテーション。その後、30分は質疑応答でした。


 アウンサンスーチー氏との会談(2012年1月9日撮影) (高橋昭一衆議院議員編集)





 最近のミャンマーの変化は驚くべきスピードです。昨年の5月、私の国会事務所で前原誠司元外務大臣とアウンサンスーチ氏が電話会談を行った際は、話が佳境に入った瞬間に突然、電話が切れました。「やっぱりきたか」「『「盗聴してるぞ!』」というサインだね」と、誰もが思いました。しかし、その後、政府は民主化に向けた様々な決断を行います。


 1.政治犯の相次ぐ釈放

 2.北部カチン州で中国と共同建設している水力発電用大型ダム「ミッソンダム」(電力の9割が中国に供給予定)の開発中止を表明(2011年9月末)

 3.政党登録法の改正。旧最大野党・子億民民主連盟(NLD)の再登録を承認(2011年11月5日)

 4.少数民族との和解促進


 また、国際社会は、下記のような対応を行い、民主化に向けた後押しを行いました。


 1.2014年ASEAN議長国決定(2011年11月17日)

 2.ヒラリー・クリントン国務長官来訪(2011年12月3日)

 3.玄葉光一郎外務大臣(2011年12月26日)、枝野幸男経済産業大臣(2012年1月12日)来訪

 4.欧州連合(EU)経済制裁の解除を視野に入れた緩和措置に言及(2012年1月下旬)


 そして、アウンサンスーチー氏の動きも加速します。


 1.4月1日の下院補欠選挙(49議席)に立候補表明

 2.ヤンゴン管区コムー地区(サイクロン「ナルギス」で被害を受けたベンガル湾沿い地域)での立候補手続き(2011年1月18日)


 また、1988年の学生運動のリーダーで、政治犯の象徴的存在だったミンコーナイン氏が釈放されます。(2012年1月13日)何年も監獄で過ごした運動家の方々と会い、ミンコーナン氏の解放を求めるTシャツをもらった3日後のことでした。


 そんな背景でのスーチー氏の言葉を詳しく紹介し、その言葉の意図について、私なりの考えを話しました。その上で、下記のような提案を行いました。アウンサンスーチーさんとの会話で問題提起し、NLDの幹部とも話し合い、帰国後アウンサンスーチーさんに送った手紙で改めて提案したものです。


 1.4月1日の補欠選挙に向けた選挙監視チームの派遣

 2.民主化プロセスを監視・支援する機関の設置

 3.日本の専門家を送っての法整備支援

 4.「国民が受益者になる」持続可能な公益志向の経済システムの構築


 多くのアジアの発展途上国では開発独裁的な手法で、豊かになれる人が先に豊かになり、民主主義はその後についてくるとの考え方が一般的です。しかし、アウンサンスーチー氏は、経済の民主化、政治の民主化を同時にやり抜き、何よりもミャンマーに合った、国民が受益者になる経済を目指していることを確信しました。そのためにも、上記のプロセスを支援するのが日本の役割です。

 まずは最初の一歩である選挙監視活動を、まずは成功させたいと思います。現在、自由・公正な選挙の実施と、その証人になる国際選挙監視団の受け入れは、選挙後に国際社会が支援を行う上での前提条件になっています。まずは国際選挙監視チームを受け入れるようにミャンマー政府を説得し、より信頼される選挙監視チームを日本の国会として派遣できるよう、全力を尽くします。議会としての民主化支援の新たな手法を作り出したいと考えています。








写真上:14名の国会議員が参加しました。


写真上:少数民族の状況について説明してくれたシャン族の女性



コメント (2)

今週も国政報告を持って一軒一軒小走りで歩く

2012年01月29日 21時29分17秒 | 政治

 昨日、今日は、できる限り地元の方々とお話できる機会を作りたいと思い、先週に続いて、一軒一軒、国政報告を持って訪問しました。

 私は「移動は小走り、人がいればダッシュ」を地元活動の大原則にしていますが、これほど寒いとダッシュするのが本当に楽しくなります。

 「歩く」「走る」「対話する」というスタイル。和歌山の政治風土を変える決意を込めて続けてきましたが、かなり定着していることを感じました。田舎の人々はいつも温かいのですが、この二日間は、寒空のもと突然やってきた訪問者に対して格別な温かさを感じました。





写真上:野生の水仙の花に癒されました。梅や桃、桜の季節ももうすぐですね。



写真上:自宅のアパート前を出発するところです。




写真上:ジョギングコースのひとつ、春日神社では豆まきをさせて頂きました。なるべく拾えていない人にピンポイントで投げるつもりでしたが、コントロールは??でした。



 
コメント

消費税国会ではなく、徹底した政治改革と景気回復の道筋をつける国会が開幕

2012年01月28日 00時38分12秒 | 政治

 先ほど、地元・海南市に到着。早速ジョギングに出かけたのですが、夜道で動物と衝突。お互いに危ないところでした。

 田舎の夜道は暗く、足元が見えない中かなりのスピードで走っていました。それでもいつもの道なので走るのに専念していたのですが、きっとタヌキですね。脚が当たってビックリさせてしまいました。でも、私も一瞬心臓がドキッとするほど驚きましたよ。

 野田総理の施政方針演説に続く代表質問が終了しました。

 マスコミは「消費税国会」と言いますが、年末の税と社会保障の一体改革の議論で全会一致で承認されたのは議員定数の削減に代表される政治・行政改革と、景気回復を実現しない限り、消費税は上げないということです。従って、この通常国会は、まずは政治改革、そして景気回復を断行する国会という位置付けです。

 野田総理の演説、そして答弁を聞いていて強く感じました。



写真上:25日は紀北地域協議会(仮称)の設立総会があり、民主党和歌山県連代表として挨拶するため、午後国会から和歌山に戻り、そのまま東京にトンボ返りでした。

 
コメント (1)

通常国会開会前の地元活動

2012年01月22日 21時29分54秒 | 政治

 この数日間は、ひたすら地元での活動に徹しました。会合で、路上で、そして家々を訪ね歩いては、国政報告を行い、通常国会に向けての決意をお話ししました。

 明日は4時起きで橋本市に向かいます。6時過ぎから林間田園都市駅で早朝活動を行います。




写真上:田舎道では車に向かってダッシュ! 国政報告を渡してミニ集会!






写真上:今日は海南市野上新周辺を歩きました。私のルーツはこのあたりです。



写真上:JAM大阪・和歌山地区評議会新年旗開きで挨拶。民主党政権のもとで進めている「パッケージ型インフラ輸出」について説明。インフラの海外展開に関しては、官民一体になり、環境技術や法整備支援、人材育成をセットにすることで、中国などとの競争に負けない体制を作ると約束。



写真上:JP労組の新春の集いで挨拶。日本社会が守ってきた地域の安心のひとつ、郵便システムを守り、TPP交渉においても国益を守ることに妥協しない決意として、与野党一体での郵政改革法案の早期締結に向けた決意をお話しました。




写真上:社会保険労務士の新年賀詞交換会にて。自民党政権下の「消えた年金5000万件」のうち、1600万件あまりが政権交代後に戻っていること、政治の意志と社労士の方々の地道な努力の連携の結果とお礼を申し上げました。




写真上:23日の早朝活動。林間田園都市駅で6時15分から7時50分まで国政報告を配布しました。(23日に追加!)






 
コメント (2)

革命の一員になるのは気持ちいい!-「第4の革命-エネルギー・デモクラシー」試写会

2012年01月17日 22時23分05秒 | 政治

 今日は、一日中、国会事務所で過ごしました。アウンサンスーチーさんへのお礼の手紙&提案書を書き、まだ内容は言えませんがラオスの観光振興に関する提案書をまとめ、中国出張に関する報告書を書き上げました。夕方は久しぶりに国会内の事務所に行き、そのまま憲政記念館で上映された「第4の革命-エネルギー・デモクラシー」の試写会に参加。ドイツから来たカール・フェヒナー監督ともお話し、今、事務所に戻ったところです。

 この映画のメッセージ、そして監督の言葉の力にとても感動したので、上映会終了後も残ってフェヒナー監督とお話しました。

 私の心に響いた彼のメッセージを要約すると、「革命の一員になることは気持ちいい!」そして、この映画は、現状に対して問題提起をするだけではなく、解決策を提示する映画だということです。何よりも、政治の意志の力がかくも大きく世界を変え得るということに、今、国会議員であることの責任感と使命感を改めて感じました。ドイツでは、1990年の「電力買い取り法」で風力発電が一気に加速しました。また、2000年の「再生可能エネルギー法」により、太陽光発電の導入が爆発的に広がりました。この2つの法律を制定させる中心になったドイツ連邦議会議員(社会民主党)ヘルマン・シェーア氏の激しくも力強い言葉「再生可能エネルギー100%の社会は必ず実現できる」その実現のため、私たちは、もっと真剣に、切実に取り組むべきとのメッセージには大きな力がありました。一方、「『つなぎ』のエネルギー開発への投資なんて無意味」というシェーア議員の言葉については、今の日本における理想と現実を見極めた上で、どのように政治判断をすべきか、考えていかなければならないとも思いました。 

 東日本大震災の原発事故を契機に、私は昨年、再生可能エネルギー事業の取り組みの現場を10ヶ所以上訪問し、様々な意見交換を行いました。そういう意味では、この映画に紹介されている世界各国の取り組みは、新たな発見というよりは、「改めて共感」したものと言えるでしょう。しかし、この映画の視点には、これから何年経っても時間によって色あせることのない普遍性を沢山感じることができると思います。

 この映画の手法は、著名な環境活動家やノーベル賞受賞者、政治家らによって、これから再生可能エネルギー100%の社会の実現は可能とのメッセージが様々な角度から分析、紹介されています。このブログでも紹介したグラミングループによる貧しい人々への再生エネルギー革命も映画の最後に登場します。電気のない村で約2年間を過ごし、電気が拓く可能性を痛感した議員として、ムハマド・ユヌス氏の貧しい人々を対象とした太陽光パネル設置の取り組みには改めて感銘を受けました。



初登院以来、2年半ぶりに国会議事堂前で写真を撮りました!




ムハマド・ユヌス氏と最初に会った時の写真、再びアップしてみました(バングラデシュ・チッタゴンにて) 
 
 

コメント

アウンサンスーチーさんとの会談報告

2012年01月10日 09時44分21秒 | 政治

 昨日の、アウンサンスーチーさんとの会談について、もう少し詳しく書きたいと思います。

 場所は、スーチーさんの自宅。会見の場は、父・アウンサン将軍の大きな肖像画が掲げられた、時々ニュースでも流れる場所です。質素な雰囲気ですが、エスニック風の趣味の良いテーブルと椅子。テーブルの上には手作りの陶器の上に、クッキーとお茶が並べられて、客人を歓待する温かい雰囲気が作られていました。

 まもなくアウンサンスーチーさんが登場。凛として美しい、16年前に話した時と、ほとんど変わらない姿でした。背が高く、姿勢が良いのが印象的。明るい笑顔で迎えてくれました。


 私はまず、対話集会の時に彼女を撮った16年前の写真(フォトスタンドに入れたもの)を渡しました。「マハートマ・ガンジーの話、よく覚えていますよ。同じ写真をずっと家に飾ってあるんです」と言うと、彼女は「まぁ、それは嬉しい!」と言うような輝く笑顔をみせてくれました。

 私はスーチーさんは日本政府の対応に対しては相当フラストレーションを持っていると民主化勢力の方々から伺っていました。従って、日本への期待や不満などが一気呵成に語られるものと少し身構えていたのですが、終始和やかな雰囲気で進み、30分の予定が1時間を少し超えるまで会話が続きました。時間には厳しい方と聞いていましたが、30分を過ぎても彼女の方から時間を気にするそぶりも全く見せませんでした。

 また、岡田元外務大臣や前原元外務大臣との電話会談の時のように、頑なに自分の意見を主張する様子もなく、こちらの話をじっくり聞き、また、早口もならず、落ち着いた雰囲気で話をしてくださいました。

 時折こちらの目を見てはニッコリするような表情も見せるなど、終始リラックスした様子でした。外務省の方は、こんなスーチーさんを見るのは初めてというぐらいでした。





 会談の概要は下記のとおりです。(S=阪口直人 A=アウンサンスーチー)

 
 私自身、様々な紛争地域で民主化支援や平和構築に携わっていたと自己紹介し、1992以降、カンボジアの選挙に関わった話をしました。

 A:カンボジアの民主化の現状について彼女の分析を話す。「選挙は民主的であっても、議会運営が民主的でなければ意味がありません」ビルマにおいても1990年の選挙自体は自由で公平だったが、法の整備が十分ではなかったため、民主的なプロセスに移行できなかったと法整備の重要性に言及。

 S:日本として選挙に対する監視、議会や国会議員の日常活動を監視・報告する民主化支援NGOなどを育て支援することも可能であろうと提案。(→カンボジアには同様の活動をしている現地NGOがあることを共通認識していることに立っての提案)


 S:テイン・セイン大統領の改革姿勢と、タン・シェ元議長の影響力について質問。

 A:「タン・シェ元議長はもはや直接政策決定に関わっていません」とのこと。テイン・セイン大統領の改革の方針は変わらないが、軍や政府の中にはまだ守旧派がいるとのことでした。
 
 S:4月1日の補欠選挙で勝ち、さらに3年後の総選挙で勝利した場合、あなたが大統領になることで、ビルマの改革が一気に進む可能性があると思うが、どう思っていますか?  

 A:直接は答えず(直球過ぎる質問ですね!)国軍の在り方が一番のポイント。今の憲法では、大統領になっても国軍の意向が大きい。(非常事態として大統領を解任できる)したがって憲法を改正する必要がある。現在、議会の4分の1が軍の議席であり、憲法改正には4分の3以上の賛成が必要なので難しい状況だが、軍の中にも改革派はいて、彼らを説得できる可能性もある。

 S:日本に期待することは? 

 A:政府よりも国民を支援して欲しい。国民のニーズが何か、しっかり確認して欲しい。

 S:日本は、環境技術や法整備支援、人材育成などをパッケージで行うことで、中国などとは違う価値を与えることができると確信している。

 A:日本でなくても、国民にプラスになる政策を実施してくださればいいのです。(「日本の特別な役割」については、あまり乗ってくる様子ではなかった)


 「公益資本主義」について説明。原丈人さんが作成した資料については、興味深い様子で受け取って頂く。

 S:ムハマド・ユヌス氏などとも連携し、貧しい人々を受益者にして、市場そのものを広げるシステムと経済理論を作っています。NLDの経済政策にもきっと参考になりますよ。と、説明。

 A:ムハマド・ユヌス氏がグラミン銀行を通して開始したマイクロクレジット等については、成功例、失敗例の両方があることを理解しています。BRAC(バングラデシュのNGO「バングラデシュ農村向上委員会)のやり方の優位性もありますし、いろんな実例をそのままビルマに当てはめるのではなく、どのような方法がビルマにいいのか、ビルマの人々と相談しながら進めていくべきとの考えを示す。

 全体として海外のニュースにも非常に関心が高く、よく勉強している印象。

 S:今後のスーチーさんご自身のスケジュールは如何でしょうか? 

 A:補欠選挙に向けての「党務」(政策作り、候補者選定や応援)で本当に忙しくなると思います。選挙が終わったら、ビルマの発展の在り方について、またお話できると思います。


 会談の一部ですが、だいたいこんな流れでした。


 本当に膝がふれ合うかのような距離で、じっと目を見て話される彼女の存在を感じ、この人が、世界中に勇気とインスピレーションを与えている人だ!と思うと、滅多に緊張することのない私も、身震いするような感激と興奮で、十分に頭脳が働いていなかったように思います。また、今回のアウトプットが特別なものだったのかどうかはわかりません。しかし、「まずは信頼関係の構築」という視点で捉えると、本当に意義のある時間だったと思います。


 終わった後は、玄関まで笑顔で見送ってくださり、もう一度握手をして別れました。客人として、また、友人としての温かい対応に感動が止みません。


 追記:私がアウンサンスーチーさんに会った日、NLDの会議があり、中央執行委員会のメンバーが刷新されたことがわかりました。何と、その日、スーチーさんは党首に選ばれていました。(正確には中央執行委員会議長という肩書です)そんな特別な日に時間を空けてくださったことに改めて感謝です。





写真上:アウンサン将軍の肖像画を前に




写真上:今回の会談には高橋昭一衆議院議員にも声をかけ、参加してもらいました。カンボジアもそうですが、彼の企画力と実行力と連携して、日本としての役割を切り拓いていきます。また、私たちの写真は高橋事務所の小市琢磨さん、映像は松本恵美さんが撮ってくださいました。







写真上:和歌山のあんぽ柿や、海南市の漆器(オルゴール付きの小物入れ)をプレゼントしました。あんぽ柿には「梅干しですか?柿?美味しそうですね!」と日本語で反応してくださいました! 



 
 

  



コメント (5)

アウンサンスーチーさんとの会談

2012年01月09日 20時51分03秒 | 政治

 先ほど、アウンサンスーチーさんの自宅での会談が終了。30分の予定でしたが、何と1時間以上も時間を取ってくださり、心がふれあうような時間を過ごすことができました。スーチーさんの価値観や世界観にもふれる貴重な意見交換ができました。




 この後、別の予定がありますので、後ほど詳しく書きます。

コメント

1月9日、アウンサンスーチーさんと面談します

2012年01月07日 20時11分01秒 | 政治

 明日の深夜、日本を発ち、ミャンマーに行く予定です。

 今回は、民主化運動の指導者、アウンサンスーチーさんに会うことになりました。世界中から面会希望者が押し寄せる中、私を選んでくださったことの責任と使命を心に刻み、彼女の思いをしっかりと受け止めたいと思います。

 もちろん、沢山の質問を考えていますし、ミャンマーの経済発展について日本が寄与できる方向性について、様々な提案も用意しています。しかし、まずは、彼女の要望、期待、そしてビジョンを聞くことを重視したいと思います。4日間の滞在中、彼女をはじめとする民主化勢力の方々と、現地情勢、そして現地の変化を知るためのヒアリングを行います。

 アウンサンスーチーさんとは、1996年3月以来16年ぶりの再会になります。軟禁状態を解除されていた当時、彼女はヤンゴンの自宅前で、毎週末に対話集会を行っており、私が訪ねた時は、マハートマ・ガンジーの「非暴力・不服従運動」について熱心に語っていました。私は4回にわたって通い、彼女に幾つかの質問をしました。「仏教の教えに基づき、インドの人にも負けない忍耐と寛容の精神で、自由と民主化を実現する」そんな信念を、時に聴衆を笑わせながら語る彼女の姿。その気高い精神に、私は心底感銘を受けました。米国のオバマ大統領が「もっとも影響を受けた人物」とアウンサンスーチーさんを挙げ、その勇気を称賛していますが、世界中が彼女からインスピレーションを与えられたことと思います。

 国会議員になってからは、4回にわたって電話会談を実施。岡田克也元外務大臣、前原誠司元外務大臣と彼女の会談も、衆議院議員会館の私の部屋などで行いました。4回の電話対談については、このブログでも紹介しています。

 今回は自宅に招いて頂いての会談になります。私自身が20年にわたって行ってきた民主化支援活動の経験を踏まえ、全身全霊で彼女のメッセージを受け止める決意です。





 写真は、アウンサンスーチーさんがスピーチしている姿(1996年3月)。このフォトスタンド、彼女にプレゼントする予定です。



 
コメント (2)

新年会と挨拶まわりの日々

2012年01月06日 23時56分22秒 | 政治

 連日、新年の行事を毎日数ヶ所ずつハシゴしながら、挨拶まわりをしています。「新春の集い」「年賀会」「旗開き」「賀礼会」「互礼会」「名刺交換会」「おせち」など名称は違いますが、この時期は、新年会の連続です。

 私は、出された食事は断れない(ついでに言うと、買い物をしないとコンビニでトイレを借りられない!)気の弱い性格なので、この時期は、摂取カロリーが激増します。中国以降、食べる量は明らかに増えているのですが、昨日計ったら体重が2キロほど減っていて驚きました。生活が不規則になり、あまり運動もできないので不思議です。あえて言えば、炭水化物を摂る量だけは減っていることも理由かもしれません。

 別々の会合であっても同じ挨拶をするわけにはいかないので、私が伝えたいことと、招待された場所の方々が聞きたい話は何かを考えながら、内容を組み立てます。話の内容は、年末年始にブログで書いたこと等に加え、「政権交代の成果」を具体的な数字で伝えます。

 まず、年金ですが、民主党政権に交代した後、「消えた年金5000万件」については、1600万件(1264万人)の年金記録をすでに統合。1.5兆円以上が必要な方々のもとに戻っています。また、失業率も5.3%(H21.9)→4.1%(H23.9)と下がっており、雇用者数ベースでは、医療・福祉で62万人、教育・学習支援で24万人増加。また、小中学校の耐震化については、24,100棟に9983億が予算措置されることになりました。私は民主党の価値観を反映させた成果だと思います。

 「民主党は約束したことを何も守っていない」とよく言われます。政権交代時の大きな期待に十分に応えていないことは、重々承知しておりますが、事実は事実として伝えなければなりません。

 昨日は、和歌山放送にて与野党の国会議員と知事9人が、約2時間半にわたってラジオ討論会を行いました。こちらで再生できますので、興味のある方はお聴きください。(一部動画もあります)

 http://wbs.squares.net/zadankai2012/(和歌山放送)



 下記の写真は、新年の活動の一コマです。
 












コメント

新年の決意-新しい価値を生み出す日本をつくる

2012年01月01日 23時18分20秒 | 政治

 あけましておめでとうございます。皆さんはどんな新年を迎えられたでしょうか?

 私は昨日は新しい年を迎えた直後から神社やお寺の前で、初詣の方々に挨拶立ち。また、今日も朝から自転車に乗って挨拶まわりを行い、根来寺前で挨拶立ちをしました。かなりの寒さを覚悟していたのですが、自転車に乗っている時は汗をビッショリかくぐらい温かい一日でしたね。

 さて、私が国会に議席を頂いてから、今年が3回目の新年です。自分自身、もう一度、どのような政治家でありたいのか、問い直してみました。一言で言えば、「新しい価値をつくれる政治家」さらに、「新しい価値で世界に貢献できる日本をつくる政治家」になるのが私のミッションと、改めて決意を固めました。大き過ぎるミッションですが、地に足が着いたところから確実に実行していきます。

 「新しい価値をつくる」これは国民が民主党に期待したことであり、民主党の存在意義でもあります。「コンクリートから人へ」「国民の生活が第一」。徹底した行政改革を行い、無駄を削減して命を守り、育む政策に充てる。この旗を降ろすことがあれば、民主党は存在意義を失います。ねじれ国会であっても、財源確保がどんな厳しくてもできたはずなのが八ツ場ダムの建設中止。マニフェストにも具体的に記したこの国民に対し約束を反故にすることになれば、国民に対し全く説明ができません。この件については、マニフェストを守ることを引き続き訴え、監視していきます。

 さて、政治家の決意が本物かどうかを示す上で問われるのが、自らの身を削れるかどうかです。

 12月30日のブログで書いたように、議員定数の削減は、何としてもやり抜きます。公務員の人件費削減、そして財政再建や社会保障費確保のための増税をお願いする上での前提条件だと思います。

 これを実施したから支持率が上がり、次期総選挙での当選可能性が上るとは思いません。議席が減るわけですから、当選可能性は大きく下がるでしょう。しかし「政治が覚悟と良心を示す」ことが大きな改革を実現する上では不可欠なのです。


 地元活動においては、「ないものねだりより、あるもの探し」「スローライフ日本一の和歌山へ」「幸せ日本一の和歌山を作ろう」と、私の考えの方向性をこのブログでも再三示してきました。

 また、選挙に向けた活動は、「できるだけお金は使わず、環境にやさしく、自分のエネルギーは目一杯使う」活動を実践してきたつもりです。また「企業団体献金は受け取らず、政治資金パーティーをしない」ことも約束を守っています。

 また、「できる限り自転車に乗って移動し、普段はいつも小走り。人がいればダッシュ」

 これは、苦もなく楽しく実行しています。でも、私ひとりがやっているだけでは十分ではありませんね。スタッフの日頃の活動においても、私の考えが浸透し、実行されるように、厳しく迫っていきます。

 さて、政策としては、今、「公益資本主義」について研究しています。「新しい価値によって世界に貢献する日本」を考えた時、何度かこのブログでも書いた「ソーシャルビジネス」や「パッケージ型インフラ輸出」の根っこになり得るのがこの考え方だと思います。

 「会社は株主のためにある」という考えが、金融的な手法で短期的に会社の時価総額を上げる考えにつながり、研究開発や在庫が必要な産業ではなく、お金がお金を生み出すような金融への過度な偏重が生じている。その危険性を鋭き、日本が中心になり、社会への持続可能な貢献を最大化することが長期的に会社の利益にもつながる経済の仕組みを作ろうと提案しているのがベンチャーキャピタリストとして高名な原丈人氏です。

 私は、この考え方に賛同します。そして、今、すさまじい勢いで外国勢力が投資や経済協力の機会を伺っているミャンマーにおいて、この仕組みが機能できるようにサポートしたいと思います。今月の訪問では、アウンサンスーチー氏をはじめとするミャンマーの民主化勢力、また、政府関係者に会う予定ですが、このテーマについては自分の能力を総動員して説明し、「日本をパートナーにする意義」について熱く語るつもりです。

 実現したい政策は沢山ありますが、何よりも、新しい価値で世界に貢献できる日本をつくる政治家を目指し、努力を続けます。


写真下:根来寺周辺で活動する私。





 



 
コメント (1)