Wormrot / Dirge


シンガポール発 Grindcore、Wormrot
2011年の 25曲入り 2ndアルバム。

1分~の楽曲は 7曲程で、アルバムの大半は 30~40秒の楽曲が占め、更に激ショートナンバーもありで、聴いていると矢継早であっという間に過ぎていく、これぞグラインド然としたサウンドで飛ばしまくり駆け抜ける、25曲、約 18分。。
メタル過ぎず、ハードコア過ぎずなサウンドですが、荒々しく暴発しまくるサウンドは破壊力十分で、聴く者の耳をねじ伏せ、前のめりに畳み掛けてきますのです。。ハイとロウの絶叫、咆哮ヴォイスも始終ブチキレております。。

ブルタルでえげつないながらも爽快で気持ちのいいサウンドです。
フルボリュームで聴いたら、気持ちがスカッとします。

本作はリリースレーベル Earache Records の Wormrot のページ にて、メールアドレスを入力すればフリーでダウンロード出来ますので、ぜひチェックしてみてください。。
まず試聴は MySpace にて。

この Wormrot のバンドロゴ は、日本のグラインドコア BATHTUB SHITTER のロゴ の雰囲気に似ていますな。
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Cut Your Throat / Cut Your Throat


ギリシャ発 Grindcore/Death Metal、Cut Your Throat
2007年の 23曲入り 1stアルバム。

1分前後の長さの楽曲をメインに、10秒~30秒の秒殺ナンバーも間に挟まれ猛烈に飛ばしまくるサウンドは 1曲目から最後まで曲間にダレることなく、有無をも言わせぬブルタルさで雪崩のごとく畳み掛けて進んでいくアルバム展開で、問答無用、阿鼻地獄な怒涛のグラインドコア/デスメタルサウンドです。。。発狂がかった絶叫ヴォーカルをメインにロウデスヴォイスも絡むヴォーカルも強力で、サウンドのブルタル度を更に上げていますのです。。

本作にはカバーも収録されていて、グラインドコアバンド Unholy GraveAgathoclesRot、そして パンク/スカバンド Kortatu の曲が 20曲目に収録されているのですが、この曲のフレーズがすごくメロディアスで、まるでメロディックハードコアみたいでして、なかなか耳に残りますのです。。

バンドの HP のバイオのページでも名前が挙がっていますが、チェコのグラインドコア Cerebral Turbulency と少し似た雰囲気を持っていると思うのです。。特にアルバム 「Impenetrable」(2001)、「Germ of Error」(2003) の頃の、グラインドコアバンドとして特に強烈だった頃の Cerebral Turbulency を彷彿とさせてくれるサウンドなのです。。

本作は HP の D-LOADS のページ にてフリーでダウンロード出来ますので、グラインドコア好きの方、激烈サウンド好きの方はぜひぜひチェックしてみてください。
Highly Recommended !!
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Bury Your Dead / Mosh N' Roll


US発 Hardcore、Bury Your Dead
2011年の 11曲入り 6thアルバム。

以前に 2008年の 4thアルバムを 紹介 しましたが、正直な話、繰り返しは聴いていませんでした。やはりどうしても以前の、オールドスクールな感じのモッシュフルな Bury Your Dead のサウンドが好きなので、聴くときは 1st~3rd が多いのです。。そういうこともあり、5thアルバムは試聴はしましたが、結局入手はしていませんのです。。

通販店をチェックしていましたら、この 6thアルバムは 4th以前のヴォーカルさんが復帰されてレコーディングされたとのことで、しかも本アルバムのタイトルが 1stアルバムのラストに収録されている曲 「Mosh N' Roll」ということで、4th以前のサウンドを期待して聴いたのですが。。。
4th、5th はそれまでとまったくスタイルが違うのかというと決してそうではないのですが、個人的にはどうしてもサウンドにオールドスクールな感じではなく (それはただ単にサウンドプロダクションのせいかもしれませんが。。) モダンさを感じてしまい、個人的に思っていた Bury Your Dead らしさ が薄い様に感じておりました。。

本 6thアルバムは正直、それほど以前のスタイルではないと思います。
ヴォーカルさんが戻ってこられましたが、正直、言われなければ分からないと思います。サビで歌い上げるヴォーカルパートはなくなり、以前の様に咆哮のみになったのは個人的にはいいと思います。。
アルバムタイトル通り収録曲はモッシュフルで暴れ回りたくなる楽曲ばかりで かっこいいです。。ですが、、、なのです。。ライブだと新曲と初期の頃の楽曲は違和感無く聴けると思うのですが、家で音源を聴くとどうしても気になるのです。。
また、だんだんと Throwdown みたいになってしまうのではないかなぁ、とも。。。
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COHOL / 空洞


Black Metal/Hardcore、COHOL
2010年の 9曲入り 1stアルバム。

ブラッキッシュな、と言いますか、もはやブラックメタルと紹介しても差し支えないであろう、激しく冷酷で殺伐しく、それでいて感情を突き刺してくるメロディアスさと激情さをも兼ね備えた、ブルータルでエモーショナルでカオティックなブラックメタルサウンドです。。

激速に走るパートではメロディックファストブラックメタルな暴虐さが放たれ、緩急の展開が取り入れられた楽曲からは じわじわと悲痛に迫りくる激情さが胸を刺し。。。そして、楽曲の激しさ、激情さを更に増させているのが、日本語詞による絶叫ヴォーカルです。。ちなみに、楽曲のタイトルも日本語です。。

サタニックでコープスペイントを施したブラックメタルから、昨今では色々なスタイル、アプローチによってブラックメタルが取り入れられ、また吸収されたサウンドもあり、それぞれに独特の音の世界観があると思います。。この COHOL のサウンドを紹介するにあたり、ハードコアの要素が薄いとはいえ、ハードコアと記すと少し距離を置かれる方がいるかもしれません。。ですが、余計なお世話かもですが、メタルを中心に聴かれている方、特にブラックメタル好きの方にチェックしてみてほしいバンド、サウンドです。。
MySpace、又は本作の 2曲目 「底知れず吠える軟弱」 のライブ動画をぜひチェックしてみてください。


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