Toxik Death / Demo 2012


ノルウェー発 Thrash Metal、Toxik Death
2012年、5曲収録デモ音源。

以前に 紹介 しました 6曲収録EP音源から実に 4年ぶり (デモですが) の音源。
メンバーさんの詳しい表記がないのでギターの方が増えた以外に前作から入れ代わりがあるのかは分からないのですが、サウンドは変わらず、前のめりに走るオールドスクールなスラッシュメタルが健在で、更にオールドスクールデス/ブラックな悪さも増した、実にやかましいサウンドになっております。。本作でのボーカルは、前作でのけだるい感じはありつつも、高音のシャウトを随所で取り入れた吐き捨てボーカルで、こちらもやかましく、せわしないです。。

デモ音源とはいえ、前作同様、凄まじくかっこいいです。
メタルサイドのスラッシュ好きの方だけでなくハードコアサイドのスラッシュ好きの方、またパンクメタルなサウンドが好きな方にもアピールするサウンドだと思うのです。

本デモ音源は バンドのbandcampにてフリーダウンロード出来ます。
この 「Demo 2012」 はカセットで販売されていた様ですが、チェックした時には既に Sold Out だったのが悔やまれるのです。。この ささくれ立ったスラッシュサウンドは、デジタル音源でも勿論いいのですが、アナログ、特にカセットテープが似合う様に思うので。。
Highly Recommended !!
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RIVERGE / Raid for Riverging


大阪発 Thrash Metal、RIVERGE
2012年、9曲収録 2ndアルバム。

以前に 紹介 しております 2009年の 1stアルバムから約 3年ぶりとなる音源ですが、サウンドは変わらないどころか、よりハードでコアで、勢い増しまくりなスラッシュサウンドで、最初に本作を聴き通した時は、楽曲の勢いのよさに思わずハードコア色が強くなったのかと思ったほど、実に気持ちのいいくらいにブチかました楽曲がラストまで続く、全 9曲、約 28分。。

本作を聴いていますと 7曲目のタイトル 「Ready to Dive」 の様に気が前のめり昂ってくる、実に勢いがあり、かっこいい、有無をも言わせぬ、質実剛健スラッシュメタル!
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Destroy Judas / Wake


US発 Depressive Doom、Destroy Judas
2011年、4曲収録音源。

ドゥームメタル、ポストハードコア/スラッジが融合し、メロディアスでエモーショナル、そして壮大で深い広がりをみせる、激情轟音Depressive Doom サウンド。。。ミドルでゆったりと進む 18分、6分、10分、14分台の楽曲の中で、静、動の緩急がつき、じわじわ盛り上がる曲展開は、曲間をつなぐ海、波のSEとも相まって、何とも劇的で激情で、目を閉じて聴いていると想像の世界がどんどん広がっていく程、聴き浸らせ、惹き込むのです。。。咆哮ボイスがメインですが、時折歌い上げるパートも入ったボーカルは、バックのメロディアスさ、エモーショナルさをより浮かび上がらせ耳を惹く、なかなかブルタルで感情を叫び散らす良い仕事をしています。

本作はバンドの bandcampにて試聴&ダウンロード出来ます。

ポストハードコアな要素が強いとは思いますが、Destroy Judas を聴いていますと、以前に音源を紹介しています Mourning Beloveth の、特に 1st、2nd アルバムでのサウンドが頭を過ぎるのです。
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BOWEL


US発 Sludge/Doom、BOWEL

Vore (2011) / 4曲収録EP音源。
Ploughers of Land and Sea (2006) / 4曲収録EP音源。

BOWEL のサウンドはどんな感じか? と訊かれたら、ハードコアバンドのビートダウンパートのみで構成された様な感じのスラッジ、と紹介しますかな。。バンドはサウンドを紹介するのに Sludge/Doom/Metal と記していますが、Doom というと少し違う印象の様な気がするのも正直な感想で、Doom というよりは Doomish な要素のあるサウンドだと思うのです。。2006年の音源は 2011年の音源と比べると、Doom で Metal な雰囲気は強く感じるのですが、やはりメタルサイドの Doom 好きの方よりはハードコアサイドの Sludge 好きの方の方が、よりお気に召すサウンドではないかと思います。

5~8分台の楽曲は重心の低い低速ミッドサウンドながらも展開は平坦ではなく緩急がついていて、そのミッドテンポからの更に落としてくる展開が、これまた実にかっこええのです。。やはり私はこの BOWEL を聴きますと、ビートダウンなハードコアが聴きたくなるのです。

残念ながらバンドは既に解散している様です。
上記の二枚の音源はリンクしましたバンドの bandcamp にて試聴&フリーダウンロード出来ます。
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The Ethereal / From Funeral Skies


ベルギー発 Funeral Doom/Drone、The Ethereal
2005年、4曲収録 1stアルバム。
元々は 2002年に 3曲収録でリリースされていたものに 1曲追加にて 2005年に再リリース。

初めて The Ethereal の音源を耳にしたのは AudioStreet.net という、今でいう myspace の様な音楽サイトだったのですが、その、あまりの激遅重さ、曲の輪郭の掴めなさが、なかなか衝撃的だったのを今でも憶えています。。
低音が効き響きまくりで激スロウにズリ進む悪過ぎる曲展開、呪うかの様な、えげつないまでの極悪ロウグロウルボーカル。。それでいて楽曲には物悲しくもメロディアスなギターのフレーズが永遠なまでに繰り返され、鍵盤楽器にてシンプルながらも淡々と紡がれるメロディーもただただ悲愴的で、これらはあきらかに一線を越えた遅重でドローンなサウンドの中で、何とも耳を惹く、耳に残る要素となっているのです。

本作はリリースレーベルにより 試聴&フリーダウンロード 出来ます。
また、2008年の 3 way split音源The Ethereal 「Carving the Angel」)
2010年の 1曲収録シングル音源 「Endlight」 もフリーでチェック出来ます。

ヘッドフォンで聴き浸りたいサウンドです。
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