Lake of Blood / As Time and Tide Erodes Stone


US発 Black Metal、Lake of Blood
2011年の 2曲入り 1stアルバム。
2曲入りですが、それぞれ 17分、15分台の長さがあります。

長髪ならメタル、短髪ならハードコアという固定観念はないつもりなのですが、それでもやはりついつい見た目で判断をしてしまうもので。。。初めて Lake of Blood を知ったのは ライブ写真 を見たのがきっかけだったのですが、そのライブ写真でのメンバーを見る限り、まさかブラックメタルを叩き出しているとは思いもよりませんでした。。

聴き始めの頃は少し取っ付き難いメロディアスさ、展開をみせるなぁ、というのが正直な感想でしたが、繰り返し聴いていますとメロメロではないですがメロディアスさが耳に残りますし、長い楽曲ながらも展開は最後まで聴き惹きつけます。。

メンバーの見た目からは想像しにくいサウンドが意外で、その事で聴く時のハードルが少し下がったりもするのですが、取り立てて特に多くを書き立てるサウンドでもないかなぁ、というのも正直な感想です。。可もなく不可もなく、という訳ではなく、聴き応えのあるかっこいいサウンドなのですが、楽曲の長さが特徴で、と言い切ると語弊がありますが、それ以外は特に云々....と思っているのも本音です。。しかし、そうすると以前にリリースされている EP音源の楽曲は 4~6分の長さで、特徴がなく退屈なのか? と訊かれると、そんなことはないのですなぁ。。。紹介する言葉に悩みます。。。

本作はバンドの bandcamp にてフリーでチェック、試聴が出来ます。
また、2007年の EP音源 もチェック出来ます。

こういう狭いスペースでのライブは海外ならではですな。

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Fell Voices / Untitled


US発 Black Metal、Fell Voices
2011年の 2曲入りアルバム。

2曲入りですが 22分、19分台の長さがあります。
静、動、緩急と交錯し、メロディアスで長々と展開する楽曲は、特に目新しいサウンドというわけでもなく、この手のブラックメタルではよくあるサウンドといえばそうかもしれません。。楽曲はインストパートの方の比重が高く、又、本作収録音源はボーカルが引っ込み気味に聴こえるということもあり、インストゥルメンタルブラックメタルと紹介しても差し支えない様なサウンドです。。ブラックメタルに限らず、激情、エモーショナルサウンド好きの方も聴き浸れる、聴いていて何とも情景の広がるサウンドです。

本作はリリースレーベル Gilead Mediaのbandcamp にてフリーでチェック出来ます。
また、同じ様なサウンドの雰囲気を持つ Ash Borer との スプリット音源 もチェック出来ます。
リリースレーベル Gilead Media はレコード専門のレーベルで、また、Fell VoicesAsh Borer はカセットテープやレコードオンリーのリリースと、実にアンダーグラウンドな姿勢、活動が貫かれております。

ドラムかっこいいです。

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FALSE / Untitled LP


US発 Black Metal、FALSE
2011年の 2曲入り音源。

2曲収録とはいえ、共に 12分を超える長さがあります。
1曲目 「The Key of Passive Suffering」 の出だしから 5:45 辺りまでの緩急ついた展開を経て、更に加速しメロディアスさも増していく後半の曲展開が実にかっこよく、楽曲の長さを感じさせないほど、進んでいくにつれてぐいぐいと聴き惹きつけられる、なんともドラマティックなサウンドなのです。。2曲目でも楽曲の長さならではの動、静、動と緩急激しく構成されています。。楽曲には薄くですが Key が入っているのですが、メロディーに冷ややかさが出る程度で、このくらいが良い塩梅だと思います。。
難解、プログレッシブとまではいかない複雑さ、カオスさを伴った緩急の展開、その展開の中で耳を惹くメロディアスさ等が聴いている内にクセになり、繰り返し繰り返し聴きたくなるのです。。。
ちなみに、ボーカルは女性です。

バンドの HP はなく、今のところ情報発信はリリースレーベル Gilead Media だけみたいです。
本音源は リリースレーベルのbandcamp にてフリーでチェック出来ます。


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Slash Dementia


フィンランド発 Grindcore/Punk/Death Metal、Slash Dementia

Wheels of Babylon (2012) / 8曲入りEP。

Race Against the Machine (2011) / 18曲入り。
archive.org でもダウンロード出来ます。

Symptoms Are... (2010) / 9曲入り。

上記の音源はフリーでダウンロード出来ます。

バンドの紹介に Death Metal とも記されていますが、正直デスメタルさはあまり感じませんです。。ですが、しいて言えばギターの音が EntombedDismember の初期の頃の音源の様なジャラついた感じの荒い質感の音なので、Slash Dementia を聴いていますと、先述のバンドの様なデスメタルサウンドが頭を過ぎらなくもないです。

30秒前後のぶっ飛ばしナンバーから程好い疾走のノリの良いナンバーまで、一気に聴く者に畳み掛けてくる楽曲群。そして、その楽曲の上で張り叫び歌うヴォーカル。。どの音源の楽曲もガツンと強力でブルタルな、Nice Grindcore Sound です。
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Deafheaven / Roads to Judah


US発 Black Metal/Post HC、Deafheaven
2011年の 4曲入り 1stアルバム。

Youtube にて本作の 1曲目「Violet」 のライブ映像を観て初めて Deafheaven を知ったのですが、曲の最初の雰囲気ではメンバーの見た目も含めポストハードコアなサウンドかと思いきや、3:50~の疾走へと雪崩れ込む展開から一気にブラックメタルへと化し、もうその曲展開の壮絶さに思わず唸ってしまいました。。。サウンドはブラックメタルを彷彿とさせるとかブラッキッシュ等という段階ではなく、もはやブラックメタルと紹介しても差し支えないサウンドです。。疾走一辺倒たけでなく、ゆったりとした静のパートも組み込まれており、そのゆったりとしたテンポ時は日本の envy 辺りを彷彿とさせるエモーショナルさで、その曲展開含め楽曲のメロディアスさは なかなかに耳を、感情を惹きますのです。。喚き叫び、アジり続けるヴォーカルの気迫も凄まじく、気をみなぎらせ、力をくれるのです。。4曲入りですが 12、6、9分台の楽曲で、トータルは約 38分。

激しくも胸を突き刺してくる、激情、エモーショナル ブラックメタル。
ボリュームを上げてスピーカーから聴くもよし、ヘッドフォンで聴き浸るもよし、な音源です。
Wolves in the Throne Room 辺りのサウンドがお好きな方もぜひ。

Deafheaven / Violet

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