MOTHER OF MERCY / IV: Symptoms of Existence


US発 Hardcore、MOTHER OF MERCY
2011年の 10曲入り 2ndアルバム。

以前 に 1stアルバムを紹介しております、MOTHER OF MERCY
その 1stアルバムからサウンドは変わらずで、スッタンスッタンとしたミドルテンポベースのダンサブルでモッシュフルな、もはや MOTHER OF MERCY節 と紹介してもいいくらいの一徹なサウンドスタイルなのです。。。前作の紹介の時にも書きましたが、サウンドはオールドスクールさ と モダンさ が良い塩梅にブレンドされた、ノリの良い、適度にメタリックさのあるロッキンなハードコアです。。。メタルな要素の薄い 90年初期の頃のニュースクールHC な雰囲気を持ちつつ、MySpace での Influences の所に記されているバンドらのサウンドを通過し、決して往年で古臭い感じではなく、現代風に消化され叩き出されたハードコアサウンドです。。前作に続きこの 2ndも 全 10曲入りでトータル約 25分と、ノリ良くテンポ良く、実に聴き通し易い音源です。。。ヴォーカルさんの力いっぱいに張り叫び歌う様は本作でも変わらずで、なかなか良い仕事ぶりでかっこええです。。

ただ、これを言ってしまうと他のジャンルでも言えてしまうことなのですが、楽曲のテンポが大体同じなので、アルバム通して金太郎飴状態なのが否めないのも正直な感想です。。とはいえ、アルバムのトータル時間は短めですし、聴きダレることはないのですが。。また、本作でのデスメタル風なアルバムジャケット、少し違和感があるなぁ、と。。。
MySpace にてぜひチェックしてみてください。
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ENDER / This is Revenge


US発 Hardcore/Metal/Down tempo、ENDER
2010年の 8曲入り 1stアルバム。

バンドがインタビューにて特に影響を受けたバンドに PANTERAMESHUGGAH の名前を挙げていて、また自らのサウンドを Deathcore、Monster Mosh と紹介している ENDER。。メタル、デスメタリックな要素を備えたミッドテンポをベースにズリズリモッシーに進むのがメインで組み立てられた楽曲は、程好く走るパートは若干ですがあるものの、あくまで激重ミドルにて這いズリ進み、そのテンポから更に落としてくるビートダウン/モッシュパートは もはや情け容赦なしで、極悪臭をプンプン撒き散らしております。。ロウ咆哮デスヴォイスをメインに、喚き叫ぶスクリームヴォイスをも織り交ぜたヴォーカルさんもなかなかな極悪っぷりで、良い仕事されてます。。

個人的な話、スラッジやドゥームメタルも好きということもあり、ミッド/ダウンテンポ なハードコアも堪らなく好きです。。ですので、この ENDER のサウンドも気に入っているのですが、個人的にあと少し物足りなさを感じる所がありますのです。。それは、もう少し更に踏み込んだ デスメタリックさ が欲しいと思ってしまう所なのです。。いや、今でも十分にデスメタリックですし低音効きまくりなのですが、個人的に普段メタルも良く聴いておりますので、そう感じてしまうのだと思います。。例えるなら、大阪の second to none の様な ひたすらにブルタルドゥーミーで激重な、暗黒な要素がもっと強ければなぁ、と思ってしまうのです。。

何だかんだ言うてますが、この音源は気に入っております。
MySpace、又は下の本アルバムの 2曲目"Fakes and Thieves の MV をチェックしてみてください。

Ender / Fakes and Thieves

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RECON / Welcome to Viper City


US発 Beatdown Hardcore、RECON
2008年の 11曲入り 1stフルアルバム。

ズリ引きずるモッシーなミッドテンポが楽曲のベースとなり、そこからダンサボーに走るパートが程好く組み込まれ、その走ったパートからのビートダウン、また、激重モッシュフルミドルからの更にズリズリに落すビートダウンと、落とすの 三段活用 な容赦のない、もう 「ど」 が付く程のへヴィーでブルタルモッシュフルな鬼ビートダウンハードコアサウンドです。。。そして、更にその悪さに拍車をかけているのが、始終ブルタルでロウに咆哮しまくる極悪極まりないヴォーカルさんです。いやしかし、このヴォーカルさんの悪さは堪らんです。。。

正直なところ、ビートダウンしていれば何でもかっこいいのか、ということはなく、数多く存在するこの手のサウンドでも 落とし方、落としどころ等によって 気に入る、気に入らないは 私もそうですし、皆さんもあると思います。あと、ヴォーカルさんの悪さ具合も。。。この RECON は個人的に どストライクなサウンドなのです。聴いていますと気合が入ってきますのです。。

ビートダウン、悪いサウンド好きの方はぜひ MySpace、または下の MV をチェックしてみてください。
MV の楽曲は前作 1stミニ音源 「Graves」 の 1曲目"Burn This City"
続いてそのミニ音源のラスト、本フルアルバムの 8曲目に再録されています "Thirteen" です。

RECON / Burn This City - Thirteen

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Without Remorse / The Truth Hurts


US発 Death Metal/Hardcore、Without Remorse
2010年の 8曲入り 2ndアルバム。

多くのデスコアバンドが取り入れているブラストビートだったりテクニカルさだったり (少し語弊があるかもですが。。) というのは このバンドにはなく、どちらかと言えばオールドスクールデス寄りのデスメタル/ハードコア、なサウンドです。。程好く走るパートは組み込まれてはいますが、あくまでミドルテンポ主体で突き進む楽曲は実にモッシュフルでスラムっており、聴いていますと体が自然と揺れる程のブルタルグルーヴィーなサウンドです。。。ビートダウンハードコアの様な あからさまにズドーンと落としてくるパートというのは少なく、楽曲全体がモッシーでスラミングなズリズリさで構成されています。。。ヴィーヴォィなブルデスヴォイス少し手前の猛獣系にて咆哮されるヴォーカルは、楽曲の悪さ、ブルタルさを増させる良い仕事されてます。。

もはやデスメタルと紹介しても差し支えないブルタルモッシュフルサウンドは、もう低音効きまくりで、聴いていて実に気持ちが良いです。。3分台の楽曲を中心にイントロ含む 8曲入り、約 26分。
デスメタル、デスメタリックハードコア好きの方はぜひチェックしてみてください。
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Six Ft. Ditch / Recreational Violence


UK発 Beatdown Hardcore/Hip Hop、Six Ft. Ditch
2010年の 13曲入りアルバム。

以前の音源は紹介していませんでしたが、個人的にお気になバンドです。
2006年の前作から実に 4年ぶりの本作ですが、サウンドは特に変わることなく、程好いメタリックさでモッシュフルなビートダウンハードコアで、ヴォーカルのヒップホップさは更に濃くなり、聴いていてノリが良く、体が自然と揺れる相変わらずかっこいいサウンドです。。

なのですが、本作には少し物足りなさを感じているのも正直な感想です。
2005年の音源 「Unlicensed Cemetary」 での あの危険臭漂う極悪なブルータルさ、悪いまでに落としてくるビートダウンパート等の要素が本作では少し弱い様に感じますのです。。本作の楽曲をライブで聴いたら、そう気にならないかもしれませんが、以前の音源と本作とを続けて聴きますと、極悪さ、落しっぷりが少し弱い様に感じるのです。。何か以外にサラッと聴けてしまうのですなぁ。。。

まぁ、何だかんだいっても気に入っておりますが、以前からチェックされている方の中には上記の様に感じられる方もいるのではないかなぁ、と思うのです。
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