阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

バングラデシュ・ハシナ政権の崩壊とムハマド・ユヌス氏の暫定政権に思う

2024年08月08日 13時10分53秒 | 政治
 日本では大きく報道されていませんが、バングラデシュでは民衆による革命が、私が長く望んでいた方向に展開しようとしています。

 2010年に105ヶ国、35,757人、日本の62人の国会議員の署名を持ってチッタゴン丘陵の平和に向けてハシナ首相と面会、要望したのはダッカの首相公邸でした。その場所が占拠され、ハシナ政権が崩壊。独裁化を進めていたハシナ前首相が国外脱出した後、貧しい女性の自立に画期的な成果を挙げたグラミン銀行などの創設者でノーベル平和賞受賞のムハマド・ユヌス 氏が暫定政府のリーダーに指名されました。

 私自身が関わったカンボジアの除隊兵士の生活支援事業はマイクロ・クレジットを活用するユヌス氏の手法から多くを学びました。また、東日本大震災の後、ユヌス氏を被災地に案内し、生活再建のためのシンポジウムに一緒に参加したこともあります。

 これからどのような展開になるのかまだまだ予断を許しませんが、人々が望む政権に移行できることを願うとともに、私たちにできることは何か、考えて行動していきます。