Fog of War / Fog of War


US発 Thrash Metal、Fog of War
2009年の 10曲入り 1stアルバム。

ピロピロなギターの出だしから叫び声と共に疾走へと雪崩れ込む 1曲目の想像以上のメロディアスさに、初めて聴いた時は思わず体が仰け反ってしまいました。。楽曲のテンポは激速ではなく、程好い疾走を軸に Fast なパートを組み込んだ展開で、正直、初めて聴き通した時は、もう少し激な疾走パートが欲しいなぁ、とも思ったのですが、アルバムを繰り返し聴いていますと、激速なパートはなくとも、この程好くノリのいい疾走感が頭を揺らしますし、一緒に叫び歌えるシンガロングパートも ふんだんに取り入れられていて気合が入りますし、聴いていて熱く燃えるスラッシュサウンドです。。

バンドの Facebook にて自らのサウンドを Power/Crossover Thrash Metal と形容しています様に、確かにシンガロングパート含めハードコアな要素が加味されていると思いますが、同じく Facebook に記されています 「影響を受けたもの」 にて挙げられているメタルバンド等からも、個人的には Fog of War のサウンドから正統なへヴィーメタルな要素も感じますのです。。

いやしかし、それにしてもアルバムのジャケットが。。。。
個人的な意見ですが、スラッシュ系のバンドはアルバムのジャケットがダサい程、アルバムの内容が良かったりしますな。。アルバム通して佳曲揃いの全 10曲、約 40分。。MySpace にて個人的にもお勧めな 1曲目「Fog of War」 をぜひチェックしてみてください。
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Survive / Nothing Left On My Path


日本発 Metalcore/Modern Metal、Survive
2008年の 10曲入り 5thアルバム。

個人的な話、今までの音源のサウンドは Max Cavalera さん の雰囲気がしていて、嫌いではないんですが、そこそこの気に入り様でした。。ですが、本作はメンバーさん曰く、よりへヴィーメタル寄りなサウンドに仕上げたかったそうで、アルバム通してメロデスメタリックで、疾走パートはデスラッシーで、実にへヴィーで勢いのあるヘッドバンギング必至なサウンドが叩き出されています。。それでも上でサウンドの紹介を Modern Metal としましたのは、いわゆる往年のへヴィーメタルなサウンドではなく、現代風な Groove やノーマルに歌い上げるパートの入ったメタルサウンドだからです。

1、2、3曲目と のっけから勢いのある楽曲で、これがもう実にかっこええのです。。アルバム通してはミッドテンポなナンバーも 3曲ほどありますが、ヘッドバンギングや暴れ回りたくなるブルータルな楽曲が多く、それでいて楽曲はメロディアスですので、聴いていますと随所でかっこよさに拳が突きあがり、気合がみなぎってきます。。
メタル、ハードコア好きの少し年配の私からすると、メタルコアと紹介するにはメタル寄りかもですが、純メタルなのかといえばそうでもなく。。ですが、こういうサウンドが少し若い世代の方には、又、メタルコアサイドからメタルを聴き始めた方には メタル なサウンドかもしれませんね。。

まぁ何だかんだ言っておりますが、かっこいい の一言です。
MySpace にてぜひチェックしてみてください。
また、下で紹介しています 本作の 5曲目 「Nothing Left On My Path」 の PV も かっこいいのでぜひチェックしてみてください。

Survive / Nothing Left On My Path

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Thousand Leaves / End of Endless Night


Melodic Death Metal、Thousand Leaves
2011年 3月リリースの 8曲入りアルバム。

Thousand Leaves 名義の音源はいくつかリリースされていますが、メロディックデスラッシュメタル の ~BACH SIDE~ としては 3作目となる本作。。前作の音源も 紹介 しております、個人的にお気にのバンド (サークル) です。。

今作はヴォーカル入り 2曲、インスト曲 6曲にて構成されてます。
東方系楽曲のメロディックデスメタルアレンジ音源ということで、この手の音源をそこそこチェックしていますと、良く耳にするメロディーの楽曲があり、原曲をアレンジするのも、他のサークルの方との違いを出すのも大変なんだろうなぁ、などと思いながら聴いております。。
今作も音源の 帯 には メロディックデスラッシュメタル と記されていますが、やはりヴォーカル入り曲と比べてしまうと、インスト曲ではデスヴォイスのブルータルさがない分、デスラッシュさが少し物足りなく感じてしまうのも正直な感想です。。と言いますのも、2曲のヴォーカル入り楽曲が実にかっこいいので、余計にそう感じてしまうのです。。ヴォーカルを全面的に取り入れてほしいなぁ、と個人的に願っておる次第です。。

本作の クロスフェード サンプル にて ぜひチェックしてみてください。
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Arcadia Fades / Self Titled EP


チリ発 Emotive New School Hardcore、Arcadia Fades
2011年の 5曲入り EP音源。

バンドの Fades の表記は現地語で Desvanece でして、バンド表記を Arcadia Desvanece としてあることもありますが、MySpace などでは英語表記の Arcadia Fades とされているみたいです。

叙情的でエモーショナルなギターのメロディーを組み込んだ楽曲は、あくまでミッドテンポがベースとなっているのですが、そのミッドテンポからスタスタと走るパートへとシフトチェンジする曲展開が実にかっこよく、聴いていますと腕が突き上がり、気持ちが高ぶりますのです。。落としてくる様な曲展開があるハードコアではなく、ちと懐かしいですが Strongarm「The Advent of a Miracle」 や 後期 naiad 辺りを思わせるサウンドで、この辺りのエモーショナルなハードコアサウンドがお好きな方はお気に召すのではないかと思っております。。

緩急ついた曲展開でメロディアス、且つ エモーショナルな楽曲は、情 な要素だけでなく 激 な要素も兼ね備えていて、その 激 な部分をより増させているのがヴォーカルさんです。。ノーマル、クリーンヴォイスは取り入れず、始終、振り絞る様に叫び歌う感情剥き出しヴォーカルは、バックのメロディアスさ、メロディアスなフレーズを より浮き出させ、聴いていて耳を惹きますのです。

この EP音源 は バンドの bandcamp のページ にてダウンロード出来ます。
この楽曲のメロディアスさは、どことなく日本のバンドみたいだなぁ、とも感じるのです。
Recommended 音源です!

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