永続のページ別館

愛知県岡崎市在住
永続のページ管理人の個人日記

なぜ朝礼が長いのか?

2012年05月28日 | 沖縄教育出版

今日のお師匠さまは、後段で大切なことを語っておられますが、あえて前段の朝礼が長いことについて、喰いついてみたいと思います。

◆◆ なぜ朝礼が長いのか?

そもそも、朝礼の目的は何か?

私が6回ほど見てきた(参加してきた)沖縄教育出版という会社の目的は

1.理念浸透
2.社員共育

の側面が強いと感じました。

楽しいとか、長いけど、その間、全員に時給が発生しているとか、
色々注目される点はあります。

どうして、そういうことをするのか?
そこが大切です。

理念・共育を考えた場合、効率ではなく効果を追求する必要があります。
そうなると、必然的に効率・時間というものの優先順位は低くなります。

つまり「時間をかけてでもすべきこと」という位置づけにあるものです。


◆◆ 朝礼の効果とは?

情報伝達が目的なら上手な人が伝達すれば、早く正確に終わります。

でも、交代で司会(ファシリテーター)を努めることで、お稽古の場となります。
さらには、一度、前に出て、緊張して上手にしゃべることができなかった人は、
今、目の前で緊張している人の気持ちがよくわかります。
だから、真剣に聴いてあげようという気持ちも生まれることでしょう。

一方的でなく全員参加の双方向、多方向からの発信の場。


楽しいからテンションが高まるという面もありますが、理念の再確認、共有をすることで、すべきことが明確になるという面からのモチベーションの深まりにつながる。ここがポイントではないかと思います。

佳き習慣づくりのひとつでもあると感じます。


◆◆ 他社の朝礼から何を学ぶか?

好事例の水平展開、お客様情報の共有。
こんな役割もありますが、これについては質・量・スピード・反復して取り出せるなどの面で「心の絆新聞」という圧倒的なものが出てきているので、ウエイトはそちへらシフトしているのではないでしょうか?

6回の朝礼は、根幹はしっかりしていますが、進化を続けています。
目的に照らして、自社の状況を考えると、すべきことは常に変わってきます。
だから、同じ朝礼ではありません。

企業の目的に照らして、それが最適と判断されたら、私の推測ですが、
「躊躇なく短い朝礼になる」のではないかと思っています。

理念浸透、風土醸成に欠かせないものとして、
今は逆に「躊躇なく長時間やっている」のでしょう。

長くするのは目的ではなく、
目的のために長くなっている。

目的以上でも、目的以下でもない。
目的に照らして、今日も一所懸命に朝礼をする。

だから、楽しい。
だから、心を打つ。
だから、6回も見にいきたくなる。
だから、7回目もいきたくて仕方ない。(笑)



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【ファシリティション能力が問われるリーダーシップ】

私たちの朝礼は、いつの間にか

「日本一楽しくて日本一長い朝礼」と名付けられた。

朝礼見学者の多くが

「もっといい朝礼にするにはどうしたらいいか」と考える方が多い​が

朝礼は100社あれば100社の朝礼があっていいのである。

朝礼のやり方を変える前に

「私たちの朝礼の目的は何なのか」を問うて欲しい。

仕事も、まず「仕事の目的を社員全員が心の奥にまで浸透させているか,

そして共有しているか」が大切です。

そして目的を共有したならば、その目的の実現のために、

明確な目標を設定する。

次にその目標を達成するためにリーダーが場づくりに細心の心配りをし、

タイムマネージメントでプロモーションする。

決めた目標を100パーセント達成出来るかどうかは、

リーダーのファシリティション能力次第である。

「目標を設定して、後は自発性を尊重して個人個人に任せる」

は聞こえはいいが、任せる怠慢(放任)に陥りやすい。

リーダーのマネージメント能力とは、

場づくりとタイムマネージメントによる

場の運用のファシリティション能力のことである。

リーダーはあらゆるデーターを活用して、

タイムマネージメントによる運用で

最高のファシリティション能力を発揮して欲しい。

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