永続のページ別館

愛知県岡崎市在住
永続のページ管理人の個人日記

注目の書籍

2010年06月30日 | 書評
注目の新刊です。


「日本でいちばん大切にしたい会社」はどらかというと水面下に隠れている理念・人格・人間性などからあふれ出る結果としてのエピソードに触れている面が強いと思います。(読んだわけではありませんが)この本は、その目に見える結果を出すための目に見えない部分をどう浸透・醸成すればいいのか、つまり「大切にしたい会社」にどうやってするか具体的な実践策に触れるのではないかと思います。

元気な社員がいる会社のつくり方 「日本でいちばん大切にしたい会社」から学ぶ理念経営
小林秀司・著 坂本光司・監修
アチーブメント出版

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人物の説明は勿論不要ですよね。
バイブルになりそうな、ちょっと注目の内容みたいです。

リッツ・カールトンで育まれたホスピタリティノート
高野登
かんき出版

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宇宙一愛される経営のLRの増永さんが注目していた本の翻訳版がでます。

■モチベーション1.0~生物的な動機-サバイバル

ものを食べる、生殖活動を行う、睡眠をとる、など生物が生存を維持するために必要な根源的な欲求。石器時代から人間が持ち続けている基本的なOS。


■モチベーション2.0~与えられた動機-信賞必罰

外から与えられた目標を達成することで、金銭や名誉の獲得を目指す欲求。金銭による成果主義など、信賞必罰に基づく手法が動機づけに用いられる。


■モチベーション3.0~自発的な動機-ワクワク感

人間としての成長、知的興奮、社会への貢献など、単なる金銭的欲求を超えた動機。外部から与えられるのではなく、自分の内面から湧き出る自発的な欲求。

この3.0に焦点をあてたもの。
興味をそそります。

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか
ダニエル・ピンク
講談社

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豊かさとは

2010年06月29日 | 渡辺和子
目に見えないもの、苦しみとか喜びとか愛とかを捧げると、その代わりに、目に見えないものがどこかで誰かの役に立っているという、その世界を持っている時に人は豊かになります。ものの世界だけで生きている時は、人間の生活は物質的に豊かかもしれませんけれど、それでおしまいです。

久々に渡辺和子先生の今日の言葉です。

◆◆ 今日という日は

星の王子様の日だそうです。

「大切なものは目に見えない」

渡辺先生がこの言葉をよく引用されます。
今日という日が星の王子様の日と知っていて、今日の言葉が上記のものなら、なお素晴らしいです。

◆◆ 今日という日は

大切な友人の誕生日でもあった気がします。
どうしても28日と混乱してしまいます。
違ったら、ごめんね。
あっていたら、おめでとう。

◆◆ 今日という日は

私が生まれた年にビートルズが初来日して日だそうです。
ってことは、上記の友人は全くその日に生まれたわけで...

確か何かで、せっかくプラチナチケットを手にしたのに産気づいていけなかったという人の話を聴いたような...

おたくじゃないよねぇ...。(^_^;)



夢のおすそわけを。

2010年06月26日 | 興味・趣味・道楽
南アフリカではサッカー日本代表が予選突破を果たし、とってもいいムードです。
そんな中、不安にさらされている方々がおられます。

「地球に愛を みんなに夢を 命あるものすべてに輝き」を届けること。
その使命を背負って動き出した猫背の紳士がいます。

先日、あちこちでリツイートが起きましたが、ちょっと時間をおいてアップさせていただきます。


◆◆ もう一つのワールドカップに夢を叶える風船を届けよう!


みんなの願いを 夢を叶える風船にのせて
知的障害者サッカー日本代表選手の“夢”を応援しよう!

私たち、はせがわファミリーは、
知的障害者サッカー日本代表選手の夢を応援しています!

【夢のきずな募金】




皆さんは「もうひとつのワールドカップ」をご存知ですか?

オリンピックの年にパラリンピックがあるように、4年に1度
サッカーW杯の年に「もうひとつのワールドカップ」と呼ばれる
知的障害者達のサッカー世界選手権大会が開催されています。

今年も「日の丸を背負ったもうひとつの日本代表」は
8月21日から 9月12日、南アフリカの地で世界の頂点を目指します。


しかし、NPO法人日本知的障害者サッカー支援機構の斎藤紘一さんより、
2010年5月現在、30,876,520円の資金難のため
選手派遣が危ぶまれていることを私達は知りました。

このままでは、日本を代表するナショナルチームが
「もうひとつのワールドカップ」に出場する事ができません。


私達は、この現状を皆様にお伝えし、
一人でも多くの方にご支援していただく為に
スターリィマンの夢を叶える風船にのせて
「夢のきずな募金」活動を行うことにしました。

スターリィマンの絵で、チラシと募金箱を制作。
7月31日までの限られた時間の中ですが、
8月21日から 9月12日の南アフリカ大会出場の為の
資金支援を皆様に呼びかけています。

↓↓南アフリカ大会/日本代表選手試合日程↓↓

http://www.jffid.org/01/0016.html

↓↓2010年ワールドカップ日本代表選手20名↓↓

http://fidsoccer.blog130.fc2.com/


この知的障害サッカーのナショナルチームの選手達は、
全国5000名の知的障害者サッカーの憧れ、輝く夢です。

この輝く夢があるから、選手達はハンディを乗り越えて、
頑張って生きていけるのです。
そして、支えている家族や周りの方々も頑張れるのです。

また、知的障害者ワールドカップは、
全国の知的障害者の子供達、ご家族が
未来に夢を持って生きていける大切な大切な希望だと、
強く思っています。

そして、私たちひとりひとりの温かいきずながつながれば、
どんな人でも未来に夢を持って輝くきっかけになると信じています。

その一歩として、今回皆様からの温かいご支援のお気持ちをつなぎ、
必ず日本代表選手達を出場させたいと願っています。

 
さぁ!皆さん!!日本中のみんなの温かい想いを風船にいっぱいつめて、
もう一つのワールドカップの夢をご一緒に叶えましょう!

★募金呼びかけのチラシダウンロードはこちらから★




【きずな募金箱設置および募金活動ご協力のお願い】
只今、募金箱を設置・管理していただける場所や
私達と一緒に募金活動を行っていただける方を募集しております。
ダウンロードしたチラシをお手持ちの箱に貼っていただくか、
必要な場合は、こちらから印刷したものをお送り致します。
きずな募金にご協力いただける方、お店、会社は
サイト上にて、紹介させていただきます。




【募金活動告知バナーご協力お願い】
告知バナーを、ブログやHP等に貼っていただける方は
是非、ご協力を宜しくお願い致します。リンクはフリーです。
もしご協力いただける場合は、下記、お問い合わせ先まで
ご連絡いただけると嬉しいです。



スターリィマンのような個人様、団体・企業様、
皆様の温かいご支援を心よりお待ちしています☆

さぁ!スターリィマンと一緒に
「もうひとつのワールドカップ」知的障害者サッカー
日本代表選手の夢を叶える風船を届けましょう!


【夢のきずな募金のお問い合わせ先】
 ドリーム工房☆はせがわ 担当:はせがわ祐希
 〒330-0851埼玉県さいたま市大宮区櫛引町1-422-2
 TEL/FAX 048-671-7708
 E-mail mail☆dream-hasegawa.com
 ※☆をアットマークに変えてください。

「ドリーム工房☆はせがわ」


******************************



「夢」「喜び」をおすそ分けしませんか。
岡田ジャパンに恩返しではなく、恩送りです。



◆◆ スターリィマンについて

<夢のきずな募金>の中心の「猫背の紳士」には私は大変お世話になりました。

10年以上前の独立する前の話です。仕事に疲れて心身ともにヘトヘトになっていたときに偶然出会いました。どこで出会ったかは思い出せません。もう無くなってしまったセルビの画廊だったかなぁ。

自然は厳しくて優しい。
優しいときの自然が見せる顔、青が基調。幻想的なのですが現実な自然の優しさがギュッと閉じ込められているような絵です。何をしてくれるわけではありませんが、そっと寄り添っていてくれるようで、絵画に全く興味がなかったのですが、とっても魅かれました。
(あとでこの紳士が厳しい自然から動物を守ろうとして命を落とした方だと知りました。)

「癒されました」

「とっても癒されました」

ちょっと、おかしくなりかけていた時なので、特に。

大げさに言えば、自分を失わずにすみました。

恩人です。

◆◆

好きなのは、「Friends」、「夢をのせて」、「希望のあした」...など色々あります。
(正確な題名とか版画の区分とかはよく知りませんが)
「Life tree」とか「オアシスの家」とかは「心の」つけたくなるぐらい、救いの象徴的な作品です。

【夢のきずな募金】は「夢にのせて」「夢をのせて」などがベースになっていると思われます。私が魅かれる一つの要因かもしれない「S字」の流れが入っています。夢を叶える 9 つの風船と一緒にサッカーボールが流されています。
(富士山って日本代表のことだよねぇ。これ作品として欲しいんだけど。公式グッズで売りましょう。)


サッカーで12番目の選手はサポーター。
10番目の風船を届けるのもみんなでしましょう。


◆◆

開業した当時、紳士に家に来ていただきたいと思ったのですが、シルクスクリーンの版画で○○万円、手がでませんでした。

ホームページを作った際に「スターリィマン」の絵をたくさんアップしている画廊さんのHPにリンクを貼らせていただいていたのですが、リンクが切れてしまってそれ以来になっていました。

(今、思えば、最初から本気で来ていただくつもりで毎月5千円ためておけば実現できたのに。本気が足りなかっただけかもしれません。反省しています。)


それが最近「ドリプラ」で「はせがわファミリー」が活動を始めたのを知りました。
鬼丸→ドリプラ→猫背と偶然ご縁を取り戻しました。
何かのご縁ですね。

ファミリーの活動が広がることを祈っています。
がんばって頂きたいと思います。

伊那谷よりホタルの便りに乗せて

2010年06月23日 | 経営品質
昨年に続き、伊那谷よりホタルの便りに乗せて、かんてんぱぱ3人娘から「ホットに夏を乗り切ろう!!」セットが届きました。

今年は、「七味」胡麻ラー油、「七味」ぽん酢、「七味」炒め油など
なんとも、「そそる」セットが入っていました。
う~ん、何に使ってやろう。

あと、先日、色々とお取り寄せした際に試供品として入っていたゼリータイプの寒天ドリンク「シャルドネ味」も。これは、どうも美味いらしい。(らしいというのは、好評すぎて私に回ってこなかったので味を知りません)
大好評なのは結構なのだが、小僧二人、兄弟で血みどろの争奪戦が再び...(笑)


昨年は「夏のお楽しみセット」として地ビールもろもろが入っていました。これは私独占で何の問題もありませんでした。

しかし...

今年は「七味」と名がつく以上、次男が最強の敵になりそうです。
「そそる」調味料は、完全にヤツの餌食です。
何でも使ってしまいそうなので、ちゃんと守らないと私の分が...。


(高知フォーラムで一緒に酔っ払ったご縁での交流なので)飲んべぇ好みの品々をいただき有難い限りです。

三人娘のみなさん。
かえって気を使わせてしまったようで恐縮です。
楽しんで、食させていただきますね。


今回の伊那フォーラムでは3人のうち2人にお会いできたので、次回は3/3を目指します。

これからも、よろしくお願いいたします。

感謝。

伊那経営フォーラム2010 その5

2010年06月18日 | 経営品質
二日目 第二部はパネルディスカッションです。

バグジー   和田 竜一 さん (スタイリスト、数字づくり、その他もろもろ)
伊那食品工業 野沢 早弓 さん (北丘)
伊那食品工業 濱野 洋光 さん (開発)
菓匠Shimizu 西村 好史 さん (パテェシィエ)

コーディネーター 鬼澤 慎人 さん


冒頭に久保さんより、僕の思う愛とは、ということで少しだけ話しがありました。
この人「私」のことを思ってくれているという実感をもたせること。そのためにその人をサポートする人(世話人)を常に作るようにしている。認めてもらっているという感じをもたせるために、長所だけを見て伸ばすようにしている。ということです。

◆◆ まずは、昨日の感想その他

<野沢> 会長と話すのは年数回程度。いろんな話をするけど、毎回、必ず最後に「困ったことはないか?足りないものはないか?」と聞いてきてくれます。
(初日のTQCでなく、「職場がより快適に」が基本思想であるということを示す言動のひとつだと思います。そこまでしてくれるんだという思いが生まれるので、応えねばという意識になりますよね。)

<濱野> (自分でなく)会長の名に傷がつくのは困るからちゃんとしようと思う。というような趣旨の発言がありました。

<西村> 清水さんは包み込むような愛を持っている。繊細で、母のよう。
夢ケーキを昨年8月には800個作った。(ここで、どんなケーキをどのように渡すのか、趣旨は何かの説明がほしかった)通常の仕事のあとに作るので疲労から来るストレスにみまわれる。そんなときシェフが盛り上げてくれる。

<和田>以前は遅くまで予約を受けることをしていた。その後ミーティングをしたりするので疲れる、ストレスがたまるという流れになっていた。これを変えるために朝型に切り替え、ミーティングも朝するようになった。

ひざをつき合わせる時間が増えているので、困りごとは以前は一人で抱えていたけど今は世話人はじめみんなで共有、みんなで考えるようになった。おかけで改善等のスピードがアップした。

◆◆ ここで感想と質疑をグループで話し合い

Q 無理難題を言われることはないのか?

<和田> 無理難題は想定の範囲。だいたい朝早くに言ってくる。(汗)

<久保> やめた人が担当していたお客様のリストを出して、(その後どうなっているか気になりだしたらたまらなくなった)手紙をだしたら評判がよかった。(通常の仕事以外にこの膨大な人数になったリスト作りを和田さんが担当)

「ビジョンとは無理難題」社長は人が見えないものを見ているから。

<西村>無理難題と思った夢ケーキづくり。一度超えたら無理難題に聞こえなくなった。

<濱野>開発という仕事は基本無理難題。
だから、できると思ってやってないと面白くない。

<鬼>仕事だからガンバレではできないでしょ?

<濱野>使命感かなぁ。年に二回新製品出すと決まっていて、期日もきまっているので、できないとみんな困るし。(言いませんでしたが、大好きな会社・仲間が困ると考えると耐えられないので頑張れるのではないかと、勝手に思いました。)

(開発はグループ制)一人でやっていると一方向しか見れないけど、他の人と話をしていると広がりで出る。

<野沢>「まずやろうとする」
そうすると話し合う、話し合うことでチームワークがよくなる。するとその事意外もよくなる。という流れを生むようです。今年のテーマは「三人よれば文殊の知恵」だそうです。

昨年は「ずくをだし、みやましく」(面倒くさがらず、すぐやろう)がテーマでした。
この質問の回答に対し、二ヵ年のテーマで答えをいただいた形です。

Q やめたいと思ったことは?厳しく言うときは何という?

<和田>叱り方が厳しいのではなく、内容を厳しく。そして、そのあとのフォローが重要。
やさしい口調の和田さんらしい答えです。

日ごろから認めてもらっていると思っていると、「指導してくれているんだ」と思って受け止められる。
だから、叱り方よりこっち(認めてもらっている感をもってもらうこと。久保さん冒頭の発言ともリンク。塚越会長が怒鳴ったときの根底と表面の波風の話ともリンク。何を言うかより、誰がいうか。)

和田さん自身は社長のようになりたい、社長がお手本だと思っているのでやめたいと思ったことはないそうです。目標が近くにあるというのは有難い話です。



<野沢>「辞めたいと思ったことはないです。でも辛いなって思ったことは何度もあります。」
そんなときは、倉庫の裏に行って段ボール組み立てて、それを蹴っ飛ばすそうです。

すかさず鬼澤さんから「今の一言で会場にいる経営者の皆さんがどれだけ救われたか。『伊那食にもそういう話があるんだぁ』って」というような発言がでました。ホントですね。

違うのは、このあと伊那食の社員さんは、怒りを引きずったり、誰かを恨んだりというようなことは多分ないのでしょうね。ダンボールをたたんで元の位置に戻すときには、すでに心を落ち着けているのではないかと...

<濱野>(仕事が開発なので)基本、毎日失敗しかしていない。嫌になることはあります。

社長が新入社員研修で「入って一年は悪口を言わないでくれ」と言っていることをきいた。
言わないと「決めて」から好循環がおきてくる。(腹は立つのではなく、自分が立てる)

嫌だからといって辞めても、他へ行っても嫌なことがある。
(いやぁ、悟っていますね。しかも多分、他のほうが嫌なことの質・量とも多いだろうし)

<西村>失敗して無駄を出す自分が嫌で自分はいない方がいいのかなぁ。と辞めたくなったことがある。
→シェフは「取り返してからやめたら?」といってくれた。
でも、空回りしてまた失敗して「やっぱり、やめたい」と思った。
→こんどはシェフは「本当にそれでいいのか」「失いたくないものは何?」と言ってくれた。
浮かんだのは「シェフの顔」「みんなとの関係を壊したくない」
→シェフ「それでいい。それならいて。」
「こんなに思っていてくれるんだ」と思った。

<鬼澤>「見えないところの信頼関係がすべてを思いとどまらせている。」

◆◆ エンディング

<久保> 考え方が地位を決めのでは(あり方を自分で決めた結果行き着くということでしょう)

<大久保>漆は薄いものを塗り重ねるから丈夫。(前回のレポートの漆の話は本当はここで出ています)
短時間で作ったものは壊れる。
「本物はほんのわずかの積み重ねでできあがる」
一日も休んではダメ。


◆◆ 苦言を言うなら(えらそうにスミマセン)

バグジー、菓匠Shimizuがどんな会社か知っているという前提の話なので、二社を知らない方は、すこし思いをめぐらせにくかったと思います。特に菓匠Shimizuさんの方は表舞台でどんな会社か紹介されたことないので、お店や夢ケーキがどんなものか知らない人は、わけがわからず中には疎外感を受けた人もいると思います。

これを差し引いても十分に大切な発言を受け止められましたが、ついつい欲が出てしまいます。

どこまで知っているか?という参加者のレベルのどのへんに前提を置くか(自分たちは6回の蓄積が線でつながっているけど、点で参加する人への配慮をどの程度考えるか)ということが今後の課題となりそうです。全10回コースとするのか?毎年個別で完結する形にするのか?
(幸い、私は前提を得られているのでラッキーでした。)

せっかく、フォーラムを広くオープンにしたので、何か仲間内で固まっているので入りにくい。というふうに見えないようにしていただくと今後の広がりがもてるのではないかと思います。どこから鬼鷲が登場したのか、経緯をしらない人はこじつけ・宣伝に見えたかもしれません。それを配慮して今回会えない人がいたのは残念。鷲もいいけど丸もヨロシク(何のことやら)


しかし、平田さんの引き出す子供たちの「輝き」あれは泣けてきますね。たまんないです。(私はレキオスしか知りませんが。) まぶしいです。 ウチの子もあんな光を持っているかと思うと、引き出す親の責任を感じます。


◆◆ 感謝・感謝・感謝

毎年、この場にいられることは、とても有難いことです。

企画・運営してくださる皆様。
壇上にあがる皆様。
裏方で支えくれる皆様。
全面的に支えてくださる伊那食品工業の皆様。
共に学び共に育つ参加者の皆様。
留守を守ってくれる皆様。

色々な方々の支援のおかげです。

心より感謝申し上げます。


◆◆ 

いつも、自分が感じたポイントを箇条書きでメモをしてくるので、文章にしてまとめるのが苦手です。なので、項目と項目の行間を埋める説明が不足しています。特にこの人がこんなことを言ったという発言を再現するのが特に苦手です。事実と違っていて、誤解を招くといけないので、こんな「ような」ことを言ったと「私がうけとった」という程度で読んでいただければと思います。
今回も13ページに渡るメモを脈絡もなく書き連ねました。とても読みにくかったと思います。
友人には長くて読めないといわれました。(汗)

最後までお読みいただきありがとうございました。




伊那経営フォーラム2010 その4

2010年06月17日 | 経営品質
二日目の6月13日は伊那経営フォーラム関連セミナーです。

「愛」のある「いい会社」
 ~なぜこの会社の社員は輝いているのか~

大久保寛司先生のミニ講演からスタートです。


◆◆ みんな親切

伊那食品工業の社員さんは会長も自慢していましたが「みんな親切」です。

(初日の講演で出てきましたが、車の止め方ひとつとっても名乗らなくても伊那食の社員とわかるとか、開店時間の話を裏付けする京都の人見さんの経験したエピソードとか、親切というか人の良さというかにじみ出ていますね。本来の修道生活が要求するものは、こういう「状態」にいきつくことを目的としているのだと思います)

(社員さんの親切さと礼儀正しさについて渡辺和子先生の言葉を思い出しました。
「礼儀正しいことは親切なことです。」
私はこの言葉に衝撃をうけたものです。
義務ではなく親切。だから、礼儀正しい人は人のよさがにじむものです。)


でも「本人たちは自覚がない」んですよね。

(意識していないというか、普通のこととして捉えて行っている行動が相手には親切に感じるだけということですね。これが本物のレベルということです。意識しているうちはまだまだです。以前大久保さんが言っていたこのことを思い出しました。やっぱり、何回も話を聴かないとダメですね。そうしていると前のアレと今回のコレのように断片が少しずつつながって理解が深まります)

会長は実は結構短気で、一緒にいても社員を叱る姿をよくみかけます。
でも、会長に怒鳴られたとしてもそれは表面で波が立つ程度のことです。
根底がしっかりしていれば表面で波がたっても大丈夫です。

大切なところは見えません。
(時間をかけて信頼関係を醸成してあるので、その見えないベースがあって、初めて成立する関係ということでしょう。)


◆◆ 全体で捉える

体でも何でも、多くの要素があって動くのでバランスが大切です。
一つのいいところだけ見てマネしても、できない。(意味がない訳ではないが)

◆◆ 本当の謙虚とは

自身の本当の姿を知ったもの。

ほめられても否定はしない、否定したらウソになる。
(受け止めて、礼を言えばいい。)

完全に渡辺先生の話と重なりました。
「謙虚」とは素直に受け入れる心です。
そこには、否定も装飾も何もありません。
あるがままです。

そして、伊那食品工業の社員さんは(冒頭に戻ります)謙虚に受け止めて「親切」です。
この親切さ、礼儀正しさ「美しい人」のベースとなっています。

尊敬する大久保先生と渡辺先生の話が重なったので私個人の感慨はひとしおです。

◆◆ 磨くとは

「自分の内にある良きものを、より多く出す」

自分の奥を追求すると底にあたる。
この底を破ると宇宙につながるのではないか?
(無限の存在ということです。初日の引き出す話と連動してきました)

自分が小さいから小さい悩みに振り回される。

◆◆ 多くは共鳴現象

元々中にあるもので、外からきたものと周波数の同じものが共鳴する。

(引き出し方の一つということでしょう。共鳴は増幅作用があるので足し算でなく掛け算的に作用するので大きな力が出ますね。バグジーの久保さんは優しさほ引き出すためにい、いいことをシャワーのように降り注がせると言っていました。)

◆◆ 指を自分に

何万回と言ってきたこと。

相手と対峙しているようで、実は自分と対峙している。
それ(自分)を超えられるかがポイント。


いいことを書き留めるだけではなく、「その言葉から思考を深める」
一つの言葉を一日思い続けると何が思い浮かぶか?

◆◆ 積み重ねが大切

大久保さんが出会った漆塗りの伝統工芸士の方の話をされました。
漆塗りは30回も塗りを重ねていくのですが、1回がたった0.03ミリ30回塗っても1ミリにもならないそうです。厚いと弱いものができてしまうそうで、強いものにするには薄く何層にも重ねることが必要だそうです。

初日の塚越会長のヒノキや屋久杉の年輪の目が詰まっていることとも通じています。

小さなことこそ積み重ねることに意味があるとの教えです。


◆◆

珍しく、哲学的に話が盛り込まれていました。
前日の大山会長、塚越会長の話を聴いて影響をうけたのではないかと思います。

昨日同様、浸み入るような話でした。
とっても良かったです。



月曜から楽しく働くレベルに至るにはイナ熱に対する耐性を持つ必要があります。


月曜日の朝からやる気になる働き方
大久保 寛司
かんき出版

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伊那経営フォーラム2010 その3

2010年06月16日 | 経営品質
(塚越会長の講演の続き)

社員教育は教育勅語から

人として当たり前のことがが書いてある

どんな組織も遠心力が働くようにそれていく

それをリーダーが原点に巻き戻す。


◆◆

「社員を大切にして経営が成り立つことを証明したい。」

「これが私(会長)の野心であり挑戦。」

◆◆

バックボーンは二宮尊徳。(イソップ、いろはカルタなども)

生きる意味、働く意味を教え、やる気を出させ、増産につなげている。

<遠くをはかる>

遠くをはかる者は者は富み、
近くをはかる者は貧す。

それ遠きをはかる者は100年のために杉苗を植う、
まして春まきて秋実る物においてをや、
ゆえに富裕なり。

近くをはかる者は、
春植えて秋実る物をも、
尚遠しとして植えず。

唯眼前の利に迷うてまかずして取り、
植えずして刈り取ることのみ目につく、
故に貧窮する。


「後世のために今何をするか?」

今はいいかもしれない、でも必ずうねりは来る。
それに備え今しておくこと

「種まき」

人が輝くことで有名な伊那食品工業さんですが、研究開発に注力している
「超研究開発型企業」です。


進歩軸(幸せになりたい、快適になりたい)が主。
そのうえでトレンド軸(従)を考える。

◆◆

「会社を好きになってもらえばしめたもの」

「商売は対等である」

ブランド化、イメージアップにより値引きせずに売れる・

・あいさつ

・笑顔
 生活の安定でナンボでも良くなる
 将来に不安のない生活が大切
 → みんな子どもが三人いる。(安心している証拠)

・郷土を愛する
 18年前から写真をとりカレンダーにして配っている。
 (良さを広めるための配布費用は相当なもの)

 これからは木曽の漆を広めたい
 職人さんの生計の確保、伝統文化の維持...


◆◆ 締めは「掃除」

30分前に出社。雨さえ降らなければ毎日やる。

イエローハットの鍵山さんにも言及

気づきと知恵が生まれるなど、 メリットは計り知れない 


◆◆

最後の5分~10分は社員自慢とみなさん評していました。
(実は自慢ではなく謙虚の現れです。大久保さんが翌日触れます)

会長がうれしそうなのはもちろん。

「ウチの社員は立派」
「ウチの社員は○○はしない」

自信と信頼に満ちた発言と姿は羨ましいの一言につきます。
ここで一点の曇りもない透明感が漂います。
本当に信じているんですね。

会場はイナ熱?イナフルエンザ?大流行です。


昨年まではイケイケの元気な方の話もありましたが、今年は50年かけて作り上げられた二つの経営。浸み入る話が多くて、ハデさや笑いはありませんが、とっても良かったです。

感謝。



リストラなしの「年輪経営」
塚越寛
光文社

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伊那経営フォーラム2010 その2

2010年06月15日 | 経営品質
第2部は伊那食品工業 塚越寛会長の単独講演です。

タイトルは「人・まちが幸せを感じる経営」

◆◆  経営の結論は「利他」

従業員450人 売上160億、10~12年間経常利益率は10%ぐらい。

ここでまず一発。

企業紹介で、売上しか紹介しないから売上至上主義になる。


このあと、

大往生だと思ったけれど89歳の母の葬儀でしゃべることができなかった。

3年の入院生活を経験し
「ただ人間が歩けるだけでうらやましい」
「健康で働けることがどれだけすばらしいか」
と悟り、夢中で働いたという話がありました。

途中で会長が涙をにじませる場面があり、「働く幸せ」を本気で感じていると思いました。
一生懸命働いたおかけで、オーナーから一つ会社を任されることになった。
それが今の伊那食品工業です。

銀行管理下にある金も資産も何もない会社(つまり人がいるだけの会社なので)
「社員のやる気を120%引き出せないか」と考えた。

人は「考える」
人は「やる気」を出す。
これにより数倍、生産性があがる。

人間誰でも暮らしている。
(みんな自分の暮らしは大切にしたいと思っている)
だったら、
「会社を自分の家庭のように思えれば」

そうして
ちょっとでも、明るく
ちょっとでも、温かく
   .
   .

◆◆ 社員とは「労使でなく同志」

「動機が正しければうまくいく」
ということで
「人間がより幸せになるためなら、ちゅうちょなく」
これが基本思想となったようです。


寒い中大量の水を使う寒天業界。
なんとか水から離れたかったので(社員を水から開放したかった)
「長靴よサヨウナラ運動」を展開。

TQCはケチケチ運動である。
そうでなくて、「職場が快適になるように」変える(基本思想そのものです)
(この考えが本当かどうかは、二日目の社員さんの発言で答え合わせがされます)


◆◆ 昔は

日本一貧乏な会社であった。
銀行管理下にあったので一万円のものが自由に買えなかった。


◆◆ 利他について

昔(最初の10~15年)は評判悪かった。
臭いや廃液が出たので。
でも、対策をしたくてもできなかった(そこに資源を集中するとゃっていけない)ので、葛藤があった。

そんなことがあったので、
20年前北丘工場を建てたときにお返しのつもりで「かんてんぱぱガーデン」をつくった。

企業のあるべき道というものは、20年ぐらいたって考えた。
(30年ぐらい前に考えるようになったということですね)

業界が成長しないと...
寒天は相場商品だった。→相場をなくさないと大手ユーザは使ってくれない。

そこで取り組んだのが
まず、増産。これは大手に影響力を出すため
次に、倉庫を建て、備蓄した
そして、海外へ

これにより相場は安定。
寒天ブームに世間が狂乱して店頭から寒天が消えたときも在庫はあった。
(そのために相場をなくしたのだから)
だから業者(業務用)には迷惑をかけずにすんだ。
間に合わなかったのはリパック(包装)だった。

やりたくなかったが社員は自発的に3交代でやってくれた。
でも、お客様が社員の顔を見て「疲れてるみたい」と言ったのでやめた。

「どんなに栄えても社員の健康を考えない経営はウソ」


◆◆ 会社こそ人を幸せにする

より快適にするために利益をあげるのは良し。

社員にとって一番不幸は会社がなくなること。
(閉店したコンビニを例に、そこに至るまでには悲しい話がいっぱいあったはず。と)

永続こそがハッピー(永続という言葉が出ると私個人はちょっと嬉しい)
つぶれないように努力する。
そのための成長は可。

成長はいいが、急成長はダメ(新薬のように社会の要請で急成長するものは可)
ヒノキや屋久杉は成長すると目が詰まってくくる。
(これも二日目に大久保さんが別の話で裏付けします)

安定成長、自然体がいい。

売上とは支持された結果である。(売上をあげようとしてはいけない)


◆◆

社是はみんなが賛同するものに。

老舗の条件。
・いい商品
・絶対にクビ切りをしない(敵ができる)
・作りすぎない、売りすぎない
・町づくりに熱心
・メセナ(芸能・文化を大切にする)
・お客様、仕入先を大切に
・後継者育成

儲かるとは信じる者と書く。信者づくり、ファンづくりが大切。
(笑顔、親切、気配りがファンをつくる)

お客様が今なにを望んでいるか察知して提供するのがサービス。

◆◆

幸せは何らかの波及効果を及ぼす

社員が立派、 それ以前に社会人として立派であると性善説で経営ができる。

40年前から社員旅行は海外旅行。(その意図)
日本の社会の仕組みはヨーロッパより40~50年遅れている。
これを学んで欲しい。


(続く)

伊那経営フォーラムの報告

2010年06月14日 | 経営品質
伊那経営フォーラムの報告があちこちでアップされています。

同友会のメンバーは二日目の参加が少なかったので、特に早く二日目のことを教えろと言われていますが、みなさん、まだ初日の報告が多いです。ちょとまっててね。
(イナ熱がどうのと先に書いたので怒られそう...)

以下は参加者の報告です。

◆◆トップに行くので2010年6月12、13日のあたりを探してください。

ブロックスの西川さん

ほぼ日刊ヒトミ通信

 6月14日の「開店時間はあくまで目安」ということにかかわる話はとても参考になります。


◆◆ 個別の日にちに行けます

鬼っ子日記 初日

鬼っ子日記 二日目


鬼っ子日記 塚越会長の野心

foxryoさん

foxryoさん 野望の証明


イナ熱流行

2010年06月14日 | 経営品質
あぁ~。これは「イナ熱」ぢゃな。

毎年この時期に流行るヤツぢゃ。
似たようなのに高知熱とか京都熱かDOIT熱とかいうのがある。

この中で最強なのがDOIT熱というヤツで、これは季節と場所に関係なく流行っているうえに、空気感染ではなく、デジタル感染という経路も持っておる。これにかかると、イナ熱、高知熱、京都熱にかかりやすくなるうえに、症状が重くなるのぢゃ。

症状としてはアドレナリンが出て体が熱くなったり、涙が出たりする。最後には大勢が空虚感に見舞われる。花粉症のように涙は止まらないし、うつ病のように立ち上がれなくなることもしばしば。

衝撃をうけて目からウロコが落ちたりすると発症するようぢゃ。

「治療法?」

心配無用。2,3日でウロコが元にもどると症状も消えてくる。
安静にしているとスグぢゃ。

衝撃を一生懸命レポートしたり、ブログなんぞにまとめようしてはいかん。ましてや、迎え酒のように受けた衝撃をもう一度再現しようとしたりしてはいかん。いつまで症状が消えんぞ。

中にはこの症状の出ない者もおる。
先天的に「経営品質受入酵素」を体内に持っておらん者は感染しないようぢゃ。

他には希に耐性を持っておる者も確認されておる。
耐性をもっておるので自分の持つ菌と共鳴して気分が高揚するらしい。
高知や川越などで見つかっておる。

耐性のないものが耐性を持つには「こつこつ積み重ねるしかない。」
左様、ワクチンのように、弱い毒を自分体に取りん込んでいくのぢゃ。徐々に強めていくことがポイントぢゃ。

経営品質酵素は急成長は分解できないようにできておる。無理に何かすると組織が壊れてしまうぞ。あくまで一段階ずつ強めるのぢゃ。よいな。


あと、今年は沖縄熱という新種の流行も予測されておる。10月8日・9日に沖縄に行ったりするとかかりやすくなる。さらに事前に8月12日に「よみうりホール」に行ったりすると感染の可能性は大ぢゃ。特に涙の症状がひどくなるぞ。

どうしても行く予定のある者は、感染覚悟を決めておけ。ハンカチなぞでは足らん。タオルを持っていけ。人の幸福を願い、思いっきりウミを出し切れば、爽快感が得られるやも知れん。


直近では、京都熱は7月の23~25日のあたりがピークと予測されておる。
京都の価値と精神を科学できたら耐性が得られるやもしれん。幸運を祈る。