惰性に流され目の前の風景が変わっていることを変化していると
勘違いしないようにしなければなりません。
景気の指数が2割上がったならば、自分のところは、2割以上の
アップをしていなかったら、マイナス成長をしているということです。
◆◆ 「人の世に不変なものは変化のみ」
西水美恵子さんが、真のリーダーである雷龍王から学んだ言葉です。
**** ちなみに ****
リーダーとは、皆に方向性を与える者であって、皆を引っ張る
ものではありません。
10年も前に鬼澤さんから、学びました。物事を考えるときには
反対の事象をイメージすると良いと。
リーダーがいない状態の反対はカオス(混沌)です。
では、カオスを調和に導くにはどうするか?
『方向性を与える者』がリーダーであるといえます。
だから、リーダーが一人いたら、他はフォロワーとして
引っ張られていくのではなくて、『わかった、そっちへ行こう』
という自分の意思を持った人の集まりであることが肝要です。
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変化するという前提を持つことが大切です。
常に周囲が変化していますから、自分も変化をしないと対応できません。
『最も強い者が生き残るのではなく、
最も賢い者が生き延びるでもない。
唯一生き残るのは、変化できる者である。』
◆◆ 動く
安定→硬直→硬化→動けなくなる
安定を求めるなら『動的安定』を求めましょう。
テコでも動かない(元の状態に戻ろうとする)という『静的安定』が
必要な場合もありますが(理念とか)、
動くこと前提で、『乱れが拡大しないようにバランス』をとるという
『動的安定』がなくては、日々の行動はできません。
錨をおろしたままでは航海はできません。
地面と違って海面は『動きます』
こちらも、動かないと目的地にたどりつけません。
『流される』という手もありますが、大バクチです。
マイナス方向に流されることはザラにあります。
風や重力などの外的要因をふまえたうえで、自分の意思で
つきすすむ。こうでないと『航海』はできません。
※舟が波、風に抗う→『航』
◆◆ 『自ら選べば』成長できる。
常に代謝を図り、成長を求める。
代謝無くして成長なしです。
(人間の細胞という自然の摂理がそれを教えてくれます)
『迷ったら難しいほうを選ぶ』
ストレッチがきつい方が成長します。
大切なのは『選ぶ』こと。
そして、その『意味を見出す(Why)』ことで、
ほとんどすべての『いかに(How)』に耐えることができます。
『選ぶ』とは『意味を見出すこと』なのです。
◆◆ 最後にお師匠さま的発言
人間とは、
猿が二本足で歩こうと思ったから歩けたんだ。
二本足で歩こうと考えて、不安定さを選択したから
進化したんだ。
人間の成長は不安定さの選択とともにある。
**沖縄教育出版:川畑保夫語録*********
「人は自ら不安定を選ばなければ成長しない」
人は変化を避け、習慣を変えることに抵抗がある。
人は成長したいと願っていても、習慣を変えなければ成長はない。
人は安全や安定を求めるので、変化することには抵抗がある。
変化し始めると人は不安定になるからです。
成長したいと願いながらも、今までの自分でいる方が楽だし安心なので、
たとえ惰性で怠け心と分かっていても、人はなかなか習慣を変えないのです。
冬に朝寝床から出るのをグズグズしたり、冷たい水で顔を洗うのが億劫になったり
コタツから出て他の用事をしなければならないのに後回しにしたり、
というように人は怠け者になるのは、人は変化を避け、
惰性の支配に身を任せる傾向があるからです。
人は不安定を自ら選ばない限り成長はしません。
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