ONE LAST BREATH / Burning Bright EP


大阪発 Melodic Hardcore/Metalcore/Screamo、ONE LAST BREATH
2012年、2曲収録デモEP。

バンド自らはサウンドを Melodic Hardcore と称していますが、メタルコア、スクリーモ、激情ハードコア等の要素が合わさり、静と動、美と暴が交錯したメロディアスでエモーショナルな楽曲は切なく愁いを帯びつつも力強く、聴く者の感情を昂らせ、そして、感情を叫び歌い、シンガロングパートも入ったボーカルは聴く者を熱くさせるのです。
あらゆる感情が塊となって叩き出される 4分、6分台の 2曲の楽曲は、実に聴き応えのある佳曲です。

本音源は bandcamp にてフリーダウンロード出来ます。
本音源を聴いていると、日本の IRRIVALY (解散)、ex-IRRIVALY の Within the Last Wish、また naiad など、メロディアスでエモーショナルなサウンドが続けて聴きたくなります。
バンドは 2003年 9月に解散した様で残念ですが、一旦幕引きという表現がされているので今後に期待です。


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Molting/His Blood/Dead Picabia/FTRG - Noise of the Wasteland


4アーティストによる 7曲収録、4 way Noise split、
「Noise of the Wasteland」(2012)
本音源はリリースレーベル、Smell The Stench にてフリーダウンロード出来ます。

ノイズにもアンビエント、ドローン、インダストリアルやハーシュノイズなどなど多様にありますが、個人的には聴いていて神経を逆なでしてくる様な喧しさ極まりないノイズ、雑音が好みです。。正直、以前に紹介しています 非常階段MASONNA、また Incapacitants の音源があれば、たまに聴くノイズとしては十分事足りるのですが、やはり異端なジャンルだけに、他にも危ない、ヤバイ音源を出してやいないかとチェックしたくなるジャンルでもあるのです。

Molting (US) - Dark Power Electronics/Harsh Noise
浮遊感漂うぷよぷよした音が約 8分続いた後、2曲目の出だしからハーシュノイズが鳴り響くのですが、1曲目との音量の違いに、ヘッドフォンで聴いているとびっくらこきます。。2曲目 13分台の轟音は聴いていてなかなか気分が高揚してきます。3曲目は 1曲目の続きの様な約 4分のアンビエントな浮遊音。アーティストロゴがブルデスぽくて良いのです。3曲収録。

His Blood (Canada) - Drone/Ambient Noise
ゴアヴォイスなうめき声が不気味に轟く、聴いていて広がりを感じる、約 15分のドローン/アンビエントノイズ。ヘッドフォンで聴きこもりたい、じわじわと効いてくるサウンドです。アーティストロゴがデスメタルで読めない感じなのがまた良いのです。1曲収録。

Dead Picabia (US) - Harsh Noise
時折サンプリング音が入るハーシュノイズ。
約 11分、8分の 2曲を収録。なかなかの轟音、雑音で、ボリュームを上げて聴き浸りたいサウンド。

FTRG (Australia) - Harsh Noise
本音源のなかで一番のお気に入りノイズ。因みに、FTRG は Fuck, The Retarded Girl の略。
約 17分の 1曲収録ですが、ヘッドフォンで聴いていますと、だんだん気分が高揚してきます。ただ、欲を言えばもう少し音に厚みがほしいなぁ、とも思うのですが、それでも十分にキチガイな音してます。Last.fm では違う音源がフリーダウンロード出来ます。
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Lost Vital Spark / The Great Coercion


オーストリア発 Melodic Death Metal/Metalcore、Lost Vital Spark
2013年、6曲収録EP。

バンド自ら Modern Death Metal と称したサウンドは、愁いを帯びた切なげなギターのメロディーがメロディック好きのツボを刺激してくるメロディックデスメタル度の高いサウンドで、そこにメタルコアな要素が程好く加わった展開を見せたりもしますので、モダンなデスメタルという紹介も納得のサウンドです。。日本人好みのメロディアスさ、といっても個人差はあると思うのですが、Lost Vital Spark の切なげなメロディアスさは、やはり日本人好みではないかと思うのです。。4~6分台の楽曲にはそれぞれに耳に残るメロディアスなフレーズがあり、そして何より、収録曲全てがなかなかのかっこ良さなのです。。曲展開はメロデスな疾走一辺倒ではなく、ミドルでメタルコア/ハードコアなパートが半々ありますので、正直、もう少し疾走パートが欲しいなぁとも思うのですが、メロディアスさ、激情ハードコアなエモーショナルさがその思いを抑え、耳を惹きつけるのです。。ボーカルは 3、5曲目で軽くノーマル声が入りますが、ロウに叫び歌う咆哮ボイスがメインのスタイルです。

本EP音源は bandcamp にて試聴&フリーダウンロード出来ます。
聴き応えのある、実にかっこいい音源です!
2009年の 1stフルアルバムもフリーダウンロード出来ます。
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まずは本EPの 1曲目 「Commerce」 を試聴してみてください。

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Nekröpölis / Demo 2013


インドネシア発 Crust/D-Beat/Punk、Nekröpölis
2013年、2曲収録デモ音源。

バンド自らは上記の様なジャンルの紹介をしていますが、スウェーデンのハードコアバンドから多く影響を受けたというサウンドは、いわゆる Tragedy ライクな愁いを帯びたメロディアスなギターがかき鳴らされる、メロディックなクラスト/ハードコアです。。女性メインで男性も絡んでくるボーカルスタイルらしいのですが、がなり叫ぶ絶叫なので、言われなければ男か女かは分かりません。。影響を受けたバンドには同じく女性ボーカルがフロントにいる To What End?SchifosiShades of Grey などの名前もあり、それらのバンドに近い雰囲気を持っているとも思います。

正直、言葉は悪いですが、ベタなメロディアスさ、ベタな曲展開です。
ですが、こういう 「ベタさ」 が 良いのです。
bandcamp にて試聴&フリーダウンロード出来ます。


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