zbrucz / Riparia riparia


スロベニア発 screamo/emoviolence、zbrucz
2024年7月リリース、7曲収録 1st音源。

スロベニアの母国語と英語にて、時にささやき、語り掛けられ、その押し込めた静かな感情からたかぶるままに絶叫し叫び歌う女性ボーカルが楽曲に表情を付ける良い仕事をしています。。その楽曲は静と動、緩急が交錯する展開で物悲しくも愁いを帯びたメロディー、雰囲気をまとい、スクリーモ/エモバイオレンスと称する以外にも昨今のバンドらしくポストハードコア/ブラック/メタル等々のサウンドが吸収されていますが、あえて長尺な展開にはならず、シンプルでコンパクトな長さの中で感情がぶち撒かれ収められています。
全 7曲 (4曲目はインタールード)、約 19分。
実に聴き惹き込ませてくれる、繰り返し聴きたくなる音源です。
Highly Recommended !

Bandcamp - https://zbrucz.bandcamp.com
Instagram - https://www.instagram.com/zbrucz00



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Bible Thrower / Cruel Punx


クロアチア発 Crust/Metalpunk、Bible Thrower
2021年、8曲収録 1st音源。

男女ツイン咆哮ボーカルにてアジり叫ばれる楽曲は、1分半前後の長さでハードコアに荒くドカドカと、またギターが程好くメタル度が高めでスラッシーにスタスタと走るので頭も振れ、ハードコアサイドのスラッシュ、そしてメタルサイドのスラッシュメタルが好きな方ならば、この前のめりにまくし立ててくるメタルパンクなサウンドに気が高まるのではないかと思います。。ボリュームを上げて繰り返し聴きたくなる快作です!

Bandcamp - https://biblethrower.bandcamp.com


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RECEDANT SOMNIA / Incoming Nightmare LP


フランス発 Crust Punk Hardcore、RECEDANT SOMNIA
2024年、10曲収録 1st LP。
本LPは 2018年の 5曲収録音源 「A WAKED UP NIGHTMARE」(1~5)、2021年の 6曲収録音源「INCOMING DEATH(1曲Bonus Track) 」(6~10) の 2作品を 1つにまとめてリリースされた音源。

バンド自らはサウンドを Crust Punk Hardcore と称し、またサウンド紹介タグでもそれらが記されているのですが、なかなかどうして、かなりメタル度数の高いサウンドで、個人的にはメタリック /メロディック/ネオ クラストと紹介したい、なかなかの激情サウンドです。特に 1~5曲目の 2018年の音源はギターのメロディックデスメタル度が高く、走る楽曲に流れ乗るメロディアスなギターが実に切なげでかっこ良く、思わず聴き入ると共に握りしめた拳が突き上がるのです。。また、楽曲にこれでもかとシンガロングパートがぶち込まれていて、これがまた聴いていて胸が熱くなるのです。
2021年の音源は正直な感想、メロデスな感じのギターは影を潜めましたが、それでも前作の流れを汲んだサウンドで変わらずに胸が熱くなり、拳にも力が入ります。
メロディック クラスト、ネオクラスト好きの方に問答無用でオススメしたいバンド、音源です!
Highly Recommended !

Bandcamp - https://recedantsomnia.bandcamp.com
2018年の音源2021年の音源 はフリーダウンロード出来ます。
Facebook - https://www.facebook.com/recedantsomniaband

2018年の音源の 1曲目 「A Waked Up Nightmare」、メロディアスなギターが堪らんかっこええのです。


2018年の音源の 2曲目 「When The Darkness Comes」、一緒に叫び歌いたくなる熱い曲です。


2021年の音源 「The Whispers In My Head」、なかなかドラマティックな展開をみせる佳曲です。

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TRADING HANDS / CLOBBERKNOCKER


UK発 Powerviolence、 TRADING HANDS
2022年、11曲収録 1st音源。

本音源のサウンドプロダクションはバンドが意図したものかは分かりませんが、このスカスカとした荒く粗いサウンドは、言い方によってはプリミティブなサウンドで、この音だからこその楽曲のささくれ立ち具合、ボーカルの喚き咆哮具合を際立たせ、またドラムのスコスコとした音が激速ブラストからハードコア/パンクな走りの勢いさ、軽快さをより加速させ、激速グライディングからテンポダウンパートまでの緩急付いた展開が聴いていてスカッとさせてくれる、ボリュームを上げて聴きたい音源です!

Bandcamp - https://tradinghands.bandcamp.com


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Rechazar / Vegan Straight Edge


チリ発 Vegan Straight Edge band、Rechazar
2021年、カセットテープにて数量限定でリリースされた、今までのリリース音源を一つにまとめたコンピ盤。

ヴィーガンストレートエッジバンドとバンド自ら称していますが、それはあくまで主義、主張ですので、サウンドの方はというと、体うずきまくる、もう暴れずにはいられないモッシュフルでザクザクと切り込んでくるメタリックなハードコアです。。程好い厚みのメタリックなギター、程好い中速度をベースにズリズリに引きずり落としてくる悪い展開、そしてチリのバンドということで歌詞がスペイン語なので、英語とはまた違う、聴いていてまくし立てられ感、煽られ感が最高で、もうトータルで実に熱く、気持ちがたかぶる問答無用のモッシュサウンド!

Bandcamp
■Band - https://rechazarxvx.bandcamp.com
■Label - https://medusaslair.bandcamp.com
Instagram - https://www.instagram.com/rechazarxvx


2曲目 「Holocausto aborigen」

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DETRVIRE / Split with Reaptile


ベルギー発 Melodic Hardcore/Crust Metal、DETRVIRE (1曲収録)
スイス発 Sludge/Hardcore、Reaptile (2曲収録)
2020年リリース、スプリット音源。

DETRVIRE前作 から変わることなく Tragedy ライクな胸を熱くするメロディアスなクラスト/ハードコア/メタルなサウンドで、もうカッコよさに拍車がかかっています。。本スプリット収録の楽曲は 3部からなる 9分 34秒の激情で劇的な大作です。。ボーカルも変わらずにツインで吠えまくり、曲展開はあくまで疾走がベースで、そこに切なくも力強いメロディアスなギターが流れ乗る、もうこの手のサウンドが好きな方には失禁レベルのかっこよさです。特に後半 6分 16秒~のメロディアスなギターには胸が熱くなり思わず拳が突き上がり、とどめのラスト 8分 44秒からの物悲しくも力強いギターのメロディアスさには思わず目頭が熱くなり、内から力が、気合がみなぎってくる最高の曲です。。かっこいいです、もうただただかっこいいの一言です! ハードコア、メタル両サイドのメロディック好きに Highly Recommended な音源です!

Bandcamp
DETRVIRE - https://detrvire.bandcamp.com
Reaptile - https://reaptile.bandcamp.com

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DETRVIRE / TOVT DETRVIRE


ベルギー発 Melodic Hardcore/Crust Metal、DETRVIRE
2019年、6曲収録 1st音源。

バンドが上記の様に掲げているサウンドスタイルから想像するサウンドは Tragedy 辺りを思い浮かべる方が多いと思うのですが、正にあのメロディックで力強いサウンドを叩き出していて、個人的には Endzweck 辺りのスクリーモな疾走メロディックサウンドが好きな方もイケるのではないかと思います。。ボーカルはイビリッシュな叫びと裏返り気味な絶叫が交錯するツインボーカルで、楽曲のメロディックさ、激情さをより増させる力強いボーカルで良いです。。1曲目のイントロから続く 5曲目までは約 2分前後で前のめりな展開にメロディックさが流れ乗る楽曲なのですが、ラスト 6曲目は約 12分という楽曲のクレジットで、どうせ楽曲自体は 2分ぐらいで、後は空白とボーナストラックでも収録されているのだろうと思っていたら、なんと 1曲 約 12分の大作でして、静かに始まり疾走し、そしてブラッケンドな激速まで加わり、且つ楽曲に流れ乗るギターのメロディアスさは勿論で、もう問答無用にかっこいい大作曲となっていて、聴き浸ってしまいます。

Bandcamp - https://detrvire.bandcamp.com
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Angza / Impulse of Morbid Self


北マケドニア発 Hardcore/Punk/Noisecore、Angza
2019年、4曲収録 1st 音源。

ノイジーで汚ねーサウンドで荒く、粗くドカ進むのをベースに、若干の緩急を付けた展開でぶちまけ、そこに喚きアジり歌う汚ねーボーカルが殺気立って一気に畳みかけてくる、クラッシャーノイジーハードコア/パンク。。勿論ここでの汚いという表現は 賛辞 です。。このトータルで悪い音だからこその混沌としたかっこよさがあります。。音源のリリースとしては 2019年で、今年の 6月に 7" としてリリースされました。。イライラしたりむしゃくしゃすると、つい当たり散らしたくなりますが、こういうサウンドをフルボリュームで聴いて気持ちを落ち着かせています。

Bandcamp - http://angza.bandcamp.com (フリーダウンロード)
facebook - https://www.facebook.com/anxiousdbeat

本音源の 1曲目

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ABUSE. / ABUSE.


US 発 Powerviolence、ABUSE.
2013年、17曲収録 1stアルバム。

あくまで私の個人比ですが、実にパワーヴァイオレンスらしい、このジャンルの正統派とも言えそうなサウンドを叩き出しています。。短い楽曲の中でクソ速く飛ばして暴発し、更にテンポが変わる緩急の展開を雪崩れ込む様にぶち込み、そして叫びアジりまくるボーカルと共に有無をも言わせぬ勢いでまくし立て暴走するブルータルファストでハードコア/パンクなサウンドは、もはや阿鼻地獄で問答無用の全 17曲、約 16分。。ボリュームを上げて聴けば最高に爽快な快作アルバムです! 
Discogs によるとバンドは Called it quits March 2014. とのことで、2014年に解散した様です。

Bandcamp - https://abusepv.bandcamp.com


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Livid / Life is Pain Life is Shit


US発 Hardcore/Powerviolence、Livid
2019年、9曲収録 1stアルバム。

ドラム/ボーカル、ギターの 2人組。。バンド自らはサウンドを Hardcore/Powerviolence と称し、サウンド紹介タグには beatdown/grindcore/metal/slam 等のジャンルが記されており、またサウンドを 「To Make Mosh Pits」、「Bringing the mosh」 とも記している様に、グライディングなパートをぶち込んだショートな楽曲の中で、ズリズリに引きずり倒してくるヴァイオレントモッシュフルサウンド。。楽曲はパワーヴァイオレンスなサウンド、と言えばそういうサウンドなのですが、このボーカルの悪い感じにメタリックなギターで叩き出されるサウンドは、デスメタリックなビートダウンハードコア好きの方もイケるのではないかと思う程に、ズリズリでドス黒く悪い音がしているのです。。ボリュームを上げて聴くと気分爽快な快作音源です!

Bandcamp - https://lividwi.bandcamp.com
facebook - https://www.facebook.com/lividwi



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