Providence / Far Beyond Our Depth


フランス発 Beatdown Hardcore、Providence
2009年の 7曲入り 1stミニアルバム。

程好いメタル/デスメタリックさを伴い、へヴィーでブルータルモッシュフルでダンサボーに突き進み、えげつなくズリズリに落してくるビートダウン/モッシュパートを組み込んだ曲展開は、これぞ、いや、これが極悪ビートダウンハードコアだとアピらんばかりで、ただただ強烈で、もうかっこいいという一言のみです。。。ロウに吠え叫ぶ極悪なヴォーカル、随所で取り入れられているシンガロングパートも実に熱く、思わず一緒に叫んで拳を振り上げてしまうくらいです。。

初めて MySpaceProvidence の曲を聴いた時、あまりのかっこよさに思わず嬉しくて、ニヤけながら仰け反ってしまいましたです。。このズリズリに引き摺り落しまくるビートダウン/モッシュサウンドは、もう体をじっとさせてはくれませぬのです。。と同時に、聴いていると気合が入ってきて、元気付けてくれるサウンドでもあります。。かっこいいです、実にかっこいいです!
ぜひぜひ MySpace にてチェックしてみてください。
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Potop / Channels


マケドニア発 Sludge/Doom、Potop
2008年の 5曲入り音源。

IRON MONKEY ほどは土臭くなく、Corrupted よりは分かり易い、というのが個人的な感想のスラッジ/ドゥームサウンドです。。
じわじわと遅重でうねりながら進む曲展開、メロディアスというと少し語弊があるかもしれませんが、エモーショナルに掻き鳴らされるギター、聴いているとトランス状態になってくるくらい体に響いてくるベースとドラムのリズム隊。。そして、この病んだ激重サウンドを更に病的に、邪悪に仕立てているのが中音域にて喚き叫び散らす発狂がかったヴォーカルさんの存在です。。いやしかし、このキチガイじみた絶叫ヴォーカルは、何と言うか、聴いていると鬱な気持ちにはならずに、逆に気合がみなぎってまいります。。。

楽曲は 6分~7分台が 3曲、11分台が 1曲、そしてアウトロ的な短い楽曲の計 5曲、トータル約 31分と、聴き易い、と言うとちと語弊がありますが、聴いていて気持ちの良いぐったり感を味わわせてくれる、程好い内容の音源です。。
ぜひぜひ MySpace にてチェックしてみてください。
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Ocean / Pantheon of the Lesser


US発 Doom/Sludge、Ocean
2008年の 2曲入り 2ndアルバム。

以前に 1stアルバムを 紹介 しております、個人的にお気になバンド、Ocean
今作も 2曲入りとはいえ、1曲目が約 36分、2曲目が約 24分という長さで、正直、聴く前から少し気が滅入ってしまうのですが、実際に聴き始めると更に気が滅入り、そして一瞬にして周りの空気が澱み始め、重苦しく陰鬱で、まるで薄暗い世界に一人たたずんでいるかの様な、そんな空気へと変わります。。。楽曲はひたすらに激遅重で進みますが、ギターの程好いメロディアスさ、遅重ながらも緩急のついた曲展開により、聴き出すとぐいぐいと惹き込まれていき、ゆったりとしたテンポが心地良くさえなってくるくらいです。。。前作では曲の長さに対してヴォーカルがあまり取り入れられていませんでしたが、本作では多く取り入れられており、前作と変わらないエゲツナイまでのロウデスヴォイスで、楽曲の暗黒度を更に増させる良い仕事ぶりなのです。。

1曲目の 26分~から妙に淡々とした澄んだ日本語の女性Voが絡んでくるのですが、このヴォーカルは Bloody Panda のヴォーカル、Yoshiko嬢 で、何とも言えない少し宗教がかった様な雰囲気を醸し出していて、最後には絶叫へと変わるという、実に良いフィーチャリングです。。

激遅重サウンド、Funeral系Doom がお好きな方は、
ぜひぜひ MySpace にてチェックしてみてください。
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Mournful Congregation / The June Frost


オーストラリア発 Funeral Doom Metal、Mournful Congregation
2009年の 8曲入り 3rdアルバム。

以前にも音源を 紹介 しております、個人的に好きなバンドです。
本作も日本の Weird Truth Prod からのリリース。

暗く、悲愴感に塗れ、ひたすらにゆったりとしたテンポで流れるドゥームサウンドは、今作でも変わることなく貫かれていて、もう 1曲目のインストから周りの空気が重苦しく、陰鬱へと一変します。。。ゆったりと淡々と進む曲展開の中でも、アコースティックな静のパートにより強弱がつけられ、そして、切なくも悲しげなギターのメロディーがじわじわと聴く者の感情を高ぶらせ、且つ、ドラマティカルな展開へと導くのです。。。サウンドの暗黒さを増させている要素の一つであるロウデスヴォイスは、今作でもえげつないまでの邪悪な唸り声を聴かせてくれます。。

全 8曲、トータル約 60分ですが、1、4、6、8曲目はインスト曲で、これらがアルバムを通して聴くにはちょうどいい箸休めな曲で、アルバムを聴き易く、と言うと少し表現に語弊があるかもしれませんが、してくれていると思います。。
MySpace にてぜひぜひチェックしてみてください。
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Intestine Baalism / Ultimate Instinct


日本発 Melodic/Death Metal、Intestine Baalism
2008年の 9曲入り 3rdアルバム。
なんと No Colours Rec からのリリースですな。。

1曲目の出だしから思わず Dismember、特に 「Indecent and Obscene」 アルバム辺りのサウンドを頭によぎらせてくれるサウンドで、これがもう堪らなくかっこよいのです。。。ロウデスヴォイスと共にブルータルに突き進む楽曲と、切なくもメロディアスに奏でられるギターを前面に出した楽曲により構成されているアルバムは、前作までのサウンドと変わることなく、ブルータルさとメロディアスさ、そしてほのかに劇的さをも兼ね備えたデスメタルサウンドです。。。いやしかし、メロディアスな楽曲でのギターの流麗なメロディーには、ただただ耳を惹かれるばかりです。。

個人的な話、Tシャツを持っているくらい好きなバンドですので、良いことしか書きませんです。。
YouTube に少し前の ライブ動画 (p1~p3) がアップされていますが、このライブ会場は京都の Club East ですな。この狭いステージ、真ん中の柱、そして Mortalized のメンバーさんが写っているので、East に間違いないです。。というのも、柱の左横の方にいましたのでカメラには移っていませんが、私はこのライブ会場にいました。。先に書きました Tシャツは、この時に買いましたのです。。このライブ時はヴォーカルさん含む 5人組でしたが、このしばらく後にこのヴォーカルさんは抜けられました。。
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Proletar / Back to Hatevolution


インドネシア発 Grindcore/Death Metal、Proletar
2007年、7epジャケットに入った 55曲入りディスコグラフィーCD。

適度なデスメタリックさを兼ね備えた、これぞグラインド/グライディングデスな楽曲が雨あられ状態に続く、問答無用の全 55曲、トータル約 74分。。。喚き叫びとロウデスヴォイスが交錯するヴォーカルワーク。。以外にキャッチーさも備われていて、且つ、気持ち良くブルタルに疾走する楽曲。。新しい音源から順に収録されているのですが、後半の初期の頃の音源に進むほど、より音質含めロウで実にアンダーグラウンドな、何ともいえない危ない香りのぷんぷん漂う、ブルータルでノイジーなグラインドコアサウンドで、これがまた実にかっこええのです。。
MySpace にて、ぜひチェックしてみてください。

ちなみに、ドラムの Levoyさん は Grinding Death Metal の Extreme Hate でも活動されています。。ハードコア系のレーベル、Beer City Records の 「Counter Attack」 というコンピに、この Extreme Hate の楽曲が 2曲収録されているのですが、こちらの音源は更にえげつなく、且つ、ブルータルで、これまた実にかっこええのです。。
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