社会人学生の遅れてきた学習意欲

実質的には、旅行フォトブログです

メキシコ3日目―カテドラルと対面

2008年08月31日 | 2008メキシコ旅行




10:00
メトロZócalo駅到着。
ここの駅は構内にソカロの模型や写真展示があって見ているだけでも楽しめます。





南側からソカロを見たらこうなります。また別の機会に言及するつもりでいますが、写真左に写っている国旗はものすごくデカいんです。この日は余り風がなくはためいていませんでした。





Catedral(カテドラル)です。ボクはカトリックでもなんでもないのですが当ブログのトップページをいつも飾ってくれてるこのカテドラルを実際に見るのを楽しみにしていました。なんとも大きな建築物です。





入り口には警察官がこのように待機していて入場者の持ち物をチェックします。ちなみにここに限らずメキシコでは至る所に警察官が配備されています。私見ですがメキシコの警察官は概してフレンドリーな人が多いように感じます。





カテドラルを接写。やっぱりところどころにアステカの建築物由来と思しき石材があります。





Como la catedral es el
monumento más importante
del centro histórico, se
prohibe el ambulantaje
dentro del atrio.

カテドラルは歴史地区における最も重要な建造物なので、
正面入口における物品販売は禁じられています。


ambulantaje…なかなか耳にする機会のないことばですが「行商」を意味するようです。要は物売りのことです。





やはりここにもヨハネ・パウロ2世の像があります。ポーランドに出自を持つヨハネ・パウロ2世がなぜメキシコでかくも絶大な人気を誇るのか、もうちょっと調べてみる必要がありそうです。





カテドラル内部のようす。





富山の仏壇みたいに金ピカです。ボクはキリスト教に疎いのでここに祀ってあるのが何者なのかよく知りませんがとにかくピカピカです。





小窓から光が差し込んで荘厳な雰囲気です。





11:30
メトロに乗ってBosque de Chapultepec(チャプルテペック公園)へ。





子供向けの汽車風な乗り物があります。





立ち並ぶ屋台の数々。おもちゃ屋、綿菓子屋、ぬいぐるみ屋などが軒を連ねて賑わいを見せています。





「Condones!!(コンドーム!)」という声と同時に大量のコンドームが手渡されました。物売りかと思ったらただの無料配布でした。エイズ対策なんでしょうか。数えてみたら15個もありました。この後屋台をよくよく見たらコンドームも売ってました。





典型的な食品系屋台。
「NARANJADAS 4x$10」というのはNaranjada(=オレンジエード、写真左側のビニールに入った飲料)が4個で10ペソ(=100円)ですよということです。ペソ表記はこのように$を使うことが多いので最初のうちは当惑します。





公園の中ほどに位置しているLago de Chapultepec(チャプルテペック湖)

(つづく)

メキシコ3日目―メトロの作法

2008年08月31日 | 2008メキシコ旅行




08/14 木曜日 3日目
滞在地:メキシコシティ





9:00
朝のPaseo de la Reforma(レフォルマ通り)。8月だというのに肌寒いです。行き交う人は皆長袖を着ております。今日は旅行会社まで歩いて行って明日発のMérida行きのチケットを購入。2,200ペソ(=22,000円 メキシコでは飛行機はお金持ちの乗り物なのでそこそこの値段をしています)

他にこれといった予定を立てていない日なので、とりあえずメトロでZócaloを目指します。





メトロの入り口はこんな感じで、3種類あるマークのうち一番上がメトロのマークです。2番目は各駅に割り振られたマークで、これはナンバリング的な役割を担っています。駅名の横の数字はメトロの路線番号で、この例では1号線と8号線の乗換駅であることがわかります。





Andenes…乗り場。直訳すれば「プラットフォーム」。





Taquilla…切符売場。「Tres, por favor.(3枚ください)」などと言って購入します。





Boleto…切符。学校で習ったのはbilleteですが余り耳にしません。メキシコではboletoをよく使います。1枚2ペソ(=20円)。どんだけ乗り継ぎしても2ペソ均一で行けます。いちいち購入するのが面倒なので5枚ぐらいまとめ買いしておくと便利なのですが、購入分は当日しか使えないようです。





Entrada…改札。バーが3本ついた回転体をガリガリッと回すタイプの改札です。切符は入れたら戻ってこないので取る必要がありません。





Dirección Tasqueña…タスケニャ行き。この表示を見るたびに山上兄弟が手で円を描きながら「たすけぇ~にゃ」と言っているような気がします。





メトロの車両。路線ごとに色が分けられておらず全てオレンジ色です。せっかく鉄路を敷いてあるのに、なぜかゴムタイヤを装着した車両がコロコロ走っています。運転手はボクが見た限りでは女が多かったです。中には電話しながら駅に進入してくるのもいて「へぇ~」と思いました。





メトロ発車風景。





Correspondencia…乗換え。Centro近くの駅での乗換えは比較的容易ですが、中心からちょっと外れたところの駅、例えば空港利用者が多く使うと思われる3号線と5号線の乗換駅のLa Raza駅などはものすごく歩かされる構造になっています。





Pino Suárez駅の乗換え口で突如現れる風の神エエカトルの神殿。唐突にドンッと鎮座しているのでビックリします。

(つづく)

メキシコ2日目―傾いた大聖堂

2008年08月31日 | 2008メキシコ旅行




さて次はPirámide de la Luna(月のピラミッド)です。





ここも傾斜がきつい階段です。空気が薄いので正直激しい運動はしたくないのですが、やはりここまできてすごすご立ち去るのも格好悪いので…





Pirámide de la Luna(月のピラミッド)の階段を上る。





こちらは太陽のピラミッドと違い途中までしか上れません。





月のピラミッドから死者の道を眺める。よく見ると車が走っているのがわかります。





降りるのは上るより勇気が要ります。ほら、手をつきながら降りてるでしょう。





Palacio de Quetzalpapálotl(ケツァルパパロトルの宮殿)と呼ばれている建物。





中庭。





柱に彫られたレリーフがかわいらしい。





月のピラミッドから死者の道をひたすら南下します。途中までは平坦ですが太陽のピラミッドを過ぎた辺りからアップダウンが激しくなります。ハァハァ言いながら歩くと左手にLa Ciudadela(城壁)が見えてきます。城壁に囲まれた建物のうち手前は何かの祭壇でしょう。奥の方はTemplo de Quetzalcóatl(ケツァルコアトルの神殿)です。





修復が進行中なのか上部は石材が剥き出しになっています。





Quetzalcóatlらしき頭部の像。結構精巧に作ってあります。





遺跡見物を終えて近所のレストランで昼食をとります。





やっぱりビュッフェ。あまり食べない人は一品料理を頼んだ方がいいかもしれません。





マリアッチの演奏です。





マリアッチ以外にアステカ人の舞踊ショーなんかもやってました。





ところ変わりましてBasílica de Guadalupe(グァダルペ寺院)に来ました。これは旧聖堂です。





コンサート会場みたいな形をしてるこちらが新聖堂。





Juan Pablo IIの銅像。調べてわかりましたがヨハネ・パウロ2世のことらしいです。前のローマ教皇のことですね。





新聖堂の内部。かなりの収容数があります。ミサはこちらで行うようです。熱心な信者が正面玄関から祭壇まで膝をついて歩き、何かの願掛けしてました。





なぜ新聖堂でミサを行うかと言えば、この旧聖堂内部の写真を見てもらえばわかるように、旧聖堂は潰れかかっているのです。もっと正確に言うならば地盤沈下で毎年1センチずつ傾きつつあるのです。





上を見上げた写真。ひたすらパイプで補強してます。





旧聖堂の傾き具合をカメラに収めました。傾くというよりはもはや完全にスロープ化していていつ崩壊してもおかしくはない現状です。





傾いてる側から撮った旧聖堂。建築物が地盤沈下で傾くというのはメキシコシティではよくあることで、むしろ傾いていない建造物の方が少ないのではないかとさえ思えます。

というのもメキシコシティはもともとテスココ湖に浮かぶアステカの都テノチティトランでありまして、スペインによる征服を機に湖を埋め立てて作られているので総じて地盤が軟弱なのです。ですからメキシコ市民にとって地盤沈下は割と身近な問題となっています。