永続のページ別館

愛知県岡崎市在住
永続のページ管理人の個人日記

ついてにJアートへ

2008年01月30日 | 経営品質
岡崎商工会議所の商業部会の主催で岐阜県各務原市にあるJアート
レストランシステムズの見学と望月社長の講演会に参加してきました。

以前から一度行きたいと思っていたところへ、部会で連れて行って
くれるということで、迷わず参加しました。



望月さんは、吉田オリジナルでコンサルとして日本経営品質賞受賞、
J社で経営者として受賞という素晴らしい方です。

どちらも、情報カードというツールを媒体にして経営者と社員が対話
を進め、理念の社外発信=お客様との理念・価値観・考え方の共有を
果たしています。

雇われ社長という苦しい立場の話から、社員さんの感動的な対応の話
までしていただきました。

こんな話も紹介していただきました。


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10月8日 青カード 各務原店・林さん

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本日、お帰りの際にお客様からいただいた手紙を紹介させていただきます。 後から読んでください。と言われた時はビックリしましたがこんなに嬉しい内容でした。 3年間働いていて一番嬉しかったです。いい営業となりました。

ROSSOさんへ
私はロッソが大好きです。パスタもピザもケーキもプリンも全部大好きです。 よく食べるのはアマトリチャーナです。これはパスタ好きにはたまらない一品です(ハートマーク) あんまりイタリアンが好きぢゃないだんなもこれだけはウマイって言って食べてます!! でもあさって茨城県へ引っこすことになりました。だからもうロッソが食べられなくなってしまったんです。 とってもとってもさみしいです。そこで!!!! 関東の方にも出店して下さい!!ロッソなら関東でも大人気まちがいなし!!!!ぜひぜひお願いします >_<‘:  
【社長回答】
本当にうれしいですね。 このような方が去ってしまうのは本当に私たちも寂しいですね。 各務原の皆さんだけでなく、全店の全員が元気になるお手紙ですね。 お客様も茨城で元気にお過ごしいただければと思います。  





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10月10日 青カード 各務原店・原田さん

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一昨日会計時(情報カードにありましたが)、林さんがお客様からお手紙をいただきました。 皆で拝見させていただいている時、大変感動したのか、林さんが「ケーキでもプレゼントしてあげればよかったなぁ・・・」と呟き、私が 「そうだね、もうお帰りになってしまったから残念だね。」と言ったら、林さんが「店長、ちょっといいですか!?」と言い残し、店の外へ出て、猛ダッシュ!! 3つ先の信号でお客様の車を捕まえて、「ケーキプレゼントさせていただきますので!!」とお伝えし、お店までお戻りいただきました。 そして、プリンを全種各1個づつプレゼントさせていただきました。 奥様(20代半ばの御夫婦でした)は涙を流しながらプリンをお受け取りになり、「子供が生まれたら、また、絶対に来ますね!」とのお言葉をいただきました。 お客様を追いかけて、結果、間に合う・間に合わないにせよ、「お客様にしてあげたい!」の衝動を即、行動に移した林さんに、尊敬の念を覚えるとともに、「やられた!」という敗北感の残る出来事でした。  
【社長回答】
茨城に引っ越されたお客様ですね。 林さん、本当にすばらしい行動ありがとうございます。 このお客様は、みなさんの心に対してプリンの何倍もの価値あるプレゼントをしてくださいました。 このようなことを大切に考えてくれて本当にうれしく思います。敗北感などないですよ。 互いにWIN-WINの関係ですから。  


お話を聞いたあと、お店で夕食をいただきました。
美味しくいただきました。


◆◆ 感謝

望月社長さんありがとうございました。
ロッソえびすやのみなさん、ありがとうございました。
企画してくれた会議所のみなさん、ありがとうございました。


理念にそった経費の使い方

2008年01月23日 | 仕事
お客様企業の12月分のチェックをしていたら、見慣れない領収証が出てきました。というか、見慣れない金額の領収証と言った方が正しいのですが。

さぁ、何の支払でしょうか...?




正解は


月刊『到知』の購読料でした。


で、何なの?
と言われそうですが、


月刊『到知』は人の生き方を探求する“人間学の月刊誌”です。

5万円という購読料は、営業に携わる人、5人分の支払です。
今までは、社長さんが読んでいるのは知っていましたが、今回はスタッフにも配るという行動がポイントです。

このお客様、石製品の加工(墓石の加工・販売)をしております。
(節税せいずに納税した方がキャッシュが手元に残る話をした回にご登場いただいた方です)

産業分類などの書類上は石製品の加工ですが、社長さんは『やすらぎ』を売ると明言しておられます。墓石の建立・納骨・以後のお参りのプロセスを通して、納得のいく『いい供養』をしていただくことにより、やすらぎのある生活を送っていただくことを目的としています。

そうすると、営業(この表現自体があまりよくないですが、一般的に通じるので使いますが要は『お客様係り』)に必要なのは、販売テクニックではなく、人間性そのものという思いが出てきます。

それが今回の支出に現れていると思います。


◆◆ 雑誌5万円は高いか安いか?

先日、この社長さんと話をしていて、今、専務(ご長男)は何を学ぶべきか?
こんな問いかけをさせていただきました。
その際に返ってきたのが『経営者の資質』を高めるというような回答です。

経営者の資質も幅ひろいのですが、今回の支出を見ると、まずは『人間性』を選んだということでしょうか?

大切なのは、『到知』をいただいた側が、その心をどこまで汲み取るかです。
自身の人間性を高めることこそがお客様満足への第一歩であると自覚して行動していただきたいと思います。

理念に沿った経費の使い方。
私は、この出費、遠いようで近道ではないかと思っています。
『到知』を読むと、父親の言っていることと同じことを名のある経営者が言っています。身内でなく他人に言われると『やっぱり、そうなのか』と思うのは、どこも同じだと思います。

きっと、安い買い物だと思える日がくるでしょう。


◆◆ 『到知』は深い

申し訳ないことに私は『到知』を購読していません。いったん、買ってしまうと全部読まないといけない脅迫観念があって、読み残すことに罪悪を感じて、手が出せないのです。

読み出すと、仕事せずに、深いので、ずっと読んでいそうで怖いです。

必要なとこだけ割り切って読めればいいのですが...
性格ですね。


『到知出版』の本はいい本がたくさんあるので、こっちで折り合いをつけています。

いかに日々を過ごすか。

2008年01月22日 | ノンカテゴリー
事務所に100年カレンダーが貼ってあります。

この中に必ず命日があります。
ウチの子供の命日も多分あります。

時間は無限にありそうですが、これを見ると、時間は限られていると感じます。
人生二度なし。人は死にます。

自分の能力を存分に活かして、人様のお役に立てることに精力を注ぎ、一日一日を大切に生きていきたいと思います。

トシャ・マギーさん報告会2

2008年01月21日 | ノンカテゴリー
◆◆ 戦争の影響を受ける人たち

ウガンダ北部では毎週1000人の人が亡くなる。

1/3は子供。

その多くは、治療可能な病気で死んでいる。
(マラリア、HIV)

銃で殺されるのは11%


『彼らはなぜ、死ぬのか?』

食料・医療へのアクセスがないからである。

未来のたくさんある子が死んでいる。

親がいても、金がなく、子供の死を見ているしかない。



◆◆ 元子供兵の支援

子供兵は10歳位から誘拐され、LRA(神の抵抗軍)に恐怖・薬物により人を殺すことを強制され、自分の村を襲うこともさせられる。

この子たちに比べれば、私は、まだまし(トシャ)



◆◆ 元子供兵 ジェームズ君の支援

彼は撃たれて左目を失明し、その血が右目に入り、右目も感染症により光を失ってしまった少年であり、自殺願望をもっていた。

支援プログラムでは、そんな彼に対し、時間をかけて話をすることにしました。

彼には(物を与えるだけでなく)『愛』と『ケア』が必要でした。

支援により、彼は今、玄関マットなどが作れるようになりました。

いままでは、余裕がなくて、自分にできることがあると気づくことができなかったのですが、その彼が支援により、その気づき得ることができました。

自分にでることがあると自覚ができるということは、自分の存在価値を認識することにもつながり、希望の光を手に入れることができたのでしょう。

愛をもって『気にかけてあげる』ということが、どんなに大切なことか感じされられる事例です。



◆◆ 問題の原因は

人は満足するのが難しく、車でもなんでも、いろいろな物が欲しくなってしまいます。

『問題の多くは持っていない人ではなく、持っていることに満足できない人が起こしている』

そんなことを、トシャさんは言っておられました。そして強調していのが、

『誰かのために何かをする』

これが一番、満足できることだということです。
(ジェームス君が我々の手で幸せになったことは、どんなにうれしいことでしょう。)



◆◆ 戦争と平和

トルストイの小説『戦争と平和』の中に『いっさいの不幸は欠乏からではなく、過剰から生ずるのだということを、知性によってではなく、自己の全存在によって、生命によって知った。』という一説があるそうです。

トシャさんは、戦争と平和という大河小説なんか読んでないとは思いますが、それこそ、肌で感じているのでしょう。


再度、短くして紹介します。

『いっさいの不幸は欠乏からではなく、過剰から生ずる』

幸福のへの原点で、鍵山三郎さんが、日本の現状を憂いてこの戦争と平和の一文を紹介していました。

トシャさんは、日本を代表する経営者とも同じレベルの視点で物事を考えていました。自分・自分・自分ではなく『誰かのために何かをする』こういう愛をもった視点で考えることが、破滅的な日本の現状を打破することにもなるかもしれません。



◆◆ ウガンダ北部の二つの問題

二つ目は誘拐されて、祖父ぐらいの年齢の人と無理やり結婚させられたマーガレットというチャイルドマザーの話です。

1.アクセスがない(食料・医療)
2.戻ったときにコミュニティから拒絶させる

この二つが問題です。

マーガレットは、子供がいるので、コミュニティから拒絶されています。しかもHIVにも感染しています。つまり、二つの問題を両方とも一身に浴びています。

早晩、死ぬのがわかっている彼女は子供のために何か残そうと頑張っています。


この現状を目にして、トシャさんは

『こんなことが、続いていても、いいのか?』

と思ったそうです。

戦いは問題を解決しません。愛されていない人に愛を与える必要があります。
国々がお互いを非難しあっています。
我々は戦争が起きる原因を知らないといけない。

『一人ひとりが世の中で何がおきているかを知らないといけない』

我々の『知る義務』をトシャさんは強く訴えています。

アフリカの問題、アジアの問題、遠い場所の他人事として片付けないで欲しい。




◆◆ 何かをしたいと強く思うこと

何かをしたいと言うだけではなく、そうしようと思うことが大切です。

始めてみないと、できるかどうかわからないこともたくさんあります。

まず、一歩を踏み出すことです。

他人を呼んで、問題を解決してとは言えない。
自分ができないことを、他人にはいえない。

『私がはじめないといけない』
『私にできることは何か? できることをはじめよう』

トシャさんを動かしたのは、この思いです。



◆◆ 日本に来て

日本に来て、出会った若者たちが話が遠すぎて何をしていいのか分からないという。

これに対し、トシャさんは、鬼丸さんのことを話したそうです。

彼は22歳にお金も縁もなく、ただ『そうしたい』と思って、今の活動を始めました。

したいと『本当に』思えば、することができます。

世界を変えることもできます。

世界をどう変えるかは私たちにかかっています。

世界に平和をもたらしたい。
(平和が何かわかってる?)

そう思ったら、自分から動いて。

『自分にないものを、人には与えられない』

世界を変えたいと思ったら、自分から変える

私(トシャさん)は喜びを自分の中で感じられる

自分の中にある愛をつくっていきたい

『自分の中に愛があったら、他の人と共有してください』



◆◆ 自殺する人

日本の若者に自殺する人が多いのは、自分の中に問題があるからだと思います。
今の日本は『忙しい』『家族とのコミュニケーションがない』と思います。



◆◆ 最後に


私の命は私のためだけではない

私の命は他の人のためにもある

他の人のために何かをするのは私のいきる意味



この言葉で報告は閉じました。



◆◆

箇条書きにメモしたものを書き殴った上に、ところどころ私の感想が入っているので、話の流れの脈絡がなくなっている部分や、誰のことか主語があいまいな部分もありますが、お許し下さい。とにかく、『知ったこと』を忘れないうちにここに書いておきたいと思った次第です。

みなさん、『知ってください』



◆◆ 自分が変われば世界が変わる

自分から変わらないといけない。というトシャさんの声を裏付けるかのような碑文があります。ウェストミンスター寺院の地下にある英国国教会主教の墓に刻まれている碑文です。



 何の束縛もない若かりし頃、想像は果てしなく広がり、私は世界を変えることを夢見ていた。ところが、年を重ね賢くなり、世界は変わらないことに気づいた。そこで、目指すものをもう少し近いものにして、自分の国から始めることにした。

 だが自分の国も変わらなかった。
 老年期に入り、私の願いは悲痛な思いに変わった。自分の国も駄目なら、少なくとも、最も近くにいる家族を変えることにした。

 だが、悲しいことに、これすらままならなかった。
 今、私は死の床についている。なんと、今になって初めてわかったのだ。変えなければいけないのは、自分自身だったのだと。自分が変われば、家族も変わっただろう。

 そして家族に励まされ支えられることで、国をよくすることもできただろうし、やがては世界を変えることすらできたかもしれなかったのだ


◆◆ 知るための一冊

ぼくは13歳 職業、兵士。―あなたが戦争のある村で生まれたら
鬼丸 昌也,小川 真吾
合同出版

このアイテムの詳細を見る



◆◆ 私にできること

 サポーター


 支援&寄付への参加


 ボランティアへの参加

 コーヒーを美味しくいただく

トシャ・マギーさん報告会

2008年01月20日 | ノンカテゴリー
アースネットなごや」さんの主催による、エコでピースな暮らし方という講座に参加してきました。なごや環境大学という事業の一環のようです。

講演:田邊登志夫 「元志願兵の話」
講演:トシャ・マギー「ウガンダからの平和のメッセージ」

この二本立てです。

前半の田邊さんは昭和3年生まれの79歳
15歳10ヶ月で志願して兵隊に。
当時の歪んだ教育のもたらしたもの、戦争の悲惨さ、
そして、今の日本がその時代へ逆行しつつあるという危惧

こんな話をしていただきました。

後半は、トシャ。マギーさんの話です。
下記のプロフィールは、トシャさんのボス、鬼丸昌也さんのブログからの引用です。

********************************

トシャ・マギーは、ブルンジで生まれた。
7歳だったある日、小学校から帰ると家が焼かれていた。
父親は殺され、兄弟も行方不明。

ブルンジ内戦が勃発。
ルワンダと同じように
フツ族とツチ族が争う大虐殺が始まったのだ。

1人難民となって、
命からがら隣国を渡り歩いた。

13歳の時に、ウガンダへやってきた。
お金持ちの家の小間使いとして働きながら
流れてくるラジオやテレビを聞いて、英語を学習する。
そこのお嬢さんに英語を教えてくれるよう頼んだ。
すると、
『いいわよ。そのかわりお前を殴らせてくれたらな。』
英語を教えてもらうかわりに、殴られた。
こうして独学で英語や算数を身に付けた彼女は、
インド系の企業で働くことになる。

働いたお金で5人のストリートチルドレンを養ってきた。
現在、アフリカ最悪と言われるウガンダ内戦で
拉致され、幼いころから銃を持って戦ってきた
『元子ども兵』を支援している。

そして1年以上も前から日本を訪れたいと
決して高いとはいえない給料のなかから
旅費を毎月少しずつ貯めてきた。

力強くひたむきに生きる女性 トシャ・マギーの来日講演

▼プロフィール

■トシャ・マギー(Tosha Maggy) 
特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス ウガンダ事務所職員
1980年ブルンジ共和国生まれ。幼い頃に母親を亡くし、父親に育てられてきた。
7歳のとき、ブルンジ内戦の虐殺で、父親が殺害され、兄弟も行方不明となる。
難民としてコンゴ、タンザニア、ケニアと渡り歩き、13歳の時にウガンダへ。
独学で英語・算数など必要な知識を身につけ、インド人の経営するコンピューター
会社へ就職。5名のストリートチルドレンを引き取り、自分の子どもとして育ててい
る。05年にテラ・ルネッサンスと出会い、「一人ひとりに未来を造るちからがある」
という理念に共鳴し、現地職員になる。現在、ウガンダ事務所職員として、スマイ
ルハウス(元子ども兵社会復帰促進センター)の運営などに関わっている。

************************************


◆◆ 落とし前がつけられました

11月26日にトシャさんの報告会が名古屋で開催されたのですが、TKC(理念ある税理士の集まり)の役の関係で出席できませんでした。5月にこの日の開催を知っていたにもかかわらず、「役」におぼれてしまいました。

大切なことは、まず「事実を知ること」
これを5月に鬼丸さんに教わっておきながら、その事実をしる報告会に参加できずに悔やんでいたので、今回、帰国直前に滑り込みで話を聴けたことで、自分自身に落とし前がついた感じです。


◆◆ 葛藤

家族をなくしたトシャさんを、引き取ってくれた母友人も殺され、何のために生きているかわからなくなってしまったそうです。養母が死んだのは自分のせい?と思いつめて、人のコミュニティで生きていけないと思ったそうです。

5~6ヶ月はジャングルで暮らし、精神状態が普通ではなくなりかけ、木々が家族に見えて話しかけていたそうです。

そんなときに、村の人々が安全を求めケニアに移動をはじめ、その途中でトシャさんを見つけてくれた人が縄で縛ってトシャさんを難民キャンプ(今のようにシェルターでなく何もない)に連れ出してくれたそうです。

コンゴ、タンザニア、ケニアなどを渡り歩き、12歳になって、ここまで生き延びてきたので、他の人々を救うために何かしないといけないと思い、キャンプを脱出し仕事を求めた。

でも、言葉がしゃべれないので、仕事はみつからず一週間飲まず食わずでストリートで暮らし、その後にブルンジから来たある人に会い、「ウガンダではブルンジ人は人として扱われない」と、出て行くように言われました。

人として扱われなかったのが一番ショックだったそうです。
人間の尊厳を無視した現状に、自分に疑問を感じ、自分に問いかけたそうです。

「私がここにいて、こうなっているのは、自分のせい?」

「誰が私を愛してくれるのか?」

「私が自分を愛している」

こう言い聞かせ、その瞬間に強くなったと感じたそうです。
自身の存在意義をめぐる葛藤に勝った瞬間と思います。


◆◆ その後

その後仕事を探し続け、上記の小間使いの仕事を見つけたそうです。
大変だったけど、希望を持てた・希望を持って生きることができたということです。

殴られながら英語を修得し、インドの会社で仕事をみつけ自立へりーの第一歩を史だし、少しずつ、人生がよくなりました。

そんな二十歳のときにストリートチルドレンがウガンダにもいることを知り、(路上生活の経験がある自分にもあるので)できることとして、何人かを育てようと思ったということです。

そして、2005年にテラ・ルネッサンスのスタッフに出会い
「この世に生きている人は全て役割がある」
「だから、ウガンダ北部の人々を助けたい」
こんな言葉を聴き、
「自分は苦労してきたと思ったが、何千人も、もっと苦労している人がいる」
と知ったということです。

「苦労しているときは、自分【だけ】がそうである」
と思っているが、そうではなくて、他にもたくさんいるということを見られないだけ。


ここまでが話の前半です。
このあとは、戦争の影響をうける人たち、ということで二人に対する支援を中心に話をしてくれました。


◆◆ 知る義務がある

トシャさんの報告の前に、鬼丸代表が少し、ルワンダの現実を語ってくれました。
そして、大切なことを教えてくれました。

「課題や問題は、その認識度を高めない限り、課題や問題になり得ない」

この言葉です。

この言葉を大変重く受け止めました。
認識することで初めて気づきが生まれます。
気づきがうまれることで、初めて自発的行動がうまれます。

ビジネスの世界もまさにそうですが、課題を認識しないと、解決策は考えません。
まずは、なにが問題であるか考えることです。

そして、その問題の原因はなにか?
それが本当に原因なのか何度も掘り下げていくと真因に突き当たります。

今回の話も、講座では触れられませんでしたが、
そこには、発展途上国の貧困の奧に先進国のエゴが見え隠れしています。
真の当事者・当事国は我々かもしれません。

当事者が問題を認知しない限り、真の解決策は生まれません。

まずは、「知ること」から...

我々には権利でなく、
知る「義務」があります。




◆◆ コーヒータイム

私たちは微力ですが、無力ではありません。

コーヒーを飲むだけで、テラ・ルネッサンスの活動を支援することが可能です。
(会員となって積極的に支援していただければなおOKです。)

我が家では通称「鬼丸コーヒー」
ウウガンダ原産のナチュラルコーヒー です。

コーヒー好きの私は毎日何杯も飲みますが、このコーヒーは「美味い」、そして、胃への負担が軽いのでたくさんのんでも大丈夫なことが有難い商品です。

オーガニックを超える、純天然栽培。
このコーヒーは会場でもふるまわれ、大好評でした。
17時に後援会を終え、このコーヒーをいただきながら茶話会もありました。

飲んでみる価値、あります。



◆◆ トシャさん

経済レベルは我々のが上かもしれませんが、精神レベル、人間レベルは我々のはるか上をいってると思いました。


それにしても...

今、岡崎に滞在していたとは...

ビックリです。

岡崎の人にもたくさん知ってもらいたかったです...
安全に働くことができることはありがたい話です。
求めれば、勉強する機会がいくらでも得られるとはありがたい話です。
勉強できる機会があるのに、しないことはもったいない話です。


つらい思い出なのに、私たちに「伝える」ために涙をこらえながら話しをしてくれたトシャ・マギーさんに感謝します。


企画してくれたみなさんに感謝します


トシャさんの来日を実現させた支援者のみなさんに感謝します

なんだかなぁ~

2008年01月19日 | ノンカテゴリー

【公教育を問う】第1部 私立人気の陰で(4)叱らぬ教師、乱れる教室(産経新聞) - goo ニュース


「毅然(きぜん)と指導してほしい」「先生や目上の人への言葉遣いやけじめが必要だ」


 昨秋、都内の区立小4年のクラスで開かれた臨時保護者会で、保護者から悲鳴のような注文が殺到した。理由は前年からの学級崩壊だった。


 絶え間ない私語、授業中にマンガをみる、教室内の立ち歩き、暴力行為、いじめなどは日常茶飯事。授業中に廊下で寝ころんだり、放課後にキスしたりする児童までいる。ある児童は授業中にトイレで携帯ゲーム機で遊び、給食時にだけ教室に戻ってきたことも。こんな状況に、授業参観で泣き出す保護者もいた。


 50歳前後で大ベテランのはずの担任の男性教諭は「(授業を妨害している児童の)教育権を奪うことになる。僕は叱(しか)りたくない」といい、たまに注意するときも「本当はこんなことをしたくないけど」と釈明するのだという。


◆◆ はぁ?

記事を読んで、どう感じたでしょうか?

躾は親の仕事。
躾をしていない親が悪い。

私の結論はこれです。
「問題解決」は、家でするものです。


個々の躾がしっかりしていたら学級崩壊はしません。
学校をなんとかするのは「問題対処」で、根本的対策ではありません。
なんでもかんでも他人(先生・学校)のせいにしているうちは良くならないと思います。


◆◆ 背中で語る

クツをそろえる、返事をする、あいさつをする。
こういう動作は躾によって生まれます。

この躾をする際に「なぜ、それが必要か?」説明をして理解・納得をさせないといけないと思うが、それができない。こんな悩みを聞きましたが、それの答えの一つを森信三先生の本がくださいました。

「必要性はあとからわかるから、意味は教えなくてもいい。」

私は勝手にそう読み取りました。
確かに、自分自身でも、大人になってわかったことがたくさんあります。
大人として当然に思うことも、子どもには理解できません。
あとから必要性を理解しても、身についていないので実践するのは難しいことです。

三つ子の魂~ と言います。
躾をするなら子どものうちからです。

親が変わると子どもが変わる

大切なのは、親が大人が背中を見せることです。

親もしっかりするから、先生もしっかりしてくださいね。


◆◆ 

はきものをそろえる 藤本幸邦(曹洞宗円福寺住職)

はきものをそろえると、心もそろう

心がそろうと、はきものもそろう

脱ぐときにそろえておくと、はくときに心がみだれない

だれかがみだしておいたら、だまってそろえておいてあげよう

そうすればきっと、世界中の人の心もそろうでしょう




てんか会復活の兆し

2008年01月18日 | TKC全国会
◆◆ 復活?

TKCの岡崎情報センターを借りて仲間内で勉強会をしているのが「てんか会」です。
若手中心(税理士業界だと私はいまだに若手の部類にひっかかるのです)に集まって、いろいろな情報交換・ノウハウ公開をしているのですが、コアメンバーが忙しくて休眠状態になっていました。

TKCのセンター長代理のN藤氏が声をかけて昨日、新年会の形で集まりました。私はN氏と名誉顧問・智恵袋の会議所のHさん、私、あとは新しく顔をだしてくれて税理士が4.5人です。コアメンバーのN垣さんとN西さんのKENKENコンビは残念ながら欠席です。


◆◆ 異色税理士がまた増えた

0.5人というのは、試験に合格して登録手続き中のK君のことです。
人としては一人前以上のK君のお祝いもその場でさせていただきました。

K君は私の中学時代の同級生です。彼とは中学を出たあと、18年ぐらい前に簿記一級の試験会場で再会しました。お互いピリピリしていたので声はかけずに終わりましたが、向こうも気づいていたようです。(大学に行っていない我々は簿記一級をとらないと、税理士の試験すら受けさせてもらえないので、そこから始めます。)

その後、ずっと会う機会はなかったのですが、何年か前に偶然TKCの会合で再会しました。偶然ですが、今の私の事務所がある場所の近くの有名な事務所に勤めていました。しかも自宅はめちゃめちゃ近所でした。

ず~~~~~~~~~~~~っとあきらめずに、「働きながら」勉強を続けている彼には感動しました。成功するまであきらめない姿は尊敬に値します。
その彼が17回のチャレンジをしてついに合格に至り、人ごとながら本当にうれしいです。

工業高校出身ということで、登録の際に珍しいといわれたそうです。
トラックの運転手をしていたN垣師匠も私も異色ですが、また1人、面白い人が加わってくれました。

「おめでとうございます」

◆◆ 学びましょう

てんか会は、惜しげもなく商売敵にノウハウを提供します。
先輩に、そうしてもらったので、当然のごとくです。

それを、取り入れるか?、マネしきれるか?は本人次第です。

私の場合、KENKENの独自性が強すぎたのてマネできないで、自分も独自性の追求をするべきと悟った回もありました。


また、時間搾り出しますので(^^;)、みなさん、学びあいましょうね。
今度は年間でスケジュールを決めていきたいと思います。

事業承継の勘所

2008年01月17日 | TKC全国会
◆◆ 永続性の確保が課題

「事業承継関連実務家研修」というものに参加してきました。
中小企業基盤整備機構さんの主催で全国で開催されているものです。

事業承継ガイドラインの解説や承継関連相続法・会社法・関連税制など、中小企業者が事業承継を円滑に行うために必要となる知識・手法について学ぶもので、受講対象者は弁護士、会計士、診断士、税理士などなどです。

講師の先生も弁護士、税理士、診断士でした。

TKC中部会と中小企業基盤整備機構さんがお付き合いがある関係で案内を頂いたので参加させていただきました。全国各地で満員となっている講座のようで、名古屋会場もビッシリ満員でした。やはり、「士」としては、興味のあるところですし、お客様の中には問題に直面しているところも多いのではないでしょうか?

私もお客様の顔を思い浮かべながら聴いていました。
「あの人のところで使えないか?」
心を注ぎながら聴いていると必然的に集中力も高まりアンテナも高くなります。

いろいろな「士」に、いろいろな分野の話をするので、全体の大枠を講義するといった感じの内容でした。個別のことは整備機構さんに相談して連携して実現しましょうというのが狙いのようです。

大枠を知っておいて、お客様に伝え、専門家の居場所を伝える。
町医者タイプの「士」は、それでOKです。
大切なのは、お客様が得することです。
お客様企業の安定なくして、我々の安定はありません。


◆◆

企画していただいた方、講師の先生に感謝します。



経営指針発表会

2008年01月13日 | 愛知中小企業家同友会
昨日、同友会でお世話になっている二社の指針発表会に参加させていただきました。
三年連続で午前午後のダブルヘッダーとなります。


◆午前はケイ・クリエイトさんです。

昨年とは少し変わった趣向での発表でした。
プロジェクターも利用していました。通常の業務の合い間をぬってつくりこんでいたのでしょうね。お疲れ様でした。

昨年、個々の反省と方針が具体的でないという来賓の叱咤激励に応じて、今年はより具体性のある方針発表となっていました。

少しずつ、でも着実に進歩しています。
やらないと進歩はありません。
やるから進歩できます。

肝に銘じます。


◆午後は名古屋支部の支部長の羽根田商会さんです。こちらは第58期の指針発表会です。

こちらのテーマは「仕掛ける」でした。

昨年もやったのですが、二期分の指針書と比佐藤社長さんの思いの変化、優先順位の変動、昨年の反省を踏まえての対策などが良くわかりました。

大まかな印象としては、社員にどうあって欲しいか、社員同士の関係がどうあって欲しいか、「社員重視」の考え方が色濃く反映されてきたように思います。
個人個人の成長のあり方を問い、その個人同士の高い次元での相互依存(自立したもの同士の高いレベルでのあてにしあてにされる関係ってやつですね)による組織力の向上を目指していると感じました。
会社の成長過程で次々と現れる壁は、個人の突破力ではなく、チーム力が発揮できてこそ超え続けられると経営幹部のみなさんが本能的に感じているのではないかと思いました。



◆◆

二社のみなさん。
本当にありがとうございました。
心から感謝申し上げます。

気づきのスキル

2008年01月11日 | 気づき
昨日、遅くなった昼食を夫婦で外へ食べに行ったときの話です。

いつもだと、『い~らっしゃいませ!いらっしゃいませ~っ』
と威勢の良い声をかけてくれる大将の声がしません。


『何か変』

というのが最初の印象でした。


◆◆ あっ!

店へ入った瞬間の感覚が違ったためか、その店へ行くと三色コロッケしか食べず、冒険を一切しない私が珍しく冒険して、違うものを食べました。


お陰で、いつもはメニューをみない私がメニューを見たときにハタと気づきました。
ランチ11:00~13:30(オーダーストップ)の文字に。
事務所を出るときには13:30分を過ぎていたはずです。

ランチメニューを見なければ気づきませんでした。
何度も店に来ていて初めて、オーダーストップ後にのれんをくぐったようです。
自分の中では勝手に14時までと決め込んでいました。


気づかなければ、『大将、愛想悪かったよね』となってしまうところでした。
原因を作ったのは私たちの方だったみたいです。
営業時間が過ぎているのに堂々と入ってきて普通に振舞う私たちにキョトンとしていのが真相のようです。


気づかなかったら、悪くない人を悪く思ってしまうところでした。
反省します。

結局、快く作っていただきました。
ありがとうございました。
今度は時間を守ります。


◆◆ 気づきのスキル

これについて、愛媛同友会の大栄電機工業の大野社長さん(久々に当ブログへ登場していただきます)がちょうど、ためになることを書いていてくれます。
お時間のある方は是非、お読み下さい。

  1月10日 何がいいたのか