Straightout / Forsaken Upon Nemesis


インドネシア発 Melodic Black/Death Metal、New School Hardcore、
Straightout
2007年の 12曲入り 2ndアルバム。

前作、1stアルバムのサウンドの流れを汲んだメロディックブラック/デスメタル、ニュースクールハードコアサウンドは、更にメロディックブラックメタル度数、そしてブルータル度数も上がり、もはやメロディックブラックメタルと紹介しても差し支えないサウンドなのですが、それでも曲展開にはハードコアな要素も残っていて、これがまた実にかっこええのです。。
本作でもブラッキッシュに喚き叫び歌うヴォーカルをメインに、更にロウデスヴォイスが随所で絡み、より強力になったヴォーカルワーク。。前作に続き本作でも女性ヴォーカルは数曲で取り入れられています。。今作でも Key は前面には出過ぎず、しかしながら楽曲を盛り立て、且つ、耽美でメランコリーなメロディーを奏でる、実に良い仕事ぶりです。。前作以上にギターソロパートが組み込まれた楽曲は、メロディアスさ、ドラマティカルさ、叙情さがアルバム通して実に素晴しく、耳を惹くメロディー、展開に、もう聴いている間中嬉ションが止まらないくらいです。。。

メロディックブラック/デスメタル好きの方にもぜひぜひチェックしてみてほしいなぁ....と思う音源なのですが、いかんせん、この 2ndアルバムはいまいち流通していないんですよねぇ。。。
MySpace にてぜひぜひチェックしてみてください。。
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Straightout / Undying Beauty and the Symphony~


インドネシア発 Melodic Black/Death Metal、New School Hardcore、
Straightout
2004年の 10曲入り 1stアルバム、
「Undying Beauty and the Symphony of Sadness」 。

バンドの MySpace にて、影響を受けたバンドの項に以前ここで 紹介 しました Dead Blue Sky の名前も挙がっているのですが、この Straightout のサウンドはまさしくその Dead Blue Sky 直系のメロディックブラック/デスメタル、ニュースクールハードコアサウンドで、激しさと邪悪さ、そして、美しさと切なさをも兼ね備えた、エモーショナルでドラマティカルなメロディックサウンドです。。。
楽曲は 5~6分台の長さがあるのですが、押し一辺倒の曲展開ではなく、叙情的な静のパートも組み込まれ、静と動が激しく交錯して展開します。。メロディアスに奏でられるギターが各曲で聴き惹き込ませてくれるのですが、薄っすらと覆い被さる様に取り入れられ、また、切ないフレーズを奏でる Key も楽曲のドラマティカルさを増させる良い仕事をしていますのです。。楽曲の激しさ、邪悪さを更に押し上げているのが始終ブラッキッシュに喚き叫び歌うヴォーカルさんです。。更に女性ヴォーカルも楽曲により絡むのですが、やや弱いながらも耽美で神聖な雰囲気を演出していて、曲展開の良い味付けになっていると思います。。

個人的に好きなバンドですので良いことしか書きませんが、
メロディックサウンド好きの方はぜひぜひ MySpace にて (2ndの音源ですが。。) チェックしてみてください。
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Light This City / Stormchaser


US発 Melodic Death Metal、Light This City
2008年の 12曲入り 4thアルバム。

個人的に好きなバンドでして、前作までの音源も 紹介 しておりますが、
残念ながらこの 4thアルバムを最後に解散してしまいました。。。

前作までの突っ走り中心のメロディックデスラッシュなサウンドは少し影を潜め、この 4thアルバムはよりハードコア/メタルコアな要素が取り入れられつつも、また、よりへヴィーメタルな要素も強くなったのではないかなぁ、と聴いていて感じております。。とはいえ、楽曲はあくまで疾走がメインのメロディックデスメタルサウンドで、アルバム通して実にかっこがよろしいです。。また、ヴォーカル Laura嬢 のひたすらに咆哮するヴォーカルワークも相変わらずに力強く、楽曲のブルータルさを増させる良い仕事をされております。。
それでもやはり前作までのサウンドと少し雰囲気が違うなぁ、と感じるのは、ギターの音が前作よりもハードコア寄りになっているからなのかなぁ....などとも個人的に思うたりしております。。

なんだかんだ言うておりますが、前作までと変わらずに気に入っております。。
MySpace にてぜひチェックしてみてください。
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MYPROOF / Pupil of Astraea


東京発 Melodic Death Metal/Hardcore、MYPROOF
2008年 12月リリースの 7曲入り音源。
新曲 3曲、再録曲 3曲、リミックス 1曲にて構成されてます。

前身の NECKHUNT RESTAURANT のデモ音源からチェックしているくらい、
個人的に好きなバンドでして、前作までの音源も 紹介 しております。。

メロディックデスメタルがベースとなりつつも、エモーショナルな要素、ハードコアな要素が組み込まれた楽曲には実に日本人らしい切なく叙情的なギターのメロディーが織り込まれ、切なさと美しさと激しさが交錯する、実に琴線を刺激してくるサウンドなのです。。。1曲目はインストですが、2、3曲目の新曲、そして 4、5、6曲目の再録曲が更に円熟を増した様に感じるのは、何よりも切なく印象的で聴く者の感情に突き刺してくる程のメロディーの良さによるのが大きいと思いますが、本作では更にノーマルに歌い上げるパートでの安定度 (と言うと、ちと表現が失礼かもしれませんが。。) が前作までよりも増したのも、楽曲の円熟度が更に増した要因であると思いますのです。。

いやしかし、楽曲、そしてジャケット、実に素晴しいです。
ぜひぜひ MySpace にてチェックしてみてください。。
Highly Recommend です !!!
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DEATHGAZE / AWAKE -evoke the urge-


ジャパニーズロック、DEATHGAZE
2008年 12月リリースの 11曲入りアルバム。

2年前にリリースされた 1st音源のサウンドと大きくは変わっていませんが、以前よりもギターがよりメタリックで強力になり、へヴィーで、且つエモーショナルでメロディアスで、聴いていると自然と体が揺れるくらいのグルーヴィーで激しいリズム、また、それでいて耳を惹かれるくらいの切なくもメロディアスなフレーズをも兼ね備えた、激しさと美しさ、エモーショナルさが交錯するサウンドです。。。そして、この激しくもメロディアスなサウンドを更に激情に仕立てているのが、ロウ咆哮ヴォイスと中音域でノーマルに歌い上げるヴォーカルさんの存在ですな。。楽曲の激しいパートとメロディアスなパートが、このヴォーカルさんによってより激情度が増し、聴く者の感情を突いてきますのです。。

以前にも音源を 紹介 しております、個人的に好きなバンドですので、ひいき目で良いことしか書きませんが、しかしながら、アルバム通して実にかっこがよく、聴き応えがあります。。
MySpace にてぜひチェックしてみてください。
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Ars Diavoli / Pro Nihilo Esse


ポルトガル発 Black Metal、Ars Diavoli
2008年の 6曲入りアルバム。
Villkacis氏 によるワンマンバンドです。。

時折走るパートが組み込まれていますが、楽曲のベースとなっているのはゆったりとしたミドルテンポで、ひたすらに暗く陰鬱で悲痛に塗れた、実に気分が滅入ってくるサウンドです。。。ジリジリとノイジーに、且つメロウに掻き鳴らされるギター。前面には殆ど出てこずも、楽曲のメランコリーさを増させる良い仕事をしている Key。ノイジーで陰鬱なサウンドの中で、淡々と乾いた音のドラム。そして、喚き叫び歌う邪悪臭漂うヴォーカル。。。

正直、この手のディプレッシブなブラックメタルサウンドの中では十把一絡げな存在になってしまうかもしれませんが、個人的にこのメロウさ、ヴォーカルの喚き具合、ギターのジリジャリした音など、もうツボを突かれまくりで、相当に気に入っておる次第です。。
ぜひぜひ MySpace にてチェックしてみてください。
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Profugus Mortis / Another Round


カナダ発 Melodic/Folk Black Metal、Profugus Mortis
2008年の 6曲入り音源。
現在、諸事情によりバンド名が BLACKGUARD に変更されてます。
恐らくバンド名云々の問題で、この ep音源の流通が止まっているんでしょうなぁ。。
リリースレーベルの Prodisk Prod でも現在は情報が載っていませんし。。

1st音源も以前に 紹介 しておりますが、この 2nd音源もその前作の流れを汲んだ、牧歌的でフォーキッシュなメロディーが満載の実にメロディアスで、それでいて激しさも兼ね備えたメロディックメタルで、もう文句の付け様がないくらい素晴しい楽曲が揃っております。。先にも書きました様にメロディーは牧歌的でフォーク色が強く、少しアクが強くもあるのですが、そのアクの強さが嫌味に感じないのは、ミドルなテンポの楽曲はなく、全曲スタスタと気持ち良いくらいに疾走している楽曲がメインだからですな。。ただ、ヴァイオリン担当のメンバーさんが抜けたのは、弦楽器好きの私としましてはちと残念な点ではあります。。。

いやしかし、実に素晴しいメロディアスなサウンドです。
Profugus Mortis 改め、BLACKGUARDMySpace にてぜひチェックしてみてください。
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Burden of Despair / Demo 2006


日本は大阪発 Doom/Sludge Hardcore、Burden of Despair
2006年の 5曲入りデモ音源。
ex-DYINGRACE/Cryptic Revelatio の Takemura氏、Cryptic~ の元ドラム Nakamoto氏、
そして、ex-DYINGRACE の Vo、Akiyama氏 によって構成されてます。

バンドの HP にて Brutal Doom Style と記されている様に、サウンドはスロウ/ミドルがベースとなったドゥーミーでスラッジーでデスメタリックな激重ブルータルへヴィーヴァイオレントサウンド。。。地を這うかの如きなスロウ/ミドルで進む展開ながらも緩急が付いた曲展開は、聴いていると自然と体が反応するくらいなモッシーさも兼ね備えていて、狂おしいまでのスロウで激重な展開から走るパートへとシフトチェンジする曲展開が、もう堪らなくかっこええのです。。そして、楽曲を更に悪く (勿論、賛辞です。) しているのが極悪でロウに咆哮するヴォーカルさんです。。。
この激重サウンドを聴いていると、周りの空気、並びに気持ちまで重苦しくなってきますなぁ。。

大阪の second to none がお好きな方はどストライクなサウンドではなかろうかと思います。
しばらく音沙汰がありませんが、また新たな音源が聴きたいですなぁ。。
HP にてぜひチェックしてみてください。
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