Final Slum War

スペイン発 D-beat Hardcore、Final Slum War 。

■D-beat Noise Attack 7'EP (2013)
1曲目のオープニング的なジャキジャキなギターでの首の振れるミッドでメタルなナンバーから始まる本作は、続く 2曲目から一気にドカドカと荒々しい、本作のタイトル通りな D-beatノイズなハードコアが畳み掛けてくる、ささくれ立ちまくったハードコアサウンド。。南米な荒々しさのジャキジャキサウンドに投げやり気味に叫び歌うボーカルで粗さ全開ですが、程好く取り入れられたメロディックなギターのフレーズなどもありな楽曲はなかなかにかっこよく、ボリュームを上げて繰り返して聴きたくなる、全 8曲、約 13分。

■split 12'LP with Besthoven (2013)
ブラジルの Besthoven とのスプリット音源、Final Slum War は 8曲収録。
これまたプリミティブな D-beat ハードコア全開で、ジリジリとしたギターの音はささくれまくり、うなり叫ぶボーカルは怒りに満ち、ドカドカと叩かれる荒いリズムには怒りがぶち込められているのです。。全 8曲、約 10分。

■Vida Violenta EP (2011)
7曲＋カバー 4曲の 11曲収録。
デモ音源ということもあり更に音が粗いですが、その粗さ、荒さにより、よりサウンドのアングリーさが増し、また、ボーカルの叫び、咆哮も極悪に悪く、楽曲はもはや何曲目から聴いても問答無用な D-beat ハードコアサウンドで、聴いていますと熱くなります。

上記の音源は、バンドのHPからリンクされている TXUNPA TXUNPA RECORDS にてダウンロード出来ます。Recommended !!

「D-beat Noise Attack 7'EP」 のラストに収録されている 「Tiroteio」

Eyes of Crow / Demo Tape 2012

スペイン発 D-beat Hardcore、Eyes of Crow 。
2012年、6曲収録デモ音源。

1分半前後にてドカドカとロウで荒く走る D-beatな楽曲に怒りを込めながらも歌い叫ぶボーカル。。典型的なサウンド、と言いますと少し否定的に捉えられるかもですが、このジャンルらしい、ならではの荒々しいサウンドです。

この手のサウンドやグラインド、デスメタルにしても、よほどボーカルやサウンドが特徴的でない限り、なかなか他のバンドとの違いは出ないと思うので、中には有名どころや特定の音源しか聴かない、という方もおられると思います。。私にも D-beat やグラインド、デスメタルで特定の好きなバンドは勿論いますが、それ以上にこれらの音楽ジャンルが好き、というのが背景にあります。。ですので、音源にしても、他のバンドとの違いにしても、それが金太郎飴状態でも、こういうジャンルが好きだからチェックし続けているのですな。。

本デモ音源はバンドの HP にてダウンロード出来ます。

Faithreat / Faithreat

ギリシャ発 Thrash/Hardcore/Punk、Faithreat 。
2013年、10月リリース、10曲収録 2ndアルバム。

以前に紹介した 1st & EP 音源 でのハードコア/パンクなスラッシュは健在で、バンドは特に公言していませんがメタルな要素も匂うクロスオーバーなスラッシュコアサウンド。。2～3分台の楽曲はぶっ飛ばし一辺倒ではなく、程好いテンポチェンジが挟まれており、ライブだとグルグルと走り回ったり、暴れたりするのに楽しいだろうなぁ、という曲展開をみせます。

クロスオーバーなハードコアスラッシュは ちょっ速いというサウンドイメージがあるので、1stの時もそうでしたが最初聴いた時は少し印象が薄く感じてしまうのですが、繰り返し聴きますと楽曲はなかなかに佳曲揃いですし、何より展開がある分、疾走パートがより爽快に感じるのです。また、楽曲が程好くメロディアスでギターも印象が残るフレーズがあったりで、暴れさすだけでなく、なかなか聴かせどころも多い、全 10曲、約 25分。

本作は bandcamp にて試聴＆ダウンロード出来ます。
2012年の EP 、2009年の 1st もチェック出来ますのでぜひ！

Band HP 、facebook

Furious Thrashcore !
Let's Mooooooooooosh !!!

Morgue of Saints / Sleep/Death

カナダ発 Drone/Funeral Doom、Morgue of Saints 。
2012年にリリースされ、2013年にネットレーベルからもリリースされた、3曲収録音源。
ワンマンバンドです。

1曲目 「Sleep I」、3曲目 「Sleep II」 は 約 8分のバンドサウンドでのインスト曲で、共に荘厳でゴシックさのある広がりをみせる曲展開の楽曲で、特に 3曲目ではボーカルが入っていたら良い感じのフューネラルドゥームな曲になるのになぁ、と聴く度に思うほどで、聴きながら自分でロウグロウルヴォイスを乗せて聴いております。

2曲目 「Death」 はギターの音だけで淡々と繰り返されるアンビエントでドローンな 約 23分の曲。
以前に紹介 しました Negativeaidguerrilla Realm に近い雰囲気をもっていますが、こちらは完全にギター一本での淡々とした曲で、正直、夜に聴きますと一気に眠気がきます。。この陰気で暗く沈みこむ様な曲は、ボリュームを上げてコンポのスピーカーから聴くのも良いのですが、やはりヘッドフォンで聴き引きこもるのが、より良いのです。

レーベルからの試聴、ダウンロードはこちらより。
bandcamp でもチェック出来ます。