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ベトナム通信

2007年09月05日 | Weblog

こんにちは。wiwiwの小林です。
先日、お休みをいただいてベトナムに行ってまいりました。

ベトナム・ハノイ(首都)でのワンシーン

首都といえばお国に関係なく近代的なビルが建ち、街並みは綺麗に整備され、コンビニやファーストフードが多数出店している画一化された街並みが多いと思いますがベトナムでは、まだ外国資本の参入が少ないためか、人情味が溢れるどこか懐かしい趣のある光景が広がっていました。

ベトナムは、今年から WTOに正式加盟。
市場解放を加速させようとしており、世界の大手企業が少しずつ進出してきています。
現在は、国民の大半が農業に携わっているそうですが、市場開放により人々の働き方やライフスタイルが今後大きく様変わりしていくことが予想されています。

これから十数年後に、目にする光景はどうなっているのでしょうか?
今のままなのか?
それとも目覚しい発展を遂げるのか?
国が豊かになること自体はいいことだと思う。でも、今の街並みがなくなるとすると少し寂しい気がする。
「本当の豊かさとは何なのだろう?」と考えると複雑な気持ちになりました。

さて、最後に、ベトナムの出生事情についてご紹介したいと思います。
(職業柄、やはり触れずにはいられません。)

ベトナムの出生率は、2.11 (2005年度)

都市部を中心に高学歴化と晩婚化が少しずつ進み、他のアジア諸国と同様、出生率が低下してきているようです。
しかし、大きく違うのは若者の比率。
30歳以下が人口の7割もしめており(日本は3割ぐらい)、今後40~50年は人口が増加し続け、十数年後には日本の人口を追い越し、現在の1.5倍、約1億3000万人まで到達するようです。

人口、労働力、消費力の増加は、世界がベトナムを魅力にとらえる大きな理由の1つ。

しかし、一方、国では、人口の急激な過密を懸念しており、家族計画として「二人っ子政策」を推進。

旅行中、知り合ったベトナム人のお話。
この方のご両親は、国の事業にかかわる仕事をされていたそうですが、3人目を出産されたことで母親は仕事を辞めざるをえなくなり、父親は1年間無給で働かざるをえない状況だったそうです。また、名誉称号の受賞対象者からも外され肩身の狭い思いもされました。
今は、一昔前のような厳しい罰則はなくなった(少なくなった?)らしいですが規制のない日本で育った私にとっては驚かされるお話でした。

人口の増減と経済成長のバランスをとることは、難しい問題なのだと考えさせられます。

ベトナムはバイク社会。車はわずか。
道を埋めつくさんばかりの勢いでバイクが走っています。 2人乗り3人乗りはあたりまえ。両親が子ども二人をサンドイッチして4人乗りもよく見かけました。ルールはあっても守られておらず。
交差点には信号機がなく(あっても無視!?)、人とバイクが縦横無尽に行きかっている光景にはあ然。信号機なれしている私は道を渡るのに一苦労。
注意力、瞬発力、動体視力が鍛えられたような気がします。。。



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