Blodsrit / The Well of Light Has Finally Dried


スウェーデン発 Black Metal、Blodsrit
2006年の6曲入り4thアルバム。

邪悪でメランコリックで冷たく寒々しい楽曲。
そして、この何とも渇いた、地下臭の漂う邪悪な音の悪さ。。
ミッドでじわじわと進むパート、そしてメロディアスに掻き鳴らされるギターをバックに疾走するパート、それ以外でも随所でメロウでメロディアスなギターのフレーズが取り入れられていて、邪悪で病んだサウンドの中でこのメロディアスさがかなり印象的で耳に残ります。ヴォーカルさんの喚き叫び具合もなかなかに絶望的で且つ病んでいて、これまたかっこええんですなぁ。。
HPにて試聴できますのでぜひチェックしてみてください。
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Koldbrann / Moribund


ノルウェー発 Black Metal、Koldbrann
2006年の11曲入り2ndフルアルバム。

ミッドと疾走の緩急の付いた曲展開で構成された楽曲は、メロディアスさは薄く、殺伐とした空気を放ちながら淡々と突き進みます。5分、6分台の楽曲が多く、正直ちと長く感じてしまうことも無きにしも非ずなんですなぁ。。いや、尺が長い曲は大好きなのですが。。。この音源はクリアでカッチリとしたサウンドで、なかなか音が良いのですが、個人的には逆にもう少しサウンドにアングラ臭を漂わせて欲しいんですなぁ。。。などなどと贅沢な意見を申しておりますが、何だかんだいって好きなバンドなんですけどね。。

myspace にて、1曲目 "Alt Er Befengt" 、4曲目 "Djevelens Treskeverk" をチェックしてみてください。。
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Arafel / Second Strike:Through the Flames of ~


イスラエル発 Melodic Folk Black Metal、Arafel
2005年の7曲入り2ndアルバム、
「Second Strike : Through the Flames of the Ages」 。
現在はヴァイオリンメンバー含む4人が正式メンバーとしてクレジットされているみたいですが、この音源時はヴォーカル、ヴァイオリンのメンバーはゲストで向かえられて作られております。

ヴァイオリンが随所で取り入れられたメロディアスでドラマティックで、そして気持ちよく疾走しまくるメロディックブラックメタルサウンド。。楽曲の要所要所で、特にヴァイオリンで奏でられるフォーキッシュなメロディーが実に印象的で良い味付けがされております。。Key はかなり全面的に取り入れられていて、シンフォニック/オーケストレーションとまではいきませんが、それに近いくらいに活躍していて、楽曲のドラマティックさを大きく担っております。程好い疾走パートでは正統なへヴィーメタルな要素も強く、ブラスト交じりで且つメロディックに疾走するパートはなかなかの激速っぷりで、これがもう実にかっこええのです。。この音源時のヴォーカルさんの喚き具合もなかなかによろしいです。。
3曲目は約11分にも及ぶ大作なのですが、これがまた実に良く出来ておるんですなぁ。
また、5曲目は出だしからもう失禁しそうなくらいのかっこよさ。。
1曲目と6曲目はインストですが、アルバム通して実に質の高い楽曲が揃っております。
myspace にて、5曲目 "Serpent Land" 、
1曲目イントロ~2曲目 "The Rise ~ Wrong Future" が試聴出来ますのでぜひ。。
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Negura Bunget / 'n Crugu Bradului


ルーマニア発 Black Metal、Negura Bunget
2002年の4曲入り3rdアルバム。

4曲入りとはいえ1曲の尺が長く、各曲12分以上あり、トータル約54分。
アコースティックで静かなパート、Keyでのアンビエントでスペーシーな広がりをみせるパート等が取り入れられ、ゆったりと疾走の緩急目まぐるしい曲展開により楽曲が組み立てられております。楽曲はストレートな曲展開はせず、なかなかに一筋縄ではいかない、かなりアヴァンギャルドな要素が強いサウンドです。。何というか、テクニカルというのとはまた少し違い、またプログレッシブという程の難解さでもなく、やはりアヴァンギャルドという言葉が一番近い様に思います。因みに、myspace では Black Metal / Ambient / Folk と紹介されてますな。。。サウンドは前衛的ではありますが、メロウでメロディアスな要素も組み込まれておりますので、聴いていて肩が凝るということはなく、決して取っ付き難いサウンドではないと思います。。

このアルバム以降、2006年にアルバムとそれ以外にもいくつか音源がでているみたいです。
リンクしました myspace にて、どんなサウンドかぜひチェックしてみてください。。
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Estatic Fear / A Sombre Dance


オーストリア発 Melodic Doom Metal、Estatic Fear
1999年の10曲入り2ndアルバム。

ゆったりと流れるメロディアスなドゥームサウンドの上を、ギター、Key、フルート、ヴァイオリンにより胸を締め付ける程に切なくメランコリックで泣きの入ったメロディーが奏でられ、その悲しげで切ないメロディーは、もうひたすらにクドく、クサく、聴いていると思わず目頭が熱くなってきますのです。。。私が今までに聴いてきた中でも、確実に上位に食い込むバンドといっても過言ではないくらいの切ないメロディーが取り入れられたバンドです。。
ロウデスヴォイスがメインですが女性ヴォーカルも程好く取り入れられています。ですが、収録されている10曲中3曲はインストなのですが、ヴォーカルが入っている曲でもヴォーカルの割合は少なく、アルバム通してインストパートの方が多く割合を占めております。

リンクしました myspace にて、アルバムの4曲目 "Chapter Ⅲ" が試聴できますのでぜひチェックしてみてください。この曲も実に切ないです。。
どこかでこの Estatic Fear の音源を見つけたらぜひチェックしてみてください。
メロディアスなサウンドがお好きな方には堪らない音源だと思います。。。
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URNA / Sepulcrum


イタリア発 Atmospheric Funeral Black Doom、URNA
2006年の9曲入り2ndアルバム。

兎にも角にも、徹頭徹尾に暗く陰鬱で重いです。
聴いているともう気が滅入ってきます。。。
楽曲は淡々と重くゆったりと進むのがベースなのですが、所々で突如ファストパートが組み込まれていたりします。始終、物悲しく重苦しい空気が蔓延した楽曲は、どこまでも奈落に落ちていくかの如きな広がりを見せ、メロウながらも背筋が凍る様な不気味なメロディーが気持ちを不安な方へと先導するのです。。更に、アトモスフェリックな要素だけでなく、アンビエントで無機質な要素も感じることができます。。
アルバムのラスト9曲目は、Beherit"The Gate Of Nanna" のカバー。
これがまたロウでへヴィー、且つ邪悪臭が強烈で実にかっこええのです。

この URNA は Doom Metal の ESOTERICSKEPTICISM のサウンドの雰囲気に近いものがあります。この辺りの Doomサウンド がお好きな方にもお勧めしたい音源です。。
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Fire Down Below/Sense Never Came - split


共にドイツ発 ニュースクールハードコア、
Fire Down Below
Sense Never Came
2006年の各6曲、計12曲入りスプリット音源。

・Fire Down Below / 1~6
デスメタリックでブルータルに攻めるパート、激情なメロディアスなパートも併せ持ち、ドラマティカルな展開をみせる楽曲。ロウなデスヴォイスと絶叫を織り交ぜ、更に歌い上げるパートも導入したヴォーカルワーク。低くグルーヴィーに落としてくるモッシーパート。。なかなかにかっこ良いです。が、個人的な感想としましては、楽曲の詰めがちと甘いなぁ...と。。メロディアスなパートを入れるのはいいのですが、ちと中途半に感じてしまうのです。ですが、ラスト6曲目 "Murderous Thoughts" のドラマティックな曲展開は良いんですなぁ。。何やかんや言っても好きなタイプのサウンドですので、次作音源が楽しみなバンドであります。

・Sense Never Came / 7~12
一発めの出だしで思わず失禁。。
個人的に久しぶりにキタ、初期 maroon タイプのサウンド。
曲展開は緩急をつけてあくまでシンプルに突き進み、メロディアスに奏でられるギターが何とも気持ちを高ぶらせてくれるのです。中音域で振り絞る様に喚き叫び歌うヴォーカルさんも実に良い仕事をしております。。それにしても堪らんかっこええですなぁ。聴いているともう思わず腕をブン廻したくなります。YouTube に SNC パートの5曲目、"Return Of The Dying の ライブ動画がアップされていますのでぜひ。。サウンドは myspace にて、2曲目 "A Last First Kiss" 、dtth sampler version とタイトルされてる曲が SNC の一発目の曲 "Due to the Human" です。ぜひチェックしてみてください。。
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Path of No Return / Black Nights Coming


スウェーデン発 ニュースクールハードコア、Path of No Return
2005年の11曲入り音源。

ブラジルのハードコア、Point of No Return の名前とちと似ておりますな。。
このスウェーデンの PoNR は、myspace にも表記されてるように Hardcore/Metal なサウンドなのですが、純なメタルというよりはメタルコアな要素が強いですな。。楽曲にはモッシーな曲展開が多く取り入れられていて、且つ結構メロディアスなフレーズも入っていたりとなかなかにかっこ良いです。が、チトそつなくまとまり過ぎな様な気もいたします。個人的にはもう少しえげつなさがあればいいなぁ....と思ってしまうのです。。
でもまぁ何だかんだ言っても結構気に入っていたりするんですけどね。。。
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Faust Again / Hope Against Hope


ポーランド発 ニュースクールHC/Metal、Faust Again
2006年の9曲入り2nd音源。

1曲目の出だしのギターのフレーズから思わず震えますのぅ。。。
メタル/メロディックデスメタルな要素が強く、メロデスラッシーに疾走する曲展開の随所でメロディアスでアップライジングなフレーズが組み込まれ、激情でドラマティカルな曲展開が気持ちを高ぶらせられまくりで、家で聴いていても思わず拳に力が入り、思わず突き上げたくなるくらいです。。。喚き叫び歌い、絶叫するヴォーカルさんがこれまた非常に力強く、楽曲を更にブルータルに増強させております。楽曲により少しですがノーマルヴォイスが絡みますが、これはこれで良いアクセントになっているんではないでしょうか。。楽曲は3分前後の長さなので、アルバムを聴き終える頃にはぐったり....ということはなく、更に繰り返し聴きたくなるくらいです。いやー、もう堪らんかっこええです。。

バンドの myspacepurevolume にて、1曲目 "To Dwell On Thoughts of You"
7曲目 "Frozen Minds , Aching Hearts" がチェック出来ますのでぜひぜひ。。
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Through the Eyes of the Dead / Bloodlust


US発 Death Metal/Hardcore、
Through the Eyes of the Dead
2005年の11曲入り音源。

昨日紹介した Angels Beneath Me と似た雰囲気を持ったサウンドなのですが、Through the Eyes of the Dead の方がメロディアスさは強く、よりメタル、メロディックデス、デスメタル色が前面に出たサウンドで、カオティックな要素は薄いです。そのメタルな楽曲に搭載されているビートダウン/モッシーな曲展開がこれまた重く、悪く、楽曲のブルタル度数を上げておるんですなぁ。。また、猛獣の如きに喚き叫び散らすヴォーカルさんのえげつないこと。。このヴォーカルはなかなかキツイっす。。曲によってはメロディアスなギターソロが取り入れられていて、なかなかにドラマティカルな曲展開を見せます。

バンドの myspace にてぜひチェックしてみてください。。
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